2018年3月アーカイブ

256万人

 おひさしぶりね あなたに会うなんて・・・あ、ちがうか。せとは ひぐれて ゆ?な?みこ?な?み?・・・気忙しいときほど、うたをうたおう。

 先日、法務省が最新の在留外国人数の統計資料を公表しました。日本全体で過去最高の256万人、宮城県も過去最高の20,405人、初めて2万人を超えました。都道府県別でみると、長崎県を除いてすべての都道府県が増加しています。在留資格別ではやはり留学(311,505人)と技能実習(274,233人)の伸びが顕著です。それぞれ前年対比で12.3%増、20.0%増です。労働力不足が背景となっています。介護の技能実習生もおそらく今年中には入ってきます。しばらくは増えていくのでしょうか。

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 昨日も技能実習生の監理団体からお問い合わせ、「日本語を勉強する環境はいずこ?」地域の日本語教室やMIA日本語サポーターの制度を紹介しつつ、場合によっては有償で指導する有資格者を紹介することもありますよ、といった選択肢をお示ししました。

 介護の技能実習についても制度の運用が始まったばかりだというのに早くも日本語のハードルが変更されるみたいです。日本語能力試験ではなく、新しい試験ができるのだとか。こうやって2025年まで猫の目は続くのでしょう、こちとら眼精疲労がぱねえっす。

 個人的には今年度は介護の一年でございましたが、来年度も介護の一年となりそうです。現場の方々のおはなしをうかがう機会が多く、とても面白かったです。4月以降もまた楽しみです。

とーます
※愚息の学校卒業をダシにして台湾に遊びにいってきました。先月、大地震があった花蓮、街はすっかり平静を取り戻していましたし、タロコ峡谷は美しく雄大でございました。そして、台湾はメシが美味い。ガチョウの肉、美味かったあ。
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当協会機関紙「倶楽部MIA」96号(2018年4月号)を発行しました。

「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。96号は、キューバ共和国からの留学生で、古川学園高校女子バレーボール部で活躍中のレグラ・フラヴィア・マルティネス・オルティスさん(以下、レグラさん)です。

詳しいことは、「倶楽部MIA96号」をお読みいただければと思いますが、印象に残ったことが2つあるので、ご紹介します。

1つ目は、レグラさんと、コスタリカ出身で、女子バレーボール部コーチのルイス・レオンさん(美里町在住)との絆です。

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 笑顔がすてきなルイスさん(左) とレグラさん(右) 

日本に来て2年くらいしか経っていないのですが、レグラさんはとても自然な感じの日本語をお話しされます。ただ、難しい単語が出てくるようなときは、取材に同席して下さっているルイスさんがさっとスペイン語に通訳してレグラさんに伝えて下さいました。ルイスさんはレグラさんがおっしゃったことを補足してくれたり、「ラテンの国は〇〇ですよ」と説明してくれたりもしました。「日本のパパ」「私の娘」とそれぞれ呼び合うおふたりの関係を、すてきだなと思いました。おふたりは、ラテンの人々ならではの親しみやすさ、優しさで取材者である私にも対応して下さって、温かいものを感じました。

レグラさんはよくルイスさんのお家に遊びに行かれるようなのですが、加えて家族ぐるみのお付き合いもあり、昨年の夏、レグラさんのお母様が宮城に来られた時はルイスさんのお家に泊まり、キューバ料理を毎日作られたそうです。

もうひとつ印象に残ったのは、レグラさんのお母様と日本との関わりです。お母様は、元バレーボールキューバ女子代表で、バルセロナ五輪金メダリストのターニャ・オルティスさん。レグラさんによると、ターニャさんが現役時代に最も多く訪れた外国が日本で、「ママは昔から日本が大好き」とのこと。ターニャさんは22回の来日経験があるそうです。親日家のお母様を持つレグラさんは小さい頃から、電化製品や箸など「日本のもの」に囲まれて育ち、ターニャさんはバレーボールの技術的な面からも、レグラさんに強く来日を勧めたそうです。娘に「日本へ行きなさい」と勧めるキューバ人の母がいて、日本でその娘を支えるコスタリカ人がいて、日本という国の理解者は日本人だけでないことに改めて気付きました。

「将来はVリーグのチームでプレーしたい」とお話しされていたレグラさん。異文化の中で苦戦中のこともあるようです、壁を乗り越え、ますますご活躍されることをお祈りしています!

