2017年11月アーカイブ

親と別れて暮らすということ

 いまから書くことは特に寓話的な教訓を促す意図はなく、道徳的な意見を言うつもりもさらさらなく、家族についてかくあるべしといった信念があるわけでもなく、あくまで極めてドメスティックなことですから外野がとやかく言うことではないということを申し上げたうえで、最近聞いたある方の話を差しさわりのない範囲で書きたいと思います。

 Xさん。17歳、Y国出身。日本には1年ほど前にやってきました。両親ともにY国人。両親は、仕事のために日本にしばらく前から来ていました。その間、Xさんは母方の祖父母の家に預けられていました。

 こんなバッググラウンドはおよそ知っておりましたが、たまたまXさんとゆっくり話ができる時間ができて前々から気になっていたことをぶつけてみました。祖父母との生活はどうだったのか、と。

 「いやだった。」

即答でした。歳が離れすぎていて共通の話題もないし、がみがみ言われるし、若い人の様々な行動や興味が理解できないし。まあ、そうだろうなと思いました。我が愚息を我が愚両親に預けたら、早晩そうなるだろうな。

 仕事が軌道に乗り、また扶養家族として日本に呼び寄せられるのは未成年に限られるため、Xさんの父母は高校1年生となったXさんを日本に呼び寄せることを決意します。

 問いました、「日本に来るのは嫌じゃなかったのですか?」、と。

 「別に日本に来たかったわけではない。でも、あの生活はもっとうんざりしていた。」

 このような境遇にある方はXさんひとりではありません。宮城県の場合、日本人男性と結婚した外国人女性が、前の結婚のときの子どもを呼び寄せるということは震災前からあちこちで見られました。MIAはその子どもの学校でのサポートなどで多少なりとも関わりをもつことが多かったのです。

 ここからは憶測にすぎませんが、震災を境に連れ子はほぼなくなりました(あくまで宮城県内で我々が把握している範囲の話です)。震災、原発といったことが背景にあったように思います。震災から4、5年経たあたりからまた連れ子が増えてきました。呼び寄せられる年齢制限と震災からの復興状況などが加味されたのではと思います。ここ数年、そうしたお子さん、特にXさんのように現地の中学校を卒業してから来日し、日本語学習と受験対策を短期間のうちに進めながら、高校進学を目指す方がぽつぽついます。もしかしたら、もっと早く呼び寄せたかったけれど・・・というご事情もあるかもしれません。

 親は無くとも子は育つとは申せ・・・あるいは親がいたからとて子どもは健全に成長するというものでもないとも思うものの・・・Xさんとの対話でいろいろなことを思わせられました。


とーます
※我が最寄駅に最近掲げられた多言語表示。
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またのお越しをお待ちしていますの中国語訳、あたしゃこんな中国語これまで見たことない。おそらく自動翻訳じゃまいかと。
「倶楽部MIA」は毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。94号(2017年12月号)は、東北大学国際広報センターのチーフエディター、ライリー・ナロマさん(ニュージーランド出身)とシニアエディター、メリッサ・ヘングさん(シンガポール出身)をご紹介しています。

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     ライリーさんとメリッサさん

おふたりともに様々な経験をお持ちで、とても楽しいインタビューとなりました。ライリーさんは以前に仙台市の外国語指導助手(ALT)のアドバイザーを務めていて、メリッサさんは外国語指導助手(ALT)として、仙台市内の中学校で生徒の英語学習のお手伝いをしたそうですが、さらにその前に遡ると、ライリーさんはグラフィックデザイン関係の、メリッサさんはオーストラリアや香港でTV局の外国特派員やプロデューサーとして仕事をされていたそうです。現在、おふたりはそれぞれのご経験を存分に活用して翻訳、文章や画像の編集、写真や動画の撮影などに携わり、東北大学の魅力を国内外に伝えています。

そんなおふたりのインタビューの詳細は、「倶楽部MIA」でお読みいただくとして、このブログでは、インタビューで印象に残ったことを2つご紹介します。

1つ目は、驚いたことです。メリッサさんがおっしゃっていたのですが、「シンガポールはとても小さい国で、仙台市と同じくらいの面積しかない」ということです。インタビュー後に外務省のHPで調べてみると、シンガポールの面積は「約719平方キロメートル(東京23区と同程度)」とあり、確かに仙台市と同じくらい、正確に言うと、仙台市の面積「約786平方キロメートル」より狭いことが分かりました。シンガポールは「マーライオン」が有名で、近年はビルの上に船を乗せたような形のリゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」もTV番組でよく見かけます。さらに、シンガポールで話される英語「シングリッシュ」とか、教育熱の高さとかシンガポールに関する情報はいろいろ見聞きするのに、そんなに小さい国だったとは...、知りませんでした。ですが、「街中に街路樹が多いし、暮らしやすいし、仙台とシンガポールは似ています」とおっしゃるメリッサさんの話を聞いて、シンガポールという国をぐっと身近に感じたことでした。

