2015年12月アーカイブ

仕事納め

今日はMIAも仕事納めの日でした。

一足先に休みに入った職員も多く、午後からは精鋭(?)3人のみの勤務となりました。

いつもより静かではありましたが、日本語講座の受講生のご家族、これから受講を希望されているご家族等々、お客様もお見えになり、幸い開店休業状態にはなりませんでした。

それから、「保健・医療通訳サポーター」関係の電話も複数あり、著しくその派遣依頼が増えている今年のMIAの業務を象徴している日だったと言えるかもしれません。

今日、病院で通訳をしてくれたAさん、そして、年明け早々の活動を引き受けてくれたBさん、いつもありがとうございます。

お二人のような通訳サポーターをはじめ、各種事業への協力者のお力を借りることは、来年も間違いなく多いと思います。

そう、来る年も多くの方のご理解・ご協力に負ぶさる(猿)一年となることでしょう。

・・・と、見事な駄洒落が出たところで(スイマセン)、2015年の「Watching! MIA」を閉じたいと思います。

MIAは12月29日から1月3日までお休みとなります。

みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。

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(OZ)



 ひとのおはなしを聞いていると口が痒くなるなどと申しますが、果たしてこれいかに。当協会の研修会ではご参加のみなさんが「聞くだけ参加」「いるだけ参加」にならないように話し合う時間を設けることが多いですかね。今回は、4名一組のテーブルに話題提供者として外国人1名がつき、介護のことなどについて自由にお話しいただきました。ちなみに、話題提供者はパネルトークのMさんを含め全部で5名。中国出身者4名とフィリピン人1名。中国出身者といっても内モンゴルの人がいたり、朝鮮族の人がいたり、地域差、世代差が見られたかと思います。

 どのテーブルもあっという間に盛り上がっておりました。さすが人に向き合うおしごとをされている方々です、人見知りな人もいなければ、ひとりでご高説を滔々と垂れる困ったちゃんもいない。みんなうまいこと話を引き出し、楽しくお話されていました。

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ね!上に書いた通り、楽しくお話されていますですの図。

 30分ほどの「テーブルトーク」は話し合いっ放しにせず、各テーブルにマイクを向け、どんなお話があったか全体に向けてまとめていただきました。

 そんなこんなで2時間の研修はあっという間に終了。最後に今回のこのアウトプットプログラムの開催にご尽力いただいた東北福祉大教授加藤伸司さんにしめていただきました。

「知らないことも多く、たいへん勉強になりました。」

 こちらこそほんとうにありがとうございました。

 事務所に戻って、アンケートを拝見しましたが、みなさんたくさん書いてくださっていました。宮城県内の在住外国人の状況をお知りいただき、外国人ゆえの問題、課題をご理解いただき、外国人と共に働く近い将来に思いをはせていただけたようでした。

 アンケートの中にとても気になる記述がありました。業界内のあるアンケートで外国籍の介護スタッフの受け入れの是非を問うたところ、60%が希望しないだったとのこと。偽りのない数字で、これが現実でしょう。もちろん、現在進められているEPAの制度上の問題、あるいはまもなく実施されようとしている介護分野での技能実習生の受け入れに対する不安、危惧。しかし、この60%が意味するのはそうした政策面によるものだけではないでしょう。むしろ日本人が潜在的に抱えている外国人に対する無理解、それに基づく不安、恐れ。こんなことではないのかな、先は遠いなあ、とこの事業を終えたいま、新たにやるべきことが少しだけ見えたような気がしました。


とーます
 続いて、パネルトーク。登壇者はおふたり。一人目は登米市にお住まいで中国出身のMさん。登米市内の老健施設に勤務。介護福祉士。既にこの道、十うん年。二人目は気仙沼市にお住まいのKさん。この方は日本人ですが、気仙沼の介護の現場で働いているフィリピン人の介護福祉士受験のサポートをしています。

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Mさん(右)とKさん(左)

 Mさんの介護のおしごとのきっかけ。同居していた舅が大病を患い、療養の末に亡くなったとき、Mさん自身はなにもできなかったという無力感が残ったと言います。そんな折、町の広報で「介護ヘルパー」の勉強会の案内を見つけ、やってみようかなと思い立ちました。姑の介護にも役立つかもしれないし。ヘルパー2級の資格を取ってすぐに就職をしたわけではなく、しばらくしてから知り合いの勧めがあってデイサービスに入職。不慣れな職場環境、分からない日本語の専門用語と格闘しながら、数年後には介護福祉士にも合格。

 そんなMさんが言います。「わたし外国人です、ってスタッフにも利用者さんにも言うんです、隠す必要もないから。だから、ちょっと変なのかなって思ってくれればそれでいいし、じゃあ教えてあげようかって思ってくれる人もいます。利用者さんに日本語おしえてもらったりすることもあります。おしえてくれた利用者さんも喜んでいます。」

 このカミングアウト作戦が功を奏して、施設では非常に愛されているそうです。先日読んでいた介護民俗学へようこそに、施設職員と利用者の関係性はややもすると常にサービスを提供する人/サービスを受ける人と固定化してしまうといった記述があったことを思い出しました。利用者さんに日本語を教えてもらうことで、関係性に変化が生じる。職員間でも古株になってきたMさんは新人職員に対して、「わたし思ったことをはっきりずばずば言っちゃうんだけど、外国人だから・・・分かってないことも多いので、おしえてくださいね。」とカミングアウトすることで、上司と部下の関係を固定化しない。マイノリティゆえの特異性を隠そうとしない、克服しようとしない、相手に理解を委ね、謙虚にふるまう。そうそうできることではありません。