今回のインタビュー記事を掲載した「倶楽部MIA96号」は、WEB上でもご覧いただけます。2018年4月~5月に宮城県内で開かれる国際的なイベントも掲載しています。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

M
「外国人の子ども・サポートの会」の交流会で、いつも楽しみなのは、会員の皆さんの手作りの料理と、そしてMIA日本語講座の卒業生と会うことです。

今年は、高校生の時に夜間講座で勉強していたO君と久しぶりの再会を果たしました。

薬学を専攻しているO君は4月から大学4年生で、院への進学を目指しているとのことでした。

何を研究しているのか聞いてみたところ、
「トウサです」
という返事。

???
漢字では「糖鎖」と書くそうです。

以前会った時より引き締まった顔つきで、その意味するところを熱心に説明してくれるO君は自信に溢れていて、私は「ああ、立派な青年になったなあ」と、感激することしきりでした。(残念ながら超文系の私は、「糖鎖」のことはきちんと理解できませんでしたが(笑)。)

「学校の発表と違うから緊張する」と言っていた交流会の進行役も、すごく立派にこなしていました。

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直接何かをお手伝いしているわけではありませんが、子どものサポートに関わっていることの大きな喜びは、今回のように、子どもたちの成長の様子を目にすることです。

交流会には、現在「外国人の子ども・サポートの会」のサポートを受けている小・中学生もたくさん来ていました。

話を聞くと「友だちとの関係に悩んでいる」「漢字が難しい」などといった、いろいろな困難を感じているようですが、それでも、O君のように生き生きと活躍する「先輩」の姿を目にすると、彼らが、いろいろな「可能性のかたまり」に見えてきます。

たとえ今は何かの壁にぶつかっていたとしても、いつかはそれを乗り越えて、持っている能力を存分に発揮できる時が来るはず。

だから、未来を信じて挫けずに頑張ってほしいと、心からエールを送りたいし、そんな子どもたちの背中をそっと押してあげる(または支える)存在でありたいな、と思います。


・・・とかエラそうなことを言いつつ、大人げない私はフィナーレのジャンケン大会に本気で臨み、みごとタイカレーの素を手に入れたのでした。
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子どもたち、ゴメンなさい。
でも、ほら、タイカレーって大人の味だから、大人がもらってもいいよね?

(OZ)



週末に開催された「松島日本語教室まつり」にお邪魔してきました。

今年で9回目となるこのイベントは、学習者の成果発表の場となっていて、今年は「未来」というテーマでの作文の発表が行われました。

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「日本語を教えたい!」
「会社を作りたい!」
「医療機器を開発して母国の医療の発展に貢献したい!」
といった、自分の将来の夢を語る人が多かったのですが、若い人たちのこういう意欲的な話を聞いていると、こちらも不思議と前向きな気持ちになって、いいですね。

後半はポットラック形式の懇親会となり、教室主宰者のOさんと学習者の手作りの料理がカラフルにテーブルに並びました。

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今回はじめて「パキスタン料理」をいただきました。

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右下の、丸い茶色の料理がそれです。
しょうが、にんにく、ターメリックその他のスパイスを使った鶏肉料理で、あまり食べたことのない味でしたが、とても美味しかったです。

ちょっとイベントのことから話が逸れますが、宮城県内には、パキスタンの方々も増えているのをご存知でしょうか。
昨年6末現在のデータでは、230人の方が県内に暮らしていることになっています。

多くの方が車の輸出の仕事をしていて、今回お目にかかった2人もそうでした。
日本車は壊れにくくて修理もしやすいので、海外ではとても人気なのだとか。
母国パキスタンだけではなく、アフリカ各国、ロシア、ドバイなどにも輸出しています。
ものすごくグローバル。

家族を呼び寄せる人も多く、それに伴って、MIAに学校や保健機関からサポート人材の派遣を依頼されることも多くなってきました。

でも、パキスタンの公用語のウルドゥー語と日本語が通訳可能レベルで出来る人って、残念ながら、なかなかいないのです。

場合によっては三者通話を利用しての電話越しでの通訳もできるので、「県外に住んでいる方でも協力してもらえる方を探したほうがいいねえ」と事務所内で相談しているところです。

今回のイベントでお目にかかったお二人も、こちらの教室でしっかり勉強を続けて、いつかMIAの通訳サポーターとして協力してもらえるようになったらありがたいです。

(OZ)



フィリピン人といっしょに働く

 忙しいふり月間、絶賛続行中です。なんだか気忙しい、午前9時の予定を朝6時からまだかまだかといらだつようなもので、結局ただただその辺をうろうろしているだけなんですけど、4ビットぐらいしか許容量がないんだからしょうがにゃあでよ。

