2017年3月アーカイブ

見てはいけない

ねんどまつ
ああねんどまつ
ねんどまつ
ねんどーまつは
どーなつみたい

 春休みに入るや否や、鬼の霍乱で愚息が風邪をひき、それが娘に感染し、それがさらに愚父にうつりまして、一昨日来微熱と鼻水と軽頭痛でぼうーっとしていて、見た目はいつも通りのとーますです。

 MIAは4月1日からの株式上場に伴いまして、ちがった、同業他社にM&Bで合併吸収されることもけっしてなく、相変わらずなんですけど、内部でほんの少しだけ動きがございまして、午後からお引越しというか事務所の中の模様替えを行っております。

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 机を動かすとこんな「見てはいけない」世界が立ち現れます。これまでもずっと足元にあったのに、ただ見えなかった(見ようとしなかった)だけのことです。世の中、こういうものですね。すぐそこにあるのに、見えない、知らない、分からない、よくあることかもしれません。

 もっとも、よく見ることで、見えなくていいことまで見えてしまったりしてなんだかなあってこともあるわけですけど・・・


とーます

定点観測

 MIA日本語講座同窓会、今年も無事開催できました。現受講生、元受講生とその家族(ほぼ子ども)、そしてMIA日本語講座講師、総勢30名ほどの集まりとなりました。その日は公立小中学校の終業式の日だったため、お子さんがいる元受講生は子どもが学校から戻るや否やMIAに向かうといった強行スケジュールになったみたいで、日程についてはちいとばかし反省しております。

自己紹介
MIAのおしごと紹介(外国人学校派遣、外国籍の子どもサポーター、通訳サポーター)
乾杯
懇談
余興(ベリーダンス)

 式次第としてはこんな感じですが、久々の再会までの空白時間?を埋めていただくべく、持ち寄った料理を食べながらみなさんで自由に歓談していただきました。

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 にしても、消え入りそうなくらい自信なさ気にMIAの教室に来ていたKくんがいまでは高校生活を謳歌していたり、初級1から勉強したTさんがN1を取り、介護の資格も取って訪問介護の仕事をしていたり、子ども4人を引き連れての堂々たる母ちゃんとなっていたCさんなどなど、その小さからぬ変化をかつて学んだ教室で拝見することができ、なんともありがたいような、うらやましいような思いでおりました。

 MIAの外国籍の子どもサポーターや通訳サポーターに関心を示してくださった方も複数いらっしゃり、MIAとしてはまた強力な助っ人を幾人も得ることができそうで、ありがたやありがたや。

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 では、また来年。再見。


とーます

外国人介護人材のこと

 最近、ぼくのブログで検索ワード急上昇中なのが「介護」。昨年度事業「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」がきっかけとなり、来年度は介護関係の事業をまた担当することになりそうで、にわかに介護に関するおしごとが増えてまいりました。県から事業委託がある予定で、予定でなんてもったいつけるわけじゃないんですが、まだ正式なお沙汰がないものではっきりしたことは言えず、あああれは夢か幻か諸星か切り干し大根かてなもんで、ふたを開けてみるまでは臭いものにはふたをせにゃならんと、まあこういうわけです・・・あ、別に臭くないです、っていうかもうふた開けちゃってるし。

 MIA事務所にもときどき外国人介護人材についてお問い合わせをいただくようになりました。EPA、技能実習、在留資格「介護」などメディアに載ることも頻繁になってきたことと無関係ではなさそうですし、なにより人手不足が深刻なようです。宮城県K市の老健施設Yさんなど、理事長様がどうしても直接お話を聞きたいということで、事務長と一緒にわざわざMIAにお見えになりました。

 来年度の受託事業のためにサキバシラーとーますはこんな資料を準備していて、というより自分のごみ屋敷脳の整理整頓のつもりで表(のようなもの)にしてみていたのですが、手元資料がないとなおのこと心許ないので、かなりざっくりしたまとめながら無いよりましと居直って、使ってみました。

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 現場の人手不足はやはり深刻極まりなく、同業他者の話を聞けばEPAは金はかかるし負担は大きいしと不評らしく、新聞などで見かける技能実習はどういう手続きを踏む必要があるのかなどなど、そうした疑問にお答えするのにこの表、少しは役に立ちました。

