2016年6月アーカイブ

忘れ物

 最近、無暗に気忙しくてブログを放置しておりました・・・みなさんもブログ見るのを放置してた?・・・んなわけないですね、すません。

 MIAが入っているビルの地下に自動販売機がありまして、日本語講座の受講生もよく利用しているようなのですが、先日MIAにサラリーマン風の男性が現れまして、

「この20円なんですけど・・・」

 地下の自動販売機に釣り銭が20円残っていた。その男性の前に外国人と思しき女性がジュースを買っていた。きっと彼女のものに違いない。この建物内で外国人が出入りしているところはどこだろうと1階の受け付けに訊いたら、それはたぶんMIAだろうということで来てみた。こんなおはなしでした。

 教室を覗いてみると、日本語講座の授業後に日本語サポーターSさんと引き続き勉強していたフィリピン出身のMさんがいたので、声をかけてみました。

「20円、自動販売機に忘れてませんか?」
「あ・・・そうかも。」

 ということでおつりがかえってきたMさんはびっくりして、喜んでました。平和な証左・・・でしょうか。今回の20円のようにいつもかえってくるわけではないかもしれませんから、ご用心ください。

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ブーケみたいに見えるのでつい写真撮っちゃいました。ベトナム語K相談員が庭で作っているパクチーをMIA日本語講座受講生ベトナム人Tさんにおすそ分け。Tさん、うれしそう。

とーます
※いまでこそスーパーマーケットでもパクチー(香菜、コリアンダー)は売ってますけど、けっこう高いので、K相談員のように庭やプランターで栽培している在住外国人は多いみたいです。
※去年、ぼくも庭でパクチーを植えてみましたが、殖えて殖えて「しゃまし」ました。「もてあます」という意味の方言です。生まれてこの方、ずっと周囲の方に「しゃまさ」れています・・・
※中国のどこだったか、西安だったか、甘粛省の田舎だったか、餃子を頼んだらどんぶりいっぱいに香菜の刻んだのが出てきました。たれに入れる薬味ということだったみたいですが、周囲を見回したらそのまま漬物にみたいに貪っている方が多かったですね。
先日、機関紙「倶楽部MIA」次号(2016年8月号)の巻頭記事のため、インタビューを行いました。
(倶楽部MIAでは毎号巻頭で、宮城県内で活躍中の外国籍の方をご紹介しています)

ご協力いただいたのは、東北大学留学生協会(TUFSA)代表の
グティエレス・アルパレス・トマス・ホセさん(コスタリカ共和国出身)。
※長いお名前は、「お父様の姓+お母様の姓+1番目の名前+2番目の名前」の順だそうで、
 コスタリカでは一般的だそうです。

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優しい雰囲気をお持ちのトマスさん。いろんなお話をして下さいました。

 トマスさんによると、コスタリカは日本ではそんなに知られていないものの、
自然に恵まれた国で、エコ・ツーリズムが盛ん。
ゆったりしていて、「みんなハッピーな国」だそうです。
おすすめは果物。とっても新鮮で、安くて、マンゴーやパイナップル、
日本では知られていないランブータン、ホコテという果物もおいしいそう。
「パイナップルは日本のよりずっと甘いんですよ。
話していると、食べたくなりますね」とトマスさん。

「どんな国民性なのでしょう?」とうかがったところ、
コスタリカ人を象徴する言葉を教えてくれました。
それは、「Pura Vida」というスペイン語のフレーズ。
直訳すると、「純粋な人生」で、特に意味はないそうですが、
「大丈夫」「きっとうまくいく」というようなニュアンスがあって、
トマスさんによると、『「ビール飲む?」とか「元気?」とか
とにかく、いろんな質問の答えになります!』とのこと。
おおらかで楽観的な国民性がうかがわれます。

インタビューするまで、ほとんど未知の国でしたが、
楽しそうでおいしそうなコスタリカに行ってみたいなと思ったことでした。

「倶楽部MIA」次号発行は、7月下旬の予定です。
コスタリカのお話、5月に開かれた東北大学国際祭りの報告のほか、
日本で大学教育を受けるという選択をしたトマスさんの留学の経緯、
日本滞在5年目の現在の思いなども聞きました。
どうぞお楽しみに!


