地域の未来を拓くカギ

先日開催された「多文化共生シンポジウムinおおさき」のご報告です。(主催:宮城県/宮城県人権啓発活動ネットワーク協議会、共催:大崎市/MIA/大崎タイムス社/NPO法人大崎タイムス福祉部)

基調講演は、インド出身のブシャン・アケボノさんにお願いしました。
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高校、大学校で農業を学んだあと、美里町で就農し、今や5つの畑を所有する農園主となったアケボノさん。
「『私はこういうことがやりたい!』と口に出すと、サポートする人が現れてくれて、そのお蔭で今がある」とおっしゃっていましたが、きっと明るくて前向きなお人柄が、自然といろんな人を引き寄せるのだと思いますし、サポートを着実に成果につなげるご自身の「努力」があってのことなのでしょう。

今後の抱負として「これまで多くの人に助けてもらったけど、直接のお返しはできない。だから農業に興味を持つ人を増やすことで恩返しをしたい」と述べていましたが、シンポジウムの参加者のなかに、早速「アケボノさんの農園を見学したい」という方がいらしたそうです。「恩返し」、着実にできているみたいですね。

パネルディスカッションでは、介護のお仕事をしている村上永花さん(中国出身・登米市在住)、ジャマイカ料理のお店を経営するリチャーズ・ケビンさん(大崎市在住)、そしてアケボノさんに登壇してもらい、それぞれの「お仕事」の話や、仕事以外の地域活動についてご紹介いただきました。
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それぞれ、仕事だけでなく、料理教室の講師、外国語相談員、セミナーでの講演、交流イベントの企画、地元の市民団体の役員など、実にさまざまな活動に取り組んでいて、ちょっとびっくりです。
永花さんなんて、職場の人に「部活動が多い」と言われているのだとか(笑)・・・あ、でもこれは決して嫌味や皮肉ではなく、快く送り出してくれているそうです。そういう理解のある人に恵まれているのもいいことですね。

今回のシンポジウムのテーマは「地域の未来を拓く外国人市民の力」としましたが、ご登壇いただいた方々は、それぞれ、まず「働く」ことで社会を支える側になっているし、また、仕事以外でも、得意なことや好きなことを活かして、さまざまな形で地域を活性化している人たちだ、ということがよくわかりました。

このように、海外出身者の持っている「力」を十分に発揮してもらうことが、「地域の未来」をより明るい方向に持っていく大切な「鍵」の一つになっているのだと思います。
そのことに改めて気付かされた今回のシンポジウムでした。

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(今年度のシンポジウムでも地元大崎市の市長さんがご登壇くださいました。)

※写真は全て県国際企画課提供。

(OZ)


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このページは、MIAが2018年10月19日 21:01に書いたブログ記事です。

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