2015年11月アーカイブ

自転車に乗って、その後(3)

 うわさを信じちゃいけないよ、とウブでもないのに記憶の風化がどうにもとまらないとーますです。週末を跨いじまった。手元に残る痕跡を基に、がむばって思い出します。

 1階と7階を27往復したころ(文献で確かめたところ2往復の誤りでした)、みやぎくん2号は10時に準備完了できることが判明し、また女性警官Kさんのところに走り、その旨を書き記したかんぺを机上に置きました。Kさんはうんうんと頷きながら、マジックの最中。赤青黄色のテントウムシ、じゃなくて信号カラーのカードを使ったマジック。赤だと思って引いたカードが青だったという・・・わお、あんびりばぼー。実はKさん、昨年度はケンちゃんと一緒にご登壇いただきました。またKさんに来ていただけると分かったときに、ケンちゃんの登場をおねだりしようか少しだけ迷ったのですが、やめました。せっかくの自転車実車がケンちゃんに全部「食われてしまう」のではないかと危惧したからです。しかし、ケンちゃんがいなくてもKさんはマジックもできてしまう。来年は何をやっていただけるかしら?空中浮遊とか・・・

 Kさんのマジック付き交通講座が終わるころ、某国営放送を始め、いくつかのマスコミが現れました。Nで始まってKで終わる放送局からは事前に取材の意向を聞いておりましたが、あとのテレビ局2社、新聞1社は当日飛込み。三居沢から合同庁舎に会場変更したことも全くアナウンスしていないので、あとで詰られるんだろうな、コワイコワイ。三居沢に行ったら誰もいなかったぞ、おい鬼太郎って・・・

 10時過ぎに学習者を階下へと誘導しました。結局、防寒対策は意味を成しました。外は満天の曇天、雨はなし。

P1010893.JPG

 みやぎくん2号の「おなか」の中にはいくつかの機械が入っています。

P1010889.JPG

 ちょっと見にくいのですが、フィットネスジムの自転車みたいなのを漕ぐと目の前のモニターの景色がどんどん進んでいきます。このモニターをほかの方々も別のもっと大きな画面で見ることができます。コース設定がいくつかあるようで、「買い物に行く」「学校に行く」「夜間の通行」「人生に迷っているとき」「アメリカ横断自転車の旅」とかとか。学習者が繰り広げるサイクリングにKさんが解説を加えながら、和やかに交通安全教室は進んでいきました。

 一方で、あちらこちらでインタビューが始まりました。

P1010894.JPG

「あのお、どなたか、参加の外国人にインタビューしたいんですが・・・」とマスコミ各社からおはなしがあり、「通訳さんがいるので、どなたにでもお声掛けください」とお答えしたもの、マスコミさんもかなり遠慮されていた(または尻込みされていた)のが見て取れましたので、「〇〇さん、インタビューいいですか?」と、がんがんマッチングしてしまいました。「じゃあ、インタビューどうぞ!」

 自転車のシミュレーション体験が3セットか4セットか終わったところで、約45分。防寒対策をしているとはいえ少し寒そうにしている学習者も見受けられました。ですが、みやぎくん2号の後方にあるフォークリフトの上半身みたいなのが気になり、すかさずKさんに訊きました。「あ、これは、シートベルトの体験です。360度回るんです。」

 なにい、八木山に行かなくても360度回れるのか、と完全にお門違いの担当者とーます。最後にやってもらうことにしました。

P1010903.JPG

 180度のところで停止、でもシートベルトをしていると落ちないんですよ、だからシートベルトは大切です・・・

 シートベルト体験には次々と希望の手が挙がり、日本語講座講師諸氏からの推挙の声がかかり、5名ぐらいに経験いただいたでしょうか。11時を過ぎたところで、「じゃあ、寒いから教室に戻りましょう。」


つづく(え、まだ、終わってないの?)