M


あなたのおなまえなんですかPART2

 昨日に続いておなまえのおはなし。


 中南米の方のお名前には、ミドルネームやクリスチャンネームが付いていたりします。ガルシアマルケスもフルネームだとガブリエル・ホセ・デ・ラ・コンコルディア・ガルシア・マルケスのように。寿限無はグローバルの世の中においてはそれほど滑稽な噺でもないかも知れません。

 さて、こうしたガルシアマルケスな方々とのやりとり。

その一。やや軽め。
 当協会の通訳活動や外国人講師派遣プログラムなどにご協力いただいたときに薄謝をお出しするのですが、口座振込するために銀行口座情報を伺います。
「口座の名義を教えてください。」
「はい、エマニュエレビット―リオロミオトジュリエット」
「ちょちょちょ、ゆっくりゆっくり。エマニュエル?」
「いいえ、エマニュエレ。」
「エマニュエ『レ』ですね。で、ビットーリオはヒに点点、ウに点点・・・」
なんて確認が延々つづくのは不毛なので、メールもらえますかとお願いするのですが、ご本人の入力がわずかにずれていたりして、んもう!ってなるときがあるのでございますわよ。

その二。やや難しい。
「年金の加入申込みで困っています」 
「どんなことでお困りですか。」
「名前欄のスペースが足りません。」
「うん、どういうことですか。」
「わたしは、クリスティーナ・エリザベット・フェルナンデス・デ・キルチネル(仮、アルゼンチンの元女性大統領のお名前を拝借しました)と申しますが、名前の欄には25個しか箱がないのです。」
「箱?・・・ああ、空欄のことですね。年金事務所の方はどういっているのですか?」
「フルネームを書いてください、だそうです。」
「でも、書ききれないですよね?」
「そうです。」
「そしたら、なんと?」
「困りましたねえ、と。」
「いやいや、年金事務所の人に困られてもこっちも困りますよねえ。」
「そうなんです。」
 役所のみなさん、なんとかして差し上げてください。


 中国、韓国出身の女性で、日本人男性と結婚されている方の中には、「日本名」を名乗っている方もいます。本名は王貴艶さんですが、日本では佐藤貴子さんといった具合に。当協会の通訳サポーターにご登録いただく場合も、登録する名前は完全にご本人の意志に拠るのですが、本名の王さんでご登録いただいた方に郵便を発送すると宛所不明で戻ってきたりします。表札には佐藤さんとしかありませんから、それもまた止む無しです。

 ちなみに、住民基本台帳制度が改正され、いまは外国人も住民票に載るようになりました。住民票上は基本的に本名ですが、特例として日本名も登録することができます。また、在留カードは本名のみで、以前の外国人登録証には載せることができた通名が記載不可となりました。運転免許はどちらでも可、併記も可。外国人登録証時代に日本名で開いた銀行口座などがあったりすると、ときに問題が起こります。身分証明書と名前が違うではないか!と。作家さんじゃあるまいし、日本人が二つも名前を持っていることってほとんどありえないですからね。


 姓名か名姓かというのもひとつの考え方。以前の県国際交流員(アメリカ人)が「いまは日本にいるのだから、クリントン・ビルと名乗る」と宣言し、「日本人は田中さん、加藤さんと姓で呼び合うのに、外国人だけジャックさん、ベティさんと『下』の名前で呼ぶのはおかしくないですか?」と力説していました。それもまた一理はありますが、そこは習慣的なこともあるので、リクツとは別の感覚的なものがあります。古くはロン・ヤス、最近だとバラク・シンゾウというのがありましたが、少なくともぼくは違和感を覚えます。当事者がそれでよけりゃ、余計なお世話なんですけど。

 ベトナム人は歳の上下で、お姉さん、お兄さんなどと呼び、名を呼び合わないといった習慣もあるようですから、そこは当事者同士のバックグラウンド、意向に沿うしかないですよねえ。

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※在留カードの見本です。氏名は原則アルファベッド表記。漢字表記は申請により可能。


とーます


こんにちは。
「みやぎ外国人相談センター」ベトナム語相談員の「K」です。

近年、日本語学校にはアジアから来日したたくさん留学生がいますが、
日本語を勉強した後、専門学校に進学できる人数はわずかなのをご存知ですか?
日本語の能力や進学費用に課題があり、専門学校に進学できない子は
帰国しないといけないのです。せっかく日本に来て言葉も覚えたのに、
日本に残って仕事ができないのは、もったいない話だなあと思っていました。

