2017年7月アーカイブ

多文化色豊かな「塩竈みなと祭」

先日の海の日に「塩竈みなと祭」を見に行ってきました。

このお祭りは、「よしこの鹽竈」という踊りのパレードがあるのですが、そこにMIAの昨年度の事業で交流を深めた技能実習生と日本人の地域交流サポーターが参加していたのです。

踊りの得意なサポーターのKさんは、もともと塩釜の国際交流協会のメンバーで、毎年、同会として実習生や地域の外国人と一緒にパレードに出ているのですが、今年は、昨年度の事業で実習先の企業とつながりが出来ていたので、企業のS部長さんやHさんにお話をして、インドネシアの実習生に声を掛けてくれたのです。

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Kさんと実習生たち。
インドネシア風の衣装での参加です。

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練習の時間はあまりとれなかったとのことですが、やっぱり踊りは得意なようで、身のこなしや手の動きがとても柔らかで、上手に踊っていました。

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先頭で纏(まとい)を振って盛り上げていたのは、こちらも地域交流サポーターのSさん。地元のグループに所属してイベントなどで纏を振っているのですが、みなと祭へは初参加とのこと。猛暑のなか、最後まで笑顔で皆に励ましの声をかけ続けていました。

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イランの留学生の方たちも参加していました。中央は地域交流サポーターのKYさんです。

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多文化色豊かなこちらのチームはひときわ目立っていて、そして踊りも上手だとアナウンスでも褒められていて、なんと、見事入賞を果たしました。おめでとうございます!

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来日して間もない後輩実習生たちも一緒に記念撮影。来年はみんなも参加できるといいですね。Kさん、塩釜国際交流協会の皆さん、来年もよろしくお願いします。

(OZ)





通訳プリーズ

 MIAでは保健医療の現場や行政機関に対して通訳者を派遣しています。病院、保健所、家庭裁判所、海上保安庁、労働基準監督署などなど。在住外国人の増加を受けて、派遣先もより多様になっているように思います。

 それとは別に様々なところから通訳者の紹介を求められます。最近だと外国人旅行客誘致に関するイベントなどで自治体や業界団体からの問い合わせも少なくありませんし、もっと個人的なレベルで通訳あるいは翻訳者の紹介を求められることもあります。

 MIAとしては公的な性質が強ければMIA外国人支援通訳サポーターの枠組で派遣しますし、完全に私的な場合(手紙を翻訳してほしい、など)には民間の通訳翻訳業社をご紹介します。

 そして、当然ながらその中間に位置する依頼が多々あります。例えば、上記外国人旅行客誘致のためのイベントでの通訳。こういうものについては個別の判断、対応となるのですが、大元は行政によるもので、旅行会社がその一部を受託して行っているというようなことであれば、公的な性質に属するものと判断して紹介をしますし、そうでなければまた別の判断となります。

 一方で、紹介される側の外国人、もしくは外国語が堪能な日本人からすれば、そういう現場は実力を発揮し、あるいは学習のモチベーションを維持高揚し、社会参画の貴重な場となり、今後の活躍の礎になるかもしれず、そう思うと単に公私だけでは判断できないこともあり、話はそう単純ではありません。

 また、通訳料というのは相場がないので、いくらにすればいいんですかと訊かれるととても困ります。行政機関の中には基準を設けているようなところもありますが、ないときにはまずそこを確認するようにしています。条件面が曖昧なまま通訳者を紹介してしまうと、依頼者と通訳者がギャラの交渉をすることになってしまったりして、それもあまりよくないので。金の切れ目はなんとやら、地獄の沙汰もほにゃららら。お金、大事。

 それと、プロなのかどうかという問いも困ります。通訳を業としている人はごく一握りであとは一般の方です。こちらとしてはとても優秀な方だと思っていますが、プロかどうかと訊かれますと、「プロってなにかね?」と逆にお聞きしたくなり・・・あ、これ、北の国からの真似っこです。

