バスバス走る

 みどりのトンネル抜けていく、という下の句を思いついたあなたはとーますと同じ世代、同じ知能レベルです。残念でした。むかし、「バスバス走る バスバス速い 緑のトンネル抜けていく」という曲を小学校でよく歌ったのでした。

 さて、明後日6日(日)仙台市営地下鉄東西線が開業するということで巷はお祝いモードです。水差すようで悪いんですけど、それに伴って仙台市内の路面バスも大きく改組されるようで、MIAとしてはそちらの方が大きいです。前のブログ「バスに乗って」に書きましたけど、土地勘がなくて、漢字が読めない外国人にとってはバスに乗ることは一大事です。10月から始まったバス通学にやっと慣れてきたのに、のりばが変わるなんてむごい、あんまりだ。だいたいのりばが変わることだって知っているかどうかも定かではないので、急場しのぎの虎の巻を作ることにしました。
学習者用バスのりば案内_ページ_1.jpg
 これを作るにあたり、仙台市交通局と宮城交通のホームページを矯めつ眇めつ(「ためつすがめつ」ってこう書くのね!「ためつすがめつ」ってところでなんのことだろう?)確認し、それでもよく分からないので各社に電話をしてお尋ねしました。「仙台駅前発で宮城県仙台合同庁舎前を通るバスはどれですか?」という質問自体が相当レアなアレだったのでしょう。アレレレな反応がちょっとあって、いえ実はそれにはこういう事情がありまして、と得意のくどさ百万馬力で説明し、じゃあちょっと調べますので・・・なんて「生みの苦しみ」がございました。

 この過程で分かったのですが、仙台市営バス(やさしい日本語的名称:あおいバス)は「系統番号」というのがあって、とりあえず「北仙台・中山・聖和短大経由実沢営業所行」という電光掲示がひとつも読めなくてもその隣の「911」という番号さえ確認できればOKなのに対し、宮城交通バス(同:あかいバス)はホームページ上では「系統番号」の使用は確認できるもののバスの車体のどこにもその表示はないということで、「虹の丘団地(東勝山団地・黒松団地入口経由)」のどこかが解読できないと、目視確認は成立しないとのことでした。ですので、M交通さんには「漢字が読めない外国人もあり、系統番号の表示をぜひお願いしたいところです」と途中から陳情モードになってしまいました。

 ともあれ、基本方針は「あおいバスはのりばとバスの番号を見ましょう、あかいバスはどれに乗っても大丈夫なのりばのみをお知らせしましょう」と相成り、上の虎の巻相整いました。

 ただ「あおいバス」「あかいバス」をあてにしていると、「ラッピングバス(ラッピング色のバス、嘘、走る広告バス)」があるので、色だけじゃないこともあったりして。嗚呼悩ましいバス。

 この虎の巻を受講生に配布していたら、講師のYさんが、「仙台のバスってほんとうに難しいですよね、わたしいまだに乗りこなせないです」とおっしゃっていました。ことは外国人に限った問題ではないようです。公共交通機関の「バリアフリー」をぜひご検討いただきたいです。それができたら、利用者も増えるんじゃないでせうか。


とーます

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このページは、MIAが2015年12月 4日 16:34に書いたブログ記事です。

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