2つ目は、面白いと思ったことです。おふたりに「好きな言葉」をお伺いしたところ、ライリーさんは「愛妻弁当」とのこと。「愛する妻が作ってくれた弁当、というのが素敵。英語で表現できない」、1番好きな日本語だそうです。メリッサさんは、「文武両道」。「芸術とか文化方面に興味がある人とか、運動が好きな人とかいるけれど、文武両道は両方を目指すべきだという考え方で、みんなそうあるべきではないでしょうか」ということでした。

おふたりは、東北大学のHPの英語版やソーシャルメディア(Twitter、YouTubeなど)を活用した英語での情報発信で、東北大学で行われている研究、キャンパスライフなどをPRしています。「英語を勉強中の日本人の方にも見てほしいです」とライリーさんはおっしゃっていました。HPを拝見したところ、非常に分かりやすい英語で大学生活に関わるさまざまなことが紹介されていて、国際的なことに関心がある高校生が自然な感じで英語に触れるのにもちょうどよさそうだなと思ったことでした。

おふたりのインタビューを掲載した「倶楽部MIA94号」は、WEB上でもご覧いただけます。また、2017年12月~2018年1月に宮城県内で開かれる国際的なイベントも掲載しています。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

M
 11月22日、介護事業者向けシンポジウム「外国人とともに拓く介護の未来」、終わりました。事務担当兼基礎講座担当兼パネルディスカッション進行担当兼メディア対応兼しどろもどろ右往左往担当兼とスタッフ不足にあえぐのは介護業界だけではないのですけれども、とにかくMIAスタッフ総がかりでした。否、MIAスタッフだけでは乗り切れないと判断して、強力な助っ人をお招きしておりました。

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 フィリピン出身のAさん、ネパール出身のAさん、ラオス出身のCさん、そしてインドネシア出身のAさん、3A&Cのみなさん。みやぎ外国人相談センターの相談員として、国際理解教育事業の講師として、外国籍の子どもサポーターとしてMIAの事業にご協力いただいている仲間です。会場準備からずっとお手伝いいただきました。司会も彼らにお願いし、「外国人とともに拓く」実践例を会場にお示ししました。 

 最終的な来場者は170名。ぎっしりでした。

 基礎講座でEPAと技能実習介護と在留資格介護と国際結婚の定住外国人など属性による違いを簡単に整理し、基調講演へ。青森の社会福祉法人、青森社会福祉振興団特別養護老人ホームみちのく荘園長中山氏に「これからの海外人材活用の展望と課題」についてお話しいただきました。単なる労働者として外国人を入れるだけでは全く不充分で、併せてロボット技術、インターネット技術、情報通信技術などを駆使しなければ介護人材不足の難は乗り切れないと檄を飛ばしていらっしゃいました。EPAは初年度から迎え入れ、また給食センターに「惣菜」職種の技能実習生を入れていますし、ベトナムの学校と提携を結び、介護技術の実習を行うなど、即戦力の養成にも力を入れておられます。メディアにも数多く取り上げられ、業界の何歩か先を行っています。余談ながら、午前の打合せのときにお聞きしたこれまでの歴史、役所との戦い、外国人の雇用の難しさなどここに書くことは自粛いたしますが、たいへん興味深く、担当の役得これにありという感じでした。
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 後半のパネルディスカッションでは、基調講演の中山氏にコメンテーター的に引き続きご協力いただきつつ、以下のお三方にご登壇いただきました。
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 EPA介護福祉士候補者として2名のインドネシア人を2年前から受け入れている気仙沼市の医療法人晃和会の佐藤氏、国際結婚したフィリピン人を複数雇用している同じく気仙沼市の社会福祉法人キングスガーデン宮城の佐藤氏、国際結婚を機に登米市に移住し介護施設で働く中国出身の村上氏。