 優秀な通訳さん、たくさんいます。いつも必ず紹介できるかどうかは・・・ですが、とりあえずお問い合わせください。


とーます
※プロかどうかにも関することですが、通訳のおしごとの評価ってのも難しいです。カラオケ採点機みたいにいまの通訳何点みたいな判定ができるわけじゃないですからね。こんな機械があったら憤死?恥死?します、ワタクシ。
※単にAtoB式にことばを完全に通訳すればそれでマルってことでもないですからね。
※おお、そういえば今日はまたプレミアムフライデー。あれ、もう廃止になったんすか?プの字も見ませんけど・・・
※プレミアムフライデー、中国語では「超値星期五」などと訳出されているみたいです。
当協会機関紙「倶楽部MIA」92号(2017年8月号)を発行しました。

毎号、巻頭ページは、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しており、92号はドイツ出身で、東北大学留学生協会(TUFSA)代表のカーパティー アニコさんのインタビューです。

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  インタビュー中のアニコさん。
 落ち着いた雰囲気の素敵な女性でした。

アニコさんは、日本語で込み入った話をするのは難しいとのことで、英語でのインタビューとなりました。これまで基本的にはすべて日本語でのインタビューだったので、初めての展開に苦戦したのですが、英語が堪能なアニコさんが意図を汲みとって下さり、無事にインタビューを終えました。

というのが、インタビューを終えるまでの状況なのですが、原稿を書く時に、再び苦戦しました...。英語でお聞きした内容/単語をわりと忠実に日本語で表現すると、ちょっと不自然な感じの日本語の文章になり、反対に自然な感じの日本語の流れにしようとすると、言葉を補ったりしなくてはならず、これでいいのかなと思いました。

とはいっても、まとめないといけないので、話の前後を振り返って言葉を付け足してみたり、一方でご本人が話した言葉から離れないように気をつけたりしながら、できるだけ自然な日本語の文章に整えていきました。が、やっぱりなかなか難しく、今回は若干、英語風味のインタビュー記事になりました!

このようにして完成したインタビュー記事が載った「倶楽部MIA」92号は、WEB上でもご覧いただけます。アニコさんの仙台留学に至る経緯、ご出身国のドイツのことなどをご紹介しています。こちらから、どうぞご覧下さい。

M

夏休みも

 外国人に1対1で日本語を教えるボランティア、MIA日本語サポーター。様々な外国人からお申し込みをいただいていますが、ここのところ未成年の短期サポートのお申し込みが立て続いています。

 先月末には、台湾に住んでいる孫が夏休みを利用して祖母が住む宮城に1か月ほど来るので、その間に日本語を学ばせたいという依頼がありました。

 昨日は、MIAに台湾男性がお見えになり、夏休みの間、高校生の息子と娘が仙台にホームステイするので、その期間中日本語を勉強させたいということで、サポーターのお申し込みと相成りました。

 台湾はLCCを含む仙台直行便が増えたので、行き来しやすくなったということもあるんですかね、夏休みに外国でホームステイ、いいですね。そして、ただホームステイするだけでなく、いる間にできる限り学ばせたいという親心、ご本人はどう思っているのかしら?

 ともあれ、期間限定ということで学習の成果は未知数ですが、いい出会い、良き思い出になればいいのかなということで、サポーターさんに声掛けをしています。


とーます

ドーナツ事件

 夕刻、内線電話が鳴りました。出ると、MIAが入っている合同庁舎の施設管理担当からでした。

「そちらで、ドーナツ頼んでませんか?」

 あまりに藪からスティックな質問で、全く面白いリアクションができず(必要ない)、いえ、ふぁい、はあ、と間抜けな返答をしてしまいました。

 ややしばらくして、館内放送が流れました。どうやらドーナツ200個が合同庁舎から注文されたみたいです。むむむ、狂言の臭い。

 最近、レストランを予約しておいたのに当日現れず、お店に多大な損害をもたらす案件が頻発し、特に外国人旅行客の中にそういう方がいるようで、メディアで取り上げられています。また、その対抗策として電話番号のブラックリストバンクがあるとかで、話題になっていました。

 ひとを見たら泥棒と思え、ではけしてなく、数のうちには残念なことを(意図して)する人もいるという前提に立って、何らかの対策が必要かなと思います。

 予約のときにクレジットカード番号をもらうとか、すぐには良案が浮かびませんが、少なくともサービスを受ける側と提供する側が対等な関係でありたいものです。

 ところで、昨日のドーナツどうなったのかな?ドーナツに幸あれ!ドーナツ屋さんにも幸あれ!



