2019年7月アーカイブ

当協会の機関紙「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。「倶楽部MIA」104号は、台湾出身で仙台市にお住いの曽根昭蓉さん(「宮城県台湾婦女会」会長)のインタビューです。

「倶楽部MIA」104号は、WEB上でもご覧いただけます。2019年8~9月に宮城県内で開かれる国際的なイベントの情報も掲載しています。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

このブログでは、インタビューの中に登場いたしますものの、紙面のスペースの関係で詳しくは掲載できなかった、「台湾ちまき祭り」について詳しくご紹介したいと思います。

「台湾ちまき祭り」は10年以上前から、ほぼ毎年、「宮城県台湾婦女会」が台湾人留学生の団体と共催で開いている恒例のイベントで、今年は6月9日(日)に仙台市内で行われました。曽根さんからご招待をいただき、私は初めて参加いたしました。

(台湾では、旧暦5月5日の端午節にちまきを食べる習慣があるそうです。インターネットで調べたところ、端午節のときにちまきを食べるのは、楚の政治家で詩人の屈原が入水自殺した後、民衆が弔いのためのほか,魚が屈原の亡骸を食べて傷つけないように魚に米の飯を食べさせるため、端午の節句の日(端午節)に竹の葉で包んだ米の飯を川に投げ入れたのが起源とされているようです)

正午前に会場に着いて、調理をしている部屋を覗いてみると、たくさんの方々が、ちまきを蒸すなどといった最終の作業に取り組んでいらっしゃいました。中国語、台湾語、日本語が飛び交い、大変にぎやかでした。800個を超えるちまきを作らなければならないため、前日は9:00~18:00まで調理を行っていたとのこと。具材は、干しエビ、豚肉、ピーナッツ、うずらの卵、干ししいたけ、もち米などで、それぞれ煮たり、炒めたりといった下ごしらえを行った後、竹の葉に包んでタコ糸のようなもので縛り、それを20くらいずつの束にして煮るということで、大変手間のかかる料理であることが分かりました。2日がかりの作業になるわけですね。

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       調理中の皆さん

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       右端は曽根さん

参加している複数の台湾人の方々にお話を聞いたところ、昔は、「端午節」には、親戚の女性達が集まってちまきを大量に作ったものだそうで、作り方や具材は家によって違い、娘や嫁に教えたそうです。現在はお気に入りのお店から買ってきて食べるのが一般的になり、また、端午節のときだけでなく、年中食べられるものになったとのことでした。

午後に行われた交流パーティーには、日本人も含め、140人以上が参加しました。結婚や仕事の関係で日本に住むようになった台湾人の皆さんとその家族、大学などで学ぶ台湾人留学生、台湾人の知り合いに誘われた日本人など、立場は様々なようでした。

最初に、招待客の方々が順番に挨拶し、それぞれ台湾との交流やビジネスの状況の紹介について熱くお話をされました。ちまきの調理は「宮城県台湾婦女会」の会員の皆さんが主に担当していらっしゃいましたが、当日の進行は台湾人留学生の担当ということで、司会進行は留学生が頑張っていました。
 
台湾の観光をPRする動画も流れました。留学生が主催する台湾に関するクイズもあり、台湾で神様にお願いをするときのやり方の実演があったり、端午節のときに行うというゆで卵を立てる遊びに皆で挑戦したりもしました。

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       クイズ中の様子

歓談の時間には、ちまきをいただきました。モチモチとした食感で、非常においしかったです。食べながら、近くに座っていらっしゃった台湾人の参加者にお話を聞きました。例えば、台湾の南北でちまきは大きく異なり、今回提供されたのは南の方のちまきだとか、ちまきをタコ糸のようなもので縛る際にはコツがあり、上手な人が縛ると、きちんと縛っているうえにほどこうとした時にはパッとほどけるものだが、そうでない人の場合はなかなかほどけないため、上手な人が縛ったかどうかはすぐに分かる...など。

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        歓談の時間

参加者は、赤ちゃんからご高齢の方まで様々な年代に渡り、久しぶりに会ったのか手を取り合って話す人々がいたり、気軽におしゃべりを楽しんでいる初対面であろう人々がいたり、とても和やかな雰囲気でした。食べ物を食べながら歓談すると、食べ物をきっかけに話しやすく、またそこから広がる話もあり、とても良いお祭りだと感じたことでした。「宮城県台湾婦女会」の皆さんが、このようなイベントを続けてこられたことに感慨を覚えるとともに、これから先も長く続くことを願ったことでした。