 それぞれの自己紹介と施設紹介に続いて、以下の話題について4者に語っていただきました。

1.外国人スタッフ受け入れにあたり、職場内の反応はどうだったか?合意形成は図られたか?
2.日本語でのコミュニケーションはどうだったか?
3.利用者の反応は?職員の反応は?
4.宗教上の問題は?
5.外国人スタッフの支援体制はどうなっているか?
6.まとめ

 1時間半「しか」なかったために駆け足どころか途中瞬間高速移動(予定していた順番を一部すっとばす)となりましたが、良きにつけ悪きにつけ、あるがままを自由にお話しいただくことができました。詳細はおいおいこのブログ等で書き連ねていこうと思いますので、ここには記しませんが、とりあえずこちらで狙った内容はほぼ網羅することができました。

 アンケートも100枚近く回収できました。「総選挙」の結果は、別ブログで改めて書きます。自由記述のところにもたくさんお書きいただきましたが、コスト面が知りたかった、具体的な手続きについて知りたかった、失敗事例を聞きたいといったものが複数ありました。いずれも身を乗り出して本気で雇用を考えている姿勢から出ているものと思われます。アンケートの結果をしっかり分析して、次につなげたいなと思います。

 月並みながら、登壇者のみなさま、ご来場のみなさま、ご協力いただいたみなさまに感謝申し上げるとともに、今後ともご指導のほどお願い申し上げます。

 セミナーとかシンポジウムというのは往々にして一発の打ち上げ花火に終わることが多いような気がします。今回のシンポジウムは果たしてどうなのか?花火が業界の方々の網膜に残存画像のようにちらつくのかどうか、どんなリアクションがあるのか、今後の展開も随時お伝えしてまいります。


とーます

寿命を超えて

 明後日に迫ってまいりました外国人介護人材に関するシンポジウム。まだお申し込みが来ています。先週末、読売新聞にも告知記事が載ったそうで、それを見たという方から相次いでお申し込みがありました。定員に既に達しております。椅子を増やして対応する予定です。茣蓙のうえにおかけくださいとはならない予定です。また、東京ドーム等へといった会場の変更も行いません。すべて予定通り開催します。挙って、あ、挙ってお越しください。いまからでもお受けいたします。

 さて、直前ともなりますと、魚河岸で晩御飯の材料を整えたり、エステで美に磨きをかけたりと準備に余念がないわけですが、それよりなにより配布資料の準備が一大作業となるのが必定です。過去、試験勉強は前日にしかやらなかったわたくしは、おしごとにおいても今日できることは明日でもできるが信条でして、ずるずるずるずる、そばでもすするみたいにいつもならしているところ、今回はことの大きさ、先行きの不透明さ、持ち前の小心、懐の寂しさ、愛しさと切なさと心弱さなどなどが相絡まり、先週から少しずつ少しずつ印刷を続けていたのでした。

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 先週、中学生の職場体験もあったので、かれらにその暫定的帳合も手伝ってもらいました。長机一本に紙てんこ盛りです。

 さらに、基調講演の登壇者からもパワーポイントデータが届きました。全52スライド、A4に2スライドずつ、両面に印刷すると、計13枚。それに参考資料2枚追加、しめて15枚。それを250セット。3,500枚を超える資料をカラー印刷することに。時間がかかりそうだったので、先週末は珍しく残業することにしました。他のスタッフがいない方が、気兼ねなく独占できるし。

 印刷を開始して間もなく、なんとかドラムが寿命、とバンドの存続が危ぶまれるメッセージが表示されました。印刷はアコースティックでかまわんと無視を決め込んでおりましたが、小一時間で新たなメッセージとともに印刷機が動かなくなりました。「なんとかドラムが寿命です」天寿が全うできたでしょうか。こちらの残業は全うできず、2,800枚ばかりの未印刷負債が残りました。

 週が明けて、月曜日。備品購買担当者Mに窮状を訴えました。「おねげえです、田舎のおっとうとおっかぁはぴんぴん生きているのに、印刷のなんとかドラムが死んじまいました。ぼくがボーカルをやりますから...」Mははなしの腰をぼっきりとへし折り、「もう注文してる、いつ届くか確認する」

 Mはそういいながら、カラー印刷機の電源を入れました。したところ、動くではありませんか、轟々と印刷物が排出されています。見れば、先週末のデータが残っていたようで、続きを印刷しておりました。

 寿命寿命と言っておきながら死んでいなかったようで、それから1時間以上延々と死にませんでした。金曜の晩より長寿でした。そして、2回目の寿命が来たとき、その表示の下にはあるボタンを押すと寿命でありながら印刷ができるとありました。ボタンひとつでさらに寿命が拡張されるようなのです。不死鳥の如く生き返った印刷機はまたも快調におしごとをしておりましたが・・・