 介護の技能実習生は昨年11月に関連法案が国会を通過し、そこから1年以内の施行ということなので、今年の11月には始まるはずなのですが、いまのところ目立った動きはなく、現状がどうなっているのか全く分かりません。入国時にはN4程度の日本語力を身につけているというのがほんとうだとすれば、来日前に相応の事前研修があるはずです。

 老健施設Yの理事長は、「介護の人手不足は地域全体の問題だから、行政も含め、近隣市町村の老健施設が協力して監理団体を立ち上げ、技能実習生を受け入れていくことも視野に入れている」と、おっしゃいました。

 このような状況下、MIAはなにができるのか、なにが求められるのか、今年は勉強の年になりそうです。


とーます

「Safety Tips」に一言!

Facebookでもお知らせをしましたが、災害時に必要な情報を多言語で提供するアプリ「Safety Tips」が大幅にアップデートされました。


これは観光庁の監修で開発されたもので、機能のなかで特に優れている(と私が考えている)のは、緊急地震速報や津波警報も多言語(日、英、韓、中(繁体・簡体))で通知される、というものです。

東日本大震災後、災害時の、または防災・減災のための情報の多言語化の必要性がより注目されるようになり、全国の国際交流協会などでさまざまなツールが作られています。

でも、緊急地震速報や津波警報といった、命を守ることに直結した最も基本的で重要な情報の多言語提供は、やはり国レベルで対応すべきものだと思います。

なので、観光庁監修のもとに開発されたこのアプリのことを知ったときは「すばらしい!ついに!」と歓喜して、その後MIAで実施する防災研修では必ず紹介しています。

が、しかし、このアプリには大きな弱点が・・・。

それは、使用上の留意点に書いてあるのですが、
「予測地点設定の最終変更日から1か月以上経過した端末に対しては通知が行われません。」
ということ。

つまり、継続して情報を受け取り続けるためには、毎月設定し直す必要があるのです。

これ、面倒じゃないですか??
毎月毎月設定し直すって、現実的じゃないような気がするのですが・・・。

主に「訪日外国人」(観光客)を主なターゲットとしたものなので、こういう仕様になっているのですが、情報を必要としているのは、日本に長く暮らす「定住外国人」も同じなので、両者に使いやすい便利なアプリになってほしいところです。

数年前に観光庁にこのことを問い合わせたところ
「同じような意見をもらっているので改善を検討中」
という回答だったので、今回の「大幅」アップデートで改善されたのかな、と期待したのですが、そうではなかった模様。残念!

定期的にリセットしないと登録情報が雪だるま式に増えていくから、とか、何かシステム上の問題があるのかもしれませんが、緊急地震速報や津波の情報を多言語で発信するツールはとても貴重なものなので、誰でも手軽に活用できるよう、更なるアップデートを切に希望します。

(OZ)

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当協会機関紙「倶楽部MIA」90号(2017年4月号)を発行しました。

毎号、巻頭ページは、宮城県内で活躍中の外国人のインタビュー記事で、90号は、宮城県国際交流員のチェ・ソラさん(アメリカ合衆国ミシガン州ご出身)です。

ソラさんのインタビューで、印象に残ったことがあります。(都合により、1月にインタビューをしたのですが)、その時に、「初めて経験する日本の冬が、思っていたより寒い」、きちんとお伝えすると、「日本の家の中が寒くてつらい」とおっしゃっていたことです。

外の気温だけ考えると、ご出身地の方が寒いようですが、あちらは冬でもセントラルヒーティングで家の中全体が暖かいのが普通であることに加え、車社会のため、冬に徒歩で出かける機会が少ないことも、寒く感じることがあまりない理由ではないかと。一方で、日本の家は部分的に暖めることはあっても、家全体を暖めるのは一般的でないので、物足りない感じがあり、さらに冬でも、例えば地下鉄に乗るためなどに、それなりの時間、屋外を歩く機会が多いのも寒く感じるようです。