それで、私はそんなベトナムの若い子の中に、日本の介護現場に興味を持っている子が
いないかなと考えて探したところ、1人の女子学生を見つけました。
介護にも興味があるようだったので、私は日本語を教えたり、
地域の老人ホームを紹介したりと、いろいろ面倒をみました。

彼女は現在、日本語学校へ行きながら、ある老人ホームで決められた時間に
アルバイトをしています。真面目に仕事に取り組んでいるようです。

できれば、彼女には介護の専門学校へ進学して、資格を取ってほしいです。
さらに言うと、「彼女のような若いベトナム人の人材に、高齢化が進む日本の
介護現場で活躍してほしい」とも思っています。

以上、若いベトナム人の「お母さん」役を頑張っている私からの報告でした。

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※昨年度、「日本の介護 世界の介護」というテーマで、
MIAとJICAが開催した国際協力セミナー。
今回の記事でご紹介した留学生と一緒に参加しました。

(K)

あなたのおなまえなんですかPART1

 おうちを聞いても分からない、なまえを聞いても分からない、という歌じゃありませんが、外国人の名前にまつわるエピソードをいくつか。

 MIAにはさまざまな外国人から電話が来ます。

「もしもし、こんにちは。?$!&と申します。」
「すみません、お名前もう一度伺ってもよろしいですか?」
「%+*#と申します。」
「(ええ!さっきとすこし違うじゃん、でも何度も聞き返すのもなあ・・・)%?*#さんですね。」
「いえ、%$*&です。」
「・・・」

 外国人の名前はときとして聞き取りが非常に難しいです。外国語風の発音はあいうえお式じゃないので、日本人の耳ですとなかなか捉えられません。ですので、MIA日本語講座で電話を使った練習をするときはゆっくり、はっきり、カタカナを読むように発音してくださいとお願いしています。


 名前の表記も一様ではありません。アルファベット表記だとしても、欧米人の場合、アルファベッドの上下左右にニョロや点点やCをひっくり返したやつ(マクドナルドのあれです)などがあり、馴染みのないものも少なくありませんし、デビッド、デイビッド、ダビッド、ダビド、ダビード・・・といったご本人のこだわり表記も最大限尊重します。

 一方、アジア系の人の名前はアルファベット表記されていても、独特なルールがあるため読めません。Deng Xiao Ping、読めますか?中国語のピンインはXやZで始まる音声があって、かじったことがない人には太刀打ちできませんよね。ちなみに、無理矢理カタカナ表記すると「ドゥンシャオピン」で漢字にすると鄧小平となります。

 さて、いまの鄧小平がまさに中国人の名前に関する一大事です。「とうしょうへい」と読むか、「ドゥンシャオピン」と読むか。MIA日本語講座では学生カードにお名前をお書きいただきますが、ふりがなを振っていただく際に中国語音声を模したふりがなと日本式の漢字の読みとが混在します。これも完全にご本人尊重。同じ教室に「とうさん」と「ドゥンさん」がいても、それはそれ。

 なんてことを書いていたら、ベトナム語のK相談員がベトナム人の名前レクチャーがありました。ベトナム人でよくある姓TRANGの読み方が、北と南で違うんだそうです。北のハノイではチャンと呼び、南のホーチミンではトランさんと呼ぶのだそうな。真ん中のフエではどうなるのか気になるところですが・・・北にお住まいのワタクシも「いどー」さんと呼ばれますからね・・・って同じ話か、それ?

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※日本語講座受講生の送別会。乾杯コーヒー。


 興に乗ってどんどん長くなりそうなので、急遽連載とします。本日はこれまで。

とーます

万能ポテチ



お久しぶりです。34です。

そのうち、ブログに何か書かないと、

書かないと思いながら、


なかなかログインできず・・・

半年が経ちました。

(良いお年を!と言ったのが最後←)


それで今日も私からではなく、

(は?)



ポルトガル語相談員

通訳サポーター

学校訪問プログラム講師


などなどなどの活動をしている

「はち」さんからの報告です。



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先週の土曜日(6月4日)、

蔵王町で地元の方々と一緒に


ブラジル料理作ってきました!!


数か月前にMIAから紹介してもらって、

本番まですごく楽しみにしていました。


なぜならば蔵王町は、

私が大好きなみやぎの観光スポットだからです。

素晴らしい自然と、のどかな場所があるから、

蔵王町の景色と季節、色彩の魅力など

是非もっと色々な外国籍の方に知ってもらいたいです!