M

ナマステ 宮城

はじめまして。
ドゥワディ アルンです。

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先月から「みやぎ外国人相談センター」のネパール語相談員の仕事をしています。
(今年度のネパール語の相談日時は、第一・第三木曜日の10:00-16:45です)

ネパール出身です。11年前に日本に来てずっと仙台に暮らしています。私のネパールの地元は夏が長くて、暑い日には40度を超えるときもありますが、仙台は夏が短くて住みやすいところです。今、私が住んでいる町は水がとても美味しくて、いつもネパールのふるさとを思い出します。私の地元の水も、周りの村から人々が飲み水を汲みに来るほどとても美味しいのです。

今年の仙台は雨が長くて、なかなか太陽が見えないですね。今年はネパールも大雨で大きい被害に遭いました。ネパールは毎年、大雨で洪水になって大変ですが、雨のシーズン(モンスーン)がはじまる前は長い期間、雨が降ることはなく、すごく暑くて大変です。農業のためにも雨が必要ですから、長い期間、雨が降らない時はちょっと面白い行事をやることがあります。それは「カエルの結婚」です。カエルが結婚すると雨が降ると昔から言われているのです・・・ところで今年はネパールのあるニュースを聞いて驚きました。今年は雨が降りすぎて、雨をやませるために、カエルの離婚届を出したという話でした。初めて聞いた話で、笑いながら読みました。今は雨がやんだそうですが、離婚届のおかげかな(笑)

また何か面白い話があったら、ブログに書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

ザエホス
(※ネパール語で「いいことがありますように」という意味です)

中学生の職場体験

宮城教育大学附属中学校の1年生5人が、7月16日(火)と17日(水)の2日間、当協会(MIA)で職場体験をしました。

5人は、当協会内に設置されている「みやぎ外国人相談センター」のタガログ語相談員さん(フィリピン出身)と韓国語相談員さん(韓国出身)から、それぞれの出身国の文化や生活習慣、担当している仕事の内容について話を聞きました。また、ブラジルでソフトボールを2年間教えた元JICAボランティアから、スポーツ分野における国際協力とはどのようなものかを学びました。その他、言いたいことを外国人に分かりやすく伝える「やさしい日本語」の学習や海外でのトラブルに対応するための実践的な英会話の練習にも取り組み、貸し出し用の国旗の点検も行いました。5人は、与えられた作業に真面目に取り組むことで、多文化共生、国際交流に係る仕事への理解を深め、視野を広げました。

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韓国語相談員さんにお話を聞きました

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「やさしい日本語」とはどのようなものか学びました

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ブラジルについて理解を深めました

5人が書いてくれた感想文を掲載しますので、どうぞご覧下さい。

M

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「いろんな考えを学んだ職場体験」

 こんにちは。
 僕は、文化の違う外国人の方々とどのようにコミュニケーションを取っているのかということが知りたくて、MIAを職場体験先に選びました。職場には、外国人の方がたくさんいるのかと思っていましたが、そんなに多くなくて、想像とは違ったので、驚きました。
 外国の相談員さんへのインタビューと海外でのトラブルの対処法についての実践的な学習では、外国の文化も知ることが出来たし、トラブルの対処法も知ることが出来たので、印象に残りました。また、国旗の点検は、掲揚旗と卓上旗の2種類があり、合計400ぐらいの旗を点検したので、大変でした。
 多文化共生の考え方や外国の文化について知ることができました。今回の学習で得たことは、これからの自分の考えにプラスしていきたいなあと思いました。そして、今までの自分の考えを見直す良い機会にもなったのでよかったです。

(IMT)