とーます
※ドーナツはきらいじゃないんですが、カロリーが高すぎて最近はご無沙汰していますかね。
※カロリーって30代まではまるで考えたことありませんでしたが、そしてそれゆえ激しく増量していたわけですが、代謝が悪化の一途をたどるおぢさんとしては軽視できないものとなっていますです、はい。
※夏はばてちゃいられないと思って過食傾向となり、だいたいいつも過剰摂取して増量します。学習機能は全く進化しないばかりか、劣化の一途です。
※だってこの時期、自家菜園のとうもろこしやら枝豆やらがわんさかできて、夜な夜なそれの消費に努めているんですもの、おほほほほ。
はじめまして。「みやぎ外国人相談センター」インドネシア語相談員のAです。

今日MIAで初めてのインドネシア語通訳サポーターの勉強会がありました。雨にも関わらず6人の方が参加してくれて、嬉しく思いました。医学用語について勉強しました。

今回は初めてですから、ちょっと難しかったですが、次はよりスムーズになると思います。頑張りましょう。

Hari ini di MIA ada kelompok belajar bahasa Indonesia untuk para penterjemah Bahasa Indonesia.

Saya merasa senang dan berterima kasih karena walaupun hari hujan kelompok belajar ini diikuti oleh 6 orang.

Kali ini kami membahas tentang bahasa yang sering digunakan di Rumah sakit.

Karena ini pertemuan pertama jadi mungkin terasa agak sulit bahasanya, tapi untuk berikutnya mungkin akan lebih lancar lagi.

(インドネシア語相談員 A)

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インドネシア人の技能実習生2名も参加してくれました


段取り7分

 今日は段取りのはなし。

 当協会では外国人を講師として小中学校に派遣し、子どもに外国の文化やことばを教え、交流する国際理解教育支援事業を行っております。派遣前に学校には準備をお願いしたい機材をお伝えしておきます。ところが、当日現場で講師Aが、

「ぼくもPC使いたいんですが・・・」

と何の悪気もなく、つぶやきます。現場はその瞬間から(大)混乱です。プログラム終了後に学校から、「PC使いたいと急に言われてたいへんでした」とか「機材の準備は事前に言ってもらわないと困るんです」とお叱りをいただくこともあります。

 こちら、外国人とのおつきあいに慣れ過ぎているからかもしれませんが、なぜ難しいなら難しい、事前連絡がなかったのでできません、とその場で言わないのかなと思ってしまうのですが・・・そういう反応はしないみたいで、だいたい現場であたふたとして、なんとか準備をして、先生疲労困憊、プンプンということになるみたいです。

 日本は段取り社会ですよねと皮肉られることもままあります。工事現場では「段取り7分で仕事が3分」といった看板も見られます。もちろん、それには理があって、事前準備を怠るとろくなことがないのはおしごとで何度も辛酸を舐めているのにまだまだ舐め足りないみたいで・・・手経裵路、違う、てへぺろ。

 一方で、何時間も何日もかけて進行要領を作り上げ、その通りに事前リハーサルをして、すべてのスタッフが一挙手一投足に至るまでシナリオ通りに運ぶことを確認し、当日ちょっとしたハプニングが起こるとともにパニックとなり全てが崩壊なんてことも。

 かつてブラジル人Kさんが、

「椅子ぐらい、2つ足りなかったら、そのときにどこかから持ってくればいいじゃない!?」

と言っていたことも思い出しました。段取りはほどほどにして臨機応変に行こうぜ、ってことですかね。


 「段取り7分で・・・」の看板を見た愚息(愚かな父の息子小学校6年生)は、

「お、とうちゃん、仕事は3割だけやればいいの!楽でいいな。」

 ちげーっつの。天邪鬼の子は天邪鬼。


とーます
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※本日のウタゲ、漢字1・2クラス合同夏休み決起集会。