とーます

自転車に乗って、その後(2)

前ブログ 自転車に乗って、その後(1)

 さあ、突然の「みやぎくん」参戦にひとり騒然となった担当者おとーますでしたが、行動あるのみ。「関所」(正式名称「地方振興事務所」)に懇願に出向きました。

 「田舎のおっとおが病気で・・・」とかなんとかドリフタ〇ズのコントが脳裏をよぎっております。シリアスな場面になるほどふざけたくなる性癖をかろうじて制御して、関所の門番に直訴しました。かくかくしかじかかくかくしかじかかくかくしかじか・・・

 門番Kさんはとーますの話を聞き終えるや否や、「いま来んのすか?じゃすぐに駐車場確保に行きましょう」と守衛室へと足を運び、かくかくしかじかをもっと簡潔に守衛さんに説明してくださりました。

「どんくらい大きいトラック来んのすか?」
「えーとえーと、みやぎくんです」
「大きさは?」
「えーと、みやぎくんです」

 まるで戦力外のとーますをスルーして、門番Kさんは駐車場に出向きます。「ここの4番から8番ぐらいのスペースで足りっぺちゃねや?」と早くもスペースを確保し、そのときちょうどその4番に駐車を指定されてきた車に、「すみません、駐車する場所を変えてもらいますんで・・・」なんてテキパキ交渉。すごいぞ、門番Kさん。守衛さんはただただ追認。担当とーますはただただあたふた。

 ちょうどそのとき、みやぎくん登場。正確にはみやぎくん2号。なんだって1号より2号の方が新しくて立派に決まっています。パーマンだって2号はサルです・・・

6_AI_1.jpg

 セーフティサポートカーみやぎくん2号。セーフティをサポートするカーなのでした。いったいこのトラックの中に何が?

 みやぎくん2号を運転してきた警察官氏に準備にどれだけかかるのか所要時間を確認し、7階にダッシュ。そのときすでに9時35分。講習開始時間は過ぎており、学習者も通訳もすでに待機状態。女性警官Kさんにみやぎくん2号が準備できるまでの間、座学をしていただくよう耳打ちして、即開始宣言。

「みなさん!おはようございます!では!これから自転車交通安全教室を始めましょう!」

 声だけはでかい担当者。講師と通訳を紹介し、すぐに本題へ。

 女性警官Kさんの講義が始まったら、また2号のところでダッシュ。「2号のところへ」ってなんかあれですね、えへ。

 神はわたしにダイエットをさせたいようです。


 さらにつづく・・・明日は連載を休みます。See you next week!


とーます


自転車に乗って、その後(1)

 前ブログ自転車に乗ってでは、桃太郎がいかにして仲間を得て鬼退治に出かけたかを少しも説明しませんでしたが、ともあれ自転車安全教室は昨日行われました。本ブログはその備忘録風顛末記。既に記憶の風化は始まっており、待ったなしはっけよいのこったなのです。

 23日祝日、きんろーかんしゃのひ。当日の前日、今日の昨日ですが、共催の青葉区役所から雨天対応で!という申し出がありました。三居沢までの交通手段として仙台市交通局のバスを出してもらう予定で、バスをキャンセルするとなるとその運転手さんに前日まで連絡をしなければいけないということでした。前日の段階で外は雨、天気予報では23日いっぱい雨が続き、翌日はくもりという予報で、判断が難しかったと思います。しかたない、ではその自転車シミュレーターとやらで鬼退治に参りませうと気持ちを切り替えました。

 翌24日、当日の当日。朝少しだけ早く出勤して教室のレイアウトを整えました。ほどなく「シミュレーターの機材を持ってきたので、階下に台車を持って手伝いに来てほしい」との要請が警察の担当者からありました。合同庁舎の駐車場には、スピード違反でおつかまりあそばされた方が案内されるマイクロバス型の警察車両がでーんと鎮座しておりました。その尻から次々と運び出されるシミュレーターのお道具たち。せいぜいジムの自転車漕ぎマシーン程度と思いきや、とんでもない。業務用のエレベーター満載でしたことよ。