「ブラジル家庭料理教室 in 蔵王」には、

27名が参加しました。


中には7名のインドネシアの技能実習生と、

3名の韓国人留学生もいました。



ブラジル料理が

皆さんのお口に合うかどうか心配しましたが、

無事に作り終えて、

美味しそうに食べていたので安心しました。



今回はブラジルの食べ物を通じて

本格的な国際交流に参加することが出来ました。

貴重な勉強になりました!



それぞれのカルチャーは違っても、

"みんな" 同じ人間で、

同じ地球人であると強く感じました!




ここからは、

皆さんからいただいた感想です。


◎インドネシア人のAさん
ブラジル料理について何も知らなかったけど、このチキンストロガノフはとても美味しですし、簡単に作れるので家でまた作ってみたいと思っています。

◎韓国人のBさん
ブラジル料理は今まで食べたことがなくて、このチキンストロガノフはとてもまろやかで美味しいです。最初は、作っているときにどんな味になるか気になっていましたが、思ったより美味しいです。うちでまた再現してみたいです。

◎日本人のCさん
子どもの頃には、ブラジル人の友達がいまして、何度もこのお料理とは全く違うブラジル料理の『お豆』料理を食べたことがありますが、実はちょっと苦手でした。でも、今回の料理は、どなたのお口に合う食べ物だと思います。うちで作ってみたいと思います。






感無量です!


非常に勉強になった一日でした。

この活動に関わりました皆様に

感謝な気持ちいっぱいです。


どうもありがとうございました。


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はち


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↓事務所での話

(MIAのスタッフ、写真を見る)

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ん?ポテチ・・・?(O_O)




はちさん 曰く


「本当は細長いフライポテトを使うんだけど、

作る時間がなくて、ポテチを細かくつぶして

かけるつもりだったんだけどね。。笑


普通のスーパーでは売ってないから、

普段はフライポテト使ってるの」


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はちさん作



(本当はこういうイメージらしいです)
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1010の瞳

 MIAのFacebookページ、いいねが500人を突破しまして、いま505人。だから、1010というGひろみみたいな、小豆島を舞台にした小説みたいな、というかもろにぱくったタイトルでございます。できれば、24000万の瞳を目指して某郷氏をぎゃふんと言わせたいと思っていますが、生まれてこの方うん十年、いまだぎゃふんとリアルに発している人を見たことがございません。ぎゃふんってなに?ともあれいまMIAのページに「いいね」をしてくださった方には素敵なプレゼントがあればいいなと思っていますので、どうぞ「いいね」してくださいませ。

 とまあ相変わらずあれこれとっ散らかっております。

 7日(火)は宮城県海外研修員日本語研修の閉講式でした。研修員2名、おひとりは2週間、もうひとりは1週間、短期間の研修でしたが、我らが誇るスーパー日本語講師の薫陶を受け、閉講式ではおふたりともすばらしいスピーチをなさいました。

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 記念撮影の段。ぼくは写真に写るのがオムライスと同じくらい好きじゃないので、こういうときは「ぼく撮る人、あなた写る人」を貫いておりますが、みなさんにお気遣いいただき、「両手に花ですよ」と研修員と日本語講師の真ん中に立たされ、ぱちりと一枚撮りました。万年花粉症の所以か、花の間に立ったおぢさんは半目でだらしなく写っておりまして、公序良俗に反すると判断し、公式写真を掲載いたしましたこと、ここにお詫び申し上げる次第です。

 来月は、MIA日本語講座受講生を対象にAEDの使用訓練を行う予定で、そちらの準備もぼちぼち始めております。最近のAEDはスイッチを入れると、指示の音声が自動で流れます。それをどうにか日本語の学習に結びつけられないものか画策しておりますが、果たしていかに。

「AEDがどんな機械かは知っていても、いざというときに使ったことがないと尻込みしちゃうようなんですよ。」

とは、今回ご協力いただく日本赤十字社宮城県支部Nさんの言。たしかに、最近公共施設などでは「AEDあります」といった表示をよく見かけますが、倒れている人を目の前にして躊躇なくAEDに手をかけられるかどうか・・・尻込み侍かもなあ、へたれおぢさんだもの。