この講座は、技能実習生をめぐるいろいろなことを学んで、これからサポートをする際に役立ててもらう、というものです。

盛りだくさんだった講座1回目の内容のうち、今回は、サポーターの体験談をご紹介します。

現在、インドネシアの実習生をそれぞれ別の地域でサポート中のIさんとYさんにご登壇いただいたのですが、お二人のお話から伝わってきたのは、明るく人懐こい、そしてもちろん勉強熱心な実習生のサポートを本当に楽しんでいる、ということです。

Iさん「職場では日本語を話す機会があまりないようだから、いろんなところに連れ出して、話す機会を作るようにしています。花を見るが好きなようだから、花の時期には公園に行って花見をしたり、それから、スポーツも好きなので、最近バドミントンも始めました。自分にとって実習生との関係は大きな財産で、一生の宝物になると思います。」

Yさん「日本にいる間に楽しい思い出をいっぱい作ってほしい、と思いながらお付き合いしていて、自宅に招いたり、仲間との集まりに誘ったりしています。日本語能力試験に向けての勉強もしていますが、自分で勉強する意欲が生まれるようなサポートをすればいいのではないでしょうか。人の役に立ちたい、と思って初めた活動ですが、今では自分の生きがいになっていて、やっていて良かったな、と感じています。」

ああ、いいですねえ。
私も将来仕事をしなくてもいい立場になったら、そんな楽しいサポート活動をしてみたいものです。

お二人の話からは、単に「楽しい」時間を過ごしているだけではなく、サポートを通して、実習生の世界がグンと広がっていることが窺えます。

特に技能実習生のサポートをするときは、こういう、サポートする人が社会との接点になるような関わり方が望ましいのでは、と考えています。

それぞれの環境にもよるでしょうが、技能実習生は、日々の生活は職場と寮の往復になりがちで、しかも実習生同士で行動することが多くなります。

そこに「サポーター」としての地域の人の関わりがあれば、それがきっかけとなって、行動範囲も、情報も、人間関係も、もっと豊かなものになるでしょう。

そうしたことに心を配りながら、日本語を教えるだけではないサポートをしてもらえたらなあ、と思って、皆さんにIさんとYさんの体験談をお聞きいただいたのでした。

お二人のお話には、皆さんから温かな拍手が送られました。

こちらの思い、しっかり伝わったのではないかな?

(OZ)

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 あるところで「やさしい日本語」について面白いやりとりがありました。

「日本人がよく使うけど、日本語学習中の外国人には伝わりにくいことばってのがたくさんあって、例えば野球用語、麻雀用語の転用。代打、てんぱるなど。説明しようにも野球、麻雀を知らない。だから、とりあえずこういうやさしくない日本語は避けた方が親切だな。知らず知らず使っちゃうんだけど。」

 こういう話題提起をしたところ、中国出身で日本語の壁はほぼ乗り越えている方から、

「そういう気遣いも度合いが問題。テレビ見てれば自然にわかっている言葉です。語源は知らなくても意味は知ってるはず。こっちとしては、わからない言葉に出会うのも語学の面白さだから、そういった独断の前にわかるかどうか聞いてみれば?知らなければ、恐らくスマホを出してその場で自分で調べ出すよ!」

 たしかにおっしゃる通りです。いまどきはすぐその場で調べることができますからね。そもそもは日本語の初中級程度の学習者を想定していたので、易しい語彙に如くはないぐらいのつもりでしたが、いたずらに語彙を易しくコントロールすると逆に学習の機会が失われてしまうというご指摘にぐうの音も出ませんでした。

 やさしい日本語を機械的に「易しい日本語」にしてしまってはいけないという警句と受け取りました。あくまで相手の日本語理解を見つつ、時と状況を見つつ、相手の語彙力向上に資する新語の投入があってもいいのだなと思い直しました。