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 上が寿命手前の印刷で、下が拡張された寿命のなれの果て。絶命直前はネガフィルムのような味わいになっておりました。限界だったみたいです。

 あと50セット分、650枚余りの印刷を残し、なんとかドラムは世を去りました。新しいなんとかドラムが届くまで、とりあえずお預けです。あ、いま届いたみたい。とうさんはよなべをして・・・


とーます
※満員御礼配りたいので、どなたか袋に入れる「ナニ」の提供をお願いします。袋もなんでしたらご提供ください。担当にもなにか褒賞くだ・・・

中学生の「おしゃべり」体験

昨日の日本語講座「おしゃべりの時間」では、職場体験に来ていた中学生4人にも協力してもらいました。
学習者にとっても、いつもよりちょっとだけ(?)若い人たちを交えての「おしゃべり」は新鮮だったようで、どのグループも楽しいひと時を過ごしていました。
以下、4人の感想をご紹介します。

◎今日のおしゃべりの時間に参加させていただき、タイと中国、台湾の文化を知ることができました。最初は大丈夫かなど不安も多くありましたが、実際に話してみると一生懸命に話をきいてくれてとても嬉しかったです。その国について質問するとくわしく日本語で教えてくれたので有名なものや場所について深く知れました。相手に伝わりやすいように言葉を選んだり、ジェスチャーをつけたりすれば、わからない言葉があったとしても相手に伝えられるとわかりました。(深葉)

◎今日の「おしゃべりの時間」にたくさんの外国人の方々とお話しをすることができて楽しかったです。それに、普段外国人の方と接することがなかったので、とても貴重な経験になりました。日本語があまりわからない外国人の方と話すときは、ゆっくり、はっきりと話したり、わかりやすい日本語にするなど工夫することが大切ということがわかりました。他の所で外国の方に接するとき、今回のことをいかして話せるようにしたいです。また、たくさんの人とコミュニケーションがとれるようにしたいです。(香香)

◎今日の日本語講座でボランティアの方から「そこに行きたいと思ったら、その夢をあきらめない」ということを学びました。私は、将来の仕事を目指すために夢をあきらめずにやっていこうと思います。(草)

◎今日のおしゃべりの時間に参加して、いろいろな外国の方とお話をしてみて、完ぺきな日本度ではなくて会話を楽しくすることができました。相手の国の話を聞いて自分も話して、積極的に話すことの大切さや楽しさ、自分から伝えようとすれば伝わることがわかりました。おしゃべり会の前にどのようにするといいのかの勉強をしておしゃべり会をしましたが、自然にすることができました。(雨)

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難病治療と在留資格

 今朝の新聞記事をふたつ、ご提示いたします。まずはこちらをお読みください。


産経新聞朝刊
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 ほかのメディアでも複数取り上げられています。

 わたしたちMIAは、アーバさんのご両親にとてもお世話になっています。国際理解教育の講師として県内各地の小中高校等に赴いていただいたり、また近年急増しているネパール人留学生の様々な対応で通訳していただいたり。

 それは本筋とは全然違うところなのですが、ともあれ首尾よく進むことを切に願います。


とーます
 30年ウン年ぶりですかね。子どものころ、冬になると学友と連れ立って陸羽東線で鳴子までスキーをしに行ってましたが、それ以来の古川以西の陸羽東線でした。高校生のころは、小牛田古川間を3年間利用しまして、その後もときどき乗ってたんですけど(飲みすぎて新幹線に乗りっぱぐってローカル線で帰ってきたりとかね、とほ)、古川以西はもっぱら車。硫黄泉が好き過ぎて、将来お金持ちになったら鳴子に別荘を買いたいと夢想するほど鳴子によく行くんですけど、「汽車」に乗っていくことはなかったです。

 ともかく、30年という月日は小中学生を中年に変えたわけですが、陸羽東線は廃線にならず、相変わらずひなびたままながら、しかしいろいろと変化もあるのでした。だいたい車内アナウンスで「陸羽東線」とは言わず、「奥の細道湯けむりライン」と連呼しておりました。あれじゃ、旅行客はどこに連れて行かれるのか不安になりませんかね。月日は百代の過客にして、というフレーズを思い出しましたが、内容云々よりもルビが「はくたいのくゎかくにして」とかなんとか、そういうのが面白かったというひとの記憶の奇妙さに呆れかえる次第です。

