外国人介護人材シンポジウムを終えて

 11月22日、介護事業者向けシンポジウム「外国人とともに拓く介護の未来」、終わりました。事務担当兼基礎講座担当兼パネルディスカッション進行担当兼メディア対応兼しどろもどろ右往左往担当兼とスタッフ不足にあえぐのは介護業界だけではないのですけれども、とにかくMIAスタッフ総がかりでした。否、MIAスタッフだけでは乗り切れないと判断して、強力な助っ人をお招きしておりました。

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 フィリピン出身のAさん、ネパール出身のAさん、ラオス出身のCさん、そしてインドネシア出身のAさん、3A&Cのみなさん。みやぎ外国人相談センターの相談員として、国際理解教育事業の講師として、外国籍の子どもサポーターとしてMIAの事業にご協力いただいている仲間です。会場準備からずっとお手伝いいただきました。司会も彼らにお願いし、「外国人とともに拓く」実践例を会場にお示ししました。 

 最終的な来場者は170名。ぎっしりでした。

 基礎講座でEPAと技能実習介護と在留資格介護と国際結婚の定住外国人など属性による違いを簡単に整理し、基調講演へ。青森の社会福祉法人、青森社会福祉振興団特別養護老人ホームみちのく荘園長中山氏に「これからの海外人材活用の展望と課題」についてお話しいただきました。単なる労働者として外国人を入れるだけでは全く不充分で、併せてロボット技術、インターネット技術、情報通信技術などを駆使しなければ介護人材不足の難は乗り切れないと檄を飛ばしていらっしゃいました。EPAは初年度から迎え入れ、また給食センターに「惣菜」職種の技能実習生を入れていますし、ベトナムの学校と提携を結び、介護技術の実習を行うなど、即戦力の養成にも力を入れておられます。メディアにも数多く取り上げられ、業界の何歩か先を行っています。余談ながら、午前の打合せのときにお聞きしたこれまでの歴史、役所との戦い、外国人の雇用の難しさなどここに書くことは自粛いたしますが、たいへん興味深く、担当の役得これにありという感じでした。
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 後半のパネルディスカッションでは、基調講演の中山氏にコメンテーター的に引き続きご協力いただきつつ、以下のお三方にご登壇いただきました。
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 EPA介護福祉士候補者として2名のインドネシア人を2年前から受け入れている気仙沼市の医療法人晃和会の佐藤氏、国際結婚したフィリピン人を複数雇用している同じく気仙沼市の社会福祉法人キングスガーデン宮城の佐藤氏、国際結婚を機に登米市に移住し介護施設で働く中国出身の村上氏。

 それぞれの自己紹介と施設紹介に続いて、以下の話題について4者に語っていただきました。

1.外国人スタッフ受け入れにあたり、職場内の反応はどうだったか?合意形成は図られたか?
2.日本語でのコミュニケーションはどうだったか?
3.利用者の反応は?職員の反応は?
4.宗教上の問題は?
5.外国人スタッフの支援体制はどうなっているか?
6.まとめ

 1時間半「しか」なかったために駆け足どころか途中瞬間高速移動(予定していた順番を一部すっとばす)となりましたが、良きにつけ悪きにつけ、あるがままを自由にお話しいただくことができました。詳細はおいおいこのブログ等で書き連ねていこうと思いますので、ここには記しませんが、とりあえずこちらで狙った内容はほぼ網羅することができました。

 アンケートも100枚近く回収できました。「総選挙」の結果は、別ブログで改めて書きます。自由記述のところにもたくさんお書きいただきましたが、コスト面が知りたかった、具体的な手続きについて知りたかった、失敗事例を聞きたいといったものが複数ありました。いずれも身を乗り出して本気で雇用を考えている姿勢から出ているものと思われます。アンケートの結果をしっかり分析して、次につなげたいなと思います。

 月並みながら、登壇者のみなさま、ご来場のみなさま、ご協力いただいたみなさまに感謝申し上げるとともに、今後ともご指導のほどお願い申し上げます。

 セミナーとかシンポジウムというのは往々にして一発の打ち上げ花火に終わることが多いような気がします。今回のシンポジウムは果たしてどうなのか?花火が業界の方々の網膜に残存画像のようにちらつくのかどうか、どんなリアクションがあるのか、今後の展開も随時お伝えしてまいります。


とーます

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このページは、MIAが2017年11月27日 11:01に書いたブログ記事です。

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