 Kさんからは介護の現場にいつも明るく、新鮮な風を吹かせてくれるフィリピン人介護士の話を伺いました。体操の時間に英語でカウントしたり、得意なダンスを取り入れたりという話はフィリピン人の当事者から聞いておりましたが、利用者さんの喜ぶ顔が浮かびます。そんな彼女たちは、キャリアアップのために「介護福祉士」の資格取得を目指しています。最大の壁は「漢字」です。「褥瘡」なんて日本人でも読めない漢字オンパレードのテキストをKさんや地域のボランティアさんがルビ振りのお手伝いをしてくださっています。EPAで来日するインドネシア人やフィリピン人の合格率があまりにも低いことを受け、試験問題にルビが振られるようになったということですが、テキストにおいてはまだルビ付きはないようです。EPAについてここではあれこれ言いませんが、ルビ付きテキストは日本に定住する外国人を介護の世界に誘うためにも欠かせない装置になると思います。出版社さん、ぜひご検討くださーい!


とーます

ルーマニア料理教室のご報告

少し前のことになりますが、12月13日に七ヶ浜国際村で行われた
ルーマニア料理教室のご報告をします。ルーマニア出身で、仙台市在住の
ヒロセ ファヌタさんが講師となり、母国のお料理の作り方を紹介してくれました。

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お料理を作るファヌタさん。

1品目は、サルマーレ(ルーマニア風ロールキャベツ)。
簡単に言うと、ロールキャベツのトマトソース煮込みですが、
一般的な日本のロールキャベツと違うところが、3つ。
1つ目は、キャベツは、酸味のある漬物状のものを用いること。
2つ目は、肉や玉ねぎとともに、米を入れること。
3つ目は、タイム、ディルなどハーブも入れること。

ファヌタさんによると、漬物状のキャベツを作るには、通常の材料、
手順で発酵させた場合は、2週間ほどかかるそうですが、
レモンの汁と塩を入れた湯でさっと煮たら、酸味が出て似た感じの味になる
ということで、今回はそうしました。
さらに、米も通常の場合、生の米を入れて、数時間煮込むところを、炊いた
ご飯を入れることで時短できるとのことで、半時間ほどの煮込みですみました。

出来上がりは、こちら。

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付け合わせの黄色っぽいものは、ママリガ。
とうもろこしの粉に塩少々を加えてお粥のように煮たものです。
白いのは、ヨーグルトを混ぜたサワークリームで、ママリガにつけます。
(ファヌタさんによると、日本のサワークリームにヨーグルトを混ぜると、
ルーマニアのサワークリームに近い味になるとのこと)

2品目は、ルーマニア風のポテトサラダ。
こちらも、一般的な日本のポテトサラダと違うところがあります。
それは、きゅうりのピクルスを入れること。
じゃがいも、にんじん、鶏むね肉などを茹でて細かくしたものと一緒に、
ピクルスを入れることで、酸味が出て、味がさっぱりします。

出来上がりは、こんな感じ。

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3品目は、ビスケットケーキ。
の予定でしたが、残念ながら時間がなくなり、そのようなこともあろうかと
ファヌタさんに自宅で作ってきていただいたものをお見せして、切りました。
ちなみに、作り方は、加熱した牛乳にバターやココア、レーズン、くるみ、
砕いたプレーンビスケットなどを加えたものをサラミのような形にまとめて、
冷やすそう。出来上がったものを切ると、このようになります。

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ご参加いただいた15名の方々からは、「おいしい」のほか、
「(サラダ用の)マヨネーズを作るのに、茹で卵の黄身も使うのにびっくり」
「ママリガは初めて食べたけど、面白い味」などのご感想をいただきました。

最後は時間的に厳しくなったのですが、ご参加の皆さまが、作ったり、
洗ったり、盛り付けたり、すばらしい連携プレーでご協力下さいました。
また、皆さま、メモを取ったり、質問されたりと、大変熱心で、
楽しく、盛り上がりのある料理教室となりました。

M
 東北福祉会は7つの法人があり、それぞれから数名ずつお集まりいただきました。お互い研修などでつながりがあるらしく、あちらこちらでやあやあやあと談笑が始まります、けっしてチャゲ&なんとかではありません。

 定刻。各テーブルにひとりずつ付く話題提供者のうち、おひとりがまだ現れない。雪が降ってないからかな?たしかにメールを送って場所情報もお伝えしたよな、自分?茫洋とした記憶、白濁した思考回路。ええいままよ、アウトプットプログラム開始。

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 東北福祉会側から代表者のごあいさつに続き、自己紹介をしていただきました。この自己紹介というのが曲者で、マイクを持つと血圧が上がっていつまでも話し続ける方が時折いらっしゃいますので、「自己紹介は、お名前、ご所属のみでお願いします」と「いらぬ」お願いをしました。みなさん、お願い通りに簡潔にてきぱきと、そして朗らかに自己紹介いただきました。ひとを相手におしごとをされている方々だからでしょう、笑顔が絶えないいい方々ばかり。おぢさん、うれぴー。ほぼ自己紹介が終わったところで、話題提供者Tさん登場。すぐ近くの別グループのところで軽く迷子になっていたみたいです。よかった、ご無事で。

 本題。基礎講座として、「宮城県の在住外国人の状況」「MIAのおしごと」「実践介護塾の概要」を不肖とーますからお話しました。「いらぬ」お願いをしておいて、自分はどや!?参加者と初対面だったので空気を溶かすために「クイズ」なんかを入れてみましたが、そんなことしなくても充分和やかな雰囲気。