 その百代の過客は、また駅名をも変え、新駅まで登場させておりました。鳴子駅、東鳴子駅は鳴子温泉駅、鳴子御殿湯駅となっていましたし、有備館駅というのもむかしはなかった。およそ窓外の景色は30年前と変わらないか、わずかながらさらにレトロ感が増しただけでしたが、変化もないわけではないのでした。

 変化といえば、昼間の時間帯でしたから、乗客は我が田舎の大先輩諸兄姉となるわけで、絵にかいたような田舎のずんつぁん、ばんつぁん(おじいさん、おばあさん)が多数ご乗車になっておりましたが、それに混じって外国人観光客もちらほら見かけられました。鳴子に着いたところで隣のボックスに座っていたタイ人?マレーシア人?から「ここは鳴子か?」と英語で訊かれたりもしました。いんばうんどいんばうんどやっほーやっほー。

 いつも以上に長い前置きでしたが、鳴子では加美郡の民生委員児童委員さんを対象に在住外国人の現状について1時間ばかりおはなしをしてまいりました。「最近、周囲に外国人が増えているような気がしますか?」という問いに少なからぬ民生委員さんがうんうんと頷いておいででした。技能実習生が増えているんですよねえ。

 いただいた1時間きっちりで無事終えました。思いつきをちょいちょい話していると、最後のつじつまが合うのかどうか分からなくなってくるんですけど、個人的には時間が来たら話が途中でも強引に締めるつもりでした。伸びるのはあかんぜよ。

 

とーます
※来週22日の外国人介護人材に関するシンポジウム、準備も着々、寂々、戦々、恐々です。配布資料だけで尋常じゃないので2トン車を借りようかと言ったら、また白眼視されました。いつものことです。
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※ここだけの話、おしごとが終わったあとはいつもの公衆浴場に立ち寄りました。あ、まだ就業時間中でした?気にしない気にしない。
※30年よりさらにむかしむかし。冬になると祖父母が鳴子に湯治に出かけ、帰ってくるとお土産はだいたいいつも栗だんごと鯉でした。新聞にくるまれていた鯉の包みを解いたら、鯉が暴れ出して驚いたのなんの。幼き頃のおもひで。

さむいさむい

 MIA日本語講座の教室でロシア人のKさんが寒い寒いと縮こまっていました。ロシアはもっと寒いでしょうと言ったら、もう雪が降っています、と言いながら、でも家の中はこんなに寒くないです、とおっしゃいました。

 また、教室で日本語サポート活動をなさっているSさんにも「暖房は・・・」と「君の名は」みたいなイントネーションで尋ねられました。

 MIAが入っている県の合同庁舎は役所の建物ということで、外気温が何度以下になったら暖房を入れるとか、そもそもいつから暖房を入れるとか、よく知りませんが、なにかしらそういうルールがあるみたいです。

 衣替えもそうなんですけど、あるときが来たら自動的に夏服にしたりしますよね。もちろん、おおよそ時期的に必然の変更ですが、もっと自分の感覚に忠実でいいのではとも思います。要するに、ストーブも寒いと訴える人が多数いるなら点けたらいいし、ストーブ期間中だからといって半袖になる勢いで付けておく必要もない。

 まだ寒いのに春の装いをされている方をよく見かけますし、こないだも「もう冬のコートを着ていいものか?」と真顔で自問されている方を見かけました。暑い寒いという自分の感覚よりも季節感、風流の方が重視される、これは日本に固有のものか、似たような感覚が他所にもあるものか?

 ストーブと衣替えを同列に扱っていいものかどうかは分かりません。でも、なんとなくそこに硬直したものを感じてしまいます。

 加齢とともに寒さをより感じるようになってきております。なにはとまれ、一刻も早いストーブの稼働を求めるものであります。


とーます
※今年もフランス出身で日仏両国の医師免許を持っていらっしゃるMさんに「病院のかかり方」講座をしていただきました。
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※寒いと言えば、いま読んでいる「ワルシャワ貧乏物語」にもポーランドの厳冬や生活の知恵があれこれ書かれていてとても興味深いです。

作戦会議!