 さて、先日「外国人介護人材に関する出張説明会」にて青葉区小松島の某デイサービス施設を訪れました。出張説明会とはなんぞや?と思われた方は、このブログのバッグナンバーのあちこちに乱筆乱文らんらんらんとありますのでご一読いただくか、MIAまで直接お問い合わせください。

 このときの同行者はフィリピン出身のAさん、元MIA日本語講座受講生。いつもですと、制度などの基本情報をご説明し、介護現場で働いたことのある外国出身者に経験談を話してもらって・・・という流れなんですけど、今回はすぺしゃーる。今春、フィリピン人(元EPA介護福祉士候補者、介護福祉士資格取得済み)が同僚として入ってくることが決まっているので、いっしょに働く日本人スタッフ向けにプログラムを作ってほしいというオーダーでした。

 このオーダーを受け取って以来、10時就寝、5時半起床、魚と少しの野菜を食べ、酒を舐め、といつも通りの生活をしながら、うすぼんやりと考えておりましたが、妙案は浮かばず、結局はこれまで聞いたことを思い出すことに注力しました。おかげで少しだけボケ防止になりました。

 「日本に暮らす外国人がぶつかる3つの壁」(日下部、春日部、ぬりかべ・・・なんでもない)をもとに、書き出していきました。

●ことばの壁(文化の壁を含めて)
・はっきり言わない、あいまいな言い方
・書くことの難しさ
・分からなくてもうなずく(お荷物になりたくない、分からないと思われたくない)
・分かりやすい話し方
・気候(寒さ対策が分からずしもやけに)

●制度の壁
・在留資格
・在留カード
・社会保障(健康保険、年金、各種税金)
・日常生活(ごみ出し、町内会、水道凍結対策)

●心の壁
・風通しの悪さ(「ほんとうは・・・と思っているんだけど」「あの人、はっきり言い過ぎ」)
・孤立していないか(家族と離れている、周囲に友人もいない)
・ミーティング、研修にも積極的に参加してもらう(分からない、出来ないからと外さない)
・最初はできないことも、待つことの大切さ
・社内行事にも参加
・日本人とは違う特徴を活かす(歌、踊り、ことば、料理)
・違うことを受け入れる

 ゲストのAさんにも上記を事前に提示して、これまでの日本の生活(特に仕事場)で体験したこと、感じたことを思い出してほしいとお願いしました。Aさんは介護のおしごとの経験はありませんが、レストラン、お弁当屋さん、学校などで働いた経験があるので、上記に関する経験がきっとあるはずと踏んでおりました。

 そして当日。我ながら見事な連携となりました。Aさんは、ワタクシの意図をよく汲んでくださり、「お、それそれ!」と膝をぱちぱちしたくなるエピソードを連発してくれました。

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※Aさん、出身はレイテ島で、現在家族はマニラに住んでいるとのこと。

 プログラム終了後、ご参加いただいた女性のスタッフに感想をお聞きしたところ、「以前はフィリピンの方と一緒に働くことが不安でしたが、今日の話を聞いてちょっと楽しみになりました」とのたまいました。口座番号をお聞きして、すぐにでも5千万円ぐらい振り込みたい衝動に駆られましたが、預金が四千八百万円しかないことを思い出し、プライスレスのお礼のみをいたしました。

 そして、Aさんに対して好印象を抱いたスタッフ諸氏が、「うちは無資格でも正社員として雇用しますよ、来ませんか!」と早くもリクルートが始まっていました。Aさんも初めて訪れた介護施設に興味津々だったようです。さて、どうなりますか。Aさん、介護の現場でもとてもいいおしごとされそうな気がするけどなあ・・・


とーます
「みやぎ外国人相談センター」中国語相談員のKzです。

3月4日、私が所属している「仙台ヤンコ踊りチーム」は、加美町国際交流協会主催の「世界の音楽と踊りの祭典」に参加して参りました。久しぶりの遠征でしたが、お天気にも恵まれ、朝、迎えに来たバスの中では皆、遠足気分で、ワクワクしていました。

今回の私達の出し物は、中国の伝統的なヤンコ踊りでした。ヤンコ踊りはもともと中国の北方地方に起源があり、中国の漢民族の民間の踊りの中でもっとも代表的な踊りの一つです。昔の人々は、ヤンコ踊りを通して、田植えの時や、豊作の時の喜びの気持ちを表したり、また神様に豊作を祈ったりしてきました。現代の中国では、お祭りの時に皆、町に出て踊ることがよくありますが、平日の公園でも、健康のために踊る人が大勢います。