この「日本の家が寒い」ということは、様々な国から来られた外国人の方(日本よりずっと寒い国から来た方々も含めて)から、これまで何度もお聞きしたことがあります。

(振り返れば、私も昔、やはり日本より寒い国から真冬に帰国して、「家の中が寒い」を連発し、家族に笑われたものでした。セントラルヒーティングで冬でも長袖シャツ1枚くらいで家の中で過ごしていたのが、帰国すると、家の中の温度差が大きく、居間が暖かくても一歩そこを出て廊下に出ると寒いのがつらく、しかも通気性を重視した家のつくりのためか、いろいろなところから冷たい空気が入ってくるのを感じ、一層寒く感じました)

という経験からも、ソラさんのつらさが切実な問題に思われ、いくらかでも家の中で暖かく過ごせるように、湯たんぽやこたつをご紹介したことでした。

上、インタビュー中に感じたちょっとしたことを書いてみました。

「倶楽部MIA」90号には、国際交流員として着任する前からの宮城とのご縁やご趣味など、ソラさんについて詳しくご紹介した記事を掲載しています。パソコンでご覧になる方は、こちらからどうぞ。


M

気仙沼と介護と外国人

 昨日は気仙沼日帰り出張でした。気仙沼で外国人を雇用している3つの法人に伺ってまいりました。県庁の長寿社会政策課の方が来年度の新規事業のことで気仙沼に行くという話を聞きつけ、便乗を志願しました。便乗志願って変な日本語だ。

 その新規事業というのは、EPAや定住外国人など介護の現場で働く外国人に介護福祉士の資格取得のためのサポート、早い話が試験対策の指導をするというもので、宮城県鳴り物入りの事業が4月早々から始まります。定員は5名程度。気仙沼市のリンデンバウムの杜に所属しているインドネシア人介護士候補者2名は確定、EPAの方々は現時点で県内にはこの2名だけです。残りの枠には定住外国人の介護従事者の中から推挙してほしいとMIAに依頼がありまして、気仙沼市役所のMさんとも相談のうえ、4名にお声掛けしました。みなさん、ぼくの説明を聞き終える前に「やりたいです、お願いします」ととても前向き。
 
 週に2回のスカイプ講義と月に1回程度仙台での講義を向こう1年半ぐらい継続して行うというプロジェクトなので、本人のやる気もさることながら、施設の理解と協力も不可欠。ということで事業の趣旨を説明し、施設側のご意向を伺うというのが昨日のいちばんの目的。MIAは候補者を推挙しただけで、実際の指導部分に関わるわけではないのですが、来年度の別事業の下調べも兼ねて、便乗志願しました。

 結果から書くと、3つの施設すべてが諸手を上げて協力したい、ぜひよろしく頼むということでした。人手不足の現場で貴重な戦力になっている彼女たちが、勉強のためとはいえ定期的に現場を離れるということをはたして施設側はそう簡単に承諾するものか、県庁もそこがとても心許ない部分で、その補償をすることまで考えていたようなのですが、それはまるで杞憂でした。

「彼女たちにはぜひ資格を取っていただきたい。サービスがますます多様化しており、有資格者が増えることで我々が提供できるサービスも増える。大歓迎です。」」
「いまから5年ほど前かな、ハローワークに求人を出したら、彼女たちフィリピン人がふつうに応募してきました。いっぺんに4人も。正直困ったなって思いましたよ。全員お断りしようかと。でも、それもあんまりだなと思い直しておひとりにお会いしてみたら、これがすばらしい方。続けて、二人目、三人目と会ってみたら、みんなすばらしい方じゃないですか。あれから5年、いまでは大事なメンバーです。」(キングスガーデン事務長Sさん)

「外国人、日本人は全然問題ないじゃない。うちは完全に人物本位。最近、高校の卒業生たちが新規採用で入ってきましたが、あいさつからおしえなくてはいけません。フィリピンの彼女たちに学ぶことはたくさんあります。」(キングスタウン施設長Kさん)

「利用者さんやご家族のみなさんから最も評価が高いのがこちら(フィリピン出身の)Cさんです。明るさ、やさしさ、気配り、我々日本人に及ばないものがあります。」(春圃苑デイサービスセンター管理者Iさん)

「Cさんのお人柄あってのものでしょうが、旦那さんやお舅さん、家族のサポートがすばらしいのです。先日も、ある試験を受けて帰宅したCさんにお舅さんが『どうだった?』と訊くので、力なく首を横に振ったら、その夜、お舅さんがテキストに漢字の読み仮名をえんぴつで書き込んでくださっていたのだそうです。お舅さんがですよ。わたしも感動しました。」(春圃苑苑長Aさん)