「初めての職場体験」

 こんにちは。アサリです。 
 ぼくがここで職場体験をしようと思った理由は、国際化がすすみ、外国人が日本に入ることが多くなってきたいま、どのように外国人と話せばよいか、しりたかったからです。
 今回、ぼくは職場体験というもの自体がはじめてで、とてもきんちょうしていて、初めは自分をだすことができず、この職場体験では、なにもえられないまま終わるのかなと思っていました。でも、タガログ語相談員さんとのインタビューや英会話の学習でとても緊張感がほぐれ、リラックスすることができました。さらに、この職場体験でいちばんおどろいたことがあり、それはタガログ語相談員さんと英語でしゃべったとき、最初はあまりしゃべれなかったけど、じょじょにしゃべれるようになって、実践的なところでは、魔法がかかったようにどんどん言葉が出てきて、とてもおどろきました。このことから、コミュニケーションをとると、みるみる言葉がでてきて、すごいなと思いました。
 そして、一番大変だったことは国旗の整理です。国旗には2種類があり、掲揚旗と卓上旗というそうです。そして、たくさんの種類があるなか、国旗をあいうえお順に並べるのは、頭がこんがらがって、とても大変でした。
 ぼくがこの職場体験で感じたことは、話さなければいみがないということです。せっかくチャンスをもらっているのに、質問をしなければえられるものもえられないので、これからはたくさん話して、えられるものはしっかりえていきたいです。これから外国にりゅうがくもしてみたいなと思いました。

(アサリ)

「職場体験での学習」

 こんにちは。
 ぼくがMIAで職場体験しようと思った理由は、ぼくの日本語のおぼえかたは「自然に」でしたが、大人や大学生も「自然に」というわけではないと思っていたので、本当はどうなのか気になったからです。
 自分の中では、外国人とのせっしかたを分かっているつもりでしたが、実際聞いてみると、「宗教の話を聞くのはいいけど、批判をしない」や国によって防災の方法がちがうことなど、自分の知らないことばかりでした。大変だったことは、国旗のならべかえで、百数種類の国旗をあいうえお順にならべることでした。
 ぼくが職場体験で得たものは、ひとつの国のルールがかならずしも全ての国で同じというわけではなく、むしろ反対のルールの国もあることです。たとえば、日本では、地震が起きたら家の中に入る。しかし、メキシコは外へ逃げるようなことです。ですので、すべてをあたりまえだと思わずに、あそこでは違うかもしれないという考えを持つようにしたいと思います。

(cby/わくちん)

「職場体験学習を終えて」

 私は、もともと外国の文化に興味があったのと、少し英語も勉強したいと思い、この職場を選びました。
 英語を練習できる機会があり、勉強になったので、良かったです。でも、ほとんど分からなかったので、もっと英語が得意になれるように頑張りたいと思いました。また、海外でのトラブルの対処方法についての実践的な学習もあり、とても良い体験をすることができました。そして、他国の文化では、私の知らないことがたくさんあったので、とても勉強になりました。
 今回の職場体験では、他国の文化についてたくさん学ぶことができて、自分のためになる良い経験になりました。

(リラックマ)

「MIAのすばらしさ」
 
 こんにちは!
 私は英語が好きで、MIAで職場体験させていただきました!
 本っ当に内容が濃くて、特にブラジルとの交流という講話が面白くて、じゅう実した2日間になりました。「- (マイナス)から0にする」手助け。「冷たさ」ではなく、MIAの「やさしさ」と外国の方々に捉えていただければ、嬉しいです。
 この職場体験を通して、自分たちの行動に改めて気づかされました。それと同時に、行動に恥をもった気がします。私たち日本人の反応にある「ふつうかな」、「どっちでもいいよ」。それを私たちの気づかいと捉えるのではなく、迷惑な言葉と捉えて、使わないようにしていきたいです。

あいうえお

新着図書のご案内(2019年7月)

当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

この図書資料室に整備した図書を下記の通り、ご紹介します。


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■「やさし日本語 初級1」
発行:有限会社Jリサーチ出版

■「NEJ テーマで学ぶ基礎日本語 VOL.1」
 「NEJ テーマで学ぶ基礎日本語 VOL.2」
 「NEJ テーマで学ぶ基礎日本語 指導参考書」
発行:くろしお出版

■「中学生のにほんご学校生活編 ?外国につながりのある生徒のための日本語?」
発行:株式会社スリーネットワーク

■「中学数学学習用語集 日本語⇔英語」
発行:特定非営利活動法人多文化共生センター東京

■「超基礎 日本語教育」
発行:くろしお出版

■「日本語教育 よくわかる語彙」
発行:株式会社アルク

■「日本語教育へのいざない ?「日本語を教える」ということ?」
発行:株式会社凡人社

■「平成30年度日本語教育能力検定試験 試験問題」
発行:株式会社凡人社

■「〈やさしい日本語〉と多文化共生」
発行:株式会社ココ出版

ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。

Sugar ☆

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