 女性警官ふたりでその部品を片っ端から開けて組み立てていきましたが、途中でその手がぱたりと止まりました。そして、電話を手に何やら話をしています。どうやら機材トラブルです。オイル弁が開かないみたいです(うそ)。その時点ですでに開始10分前。え、え、え、どうなっちゃうの?リンダ困っちゃう!ってギャグでその場の空気を柔らかくしようかと一瞬考えただけで、やめました。滑ることが怖かったからです。やらなくてよかったです。

 女性警官Kさんは電話を置くと、「みやぎくんを呼びます!」とひとこと。え、え、え、みやぎくん?こまっちゃう・・・

e965e2148074b8a6e0ac8f3908ff40ce.jpg

じゃなくて、それはなんですか?この人?この人形ですか?聞けば、自転車シミュレーター搭載のトラックだそうでして。

 MIAは宮城県仙台合同庁舎という濁点多めの県の施設の厄介になっておりますが、そこの駐車場を利用するには予め利用申請書を提出し、許可を得なければならんのです。

 絶体絶命、助けてみやぎくん!ってそのみやぎくんが今すぐ来るのだよ、困ったな・・・


つづく(長すぎるから)


とーます

楽しい職場訪問


<スティーブver.>

昨日はM高校1年生の女子3人が「職場訪問」のためにMIAに来た。

1時間くらい私と34さんと5人で色んなことを話し合った。


151119_01.JPG
(3人ともすごく元気でした)


在日外国人の生活、仕事、人生の意味をよーーく考えて、

一緒に大発見がたくさんできた。


最初、自己紹介をしたけど、

34さんのおかげで韓国語の挨拶を完璧に言えるようになったね。


(アンニョン!)


生徒たちからは事前に質問もらっていて、

何について話すか準備はできていた。


34さんと私は恥ずかしがることもなく、

1番目の質問に15分以上もかかった。


本当に色んな話をした。

日本に来たきっかけや仕事の内容、ストレスの無くし方、

言葉の勉強などについていっっっぱい楽しく話した。

2時間、3時間話せばよかったと思った。


帰る前に事務室に戻って、挨拶と名刺交換をした。

151119_02.JPG
151119_03.JPG

3人は自分の名刺を持っていて、MIAのみんなが驚いた。


名刺交換や話しているときたくさん写真を撮ったけど、

5人全員楽しく笑いながらポーズをしたから、楽しさが写っていると思う。


若い子に大人の生活について述べるのが楽しかった。

その3人は外国と外国語と外国人に興味があってよかった。

本当に有意義な職場訪問になったそうだね。




<34 ver.>

「アンニョン」って言えるようになって良かったです。


MIAには年何回か職場訪問またはインターンで誰か来ると、

必ず外国人スタッフとの会話時間を作ってくれます。

普段考えていなかったことについて、質問されることによって考えるようになるというか。。。

自分にとってもとても有意義な時間です。


とにかく、女子高生3人組はとても明るくて、積極的で話しやすかったです。

ずっと目がキラキラでした。


その目がもっとキラキラになったのは、

話が終わって、みんなで記念撮影をするときでした。








"きゃーかっこいい(ハートX3)"

 ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 


151119_06.JPG
モテキ・スティーブ


151119_04.JPG
テレテレ・スティーブ (※隣で爆笑中の34)






最後は、

3時になると流れるラジオ体操の音楽に合わせてポーズ!

151119_05.JPG

自転車に乗って

 こないだは「バスに乗って」でしたね、そういや。よっ、二番煎じ。

 仙台市青葉区役所との協働で「在住外国人のための自転車交通安全教室」を来週24日(火)に開催します。

 ニューカマーのための生活適応支援プログラムとして、当協会では「防災」「保健医療」「交通安全」などの勉強会をこれまでも行ってきましたが、いわゆる座学でした。震災前にリサイクルを学ぶ勉強会でごみ処理場を訪れたことはありましたが、予算無し、時間無し、担当者能無しと無いもの尽くしでして・・・えへへのへ。真面目に申し上げると、外出はどうしても時間がかかるので、よほど時間に余裕のある人しか集められないという制約が重くのしかかります。例えば幼稚園児や小学生を持っている父母は子どもが学校に行っている間しか時間がないというように。