「東京に行ってみれば、コンビニエンスストアの店員さんの大半は外国人です。もうそういう時代です。介護の現場だけ例外という風にはいかない。実際、一昨年12月にこちらに(EPAのインドネシア人介護士候補者2名)きていただきましたが、全然問題ありません。よく働いてくださってますし、利用者さんの受けもいいです。」(リンデンバウムの杜常務理事Sさん)

 こちらが拍子抜けするほど、絶賛の嵐でした。4月から新たな挑戦が始まりますが、彼女たちならやり遂げてくださるでしょう、きっと。4月14日の「入学式」には馳せ参じたいと思います。

 ぼくはぼくで、新年度のおしごとに少し目鼻がつきました。やはり現場には現場のさまざまがあるものですね。往復6時間近い移動も全く苦にならず、ほぼ県庁の方と喋りっぱなしでした。

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※春圃苑で働くフィリピン出身のCさん(右)と同施設デイサービスセンター管理者Iさん(左)。
 

とーます

ありがとう、SENPAITACHI

塩竈市内で開催された、インドネシア人技能実習生の交流会に参加してきました。

実習三年目を迎え、数か月後に帰国する予定の「先輩たち」への感謝の気持ちを伝えるための集まりでした。
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横断幕に「SENPAITACHI」の文字が見えますね。

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こちらが「先輩たち」です。

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東北各地から駆け付けた実習生や留学生、そしてそのお世話をしている方々130人ほどが参加。
普段は離れていて会えない実習生同士が集まる貴重な機会になっているようです。
(日本人の皆さん!ここにいるのはほんの一部ですが、こんなにもたくさんの技能実習生たちが様々な現場で働いていて、私たちの社会を支えているのですよー!)

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お祝いの席には欠かせないというナシクニン(ターメリックとココナッツミルクで炊いたご飯)。昨年9月にMIA主催で開催したイベントでも作ってくれました。

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そしてこちらはインドネシア料理のお弁当&デザート。
けっこう辛くて私はたっぷり汗をかきましたが、後を引く美味しさでした。

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途中で制服姿の方々が入場してきたので、何事かと思ったのですが、塩釜署の方々が交通安全指導にいらしたのでした。

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反射材も配っていました。

聞けば「以前は二人乗りや歩道一杯に広がって自転車に乗っている実習生をよく見かけましたが、最近は殆どありません」とのこと。きちんと伝えればしっかり理解してくれる、ということですね。

帰国を控えた「先輩たち」の何人かに今の気持ちを聞いたら、
「寂しい。帰りたくなーい。」
「もうすぐ家族に会えるのは嬉しいけど、帰りたくない気持ちもある・・・。」
とのことでした。

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そしてこちらは「後輩たち」です。
サプライズで先輩たちに披露するダンスを密かに練習していたのだとか。
私は残念ながら中座したのでダンスは見られなかったのですが、きっと盛り上がったんでしょうね。
(誰かあとで動画を見せてくれないかな。)

先輩たちに帰国後の予定を聞いてみたところ、
「日本語の先生になりたい。だからもっと日本語を勉強したい!」
「友達と一緒にたこ焼き屋を始めるつもり!」
と、それぞれの夢を語ってくれました。

帰国まであともう少しあるので、それまで充実した毎日を過ごして、良い思い出をもっとたくさん作ってくださいね。
また4月の仙台でのイベントの時にお会いしましょう。

(OZ)



先日開催された日本語ボランティアセミナーのご報告です。

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まずはグループ分けのアクティビティ。言葉と手を使わないで誕生月の順に並んでもらいました。
総勢61名のバースデイラインは、なかなかに壮観でした。

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講師は臨床心理かつMIAインターンかつ大学院生の一條さんです。

前半の講義に続いて、後半は心理学の知見を日本語学習支援に活かす、というテーマでグループワークを行いました。

「日本語を話せるようになったら何をしたいか」、という学習者の「ビジョン」を確認して、それに合わせて目標を設定し、その目標を達成するための「スモールステップ」を組み立てるというものです。