「単なる『易しい日本語』は結局単純な世界しか語ることができない。『優しい日本語』なら豊かな世界を語ることができるかもしれない。そして、「優しい日本語」は多くの日本人にも有効なはず。」

 良き学びを得ました。


とーます
※連休の思い出。ちょっとだけ自慢します。
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約40cmのカレイ。牡鹿半島の浜で釣り上げました。刺身、美味かった。
 夏祭りの季節となり、外国人向けのイベントや体験プログラムのご案内などがちらほら届くようになりました。

 ときどきちょっと残念な文言に出くわします。例えば、「対象:外国人留学生〇名」といったもの。主催者に「留学生じゃないと参加できないのですか?」と尋ねると、「いえ、どなたでもけっこうです」と全く悪気なく返ってきます。だったら、「対象:外国人〇名」と初めっから書いてよねと思うのですが、外国人とくれば留学生とパブロフよろしく固定化した反応ってわりとよくあります。

 MIAが創立した30年前、業務自体も留学生との交流がメインだったらしいです(各種口承による)。当時は、在住外国人ということばもなかったかと思いますし、街ですれ違うと指を差されて狼狽したなんて当時から日本に暮らしていたあるアメリカ人から聞いたこともありました。それほど外国人は珍しく、またその主たる方々は留学生だったということなのかもしれません。

 上記の「外国人留学生」という書き方は当時の記憶が今日まで「保存」されてきたということかもしれません。その感覚が抜けないんですね。

 しかし、実態としては宮城に暮らす外国人のうち留学生は、約25%ほど。いちばん多いのは国際結婚の方々だったりするわけで、全然違います。

 また、外国人イコール留学生という感覚は、即ち何年間か学業を修めたのちに国に帰るというイメージにもつながっており、だから外国人は一時的な滞在者という認識に陥りやすいようですが、それも実態とは違います。永住権を持つ外国人は年々増加しています。

 無意識の思い込みってありますね。「思い込み大王のおまえが言うな」とだれかに突っ込まれる前に自分で突っ込んでおきます。


とーます
※昨晩、京都出張から帰還しました。おまつりの前夜だったらしく、路上に巨大な山車がいくつも待機しておりました。そして、外国人旅行客がいっぱいでした。京都はいま空前の外国人旅行者ラッシュに沸いているみたいです。
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※知らない街に行くと無暗に徘徊する性癖がございまして、一昨日も宿に着くなり地下鉄二駅分ぐらいを往復し、汗水をぶったらしました。歩くとさまざまなものが見えて、とても面白いです。

有志による「漢字クラス」修了?

昨年10月、MIA日本語講座「漢字2クラス」修了生からの「もっともっと勉強したい」という強い要望を受けて、漢字教育のスーパー講師S先生がボランタリーで始めた「漢字3クラス」。昨日は、その最後の授業日ということで、ポットラックパーティーが開かれ、ご招待をいただいたMIAの職員も参加しました。

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学習者の皆さんは、底抜けに明るいS先生のもとで、熱心に日本語の勉強に取り組み、すっかり仲良くなった様子。S先生は『「お別れの会」だと寂しいから、「勉強、頑張ったよね」という趣旨でやることにしたんです』と話されていました。

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ここで、持ち寄られた料理のご紹介をすると...

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  「フルーツサラダ」(左)と「パエリア」(右)

「フルーツサラダ」は、フィリピン料理(でも作ったのは、アメリカ人)で、果物がいっぱい。コンデンスミルクやホワイトソースも入っているそう。ご存じスペイン名物の「パエリア」(でも作ったのは、フィリピン人)は、エビなど具がたくさん入っていてボリュームたっぷりでした。スペインと歴史的に深いつながりがあるフィリピンにはスペイン料理が根付いていて、パエリアは結婚式など行事の時に食べるそうです。

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   「モモ」(左)と「フライドポテト」(右)