MIAが昨年度から取り組んでいる技能実習生と地域社会とのつながり作り。
次は小学生との交流の場を設けることを企画しています。

以前からMIA事業に関心を寄せていただいていたA社の実習生ご担当のKさんと、「何かできないでしょうかねえ」と相談していた時に、Kさんが「実習生の寮のすぐ近くに小学校があるんですよね。その学校と何か関わりが持てたらいいんですけど」とポツリ。

私もとてもいいアイディアだと思い、実習生も賛同してくれて、少しずつ話を進めていって、いよいよ今月末に実現の運びとなったのです。

先日、その「作戦会議」を行い、ベトナム人実習生3名とKさんと一緒に、何をしたら子ども達と楽しく過ごせるか、どうしたらべトナムのことを理解してもらえるか、知恵をしぼりました。

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「5年生にわかりやすく伝えるには、どんなふうに言ったらいいかな・・・」
「こんな写真を見せたらいいんじゃないかな・・・」

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箸とボールを使ったベトナムの遊びもみんなでする予定。
(これ、ちょっと文章では説明しにくいんですが、けっこう難しいんです。)

自分の学校の近くに住んでいる人たちが、どこの国から来て、どんな文化を持っていて、どんな風に自分たちの暮らしと関わっているかを、じかに交流しながら知るというのは、子どもたちにとっては、またとない国際理解の機会になるはずです。

技能実習生度に関する新しい法律が今月から施行され、ここ数日、関連のニュースがメディアでも盛んに取り上げられています。

それらのニュースを目にしながら、私はKさんの言葉を思い出していました。
「残業代の不払い等、マイナスのことばかりがメディアで大きく取り上げられることは不本意。実習生はこれからも増えていくので、正しく理解してもらいたいものです。そういうことに努めるのも受入企業の責任だと思っています。」

メディアの言う通り、今回の法改正で実習生を巡る諸問題が根本的に解決されるとは限らないですし、悪意のある企業が存在するのも事実です。

でも、そういう企業ばかりではないことを、私たちMIAは昨年度からの取り組みを通して実感していますし、そして、実習生も単なる「労働者」ではなく、当たり前ですが、人としてのいろいろな魅力を持った存在です。

そういうことにも少し着目して、実習生と地域の人たちとの関係づくりをちょっとずつ進めていければ、と考えています。

そんな思いも込めての今度の小学校での交流会です。

今回の「作戦会議」でだいたいの内容は固まったので、あとは練習を重ねるのみ!
A社の実習生のみなさん、頑張りましょう!!

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頑張るぞー!

(OZ)



介護のミライ

 ミイラに見えたあなたは、おつかれのようですよ。関係ないですけど、わたくしの源氏名、伊藤の伊の字を中国人に説明するときには「木乃伊(ミイラ)の伊です」と説明すると受けるので、いつもこれでやってます。

 今日は、新聞でもテレビでも改正技能実習制度が始動したことが大きく取り上げられておりました。介護現場に技能実習生がやってくる、と。どうなっちゃうんですかね。

 このブログでも何度か書いてきました11月22日の外国人介護人材セミナー「外国人とともに拓く介護の未来」。お申し込みも順調に伸びております。担当としては嬉しい一方で不安が募ります。寒さこらえて編んで・・・ません。なんでもないです。

 当日の資料など準備作業を進めながら、ご参加になる介護事業者のみなさまはいったいどこに関心があるのか、なにを不安に思っていらっしゃるのか、とても気になりますし、まるで五里霧中です。開き直ってそれをおしえていただくための集いだと思うことにしておりますが、それにしてもある程度の仮説を立てて進めざるを得ず、その仮説を生み出すために無い知恵をひねり、乾いた雑巾をしぼり、一〇搾りうまいよね、と早くも思考停止、現実逃避、頭皮を刺激して毛根を増やす!、などと支離滅裂にも拍車がかかっています。

 現場のニーズあってのことですので、恥を忍んでご来場のみなさまに教えていただくべく、アンケートにこのような項目を忍ばせてみることにしました。



外国人介護人材を受け入れるのにあたり、課題と思われること、あるいは不安に感じていらっしゃることは何でしょう。以下から選びチェックしてください。
(複数回答可)

・制度がよく分からない    
・日本語でのコミュニケーション
・指導、教育の負担が大きい  
・利用者の反応
・従業員の反応        
・コスト面          
・文化や考え方の違い     
・採用、受け入れにあたっての諸手続きが煩雑そう
・その他(                 )

 題して「外国人介護人材課題総選挙」、結果や如何に。この、なんでも総選挙にしてしまう最近の傾向も食傷気味ですよね、三十八番煎じですみません。


とーます
※本日、宮城県海外研修員の日本語研修は無事修了しました。研修員のお人柄がよく表れたとても和やかな閉講式となりました。関係各位に感謝。
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