「目標設定」。
もしかしたら、それほど意識しないで活動している支援者の方も多いかもしれません。

でも、マンツーマンや小グループで活動することの多い地域の日本語教室では、より一人一人の「目標」「日本語を使ってできるようになりたいこと」を把握して、その実現のお手伝いがしやすい環境にあります。

そしてその「目標」達成のため、いくつか小さな課題を設けてそれをクリアしていく、階段を上るように目標に近づいていく、というのが「スモールステップ」の考え方です。

小さな課題を乗り越えて、「達成感」をそのつど感じることができたら、モチベーションを維持したまま「目標」に近づくことができますね。

日本語学習の支援者を対象とした研修会で、この考え方が紹介されたことはあまりないと思います。

参加した方にとっても新鮮だったようで、アンケートでも
「今まであまり聞いたことがない考え方で、とても勉強になった。」
「心理学的な考え方は新鮮。日常生活にも応用できそう。」
といった感想が寄せられました。

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一條さんからは、この他「フィードバックすることの大切さとそのポイント」についてもお話がありました。

曰く、フィードバックは「あなたをちゃんと見てますよ、のサイン」とのこと。
これも、日本学校などと比べて、より学習者との距離が近い地域日本語教室では「得意分野」と言えるのではないでしょうか。

「心理学」と日本語学習支援活動、けっこう相性(と言っていいのかな)いいのかも、と実感した今回のセミナーでした。

チャレンジングなグループワークに取り組んでくれた参加者のみなさん、お疲れ様でした。

そして、自分にとっては新しい試みだと言っていた講師の一條さん。
こちらの勝手な提案をしっかり形にして、充実した研修にしてくれて、ありがとうございました。

(OZ)


オオサキノオト

 ときには少し明るいおはなしを書きませう。

 大崎地域のフリーペーパー、オオサキノオトに「MIA日本語サポーター」のことを載せていただきました。

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 大崎市で実際に日本語サポート活動をしてくださっている男性Sさんと女性Sさんにもインタビューしていただけたので、具体的なイメージをしていただきやすい内容になっています。これを見てたくさんの方々が興味を持ってくださったらうれしいな。

 これまで、市町村の広報誌に募集記事を載せていただいたことはありましたが、こういう媒体は今回初めてです。たまたまオオサキノオトの編集者のおひとりと知り合いだったことで実現できたのですが、市町村の広報誌と違った反響があるのかないのか、今後に期待です。

 大崎地域の各種お店、公共施設、温泉旅館、道の駅などさまざまなところで無料配布しています。ぜひ手に取って見てくださいね。


とーます
 昨日3月12日、仙台防災未来フォーラム2017でした。予告した通り、MIAは仙台観光国際協会SenTIAさんと一緒にブースを出展し、ミニプレゼンテーションを行ってまいりました。

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※ブースの様子。

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※プレゼンテーション。中央にいる光源氏みたいなのがぼくです・・・光ってるのはおでこと頭だけか、あいや。写真提供SenTIAのSさん。すぺしゃるさんくす。

 宮城県災害時通訳ボランティア有志とSenTIAの災害言語ボランティア有志がブースに三々五々駆けつけてくださいました。それぞれの3.11をお伺いしました。

 マンションの9階で被災した中国内モンゴル出身のTさんは玄関ドアが傾いて開かなくなり、お風呂のガラス窓を壊して脱出したとのこと。

 前日、息子さんが見事大学に合格され、さあ入学手続きと思っていたところに震災が来たという中国出身Wさん。地震当日の夕方に大学に電話したところ、「締め切りは週明けの月曜日のままで変更ありません」と無情の対応。きっとまだことの深刻さがよく分かっていなかったのでしょう。Wさんご家族はほどなく宮城県では銀行振り込みなどらちが明かないことを悟って、山形へと移動するもそこでも用を足せず、知り合いのいる秋田に行き、知り合いから現金を借りてなんとか期日に間に合ったということでした。

 また、中国出身のNさん、Kさん、Oさん、みなさん日本人男性と結婚されて、子育てをしている段階で被災をされた方々でしたが、3人とも一時帰国をされなかったと言います。全然心配していなかった、夫がだいじょうぶだということばを信じた、仕事でたいへんな夫を置いて帰国するのは考えられなかった、といった3人のことばにただただ首肯しておりました。