「宮城県に住んでいる外国人は何人ぐらいでしょう?」
「600人かな?」
「いや、4万人ぐらいじゃない?」
「正解は、1万6千人です」
「ええ、そんなにいるの」
ざわざわざわ・・・反応がいいと、やりやすいですね。おかげでとても気分よくお話できました。今回のアウトプットプログラムにご参加いただいたみなさんに意識していただきたいこととして、「外国人をめぐる3つの視点」を提示いたしました。

1.介護サービスを受ける外国人
2.介護サービスを受ける日本人の家族(妻・嫁)としての外国人
3.同僚としての外国人

 外国人といっても当然ながらいろいろな立場があり得ます。立場によって抱える問題も変わります。介護サービス提供者側だってそれぞれの対処のあり方があるだろうことをぜひ多面的にお考え頂ければと思ってのことでした。


とーます

ママたち大活躍中



いつもお世話になっているスリランカ出身のAさんから

電話がかかってきました。



(受話器をとる)

34 「宮城県国際化協会です。」

A  「34さんいますか。Aです。」

34 「おぉっ、Aさん!お久しぶりです。どうしました?!」

A  「仙台に5年も住んでいる友達がいて紹介したいです。
      今日行ってもいいですか。」

34 「もちろんです。5時までいます。」

A  「赤ちゃんいるから、私は行けるか分かりませんが・・・」

34 「一緒に来てもいいですよ(むしろ、来てください!)」

A  「そうですか。じゃ、またあとで」


※Aさんは、毎年3月に行われる講師の研修会(兼パーティー)を機に、

「来月赤ちゃんが生まれるから・・・」とのことで、

しばらく講師活動を休んでいました。




11時過ぎた頃、

Aさん、生後8ヶ月のNちゃん、リビア出身のSさん、

3人の女性が来所してくれました。



プログラムについて簡単に説明したあと、ちょっと雑談。

(リラックスして色んな話が聞けるので楽しいです)



Sさんは旦那さん(同じリビア出身)と一緒に仙台に来て、

今は2歳の子どもがいますが、

最近は保育園に預けて、日本語勉強しに行ったりとか、

この後も用事があるからとか、



Aさん曰く、

「彼女はいつも忙しいんです(笑)」


育児だけではなく、友達に会ったり、

趣味や外部活動もしながらリフレッシュするのも大事ですね。

いいことだと思います。







話題を変えて、



日本語がペラペラな人でも

幼児語・育児語(おんぶ、おてて、ねんね、だっこなど)は、

また別の世界の日本語だという話が出て、



「難しいですね・・・。

そういう言葉が出ているサイトがあるから、それを見てます。」


その話を聞いていた私は、思いました。






おてて?ねんね?何それ(・_・;)初耳


※「おてて」はなんとなく分かりましたが

(いつ使うかは分かりませんが)、

「ねんね」は後ほど調べました。




日本で子育てしながら、言語だけじゃなくて、

勉強することが他にもたくさんあるだろうなと改めて思いました。

今日も県内各地で外国出身のママ・パパは頑張っているでしょうね。



学校訪問プログラム講師の中にも、

今年か昨年度子どもができた方が何人かいらっしゃいますが、

忙しいにもかかわらず、積極的に参加してくれています。



この場を借りて一言申し上げます。


「ありがとうございますm(_ _)m

来年もよろしくお願いします。良いお年を!」








最後は、生後8ヶ月のNちゃんの写真です。

かわいぃー!

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こんな顔見て、ニコニコ笑ってくれてありがとう。




34

 まだまだ先のことだからと思考停止をしていたら、時間は停止していないのであっという間に開催が迫ってきました。東北福祉会側では参加者の調整を着々とお進めいただいていたのですが、こちらの登壇者、スピーカーの調整がぼんくら担当者のせいで遅々として進まず。なんとか間に合いましたが、この綱渡り体質、我ながら、そして毎度のことながら呆れます。

 当日。すばらしい会場をご提供いただきました。事前準備と撤収はやたらと速いMIAスタッフ、会場に着くや否やぱたぱたと準備を始めましたが、早めに到着された参加者Xさんがぽつぽつと現れました。そのうちのおひとりが、

「ああ、緊張する。」

とつぶやいたことばをヘルイヤー、あ、地獄耳のことです(たぶん、英語でもヘルイヤーとは言わない方に1万点)は逃しませんでした。とりたてて参加される介護職の方々に発表していただく予定もありません。司会兼説明役兼ツカイッパシリのぼくの方が緊張しなければならないところ、緊張どころからどうやったら受けるかそればっかり考えている下衆の極み。嗚呼・・・

 件の緊張、おそらくはこういうことだと理解しました。以下、Xさんの心の声(代弁、推定)。

「今日の研修会、どうやら外国人と話をするって言ってたよな。わたし、あんまり外国人と話をしたことがない。英語でしゃべらないといけないのかな?」

 アウトプットプログラムはまさにこういうところに切り込みたかったのです。担当者にんまり。

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※小グループで懇談するの図。右の白いセーターの方は中国出身のTさん。さて、距離は縮まり、緊張は解けたのでしょうか?


