2017年12月アーカイブ

以前このブログで「作戦会議中!」とお知らせしていた、技能実習生の小学校訪問が終わりました。
5年生の3クラスを、実習生10名が3つのグループに分かれて訪問したのですが、どのグループもとてもよい交流の時間を持てました。

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子ども達がお手玉やけん玉などを教えてくれました。

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こちらのグループは日本の和菓子を紹介してくれました。実習生は「ちまき」がベトナムの正月料理「バインチュン」と似ていることを発見。

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実習生によるベトナム文化紹介、技能実習紹介のプレゼンテーション。

今回の10人は、スーパーAで販売しているお惣菜を作る実習をしています。
「スーパーAでお惣菜を買ったことある人?」と聞いたところ、学区内に店舗はないはずなのに、大勢の子が手を挙げてくれました。これには実習生も、そしてA社のKさんもニッコリ。(ちなみに校長先生もよく利用されるそうで、「惣菜はスーパーAが一番美味しい!」とおっしゃっていました。)

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アオザイ、うまく着られるかな?

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着替えが終わってパチリ。みんな可愛いですね!姉妹のようです。

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ボールと箸を使ったベトナムの子どもの遊び、とても盛り上がりました。「次の授業時間もずっとやっていたい!」との声も。

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「タン ビエッ(さようなら)!」握手をしながらお別れのご挨拶。

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テレビ局の取材も受けました。

小学生と技能実習生の交流は初めてのことだったので、私もA社のKさんも、そして実習生たち本人も、「うまくいくかな?」とちょっと不安だったのですが、実習生はみんなしっかりはっきり日本語で発表していて、子ども達の反応も素晴らしく良く、本当に楽しく交流することができました。時間をかけて準備してきた甲斐がありました。

最後に、実習生のお一人が書いてくれた感想文をご紹介します。(実習生に日本語を教えているFさんにご提供いただきました。)

「11月28日、私は部屋の近くの小学校へ行って小学生と交流しました。その日、私は小学生にベトナムの事について紹介しました。小学生たちはベトナムの事を少し知っていた。その時、私本当に嬉しかったです。私の国の事を知ってくれた。国の子どもの玩具の使い方を教えてあげた。小学生たちは嬉しい顔でやってみた。面白い玩具と言われました。伝統的な服を持ってきた。アオザイというもので、小学生たちも着てみた。今度は本当にいい記念です。楽しかったです。もう1回行きたいな。」

(OZ)


 速報の続きです。その壱はこちら


2.外国人介護人材を受け入れるのにあたり、課題と思われること、あるいは不安に感じていらっしゃることは何でしょう。以下から選びチェックしてください。
(複数回答可)

有効回答数 91

1位 47名 日本語でのコミュニケーション
2位 46名 指導、教育の負担が大きい
3位 36名 採用、受け入れにあたっての諸手続きが煩雑そう
4位 35名 コスト面
5位 32名 制度がよく分からない
6位 31名 文化や考え方の違い
7位 24名 従業員の反応
8位 18名 利用者の反応


 与野党大乱立の混戦を制したのは、やはり日本語でした。外国人には日本語が通じないというイメージはかなり強いようです。シンポジウムの中では、「やさしい日本語」について少しだけ紹介しました。私見ですが、日本社会はひとに分かりやすく伝えようとする意識が希薄な気がしています。AさんがBさんにCのことについて話し、Bさんがそれを理解できなかったとき、Aさんの話し方がよくなかったから伝わらなかったという理解にはならず、Bさんの理解力(または忖度力)が足りないから理解できないんだと断じてしまう傾向があるように思います。その極みが役所の文書です。だれかに伝えようとする文書だとはとても思えません。これからは、「分からないのはあなたの耳のせいじゃない、かれの口だ」をキャッチフレーズに全日本分かりやすい話向上委員会の活動を展開していこうと思います。