 初めて聞く話ばかりでした。ある程度時間が経過したので、ぼく自身そろそろみなさんに訊いてもいいかなと思えるようになりました。また、ひょっとしたらそんなに深刻な被災程度でなかったみなさんからしたら、「わたしの被災体験」を語る気になれずにいたということもあったかもしれません。

 来年のこのフォーラムでもたくさんの方々からお話を聞くことができればと思った次第です。

 SenTIAのみなさま、災害時通訳ボランティア有志のみなさま、関係各位にこの場を借りてお礼を申し上げます。


とーます

仙台防災未来フォーラム2017前前夜

 我が家では毎朝の食事時にはラジオでニュースを聞いています。この時期になると、震災に関するニュース、視聴者による震災への思いといったものが繰り返され、いやがおうにも6年前が立ちのぼってきます。

 明後日、仙台防災未来フォーラム2017に参加します。昨年に続き仙台観光国際協会SenTIAさんとの共同でブース出展します。「宮城県災害時通訳ボランティア」有志にもブースのお手伝いに来ていただきますので、当時の様々な出来事をお聞きできるのではないかと期待しています。

 また、ミニプレゼンテーション(12:40開始予定)も行います。テーマは「災害と外国人」です。持ち時間わずか10分ですけど、SenTIAさんと一緒にお話しいたします。


とーます
※当日、MIA・SenTIAブースにお越しいただいた方には、「東日本大震災からの学び 大災害時、県・政令市の地域国際化協会の協働と補完を再考する」を差し上げます。
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新着図書のご案内(2017年3月分)

当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

この図書資料室に今月整備し、貸し出しを開始した図書を下記の通り、ご紹介します。

■「中上級のにほんご」(2017年3月号)
企画・制作・発行:創作集団にほんご

■「みんなの日本語初級2 第2版 導入・練習イラスト集」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「みんなの日本語初級2 第2版 漢字英語版」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「新完全マスター文法 日本語能力試験N3 ベトナム語版」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「新完全マスター文法 日本語能力試験N4 ベトナム語版」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

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ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。


M

「倶楽部MIA」インタビュー

外国人のメンタルヘルスの研究をしており、かつMIAのインターンもしているJです。今日は、「倶楽部MIA」のインタビューを受けました!(日本人初。いつもは外国人の方がインタビューを受けるそうです)


いつも普通に会話をしているスタッフの方に、改めて質問を受けると、とても緊張しますね。インタビューを受けながら、振り返ってみるといろいろなことがあったなと思います。例えば、高校生のときのサイババとの出会い(会ってません。TVで見ただけです)・・・。心理学を学びたいと文転したにも関わらず、10年近く心理学とは縁がなかったこと・・・。終的には、初心に戻りました(もうサイババはいないけど)。


いろいろな人との出会いがあって、ここまで研究を続けることができました。MIAでは、研究に関することのみならず、研修会の作り方など一から教えていただきました。


私のインタビュー記事は、「倶楽部MIA91号」(2017年6月号)に掲載される予定です。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


J

東京とんぼ返り

 昨日は東京に行ってきました。多文化共生事業ローカライズ研修会(主催:自治体国際化協会CLAIR)のファシリテーター・・・ここだけの話なんですけど、あたしゃカタカナに弱くてですね、それで漢字ばかりのお国に行くようになったってくらい・・・冗談っぽいけど、半分ほんと。最初は股上の浅いへそが出そうなズボンのことかと空目をしたぐらいにして、それはローライズ。まあそりゃそうと、このローカライズ研修会、なんでも他所の優良事例の話を聞いて、そのグッドプラクティスを基に自分とこでそのテーマ、要素を取り入れて事業化することを仮想して課題とその解決策をマトリックス化し、それをロードマップに落とし込むというものだそうでして・・・だれか中国語にしてください、お願いします・・・ともあれ、昨年度MIAが実施した「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」がその優良事例のひとつに選ばれまして、不良おぢさんが上京した次第。