とーます
※「ぼんくら」は「盆暗」と書き、もとは博奕の用語だと知りました。
※偶然なことに、沢木耕太郎の深夜特急でマカオの博奕のところをちょうど読んでいたところでした。

 今年度、自治体国際化協会CLAIRから助成を受けて行ってきた「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」ですが、12月10日にその締めくくりとして「アウトプットプログラム」(略称:あっぷっぷ・・・もちろん冗談です)を行いました。

 この「実践介護塾」、プログラムとしては定住外国人を対象とした講義、施設見学などが計3回ございました。こちらのブログでもあれこれ書いております(たしか書いた記憶が微かにあります)ので、もし万が一億が一兆が一ご関心がございましたら、バックナンバー(略称:ばなば・・・しつこ、第一回第二回第三回)を参照くださいませ。どのプログラムもとても興味深い反応や感想がございましたが、言ってみればよくある在住外国人支援の形で「介護」というテーマに若干の新規性はありますが、勉強会というスタイル自体はごくごくありきたりのものです。

 ですが、最後のあっぷっぷ、もといアウトプットプログラムがかなり珍しい取り組みかなと思います。蛇足ながら「アウトプット」は「出力」を意味する英語で、「インプット(入力)」と対をなします。ですので、前段の3回のプログラムで「インプット」した知識や母国の情報を日本社会に対して「アウトプット」していただこうという趣旨でして、今回はテーマが介護ですので是非介護の現場で働く方々にその話を聞いていただきましょう、とまあ相成ったわけです。

 相成るのは簡単ですが、我がMIAは介護のカの字もイの字もゴの字も書けるだけで全くあてがない。おうちを聞いても分からない名前を聞いても分からないような状態でした・・・?わんわんわわんと泣いてばかりいても始まらないので、前段のプログラムで認知症についてとても分かりやすく説明いただいた東北福祉大学教授の加藤伸司さんにダメでもともとのお願いをしてみたところ、「それは面白いですね」と予期せぬ反応をいただき、さささっと関係機関に連絡いただき、社会福祉法人東北福祉会に所属する各事業所から職員が数人ずつ参加する「アウトプットプログラム」があっという間にためごろう、じゃなくて相整ったのでした。

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12月10日、アウトプットプログラム会場の図。

つづく


とーます(略称:とす)
※日本社会はどうして何でもかでも略すのか、どうしても馴染めないときがある天然天邪鬼由来成分120%でございます。日本人の語感として5音節、7音節が心地よいという説にほぅと思うこともありますが、にしてもなんでそこまでと思うことが少なくないです。最近、「こんびに」「すまほ」に違和感を示す人自体が絶滅危惧種状態ですが、希少な違和感保持者として無形非文化財指定されるまで頑張ろうと思います。
※全く好みの問題ですが、「セントラルリーグ」を「セ・リーグ」、「モダンボーイ」を「モボ」としたちょいとむかしの略し方の方がまだ譲歩できます。
※ガラパゴス携帯電話を「がらけー」ということには強い抵抗感がありますが、このガラパゴスということばにはどこか否定的なニュアンスが潜んでいるように感じます。グローバル化、地球全体均一化に反するという意味合いで。でも、そんなこと言ったら言語なんて全部ガラパゴスじゃないとも思うわけです。
※「ポイ捨て」ということばも大嫌いなことばですが、それに代わる簡潔なことばが見つからないことも事実です。
※むかし住んでいた岩沼市の街角に「Stop the poi!」という標識がありました。意味が分かったとき、失神しそうになりました。

みんなのヒ・ミ・ツ(?)

昨日は初級1、今日は初級2と中級クラスの日本語講座で「おしゃべりの時間」があり、おしゃべり三昧の二日間でした。

私もおしゃべりのお相手をしたり、他の人たちの様子を横から覗いたりしたのですが、

・Aさんの妹さんがアイドル並みに可愛らしいこと、

・Bさんがシェパードを家の中で(!)飼っていること(畳の上で寝そべっている姿は大変愛らしかったです)、

・Cさんが出身国の違うご主人とお付き合いをする際、スマホの音声通訳を利用して互いの気持ちを伝えあったこと、

等々、この時間がなかったら知らなかったであろう、一人ひとりのさまざまなエピソードを教えてもらって、とても楽しく過ごしました。

そして、前期よりも、自信と余裕をもってボランティアの人たちと話している人が多く、
「みんな上手になったなあ」
と感激もさせられました。


こちら中級クラスの様子です。
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「健康」がテーマだったので、最後に「歯の健康」ついてのクイズをしました。
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見事全問正解だったペアには、コーディネーターのIさんからプレゼントが進呈されました。
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健康に配慮された「カロリーを気にせず食べられるポテトチップス」(!)だそうです。

(OZ)



人は移ろひぬ

 先週7日(月)、外国人講師派遣で気仙沼は小泉地区に行ってまいりました。震災以来、JR線を失った旧本吉町の各小中学校と幼稚園に講師5、6人を乗せた大型車の運転手を務めてまいりました。車の運転は何時間でも全然平気ですし、ましてや旅の道連れが話題無尽蔵とくりゃ、話に花が咲いて実がなって猿にとられて地団太踏むカニの心境です。7日はカザフスタン、ブラジル、ラオス、ヨルダンと中国の各国出身者たちとの0泊1日気仙沼の旅、でした。

 東部道路も数年前に比べればだいぶ流れるようになりました。帰路、石巻や仙台港付近で軽い渋滞に遭うこともありますが、数年前のように全く動かないなんてことはなくなりました。今回もほぼすいすい。

 いろんな話をしましたが、日本人の「旅の恥はかき捨て」についてカザフスタンのBさんが熱く語っていました。
「日本人ってよそに行くとどうしてあんなに行儀が悪くなるのかしら?韓国に行ったときに、信じられないくらい行儀悪い日本人を見てびっくりしたの。」