次は2つとも、ネパールの料理(作ったのもネパール人)。ネパール風蒸し餃子とも言われる「モモ」は、トマト、唐辛子などを煮詰めて作ったというピリ辛のソースが絶妙で、一緒に参加した職員と「お店でも食べるのよりずっとおいしいよね」と話したことでした。「フライドポテト」は、味付けがスパイシーで、ちょっとだけ見える緑色のものは最近日本人にも大人気のパクチー。エキゾチックな味付けで、やっぱりおいしかったです。

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        「粽(ちまき)」

バナナの葉っぱに包まれたベトナム料理の「粽」(作ったのもベトナム人)の中には、もち米のほか、豚肉と緑豆をつぶしたものが入っていて、素朴なおいしさ。このようにヒモで切るのが正しい切り方だそうで、「包丁で切るより、ひっつかなくていいんですよ」とのこと。

その他、わが国が誇るお祝いの料理「赤飯」(S先生手作り)なども並び、国際色豊かなテーブル。その周りで、世界各国から来られた学習者の方々が日本語のおしゃべりに花を咲かせたり、連絡先を交換したりしていらっしゃるのを見ていて、「多文化社会」の楽しさを実感したことでした。

「漢字3クラス」の皆様、これからも日本語の勉強を続けて、日本社会でご活躍下さいね!

M

ばーふー

 タイトルを見てついに暑さで頭の具合が悪くなったかとご心配のみなさま、ご安心ください。暑くなる前から具合が悪いのです。

 先日、みやぎ外国人相談センターにかかってきた電話。全編中国語ですが、以下翻訳版でお送りします。

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とーます「どういったご用件ですか?」
中国人A「パスポートを更新したいです。」

と「それなら、大使館か領事館ですね。どちらに住んでますか?仙台?」
A「いいえ、『ばーふー』市です。」

と「????????ばーふー・・・ばーふー・・・(赤ちゃん、それはばーぶー・・・以下、低劣な親爺ギャグで脳内渋滞)」
A「そう『ばーふー』市です。」

ーーーこのやりとりを5回ぐらい繰り返して、矛先を少し変えた。

と「『ばーふー』市とは何県にありますか?どこですか?」
A「だから、『ちんせん』県『ばーふー』市です。」

と「『ちんせん』県・・・(中華料理、それはちんげんさい、ぎゅーにゅーせっけんよいちんせんけん、脳は完全にショート)」

ーーーこのやりとりをあと3回繰り返し短絡が突如回復。

と「嗚呼、ひょっとして『青森県』『八戸市』ですか?」
A「だから、はじめからそうだって言ってんべ。」

と「さっせん、さっせん、それなら札幌の総領事館だすな、番号は・・・」

 こうして、最終的には用は足せたのですが、時間がかかり過ぎました。

 中国人は日本の地名をすべて中国語読みします。震災のときも、「なんさんるー」と言われて、ややしばらくして「ああ、南三陸ですね。」と脳内で漢字と中国語の音声が結びつくということが繰り返されました。震災後、ほぼ1か月にわたって中国語の相談対応をして宮城県内の市町村+αの地名を中国語読みされてもほぼオンタイムで脳内漢字変換ができるようになりました。

 だがしかしでもされど、他県の地名はふだんの生活におよそ関係がないので、回路がなかなかつながりません。東京、大阪、京都、名古屋、こういう大都市ならいざ知らず、ノーヒントで「いぇんげん」って言われてそれが「彦根」と変換できる人は、おそらく関西在住の日中二言語話者じゃないと無理です。震災時もあるとき中国語の相談対応の応援で他県から来てくださった方が、「ちーしぇんじゃお、どんそんだお、どぅおふーちゅん」といった宮城県の地名に早々に音を上げられました。「気仙沼、東松島、多賀城」分かんないですよね、仕方ないです。