 参加者に事前に配る資料がめためたで書き直しを命じられふてくされて管を巻きたおし、研修会の冒頭で事業概要を説明する持ち時間10分を大幅にオーバーしてR-1よろしくしゃべりたおし、せっかく介護をテーマに選んでくださった参加者各位の前で舞い上がって意味不明なことをあれこれとしゃべりたおしと、たおしたおされしゅらしゅしゅしゅ。自分がかつて担当したおしごとを分かりやすく整理しておはなしするってとても難しいなと思いました。2年ばかし経って記憶はいい加減に薄れてはおりますが、担当者というのは往々にしてそのおしごとと一定期間苦楽または苦苦を共にしてしまっているため、俯瞰したり客観視したりということがかえって難しく、目先の小さな石くれみたいな出来事ばかりに執心してしまいがちだということがよく分かりました。脳内ごみ屋敷状態。

 不全感といいましょうか、少しの達成感もなく、妙に血の巡りが悪くなった指先をさすりさすり帰りの新幹線に乗りました。この研修会、数か月後に同じテーマで参加者を入れ替えてもっかいあるようです。そのことを考えると、酒造会社の売り上げにさらに貢献することになりそうで、ひいてはお国の医療費負担をさらに増加させ、果てはトランプ政権を刺激し、世界の安寧と秩序に悪影響を及ぼしそうで、自分の妄想がバカバカし過ぎて恐くなったのでほどほどにしようと思います。っつうか、もう少し頭の中整理しれ。


とーます
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※汚れっちまった心を洗いに行ってきました。きれいになったかどうか・・・訊かないで。

昨日はMIA日本語夜間講座の閉講式がありました。

修了証書を授与したあとは、恒例の受講生のスピーチ。
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初級1の人たちは「日本語を教えてくれて、ありがとうございました」と、その日習った文型をしっかり使って先生方にお礼を述べていました。お見事です。

初級2の人たちは、事前に先生が原稿の確認をみっちりしたわけではないのに、日本に関心を持ったきっかけや、休日の思い出など、それぞれのテーマで中身の濃いお話をしてくれました。

今回の唯一の皆勤賞のMさんです。
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すごくいい笑顔ですね。
「息子と日本語で話せるようになりたい!」と日本語学習への熱い思いを語ってくれました。

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予定の終了時刻を過ぎていたのですが、みなさん別れ難かったようで、写真撮影大会に。

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そして、ジュースとお菓子を囲んでカンパーイ!

今年度の日本語夜間講座は第1期と第2期を合わせて43名の方が受講しました。

数年前は、受講者数がすごく減って、「縮小したほうがいいのかな」と考えた時期もありましたが、まだまだ夜間の学習機会のニーズがある、ということを再確認した今年度でした。

来年度は4月11日に開講です。

現在、受講生を募集中ですので、日中は仕事で忙しいけど勉強したい、という方がいたら、ぜひMIA日本語夜間講座をご紹介ください。

※4月からの日本語講座の詳細はこちらでご確認ください。

(OZ)


旧交

 今日は、東北福祉大学に行ってきました。2年前に「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」でお世話になった福祉大系列の介護施設の方とも再会し、ありがたいことに「あのときは面白かったです」と声をかけていただきました。ありがたやありがたや。

 宮城県庁が来年度、介護職に従事する外国人のキャリアアップ支援(介護福祉士試験対策)をするということで、当事者が集まってミーティングをしました。元々当協会はその当事者ではなかったのですが、県庁の当初の構想に首をつっこんで、対象をEPA介護士候補者だけではなく、定住外国人も入れるべきと主張し、その路線が変更されたという経緯があり、主に定住外国人の実情をお伝えするというミッションをもって参加してきました。

 介護職に従事する外国人といってもEPAと国際結婚組とでは、在留資格は言わずもがな、日本語能力も経験値も在留期限も何もかも一緒というわけにはいかず、そこは少しつぶさに見る必要もあるわけです。本日、当協会が出席したことで、結果として県庁と福祉大の橋渡しがいくらかできたようです。これまでも幾度か打合せがあったようですが、基本方針からしてけっこう隔たりがあったということに気づき、紆余曲折はありながら、スタートラインの再確認ができて、ともあれ再出発です。


