技能実習生の日本語学習支援

 先月のブログにも労働力不足を背景に、技能実習生や留学生が増えているという話題を書きました。日々の業務で技能実習生に関する話を聞いたり、対応したりすることは増えたように思います。ここからは全くもってワタクシ個人の印象感覚に過ぎませんが、震災前は技能実習生関連の相談というと、残業代の不払い・過少払い、劣悪な住環境、失踪を阻止するためにパスポートを取り上げたり給料の天引きといった非人道的な対応、不当な帰国の強制といった雇用側の悪辣さにこっちまで具合が悪くなりそうな訴えを技能実習生から聞かされたものでしたが、震災後その種の話はほとんど聞かなくなりました(全国的にはまだ撲滅されたわけではないようで、報道ではまだときどき見かけます)。

 最近、MIAに寄せられる技能実習生関連の相談は、およそ病気加療のための通訳に関することと日本語学習に関することに集約されると言っていいでしょう。数が増えれば中には病気になったり怪我をしたりする人はどうしても出てくるわけで致し方ないところではあります。結核患者も増えています。結核は法定感染症なので、ひとたびその疑いがあれば、役所が動きます。3年前から仙台市役所とは提携していて、仙台市内で外国人の結核患者が見つかれば、MIAに通訳の派遣依頼が来るようになっています。ワタクシ、今年度からその業務を担当しておりますが、結核という病気はほかの病気と違って病院や保健師さんが長期にわたって患者さんに向き合うことになっていて、都合通訳者も何度も出動することになります。

 もうひとつ、日本語の学習に関して。技能実習生ご本人も日本語の学習を望んでいらっしゃいますし、受け入れている企業もそれを望んでいます。技能実習生はひとつの企業に複数在籍している場合が多いので、出来ることならその複数名で一緒に勉強したい(させたい)というご要望もちょくちょくあります。MIA日本語サポーターは基本1対1のサポートで、あくまで学習サポートといいますか寄り添うといったイメージなので、複数の学習者を相手にクラス形式でがっつり教えていただきたいと言われましても・・・でございまして、折衷案として「日本語教師の資格を有する方を紹介しますが、事前の準備等もあるので有償でお願いするというのはどうですか?」と提案しています。企業さんによってはこの提案を受け止めてくださり、条件を示してくださるところもあります。挑戦してみたい有資格者もいらっしゃるので、こちらとしてもひとつのおしごとをアレンジしているような感覚です。

 技能実習生は、制度改正で実習期間が3年から5年へと拡大され、それをさらに10年にすべく検討が進んでいます。技能実習生と向き合う機会もやはりますます増えていくものでしょうか?


とーます
※こないだ、愚息の随行で女川に行きました。ワタクシは運転手でしたので送り届けるまでがおしごとでその後は港付近をうろうろしていたら、あるお船を見かけました。
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一瞬「おくやみ」に空目したのは先日お弔いに臨席したからでしょうか。にしても、船やトラックの腹に字が書かれる場合、その船体なり車両なりの前から後ろに向かって書くというルールがあるんですかね。英語はふつうに左から右に書かれていますけど・・・ちなみにこの船は県の漁業調査指導船らしいです。

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このページは、MIAが2018年4月26日 13:40に書いたブログ記事です。

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