 あ、これって我が身も慰めているのかしら、ひょっとして。分からなかったのはきっと暑かったからだ。あの日は、たしか暑くなかったけど。


とーます
※前にもどこかで書いたような気もしますが・・・「なんさんるー」と聞くと、脳内では「南山路」と変換されてしまいます。中国の街にはどこにでもあるような通りの名前でして、かつて中国留学のときには「南山公園」ってバス停があって、なぜかよく記憶しています。
※ぼくが留学した山東省煙台市は水餃子が有名なところで、街のあちこちに水餃子の専門店がありました。鶏、牛、豚、羊などの肉と野菜もニラ、白菜、セロリなどの順列組合せの具があって、餃子ばかり数皿食べて満腹してました。たいていテーブル上には生のにんにくがひと房ごろっと置いてあって、最初は分からなかったのですが、どうやらネイティブは注文後に皮を剥いて待ちつつ、餃子と一緒に少しずつ生のままかじるのでした。そのせいか、混んでいるバスの中はたいへんな悪臭で閉口しまして、次のときから自分も生にんにくをかじり、同類になることを選びました。20年前の記憶ですが、いまもそうかしら?

中学生の職場体験

7月5日(水)-7日(金)の3日間、宮城教育大学附属中学校の1年生5人が、MIAに職場体験に来ていました。5人は、事務作業を手伝ったり、週に1回、当協会で勤務している宮城県国際交流員(アメリカ合衆国出身)と懇談したり、様々なことを経験しました。みんな積極的で、任されたことに意欲的に取り組む姿が印象に残りました。写真で、5人の職場体験中の様子をご覧下さい。

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                        「日本語講座」見学

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 「韓国語相談員による韓国理解講座」受講中の様子

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当協会が作成したチラシの掲載情報の一部を修正
するいう地味な事務作業にも取り組みました。
5人が書いた感想文も、掲載します。ぜひお読み下さい!

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【3日間を通して】

皆様こんにちは、「楽天大好きKさん」です。MIAで職場体験しようと思った理由は、僕の夢は人を助ける仕事だからです。その時に、外国人と関わる時に役立つと思ったから、期待していたことは外国の方との交流です。

外国の方との交流、楽しかったことは外国の国について知ること、驚いたことは、外国の方など、すごく優しく、話しやすかったことです。

今回の職場体験を通して、外国の方とうまくコミュニケーションを取れたこと、外国の国についてなど学んで、すごく勉強になりました。このことを活かして、これからは、積極的に外国の方などと関わっていきたいです。

「楽天大好きKさん」

【外国の方々と交流し、学んだこと】

皆さん初めまして!こんにちは。僕の名前は「はむすたー・M」です。自分がこのMIAで職場体験をしようと思ったかというと、たくさんある施設でどのようなことを行っているのかを知りたかったからです。

このMIAでは、たくさんの国の方々のサポートをしたり、日本語を教えたりなどを行っていました。自分たちが体験したことでも、日本語を習いにきている方々と一緒に話したりしました。その方々の国ではどんなことをしているかなどを知ることができてとても楽しかったです。

自分はたくさんの国の方々と話してみて、自分は全く外国の方々と話したことがなくて、不安ということもあったのですが、「外国の方々と話す。」ということを体験してみて、これからの将来で外国の人との交流もあると思うので、その将来に生かしていきたいです。

「はむすたー・M」

【学んだこと】

みなさん、こんにちは、ぼくは「ルービックキューブ」です。ぼくは、最初MIAがどんな所か不安でした。もしかしたらぼくにはできないようなむずかしい仕事内容かもしれないと思っていました。でも実際にやってみると、職員の皆様が優しく接してくれて、安心して仕事をすることができました。

ぼくは、交通安全教室が一番印象に残りました。なぜなら、交通安全教室を受けに来ている人たちは皆、真剣に聞いていて、かつ、自分に色々な話題を話しかけてくれて楽しくなったからです。

ぼくは、今回の職場体験を通し、街の中で困っている外国人がいたら声をかけてあげるなど、積極的に助けていってあげたいと思いました。

「ルービックキューブ」

【ありがとう「MIA」】

こんにちは。私が「MIA」で職場体験をしようと思った理由は、私の将来の夢である医師になり、医りょうが発展していない国に行き、人々を助けるということを行うとき、言葉だけではないコミュニケーションを取りたいと思っていて、外国の方々と関わる貴重な機会をいただきたかったからです。