 今月中に台風、大雨時の情報の取り方の原稿を書かねばならず、それもタイトルから2mmも進んでおりませぬ。

 梅雨が来たらガンバリマス。梅雨が来たら、そのときは梅雨が明けたらガンバリマスと言うのでしょう。

 よい週末を。


とーます
※「オムライス」はその音声を聞くだけで、字面を見るだけで、吐き気を催すほど、生理的に嫌いなレベルです。なぜかは全く分かりません。

文字か模様か

みやぎ外国人相談センターの相談員になって、今年で五年になります。

この五年間の宮城県内外国人の国別内訳の変化により、相談センターの対応言語も変化がありました。

就任した当時、日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の五か国語だったのですが、その後、タガログ語、ベトナム語が加わり、今年度、ネパール語、インドネシア語も新たに増え、計9言語になりました。

ポスターも模様替えし、「みやぎ外国人相談センター」の文字をそれぞれ9言語で表すことになったのです。

今日初めて新しいポスターを目にした時、沢山の言語で書かれたにもかかわらず、不思議に、思うほど煩わしく感じなかったのです。

人間の目は本当に面白いですね、自分にとって意味のある(分かる)情報を選択的に拾って、脳に優先的に伝達するようです。

そのポスターを目にした瞬間、中国出身の私の目に一番先に映ったのは漢字で書かれていた中国語と日本語で、次は英語でした。

それ以外の六つの言語は、私の目にはただの模様か飾りのようにしか映りませんでした。

他の外国出身者も同じように感じるかもしれません。

最近、駅や、病院など公的な場所では、看板などが多言語化しているところが増えています。外国人にとって本当にありがたいことです。

これから宮城県も多文化共生が進み、外国人にもっと住みやすい地域になることを願い、微力ながら、少しでもお手伝いできるように頑張りたいと思います。

(みやぎ外国人相談センター中国語相談員K.I)

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新聞沙汰

 沙汰という日本語はなかなかむつかしい。語源を調べてみたら、「沙」は砂、「汰」は洗って選び分けることで、砂の中から金を選り分けることから転じて善悪を選り分ける意味で使われるようになったみたいです。音沙汰、ご無沙汰、地獄の沙汰も金次第・・・この辺りはフラットな用法ですが、警察沙汰、色恋沙汰、新聞沙汰となるとこれは完全に悪いできごと、悪い事件の扱いです。というわけで、本日のブログのタイトルは間違いです。別に悪い話ではございません。

 外国人に関する問い合わせを各種メディアからいただくことがちょくちょくあります。中には、子だくさんの外国人を紹介して!なんて柳の下のビッグダデ〇発掘まがいの照会依頼まであります。先日、地元のK新報社から電話があり、在住外国人の状況についてお話を聞きたいということでしたので、一度お越しいただくことにしました。Mという記者さんです。

 約束の当日。顔を見た瞬間、お互いに「あ゛あ゛・・・」と声にならない声を上げ、

「ええと、F高のMさん?」
「C予備校も一緒だったよな?」

なんと高校の同級生でした。それはそれとして、適少社会なる特集企画があって、そこで外国人を切り口に記事が書きたい。在住外国人の状況、変化を教えてほしい、ということでしたので、震災前後からいまに至る流れと具体的な企業、個人をいくつか挙げて紹介しました。

 あれから、幾星霜。先週金曜日から3日連続で記事が掲載されました。以下のタイトルをクリックするとウェブ記事が開きます。

バイト留学生

実習生頼り

介護の苦悩

 ぼくの説明が悪かったのでしょう、ほんの少し事実誤認がありますが、県内の外国人の状況をよく炙り出した記事となっています。読者の反応が気になるところです。ご感想をお寄せください、ってそれはこちらの管轄ではないか。

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※先週のお別れ会の集合写真。主役のひとり、スペインのJさん遅れてきたため、もっかい撮りました。


とーます
※「新聞沙汰」の数日前にMさんから電話。
「記事がだいたいできたから、生年月日を教えて。」
「ということはぼくの名前も載るの、別にいいのに。」
「ま、そういうこと。で、生年月日は?」
「1983年10が・・・」
「おまえ、おれと同級生だべ。10年もサバ読むな。」
「あ、そうだった。」


火事騒ぎ

 旦那さんの転勤で退講されるフィリピンのEさん、一時帰国のため同じく退講されるスペインのJさん、おふたりの初級2クラス送別茶話会を急遽開くことになり、授業後クラスメートや講師陣が集まりました。