伝統的なヤンコ踊りは、明るいメロディ、明快なステップ、鮮やかな衣装が特徴ですが、地方により、それぞれ異なるところがあるようです。今回、私達は、賑やかで、元気をたくさんもらえる伝統的なヤンコ踊りと優雅な雰囲気で、気持ちを和やかにしてくれる上海スタイルのヤンコ踊りという、二つの踊りを披露させていただきました。会場の皆さんからは大いに拍手をいただき、楽しんでいただきました。最後に、伝統的なヤンコ踊りの「豊作の喜び」を踊った後、会場の皆さんを誘って一緒に楽しく踊り、会場は大いに盛り上がりました。

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      伝統的なヤンコ踊り

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      上海スタイルのヤンコ踊り

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      会場の皆さんと

最近、私達はステージだけで踊ることが多くなり、このように一緒に踊る身近な交流が少なくなってきています。今回の交流は、私達の中でも初めて経験するメンバーもいましたが、チーム結成当時のメンバーは感無量で、とても懐かしく思いました。交流会の時、踊りに参加した会場の方々からは感謝の言葉や、感想をいただき、本当に良かったです。プロの踊りではありませんが、笑顔での踊りを通じて、草の根の交流ができることが私達の原点でもあります。これからも初心を忘れず、楽しく、元気に活動していきたいと思っています。

皆さん、どうぞ応援してね!!

Kz

新着図書のご案内(2018年3月)

当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

 

この図書資料室に今月整備し、貸し出しを開始した図書を下記の通り、ご紹介します。

 

「平成30年度 日本語教育能力検定試験 合格するための本」

発行:株式会社アルク

 

「身近なテーマから広げる!にほんご語彙力アップトレーニング」

発行:株式会社アスク出版

 

「日本語初級2 大地 文型説明と翻訳 <ベトナム語版>」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

「どんどん読める! 日本語ショートストーリーズ vol.1

発行:株式会社アルク

 

「どんどん読める! 日本語ショートストーリーズ vol.2

発行:株式会社アルク

 

TRYSTART! にほんごはじめよう」

発行:株式会社アスク出版

 

小説ミラーさん  みんなの日本語初級シリーズ  」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

「つなぐにほんご 初級1」

発行:株式会社アスク出版

 

「つなぐにほんご 初級2」

発行:株式会社アスク出版

 

「にほんごではなそう! パターンで覚えるかんたん会話」

発行:株式会社ジャパンタイムズ

 

まるごと 日本のことばと文化 中級2 B1」

発行:株式会社三修社

 

日本語教育に役立つ心理学入門」

発行:株式会社くろしお出版

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ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。

 

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デカセギ

 先日、日本における外国人の労働者数が過去最多の128万人を記録したとの報道がありました(日本経済新聞の当該記事)が、宮城労働局からは宮城県における外国人労働者の統計がプレスリリースされています。それによれば現状(昨年10月末現在)9,337人の外国人労働者が宮城県にいるそうです。1年前に比べ20%の増加、属性別ですと在留資格「留学」が2,994人、技能実習が2,919人がそれぞれ約3分の一ずつを占めています。ちょっと時差がありますが、宮城県在住の在留資格「留学」は4,637人(2016年12月末、法務省)ですので、留学生がかなり働いていることが分かります。ちなみに、留学生はあくまで学業が本分ということで、本来就労が認められていませんが、資格外活動の許可を得れば、週に28時間働くことが認められます。日本語学校等の留学生はこれを最大限に利用して働いているというのが実情です。最大限どころか超過しているのではという指摘もあります。今日、日本の多くの産業が人手不足です。農業、漁業、水産加工、食品惣菜加工、外食産業、物流、クリーニング、ホテル旅館、建設土木などなど、多岐にわたる業界が留学生や技能実習生を貴重な戦力として必要としています。ある種のWin-Win関係が成立しているとはいえ、留学や技能実習の本来の趣旨から逸脱していることは否めず、どうなっちゃうのかなと思います。

 ワタクシはワタクシで、2月はあちこちにデカセギしてまいりました。先のブログで「外国人介護人材に関する出張説明会」4件のことは書きましたが、そのほかに2月11日は登米市へ、同25日には栗原市に行ってきました。白鳥を見に、いえいえそれは我が家の近辺でも見えますので。

