2019年5月アーカイブ

当協会の機関紙「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。「倶楽部MIA」103号は、インドネシア共和国出身で、名取市在住のデシ スバルカーさん(社会福祉法人宮城福祉会特別養護老人ホーム松陽苑勤務、EPA介護福祉士)のインタビューです。

このブログでは、紙面には掲載できなかったことを2つ、ご紹介したいと思います。

1つ目は、インタビューを担当した職員から聞いた話です。インドネシアでは、小学校1年生から、「落第」があるそうなのですが、スバルカーさんによると、「落第」をした生徒は、同じ学校に通うのを避けて転校することがあるそうです。何となく分かる気もしますね。

という話を、当協会のインドネシア語相談員さんにしたところ、何年かに1人といった程度の確率で、決して多くはないけれど落第は確かにあるとのこと。同じ学校に通い続けるケースもあり、実際に相談員さんの同級生で落第した子は同じ学校に通い続け、かつ何度か落第した結果、相談員さんの弟と同級生になったそうです。小学1年生からの落第に関しては、「何とかならないか」という見方も、インドネシア国内であるということでした。

インタビューを担当した職員によると、以前、家族帯同で日本に留学していたインドネシア人研究者も、日本で育った2人のお子さん(小学生と小学校入学前)の帰国後の教育についてとても心配していて、「インドネシアは落第があるから、もっと勉強をさせないと」とおっしゃっていたそうです。

という話を、当協会のタガログ語相談員さんにしてみたところ、「フィリピンも小学校1年生から落第がある」ということでした。算数など試験で良い点を取るだけでなく、日本の「図画工作」にあたる「Arts」での作品提出なども評価の対象になるとのこと。「Arts」は材料の用意など保護者のサポートが必要な場合があり、保護者もなかなか大変だということでした。

協会内では、「小学校1年生から落第があるっていうのも、大変だよね」、「インドネシアやフィリピンと比べると、日本の学校は生ぬるい...?」というような話をしたことでした。

2つ目は、今回から新しく設けたコーナー「みやぎの国際活動団体」について。このコーナーは、県内で活発に国際的な活動を展開する団体様の活動を広くご紹介するという目的で、つくりました。記念すべき第1回目は、主にアジアの子ども達と日本の子ども達との国際交流を行っていらっしゃる「地球の子ども通信(CCE)」です。

cce1.jpg

   地球の子ども通信国際交流事業2016
 「アジアに根づいた子ども達の友情文化交流」
 日本、カンボジア、インドネシア、ラオスの子ども
 達が、一緒によさこいソーランを踊ったときの写真

 どんな活動をしていらっしゃるかは、紙面をご覧いただければと思いますが、1992年(平成4年)から続く交流活動を振り返って、会長の芳賀さんが忘れられない思い出として挙げられたお話が印象に残りました。2001年(平成13年)にアメリカ同時多発テロが起こったとき、ちょうど、日本の子ども達をシンガポールに派遣する準備をしていたそうなのですが、諸事情により、中止せざるをえなかったそうです。「平和だからこその国際交流なのだと、あのときは思いました」と、しみじみとおっしゃっていました。

それから、2011年(平成23年)の東日本大震災の後には、交流を重ねてきた各国の関係者がそれぞれの国で活発に募金活動をして下さり、関係機関に寄付したり、中には、直接仙台までまとまったお金を持って来て励まして下さったりした方々もいたそうです。

留学や就職で今や世界各国にいる、かつての「子ども達」とホストファミリーの現在も続く様々な交流についてのお話も伺いながら、長い間にはいろいろなご苦労があった一方で、喜びを感じられる機会もまた多かったのではないかと思いました。

スバルカーさんのお話や「地球の子ども通信」の活動をご紹介した「倶楽部MIA」103号は、WEB上でもご覧いただけます。2019年6~7月に宮城県内で開かれる国際的なイベントの情報も掲載しています。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

M

「国際理解教育」のおてつだい

みなさん、こんにちは。5月から国際理解教育支援事業の担当として着任しました、MAKIです。
生まれも育ちも仙台です。大学卒業後、2年間、ブラジルに住んでいたので宮城県は久しぶりです。そんなことで、最近はまっていることは、宮城県のおいしい食べものとお酒を見つけることです。

私が担当する国際理解教育支援事業は、学校や団体などに外国人講師3名を派遣するものです。2018年度は約50件の派遣がありました。各校や各団体が作成したプログラムに沿って、外国人講師は日本語でお話します。直接、外国人のお話を聞いたり、一緒に遊んだりする時間は子ども達にとって良い刺激になると思います。
ご興味がある方は、MIAにお問い合わせください。

これからよろしくお願いします!

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OBRIGADA!
MAKI

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