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 お昼休み時間を利用してのささやかな茶話会でしたが、これこのようにみんなでお茶やお菓子を準備されて楽しくたのしく・・・

 金曜日は午後1時から漢字のクラスがあります。いつも通り受講生が集まり、授業が始まってほどなくして・・・

「火事です、火事です」

非常放送が館内に鳴り響きました。これまでも誤報は何度かありましたし、訓練だということをぼくが単に知らなかっただけなのかもしれないと思い、まずは教室のみなさんに、

「落ち着いて、落ち着いて」

と声掛けをしました。非常放送は一向に鳴り止まず、しばらくしてさらに

「6階で火事です」

と放送がありましたので、すぐに避難を呼びかけました。受講生みなさんに貴重品だけ持ってもらい、速やかに階段で避難。

 6階はたしかにプラスチックか何かが焼け焦げたような臭いがしておりました。

 ぼくが一階の駐車場に着いた頃には漢字クラスの受講生、ちょうど日本語研修を行っていた宮城県海外研修員2名、MIA日本語講座の講師、そして当協会職員は全員揃っていました。緊張が解けた受講生たちはみんな笑顔。

 ほどなく館内点検が終わり、火事ではなかったということで教室に戻り、授業再開しました。

 どうやら6階の実験室で何かがあったようなのですが、大事に至らず何よりでした。結果的には受講生と臨場感あふれる避難ができたので、それはひとつの収穫でした。それより、6階に実験室があったことの方がオドロキでした。

 ところで、MIA事務所が入っている宮城県仙台合同庁舎内の別事務所のある方から、

「MIAさんは外国人におしごとを紹介したりしているんですよね。」

と訊かれ、ここに事務所を構えて30年近いというのに隣近所でさえこんな認識なのかとこちらの認識を改めました。

火事騒ぎ 隣は何を する人ぞ


とーます
アジア各国から来日して、製造業や建設業など各種産業の貴重な担い手となっている「技能実習生」。

宮城県でも近年その数が大幅に増えていて、現在では2,000人以上の実習生が暮らしています。

MIAでも、数年前から
「通訳者を探している」
「日本語指導者を紹介してほしい」
という相談を受けることが増えてきました。

そうしたご相談にも出来る限り応じてきましたが、今年度、ちょっと視点を変えて、技能実習生と一般市民との距離がもっと近くなるようなことに取り組むこととしました。

こんなに増えているのだから、私たちも、もっと実習生のことを知ったほうがいいのでは。
そして実習生たちにも、せっかく3年も宮城で生活するのだから、できれば自分たちが暮らす地域とさまざまな関わりを持ってほしい。

そんな願いと期待を込めて、試験的に行う事業です。
名付けて「技能実習生と地域をつなぐプログラム」。

塩釜市内の企業で実習中の皆さんと、同じ地域にお住いの方々がいろいろな形で交流を深めていく、というものです。

現在、このプログラムに協力してくれる「地域交流サポーター」の育成講座の参加者を募集しています。

塩釜市にお住いでご興味のある方は、ぜひご参加ください。

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塩釜市内で開かれた技能実習生の交流会の様子

(OZ)

機関紙「倶楽部MIA」85号、発行しました。
巻頭インタビューは、今年1月に韓日観光公社韓日観光交流センター
所長に着任された李 明照(イ ミョンジョ)さんです。

韓日観光交流センターには、李さんのインタビューの際に初めて訪れたのですが、
韓国各地の美しい風景を撮影したポスターやパンフレットがたくさんあり、
見ているだけで楽しくなる雰囲気がありました。

センターの中は、こんな感じ。

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「韓国国内でお勧めのところは、どこですか?」と伺ったところ、
「どこというわけではないですが、田舎の方に行ってみてほしいですね」と李さん。

「ソウル、明洞(ミョンドン)、キムチ、カルビ以外の韓国を見てほしいです。
素朴に暮らして、働いている韓国人の普通の生活に触れてほしいです。
外国人が行かないようなところに行っても、韓国の女性は面倒見がいい方が
多いので、お世話をやいてくれるのではないでしょうか。最近は、日本には韓国の
観光情報があふれていますが、そういうところに行った記憶は強く残りますから、
特別な旅行になると思います」とのことでした。

李さんのユニークなご経歴など、インタビューの詳細は、「倶楽部MIA」85号でご覧下さい。
パソコンでご覧になる方は、こちらから。


(M)

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