 ハナ差で「指導、教育の負担が大きい」が入りました。人手が足りなくてお越しいただいたのにそれに人手がとられる。朝顔に釣瓶とられて関係ねえ。技能実習生については、一定の研修を受けた技能実習指導員を事業所内に配置することが求められます。日本人の新人との違いがどうなのか、負担の軽重はどうなのか・・・ひとによる?まあ、それを言っちゃあなんだってそうなんすけどね。アンケートの中にはどれくらいの期間でユニットを任せられるようになるのか、といった疑問も呈されておりました。

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※ヒトデはいらんかね、ちっさいでしょこのヒトデ。掌のうえで転がしてみました。


 3位は手続きの煩雑さ。技能実習の受入に関する書類はすべて外国人技能実習機構のHPに公開されていますが、まあ膨大です。見るだけでご飯三杯は行けます。

 4位のコスト面についてはシンポジウムでは全く触れませんでした。はっきり言える金額もあるかもしれませんが、幅がありそうなので、金額が独り歩きするのを避けたかったということもあります。おしごとですから、そろばんは大切です。

 続く5位の「制度がよく分からない」も、シンポジウムを主催して説明もしておきながら、半ば同意します。ほんとに分かりにくいです。そして、つい先日も介護の技能実習生については任期中に介護福祉士資格を取得すれば、在留資格「介護」を得て、安定的に日本で働けるようになるとの新聞報道がありました。こうやってただでも分かりにくい制度がどんどん変わっていくため、はていまはどうだっけ?となってしまいそう。役所は言うんだろうな、走りながらですからとかなんとか。走り始めるのが遅いっちゅうねん。

 6位の「文化や考え方の違い」、ひとつは宗教的なものでしょうか。イスラム圏の方とのおつきあいの仕方、例えば一日5回のお祈り、勤務時間中はどうするかとか。前にどこかで聞いた話ですが、日本の病院にお勤めのムスリムがお祈りの場所の提供を職場に求めたところ、「だいたいいつも空いている」霊安室をあてがわれたという例もあったみたいです。更衣室などがあてられるケースが多いでしょうか。

 従業員の反応、利用者の反応は、パネルディスカッションの場で「実はほとんど問題にならない」例をいくつもご提示いただきましたので、少しは不安が払拭されたのかも。ただし、EPAは日本人の同等職員と全く同じ待遇でありながら、日本語学習を含む各種研修で職場を抜けることも多く、そのことに不満を持つ同僚がいるということがあるようです。一方で、利用者は案外外国人に対して「寛容」で、むしろ満州娘を歌ってくれたり、レイテ島について思い出話をしたり、若い日本人には分からない世界の話で盛り上がるということもあるみたいです。

 そのほか、自由記述のスペースにもさまざまなコメントをお寄せいただきました。今後もぼちぼちこの場で取り上げていくかもしれません。


とーます
※昨日は渡波で朝から釣り。カレイはさっぱし釣れず、ヒトデばかりわんさか釣れました。そのいちばんちっさいのが上の写真。

新着図書のご案内(2017年12月)

今月は、新着図書として、下記の6冊を整備しました。

ブログの記事にもあるように、今年度は、当協会の事業に関する

「介護」に関する図書が増えておりますので、

ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。


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「どんどんつながる漢字練習帳 中級」

発行:株式会社アルク

 

「外国人のためのやさしく学べる介護のことば」

発行:中央法規出版株式会社

 

「外国人のためのやさしく学べる介護の知識・技術」

発行:中央法規出版株式会社

 

「外国人のための会話で学ぼう!介護の日本語」

発行:中央法規出版株式会社

 

みんなの日本語初級1 第2版 聴解タスク25」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

J.TEST実用日本語検定過去問題集E?Fレベル2016年」

発行:株式会社語文研究社

 


 

Sugar

 先のブログ「介護のミライ」で申し上げました通り、11月22日開催の介護事業者向けシンポジウム「外国人とともに拓く介護の未来」の参加者アンケートの結果をここにお示しいたします。

有効アンケート総数91

1.特に関心がある外国人介護人材がございましたら、以下の中から選んで○をつけてください。(複数回答可)
・EPA介護福祉士候補者  45名
・技能実習       48名
・在留資格「介護」   35名
・定住外国人      36名
・留学生        13名