 外国に行って興奮しちゃったり、舞い上がっちゃったりするのはよく分かりますけどねえ・・・

 小泉地区は津波で壊滅的な被害を受けた地域で、いまだ仮設住宅にお住まいの方も多いです。小学校も中学校も各学年10数人程度の小規模校です。やはり年々子どもが減っていて、中学校は来年をもって統合、小学校もその方向で議論中だそうです。中学校の要覧を見せていただいたら、部活動が男女それぞれ選択肢が二つずつしかない。チームとして成立させるにはそれ以上増やせないということですね。

 小泉小学校の教頭先生の何気ないお話がとても印象に残っています。
「いまの6年生は震災のとき1年生でしたからね。」

 そうなんですよね。別の小学校で聞いた話で、低学年の子だと震災の記憶や意味がよく分かってなくて、仮設住宅のことを「変な家」と言ったりすることもあるのだそうです。ううむ、ううむ、と唸るばかりです。小さな子どもにとってあの震災はなんだったのか・・・

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※気仙沼ローカル誌に掲載されました。画像をクリックすると拡大されます。


とーます



ベトナムは漢字圏だった

 MIA日本語講座中級クラスに新しく入ってこられたベトナム出身のLさん。日本語講座担当とーますは非常に奥手で人見知りでいけずなので、新人さんには話しかけられればすぐにでろでろとだらしなく打ち解けるくせに、話しかけられないと自分からは全く入っていけず・・・ましてや若い女性であればなおのこと。というわけでLさんとはこれまでMIAに2か月余り通っていただいているというのにあいさつ以上を交わしたことがないという体たらくでした。

 今日はたまたまみやぎ外国人相談センターベトナム語相談員Kさんの勤務の日だったので、K相談員にLさんのことをちょっと聞いてみたら会ったことがないとおっしゃる。それじゃあ、もうすぐ冬休みにも入るこのタイミングだから、あいさつ方々MIA日本語講座の感想やそのほか日常生活の困りごとなどちょっと聞き取ってもらえますかとKさんにお願いして、中級クラスの終了時間を待ちました。

 午後3時にKさんを伴って教室に入り、Lさんともうひとりのベトナム人Hさんに相談員Kさんをつなぎ、ぼくは別件へ。

 1時間後に教室に戻ってきたら、3人はまだまだ歓談中。女三人森三中じゃなくて、じゃないけど言えません、書けません。とにかく大盛り上がり。

 どんな話をしてたんですか?と訊いたら、MIA日本語講座の先生はすばらしいこと(言わせたわけではないと思います)、アルバイト先の某コンビニエンスストアで手を握ってくる変なオヤジのお客さんがいたこと(日本人にも悪い人がいますから気をつけて)、なんて話が次々と飛び出していたようです。こりゃ1時間あっという間だわ。

 LさんもHさんもベトナム人の夫の仕事の関係で宮城に来られ、家庭内言語はベトナム語。「だから、わたしたち教室の中でいちばん下手なの!」と屈託なく笑っていましたので、「じゃあ、ボランティアさんを紹介しましょうか」と日本語サポートのことも話しました。

「レッスン料は無料です」とかなんとかというぼくの説明をKさんが通訳してくださっていましたが、ベトナム語の中に「みえんふぇー」というぼくにとっては聞き覚えのあることばが入っているように思いましたので、

「『みえんふぇー』ってもしかして『ただ』って意味ですか?」
と訊けば、
「そうです。」
との答え。

中国語では「ただ(無料)」を「免費」と書いて、「みえんふぇい」と発音します。ああそうか、やはりベトナムは漢字圏だったのですねと一人合点し、これから日本語でのコミュニケーションで行き詰ったベトナム人には中国語の単語で起死回生を図らんなどと相変わらずとんちんかんでございましたとさ。

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※先日、中級クラス受講生を対象に開催した「ストレスケア教室」。

とーます

ヒトヤマコエタ・・・安来節

 ブログを一週間以上書かないと「とーます生きてるか?」と全世界の人々が沸き立つのではないかと不安になり(または妄想に駆られ)、夜もぐっすり快眠でございましたことよ。先週は盆と暮れと元旦と大晦日と三が日と年末大掃除と箱根駅伝と紅白歌合戦が重なったような行事目白押しでございましたので、いつも以上に記憶が混濁していて、とどのつまりいつも通りです。

 12月7日(月)気仙沼に外国人講師派遣のため終日運転手、8日(火)日本語講座中間アンケート、9日(水)日本語サポーター紹介面会介助、10日(木)午前ニューカマーのための生活適応支援プログラム「ストレスケア教室」、同日午後「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」アウトプットプログラム@せんだんの里、11日(金)通訳者派遣の調整手配、同日某所から提出を求められていた書類が間に合わずやけのやんぱちひやけのなすび・・・

 ですがですがですが、こういうときには面白い話を聞く機会も拡がるものです。気仙沼では間もなく5年を迎える被災地気仙沼の現状をお聞きしましたし、気仙沼行き帰りの車中ではバーコードの話(日本人はどうしてバーコードにするのかという哲学的ハ〇考察)やらなんやらで大笑いしておりましたし、アウトプットプログラムでも介護職従事者の興味深い反応反響を伺うことができました。これらは日を改めてブログをすなる予定ではございますが、バーコードは割愛します。

 さてさて、そんな先週でしたが、とりわけ驚いたのは安来節のことでした。MIA日本語講座初級1・2クラスの閉講式のときに日本伝統文化体験をしていただこうということで安来節のお師匠にお越しいただいております。数年前のことですが、その安来節をご覧になった韓国出身のKさんから電話が入りました。