とーます

「みなと荘教室」へ

石巻市の「国際サークル友好21」が開設している「みなと荘教室」にお邪魔してきました。

こちらの教室は、ベトナム人技能実習生が増加していることを受け、同会のSさんが企業や行政等と協議・調整を重ね、昨年10月に新たに開設されたものです。

地域の変化とニーズをしっかり受け止めて、迅速にそれに対応するSさんの馬力とフットワークには、本当にいつも感嘆させられます。

「みなと荘教室」。爽やかで温かみのある、いい名前です。教室の様子も本当にそんな感じでした。

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17人の実習生が日本人ボランティアと楽しく学んでいます。

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MIA発行の『使って覚える楽しい漢字』も活用されていました。

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おお、きれいな字!きっちりしっかり丁寧に書かれていますね。

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以前から石巻に暮らすベトナム人のHさんも参加。
大事な情報を伝えるときの通訳や、生活面でのアドバイスをくれる先輩として、とても頼りにされています。

技能実習生の日本語学習をサポートしている方々にその様子を聞くと、いつも
「実習生はとても勉強熱心。明るくて素直なので、教えていて楽しい。」
という感想が聞こえてくるのですが、こちらの教室もまさにそうでした。

「開講当初は緊張気味だったんですが、最近になってやっと笑顔が見られるようになったんですよ」とSさんは言いますが、「緊張気味」だった頃のことが想像しくいほど、学習者とボランティア双方からの笑顔が絶えない、明るく楽しい教室でした。

こちらの団体のように、技能実習生の日本語学習支援を始めているところが増えています。

どの教室でどのようなサポートをしているのか、まずは現場の様子を教えてもらうため、今年度の「市町村日本語教室連絡会議」では、技能実習生を受け入れているいくつかの団体に事例報告をお願いすることにしています。

「みなと荘教室」についてもSさんにご紹介いただくことになっているので、その際にまた詳しくお話を伺うのを楽しみにしています。

(OZ)


みやぎ県政だより

 宮城県庁が発行している広報紙「みやぎ県政だより」(隔月発行)にMIA日本語講座の案内が載りました。全戸配布されているので、影響力は絶大です。さっそくいくつかお問い合わせをいただいています。中にはそそっかしい方もいらして、「おたくがやっている韓国語講座に興味あります」なんてのもあって、やってません、ごめんなさい。

 外国人に日本語を教えることに興味のある方から、「おたくの教室で活動したい」「わたしも日本語を教えてみたい」といったお問い合わせもいただきます。日本語教師資格をお持ちの方にはMIA日本語講座講師募集の内容をお伝えしたり、それがない方には「MIA日本語サポーター」の活動についてお知らせしたりしています。

 県政だよりには最新の宮城県の人口も掲載されています。2,319,437人、そのうち外国人住民は18,964人(いずれも2016年12月末のデータ)。震災以後微減状態が続いている中で、外国人は急増しています。

震災直前 → 現状
人口)2,346,853人 → 2,319,437人(27,416人、1.2%の減少)
外国人)16,141人 → 18,964人(2,823人、14.9%の増加)

 人口には外国人も含まれています。ですから、外国人が約3千人増えているのにもかかわらず、それ以上に人口減少が進んでいるということになります。

 細かいデータがないので大雑把な書き方になりますが、外国人の増加は主に技能実習生と日本語学校等の留学生です。国際結婚は震災前から減少し続けています。技能実習生は県内のほぼ全市町村にいますが、留学生は仙台市に集中しています。仙台市だけを見ると、現在人口は外国人の増加以上に増えているので、日本人も増えているということです。一方、仙台市以外の市町村は軒並み激しい減少が進行しています。仙台市以外で人口が減少していないのは富谷市、名取市、岩沼市、大河原町、柴田町、利府町、大和町、大衡村の8市町村のみ。26市町村は減少です。沿岸部は復旧復興も進み、事業の再開が本格化しているのに働き手がいない、そこを技能実習が補填するという構図です。

 技能実習は今後、コンビニエンスストアの店舗管理や介護といった職種も追加されることになっており、更に増加していくことが予想されます。新しい日本語学校が作られる話も聞いていますので、留学生も増えていくでしょう。宮城県在住外国人が2万人の大台を突破するのも時間の問題のような気もします。 


とーます
※先日のデザート。知人にいただいて食べてみました。ぼくと妻は一口で充分でしたが、愚息と娘は奪い合うように残りを食べてました。
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