 2月11日、多文化ファミリー会とめと宮城県華僑華人同舟会の共催による春節パーティー(登米市迫町公民館)。前半は同舟会による踊りなどが披露され、後半メインは国際カラオケ大会。ワタクシ、審査員を仰せつかりました。ここに正直に白状いたしますが、ワタクシ、平成一ケタぐらいまでの歌謡曲しか知らず、どちらかというと団塊世代と趣味が共通するところが多々ありまして、当日披露された曲の半分以上は初めて聞くもので、審査員長O氏が「いや、みんなうまいげっとも、おれ、ほとんどのうだ、わがんねもの」と仰っていて、我が意を得たりの心境でございました。O氏はおそらく我が父よりも歳を召されていると思われますが・・・優勝されたフィリピン出身のRさん、聞けばいま介護の仕事をされているということでした。ここにも、介護現場で働く外国出身者がおひとり。

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審査員席から。親子、若者の参加もありました。

 2月25日、栗原市国際交流協会主催の第11回栗原市国際交流フェスティバル(栗原市若柳総合文化センター「ドリームパル」)。前半のシンポジウム「外国人と介護の未来」で登壇しました。このお話をいただいてから、栗原市の現状を調べたのですが、合併時に8万人あった人口が、毎年1千人ペースの減少が続き、最新の数字では7万人を割り込んでいました。世代別で見ると、60代が最多、70代以上もかなり多く、逆に40代より下の若者世代が少ない。少子高齢化の典型を見るようでした。この数値を枕に、介護需要が増える、介護の担い手(若者)は減る、そのギャップを外国人は埋められるのか?といったあたりをごく簡単にご説明しました。

 そのあと、登米市在住のMさん(中国出身)が「外国出身者が介護の現場で働くこと」について、ご自身の経験を話されました。今回は一般の方(100人以上の来場はあったかと思われます)が対象でしたので、Mさんの希望で、家庭内の介護と仕事としての介護の違いなどにも言及いただきました。Mさんは、長きにわたって夫の母の介護もされてきた経験から、「苦しいときは公的な介護サービスを利用して、無理をしないこと、日本のこの介護制度がなかったら、我が家は家庭崩壊していたと思います」と話されたのが印象的でした。

 デカセギ2月も終わり、気づけば目鼻もむずがゆくなってまいりました。今月もあちこちに出没します。今宵も青葉区のあるデイサービスセンターにお邪魔します。ちょっといつもと違う出張説明会、どうなることやら楽しみです。


とーます
※労働局統計は、おそらく延べ人数だと思われます。ひとりで複数のアルバイトを掛けもっている人もいるでしょうから、働いている留学生の実人数はこれより少ないかもしれません。一方で、労働局に届け出をしていない外国人の雇用もあるかもしれませんから、「行って来い」かもしれません。
※Win-Winのカタカナ書きが嫌いです。バカっぽく見えます。全く個人の感覚によるものです。中国語では「双贏(※勝の意)」と書き、なぜか負けたような気になります。

「お姫様、Sini sini!」

塩竈のインドネシア人技能実習生のみなさんの「ひなめぐり」に同行してきました。

ガイドはNPOみなとしほがまのWさんです。
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まずは図書館に飾られている立派な七段飾りの雛人形で、雛飾りの基礎知識を教えていただきました。

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壱番館の展望台から海を眺めつつ、震災時の津波被害の説明にも耳を傾けました。

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お菓子屋さんの榮太楼本店には、津波をかぶった被災雛が飾られています。
こちらのガイドはいつもお世話になってるSさんが担当してくださいました。

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酒屋さんの熊久商店では、貴重な江戸時代の雛人形とご対面。
あっ、日本髪を結った方もいますね。

そして、クライマックスは亀井邸での「お姫様変身体験」。
MIA日本語サポーターのYさんが毎年実習生のために予約をしてくれています。

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あらららー、めんこいですねー!
ヒジャブに着物って合いますね。

ということで、大撮影大会に。
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今回日本人側がみんな覚えたインドネシア語、それは、
「Sini, sini!」
「こっち、こっち!」という意味だそうです。
カメラを持って、みんなで「Sini, sini」を連呼しました(笑)。

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最後に実習生全員集合。

一昨年、みなとしほがまさんにご協力いただいて実施した「街あるき」の時もそうだったのですが、行く先々で
「どこで働いてるの?」
「寒いのはもう慣れた?」
などと声を掛けてもらいました。

こうしたイベントごとを通して、地域の人たちに実習生のことを知ってもらう、というのはとても良いことだなあ、と改めて感じました。

NPOみなとしほがまの皆さん、今年も企画していただき、ありがとうございました。

◎1月に開催した交流会(主催:MIA)の様子が塩竈市のウェブサイトで紹介されています。

◎同じ交流会の紹介記事が、「広報しおがま」(2月号)にも掲載されています。

(OZ)


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