K「安来節の先生、Kさんを紹介してください」
とーます「えー!なぜですか?」
K「安来節を勉強したいです」
と「ふぁー・・・えーとえーと、Kさんの電話番号はおしえられないので・・・えーとえーと、たしかKさんはどこかのカルチャーセンターでおしえていると聞いたので、ちょっと調べてみますね。えーとえーと、ありましたありました。ここに電話してみてください。」
K「ありがとうございました。」

 もちろん跡形もなくさっぱと忘れておりましたが、MIA日本語講座S先生から思わぬ形で後続情報を聞きました。あれから韓国のKさんは足しげく安来節教室に通い、着々と練習を積まれ、先日の昇格試験では飛び級で2級に合格されたのだそうです。安来節の世界も高齢化の波ちゃぷちゃぷだそうでして、そんなところに外国人のお若い方が参画され、周囲の方にもとてもかわいがられているとか。いやはや、うれしいおはなしです。

 真面目な話をすると(ってわざわざ断りたくなるほどいつもふざけていてすみません)、MIA日本語講座は初級から中級までしか講座がないので、中級を修了された少なからぬ方々から、「上級クラスが欲しい」との陳情をいただいております。しかしながら、MIA日本語講座は外国人の生活適応支援の一環と位置付けておりますので、どうしても初級学習者の支援に重心が置かれます。一方で、中級を修了したから日本語による日本生活が万障皆無かと言えばそれもまた否です。MIAとしては日本語の基礎を当協会で学んでいただき、そこからは自分で切り開いていっていただければと願っているわけですが、その切り開き方としてもこの安来節の韓国人Kさんは非常によいのではないかと思うのです。自分の好きなこと、自分の興味の向かうところに飛び込んでいく。当然、その世界に流通している日本語、分からないことばも多々あるでしょう。訛りの強い日本語にへどもどすることもあるでしょう。しかし、こういう自然な日本語世界でしか磨けない日本語(もしくは日本語による意思疎通力)もあるように思います、というか、ある程度のところまで行くともう教科書、先生頼りの学習では逆に限界があると申しますか。

 語学力の向上は三大欲求が後押しする、と冗談めかした言説があります。やりたいこと、なりたい自分があるとひとはとにかく進んでいくということではないでしょうか。いつの日か、安来節師匠Kさんと韓国Kさんをお招きして、師弟共演を実現したいものです。


とーます

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※今年もこの季節がやってきました。我が家の庭です。

謎のブラック・キャット

最近の「みやぎ外国人相談センター」での電話相談のやりとりから・・・

<相談者:英語圏の某国出身のAさん>

Aさん「もうすぐ国に帰るので、いろいろ手続きしないといけないんですけど・・・。」

私「そうですか。今日はどんなお手伝いが必要ですか。」

Aさん「ブラック・キャットに確認したいことがあるので、代わりに電話してもらえますか?」

私「え?ブラック・キャット???」

Aさん「そう、ブラック・キャット。知らないんですか?」

私「すいません。聞いたことないです。」

Aさん「ホント?聞いたこともないんですか?荷物を送ったりする会社です。空港に荷物を送りたいんですけど。」

(・・・荷物を送る・・・ブラックキャット・・・黒い猫・・・)

私「あっ、クロネコヤマトだ!宅配便の会社ですね!!」

Aさん「そうそう、そのブラックキャット!」


・・・ということで、クロネコ・ヤマトのことは、英語圏の人たちは「black cat」と呼ぶことがあるらしいです。

あまりに想定外で、あまりに直訳だったので(笑)、ピンとくるまで少し時間がかかってしまいました。

(OZ)

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お久ぶりです。Mです。

12月13日(日)に、七ヶ浜国際村で行われるクリスマスのイベントの1つとして、

当協会も協力する「ルーマニア料理教室」が開かれます。

 

詳細は、下記の通り。

http://mia-miyagi.jp/pdf/151213_christmas.pdf


日時:2015年12月13日(日)14:20-15:50

場所:七ヶ浜国際村 食の工房

参加費:500円/人

参加者:15名程度(お申し込みは、先着順で受付。参加者は、エプロン持参のこと)

内容:仙台在住のルーマニア出身の講師の方が、ルーマニア風ロールキャベツやポテトサラダ、

ビスケットケーキなどのルーマニア料理を作り、できたら、みんなで試食します。

ルーマニアの文化も紹介する予定です。

お問い合わせ・お申し込み:TEL022-357-5931(七ヶ浜国際村)

 

ルーマニアという国には、なじみのない方も多いかと思いますが、ヨーロッパ中世の文化が

残っていると言われる魅力的な国で、ドナウデルタなど豊かな自然も有名です。

在日ルーマニア大使館から資料提供のご協力をいただき、会場付近にはルーマニアの

自然や文化を紹介する写真なども掲示する予定で、現在、その準備を進めています。


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多くの方にご参加、また写真もご覧いただければと思います。


M

箸が転んでも日本語学習

先週末、技能実習生の日本語指導の様子を見学に行ってきました。

教えているのは「MIA日本語サポーター」のYさん。

学習者は全員インドネシア出身の女性で、同じ会社で実習中です。

もともと、こちらからYさんにサポートをお願いした方は男性実習生2名だったのですが、彼らは既に帰国してしまい、「友達が友達を呼ぶ」で集まった人たちが今も学習を続けています。

