バスに乗って

 宮城県国際化協会の事務所はJR仙台駅から距離にして3km弱、バスで15分、歩くと30分強、競歩で20分弱、走ると途中で息が切れます。

miamap6languages.jpg
※日本語講座のチラシの裏には多言語の交通案内を載せています。


 路面バスってかなりハードルが高いですよね。なぜか。

1.地名が分からない
 バスって「○○方面××行」といった行き先の表示の仕方をしますが、この「○○」「××」が知らない土地では見当がつきません。地図を見てみても容易に探し出せませんもの。

2.乗り方が分からない
 学生の頃、東京に行ったとき、バスの腹から乗ろうとしたら、周囲が変な空気になりました。間もなく、他の人がバスの前方から乗り込んでくるのを見て、衝撃を受けました。そうか、東京ではバスは前から乗るのだ。そして、乗車券をとるのでもなく、定額を最初に払って、降りるときは腹から降りる。知らんかったよ、田舎もんは。

3.お金の払い方が分からない
 最初に払う?降りるときに払う?バス前方の料金表ってどう見るの?定額?スキップカードってスキップできない人は使っちゃいけないの?イクスカ、行かないよ!ってつまらない?降りるときにお金を払う段でまごまごして、後ろに大勢待っていて余計にどぎまぎしちゃう・・・

 これらに加えて、日本語があまりできないと、「行き先の表示が読めない」「バス停の時刻表の見方が分からない」「車内放送が聞き取れない」「運転手さんに質問ができない」などなど、バスに乗るのは一大事です。よく分からないことだらけの状態で10分も20分もバスに乗っていることの居心地の悪さ、不安感。嗚呼、こんな思いをするくらいなら歩いちゃえ、って気持ちもよく分かります。

 初級1クラスのBさんとLさん。Bさんは仙台より南の町から、Lさんは北の町から、それぞれJR線を利用してMIAに通っています。Lさんは家族にバスの乗り方を教えてもらったので、仙台駅からバスに乗ってきています。Bさんの家族は忙しくてなかなか乗り方を教える時間が確保できず、Bさんは止む無く仙台駅から歩いて通っていました。

 BさんとLさんの共通言語は、ここ1か月ほど勉強した日本語です。ある日の授業で、ふたりは仙台駅を経由しているということが分かりました。その数日後、LさんがBさんを連れて一緒にバスに乗って帰ったのだそうです。それからというもの、朝もふたりは仙台駅で待ち合わせをして、一緒にバスに乗ってきています。

 今日も授業開始の30分前に既にBさんとLさんは教室にいました。10月6日開講以来、ふたりとも1日も休んでいません。バスのなかでは何をお話しているのかな?


とーます
※仙台市営バスの「おしり」にウサギとかイヌとかヒツジとか動物のシールが貼ってあって、前からなんだろなんだろと思っておりました。さっき検索をしてみたら、答えがありました。各営業所のシンボルマークなのだそうです。疑問を長いこと温めていたので、期待値が上がっていたみたいです。

このブログ記事について

このページは、MIAが2015年11月 5日 09:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「外国人の子ども・サポートの会」公開研修会」です。

次のブログ記事は「ラジオ体操でブレイク!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。