 混戦を制したのはりっけん・・・じゃなくて技能実習でした。次点にEPA、在留資格「介護」と国際結婚などの定住外国人にも一定の「支持」が寄せられました。おたんこ解説員のとーますさん、分析をお願いします。

 実に興味深い結果です。技能実習もEPAも国の制度ということで安心感があるのでしょうか。技能実習は制度上の矛盾、運用上のトラブル、課題などネガティブな報道も多々ある逆風の中で激戦を制しました。まるで不倫疑惑で・・・ぴーーーーーーーーーーーーーー。

 音声が乱れました、失礼しました。おたんこ解説員の分際でお口が過ぎたようです、チャックチャックこんにちは。

 気を取り直して、EPAは来日される方のレベルはとても高いのですが、母数が少なすぎます。また、コスト面のハードルが高いこともあるようです。シンポジウムにおいても、単なる労働力ではなく、組織を見直し、活性させる起点といった法人全体での意味づけをしておかなければ外国人材を受け入れる意義なしといった指摘があり、簡単ではないという印象につながったかもしれません。その点、種々問題はあれど人数を賄える技能実習は現場ニーズにはマッチするということでしょうか。好きじゃないけど、与党支持みたいな・・・?

 3位の定住外国人は、シンポジウムの場でも当事者及びその雇用者側に存分に語っていただいたことで支持を伸ばしたものと思われます。ただし、冷静に統計資料をご覧いただければ分かる通り、宮城県にはざっくり言って国際結婚の外国出身者は6千人しかいないのです。その中で日本での生活が長く、日本語のコミュニケーションにほとんど支障がなく、且つ介護の現場で働く意欲がある方とフィルターを次々かけていったらどれくらい残るでしょうか。宮城県民230万人に対しあれこれ広報したりアピールしたりしても介護人材を確保できていないのに、この6千人に過度の期待をするのは筋違いというものでしょう。だからこそ他所からその人材を連れてこようという発想が出てきて、今回のシンポジウムにこれだけの関心を生ませているんですからね。因みに、MIAが把握しているだけでも介護現場に働く国際結婚等の外国出身者は少なくとも40名以上、6千人で割れば0.6%以上の就業率ですからね。これって、高くない?(若者風イントネーションで)

 僅差の4番手、在留資格「介護」、ポイントは資金でしょう。日本語の学習、介護福祉士資格試験の勉強、そして施設への就職、この過程を資金的にどうやってサポートするのか、ここが味噌です、はいカニみそ、ひとつ。ごめんなさい、ときどき脳ミソが解けて音声が乱れます。介護福祉士養成校に通う学生を対象とした奨学金があるのですが、留学生の場合、保証人が立てられないことが大きな障害となります。やはり大きな枠組みを産官学一体、なおかつ送り出し国とも提携しないとここを増やしていくことは難しいのかなと思います。佐賀県などではその取り組みが始まっています。2025年まであと7年あまり。養成に一定時間がかかることを考えれば悠長にやっている時間はもうありません、いまでしょ。

 今回は最下位となりましたが、「留学生」は、在留資格「介護」につながる留学生と単なるアルバイト人材としての留学生、そのどちらを考えていらっしゃったのかまでは分かりません。もし後者だとすれば、対人サービス以外の場での労働力ということなのかなあと思います。惣菜加工業、宅配業、クリーニング業、ホテル旅館業などなど多くの現場の裏側で多くの留学生がすでに働いているわけです、ならば介護業界も!てへ!?という動きは出てきても不思議ではありません。問題は、留学生はほぼ仙台にしかいません。気仙沼や丸森には呼びたくても呼べないという距離の問題がどうしても出てきます。結果、せいぜい仙台から30分程度で行ける円の範囲内での雇用が関の山ではないでしょうか。せきのーやーまー(アデランスの音楽で)。

 その弐に続く。


とーます
※お目汚しの最後に素敵な写真を。東松島で見つけたいかすメルセデ〇。こんな車種があるとは知らなんだ。
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