この実習生の方々、「箸が転んでも可笑しい」お年頃なのか、誰かがちょっとふざけたことを言ったり、間違ったりすると、
 クスクスクス
  ウフフフフ
   アハハハハ
と、すぐに笑いの渦が巻き起こるのです。

とは言っても学習意欲はとても高く、Yさんの問いかけに対して
「わかりまーす!」
「大丈夫でーす!」
と大きな声で答えるし、
「顔が広い」や「目と鼻の先」といった、字面だけでは意味が通らない慣用的な表現もすぐに理解して、自分で例文を作ったりもするのです。素晴らしい。


この日一番盛り上がったのは、私と、同行していたSさんとが二人で会話文を読み上げたときでした。

その場の雰囲気に乗せられて、ちょっとだけ気持ちを込めて読んだところ、

「すごーい!」
「日本語上手ー!!」
「ドラマみたーい!!!」

と、大きな拍手とともに激賞されました(笑)。

こんなにノリの良い、でもまじめな学習者なので、Yさんも毎回とても楽しく活動しているとのことで、この日も最初から最初まで笑顔が絶えませんでした。

「自分のためにやっているようなものですよ」
というYさんの言葉は、きっと本心なのだと思います。


働きながら技能を身につける技能実習制度は、国の方針により拡大を続けていて、県内でも様々な業種の現場で実習生の数が増えています。

そうした人たちへの日本語指導の現場というのは、いわば、県内の多文化共生の活動の最前線と言ってもいいでしょう。

その最前線のニーズに対してどんなことができるのか、MIAもこれから考えていかなければいけません。

IMG_6725_2.JPG

(OZ)



バスバス走る

 みどりのトンネル抜けていく、という下の句を思いついたあなたはとーますと同じ世代、同じ知能レベルです。残念でした。むかし、「バスバス走る バスバス速い 緑のトンネル抜けていく」という曲を小学校でよく歌ったのでした。

 さて、明後日6日(日)仙台市営地下鉄東西線が開業するということで巷はお祝いモードです。水差すようで悪いんですけど、それに伴って仙台市内の路面バスも大きく改組されるようで、MIAとしてはそちらの方が大きいです。前のブログ「バスに乗って」に書きましたけど、土地勘がなくて、漢字が読めない外国人にとってはバスに乗ることは一大事です。10月から始まったバス通学にやっと慣れてきたのに、のりばが変わるなんてむごい、あんまりだ。だいたいのりばが変わることだって知っているかどうかも定かではないので、急場しのぎの虎の巻を作ることにしました。
学習者用バスのりば案内_ページ_1.jpg
 これを作るにあたり、仙台市交通局と宮城交通のホームページを矯めつ眇めつ(「ためつすがめつ」ってこう書くのね!「ためつすがめつ」ってところでなんのことだろう?)確認し、それでもよく分からないので各社に電話をしてお尋ねしました。「仙台駅前発で宮城県仙台合同庁舎前を通るバスはどれですか?」という質問自体が相当レアなアレだったのでしょう。アレレレな反応がちょっとあって、いえ実はそれにはこういう事情がありまして、と得意のくどさ百万馬力で説明し、じゃあちょっと調べますので・・・なんて「生みの苦しみ」がございました。

 この過程で分かったのですが、仙台市営バス(やさしい日本語的名称:あおいバス)は「系統番号」というのがあって、とりあえず「北仙台・中山・聖和短大経由実沢営業所行」という電光掲示がひとつも読めなくてもその隣の「911」という番号さえ確認できればOKなのに対し、宮城交通バス(同:あかいバス)はホームページ上では「系統番号」の使用は確認できるもののバスの車体のどこにもその表示はないということで、「虹の丘団地(東勝山団地・黒松団地入口経由)」のどこかが解読できないと、目視確認は成立しないとのことでした。ですので、M交通さんには「漢字が読めない外国人もあり、系統番号の表示をぜひお願いしたいところです」と途中から陳情モードになってしまいました。

 ともあれ、基本方針は「あおいバスはのりばとバスの番号を見ましょう、あかいバスはどれに乗っても大丈夫なのりばのみをお知らせしましょう」と相成り、上の虎の巻相整いました。

 ただ「あおいバス」「あかいバス」をあてにしていると、「ラッピングバス(ラッピング色のバス、嘘、走る広告バス)」があるので、色だけじゃないこともあったりして。嗚呼悩ましいバス。

 この虎の巻を受講生に配布していたら、講師のYさんが、「仙台のバスってほんとうに難しいですよね、わたしいまだに乗りこなせないです」とおっしゃっていました。ことは外国人に限った問題ではないようです。公共交通機関の「バリアフリー」をぜひご検討いただきたいです。それができたら、利用者も増えるんじゃないでせうか。


とーます

50周年 思い出がいっぱい

 東北大学留学生協会(TUFSA)が今年で50周年なのだそうです。会社でもない民間の任意団体が50年も存続するってかなりのことですよね。まして学生団体ですから、構成員が毎年毎年どんどん変わっていくわけでして。

 そのTUFSAの50周年記念イベントにお招きいただきまして、のこのこと出かけてまいりました。

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 大学の先生、職員、我々のような支援団体とTUFSAのメンバーで総勢50名ほどでしたか。会費もとってないのに学生手製の料理などもあってとても暖かな集まりでした。