私は、MIAで外国の方々に配る資料作り、外国の方々に向けての「交通安全講座」「日本語講座」のお手つだいなどを、させていただきました。そのような活動をしていく中で、私は、外国の方々が、とても一生けんめいで、フレンドリーだったことに驚き、うれしく思いました。

今回の職場体験では、外国の方々と関わり、多文化のすばらしさを感じました。また、外国の方が、積極的に話かけてくださってうれしかったです。今回の貴重な経験を生かし、私の将来の夢に向けてがんばりたいと思います。ありがとうございました。

「ねこの、ふみふみ。」

【3日間を通して】

こんにちは!「あひる」です。まず最初になぜMIAで職場体験をしようと思ったのか、お話しします。私は施設で働いていらっしゃる方々や、施設に何かしらの理由でいらっしゃる方々の事について知りたかったので、希望しました。

次に、体験で印象に残った内容は、日本語講座と、ルーマニアやアメリカ、韓国についてや、日本に来ていらっしゃる外国の方々のメンタルヘルスについて、国の言葉によってテーブルに分かれて行われる交通安全教室です。いろいろな外国の方々が講座にいらっしゃっていて、がんばって日本でしゃべってらっしゃいました。外国の方々の日本語の上達にはとてもびっくりしました。

今回、三日間の職場体験で思ったことは、日本語や英語が話せない方もたくさんいらっしゃったので、その2つの言葉以外の言葉も話せるようになりたい、ということです。職場の方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。

「あひる」



多言語で作成したガイドブックをもとに、高校入試について正しい知識を得るとても良い機会なので、今年も多くの方にご参加いただきたいところです。

「学校生活について学ぶ会」は、初めて大崎市で開催します。

大崎市は、実は「外国籍の子どもサポーター」の派遣依頼が多い地域で、現在もパキスタンとフィリピンの子ども達をサポートしています。

なので、いつかは大崎市でできたらなあ、と数年前から考えていたところ、やっと今年実現の運びとなりました。

会場は、市の教育委員会のご配慮で、なんと、7月20日開館予定の新しい市立図書館を使わせてもらえることになりました。

「外国人の親子に新しい図書館を知ってもらう良い機会にもなるかと思いまして」と、市教委のSさん。

確かに確かに。

新しい図書館は、本棚や内装には地元産の木材が使われていて、地域の食材を使ったメニューが揃ったカフェも併設されているのだとか。

まだ当日までやることが山のようにあるのに、ピカピカでつやつやの施設が使えるというだけで、なんだか楽しみになってきました。

図書館の利用がてら、ということでも構わないので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。

(OZ)

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打合せのため、大崎市教委事務局のある市役所岩出山庁舎に出向いたときの写真。
なんと、1階ロビーで甲冑がドドーンと来庁者をお出迎え。かなり見応えがあります。
職員の方曰く「夜は怖いんですよね・・・」とのことでした。


満室

 本日、MIAの教室が満室です。日本語サポート活動で3組の方がたにご利用いただいております。教室はとても広いので、場合によっては複数組でシェアしていただくこともありますが、ふたりの世界でじっくり勉強していただくには、やはり専有の方がいいですね。実は、あとから予約なしのもう一組がお越しになり、事情を説明して、1階「県民室」のご利用をお願いしました

 火曜日から金曜日まではMIA日本語講座で教室を使用しているため、今日のようにボランティアさんで教室が埋まることはちょっと珍しいです。雨の中、わざわざお越しいただき、熱心なサポート活動、ありがとうございます。

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とーます
※。県の施設である合同庁舎内には「県民室(と書いて「けんみんのへや」と読む)」というフリースペースがあって、どなたでもご自由にご利用いただけます。
※「けんみんのへや」ならそう書きゃいいものをと個人的には思います。演歌じゃあるめえし。「運命」と書いて「さだまさし」・・・じゃなくて「さだめ」と読むが如し。

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