 TUFSAが主催している国際祭りは1日で数千人集まる東北では最大規模の国際イベントです。こんな大がかりなイベントを学生グループが行っているのですから、驚異としか言いようがありません。当協会(正確には当協会内にある別財団ですが)からTUFSAの国際祭りにかれこれ30年近く助成金を出し続けておりますが、昨年度からは当協会が仲介して県内の市町村国際交流協会にも出展を呼びかけています。これだけ大きな規模のイベントですから、市町村の国際交流協会にとっても新たな「刺激」を受け、新たな「出会い」も期待できるわけで、来年以降さらに多くの市町村国際交流協会に参加を促したいと思っています。

 また、TUFSAとMIAの関係は、2013年以来とても密接です。2013年、フィリピンが台風で大きな被害を受けたときに、TUFSAからすぐに支援活動をやりたいと申し出があり、「プロジェクトフィリピン」と称した一大プロジェクトが展開されました。フィリピンコミュニティミヤギと一緒に行った街頭募金は集まった金額もさることながら、行動の速さ、頭の回転の速さ、若さ、「3さ」にくらくらしました。

 そして、今年のネパール地震でもすぐにTUFSAは動き出しました。街頭募金、チャリティイベント・・・

 プロジェクトフィリピンのときすぐに動き出したのは、宮城で3.11を経験した前TUFSA会長でマレーシア出身のLさんと、当時のTUFSA会長で3.11のとき東京にいて4月の東北大学入学が大幅にずれてしまったネパール出身のSさんでした。かれらには東日本大震災のときの東北、宮城に対する思いがあり、そんな宮城から何かを発信したいという意思を感じました。また、このプロジェクトフィリピンを通じてぼくはTUFSAメンバーとの接触が格段に増えましたが、Sさんの次に会長となったタイ出身のCさんも3.11のちょうどその日、バンコクで東北大学のスタッフに面接を受けていたということで、それぞれが宮城に抜き差しならない縁を感じているように思います。

 ともあれ、いまTUFSAはメンバーも大幅に増え、日本人のメンバー、学外のメンバーさえも抱え、活気に満ちています。かれらと一緒に活動することは文句なしに楽しいです。TUFSAメンバーにはあれこれこうるさいおぢさんとして相対し続ける所存ですが、どうぞ諦めてください。


 50歳のお誕生日、おめでとうございました。


とーます

自転車に乗って、その後(4)

 さあ、ゴールの国立競技場が近づいてまいりました・・・相変わらず意味不明で失敬失敬。


 11時過ぎ、教室に戻ってアンケートを記入してもらい、青葉区役所からご提供のあった鞄に括り付けるライトをプレゼントして、解散。走り回っていい汗かきました。

 国営放送局の方が取材を終えてお帰りになる際に、「何時のニュースですか?」ってお伺いしたら「お昼のニュースですね、12時15分過ぎです。」とお答えになった気がします。え、そんなにすぐ?と思いつつ、人を疑うのは三文の損と昔から言わないじゃないですか。ニュースをみんなで見ることにしました。日本語講座の講師数名と午後の中級クラスも受講する受講生数名。

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 特設会場となった役員室は、まるで力道山の登場を待つ街頭テレビ前のような興奮のウツボ状態で12時15分を迎えました。

 宮城県のニュース、ひとつは県庁のニュースか何か。ふたつめ、水産業の何か。まあ、妥当です。3つめぐらいかなと身を乗り出したら、サルが画面上に現れました。サルが人里に現れ、作物を食い荒らしたりするといった被害のニュース。学習者にとっては聞き取の勉強みたいな状態でしたが、「サルが畑に来ます、野菜を食べます、人が困ります」とぼくはぼくでやさしい日本語の実地練習。ふむふむ。

 そして・・・
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 「次は外国人の交通安全教室のニュースです。」

 役員室がぽはっと湧きます。画面を見ているベトナム人のTさんもネパール人のYさんも画面に映っています。わずか30秒ほどのニュースでしたが、よかったよかった、聞き間違いじゃなくて。


つづ・・・かない(著者が疲れたため連載は終了となります)


とーます
※その後、T北放送とMヤギテレビでも放送されたようですし、エヌエッチケ〇の夕方の番組ではぼくのインタビューも流れていたらしいです。K北新報にも先日載ってました。いやあ、自転車交通安全教室ってほんとうにいいものですね。

ようこそ白川郷へ



ランチ後、ちょっと眠気がさす午後2時半、


ある男性がMIAの事務所に乱入してきました。




「お前は、だれだ!!!」



じゃなくて、






よく見たら、



MIA日本語講座の学習者だった


スリランカ出身のTさんでした。






。。。。。。。。。。 お! お久しぶり!!!




髪もずいぶん伸ばしてパーマもかけてるし、


日焼けもしたようで、


気づくまで少し時間がかかりました。



(みんな目がよくないのよ...)





白川郷に引っ越した以来ですが、


近況報告のために来てくれたのです。






その1、


「今週、仙台で結婚式やります」




生活は相変わらず白川郷になりますが、


ここが奥さんの地元なので、


結婚式は仙台で挙げることになったようです。


末永くお幸せに!







その2、


「白川郷にゲストハウスをオープンしました」



151202_01.JPG

名刺渡し方Perfect!







結婚式の準備で忙しいとき、


わざわざ来てくれたので、PRしてあげよー






Ant Hut (アット・ハット)
TEL : 090-7746-9876
E-mail : anthut.shirakawago@gmail.com
住所 : 岐阜県大野郡白川村鳩谷403


151202_02.jpg

◎宿泊予約サイトなどでも予約できるみたいです。




実は、今年9月末に白川郷に行ってきたんですが、


その前に教えてくれたら行ったのに!



ざんねん・・・(T_T)





白川郷に行く予定がある方は、


ヨロシクご検討ください。



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