 昨年度、ニューカマー事業で「交通安全」勉強会(この時は座学)を行ったときに仙台市青葉区役所にご協力いただいたのですが、そのときの雑談がきっかけとなり、今回の自転車実地講習の機会を得ました。

 会場、会場への移動手段、講師等々問題は仙石線・・・じゃなくて山積です。

c8fbc787.jpg

とーます「三居沢交通公園(子どもが自転車に乗って交通ルールを学ぶ公園)、オトナはやはり駄目ですかね?」

区役所氏「毎週月曜日はお休みなので月曜日なら使えると思います」

と「日本語講座の受講生を対象と考えると、授業があるのは火曜日から金曜日なんですよね。火曜日から金曜日のどこかが休みのときってないですか?」

区「月曜日が祝日だったときは、火曜日がお休みになります。」

と「それだ!カレンダーカレンダー・・・このカレンダー誰んだー、彼んだー・・・もとい、来年の・・・えーとえーと・・・11月24日だ!」

 こんなやりとりで、たしか昨年の秋には2015年11月24日の自転車交通安全教室の日程が決まっていました。

と「会場までは市営バスに乗っていくしかないですかね?貸切バスなんて考えられないですか?」

 おねだりは生まれてこの方得意中の得意で、おっさんになった今でも現役ですから、おてのものです。パラサイト中年・・・

区「市営バスを貸切申請できると思います。」

と「うぉー!すごいすごい。あとは、講師ですかね。お願いがあります。」

区「はい、なんでしょう(まだなにか・・・このおぢさん)」

と「おそらく警察か役所の方にお願いすると思うのですが、子ども向け、お年寄り向けなどをたくさん経験されていて、明瞭簡潔なお話ができる人をお願いします。」

区「・・・は、はい。」

 言いにくいことですが、はっきり申し上げることにしています。語尾がはっきりしない、やたら網羅的、断定を避ける、要点が不明瞭、声が小さい、早口、身振り手振りも含め表情が乏しい、こういう説明者が少なくないんです、残念なことに。不慣れはしかたがないことですが、せっかくやっていただく以上、少なくともここに挙げているようなことを意識してやっていただける人でないと、肝心の学習者が赤べこみたいに中途半端な相槌を打ち続けることになりかねません。

 通訳がいるからだいじょうぶじゃないの?と思う向きもあるかもしれません。たしかに、通訳者は配置します。でも、通訳者だって取り留めのない話は取り留めのない通訳になってしまうものです。「AはBです」と来れば、「A is B」としゅっと通訳できようもの。「AはBかと言われる向きもございますが、これは実はかくかくしかじかちょめちょめうんたらかんたら・・・余談ながらこのちょめちょめはあちょあちょでないこともないのでございまして、これは時代を遡ると江戸時代のあれがこれがそうなって、このことはうちのいとこのはとこの嫁の孫の向かいのタバコ屋の・・・あれ、何の話でしたっけ?」こんなおはなしの通訳、あなたしたいですか?

自転車交通安全おしらせ_ページ_1.jpg

 えーと、なんの話でしたっけ?って人のことは全く言えない要を得ないブログでございますが、とにもかくにも来週火曜日、日本語講座初級1、初級2クラスみんなでバスに乗って自転車交通安全教室に行くのはなんとも楽しみでしかたがないってお話でございました。


とーます
※三居沢にはそのむかし動物園があったのだそうです。手狭になっていまの八木山に引っ越したんだとか。それから、日本最古の水力発電所、三居沢水力発電所はいまも稼働していて、その隣には三居沢電気百年館という小さな博物館があります。
※なぜこんなことを知っているのかというと、昨年度「外国人のためのストレスケア教室」を行うにあたり、仙台市の精神保健福祉総合センター(はーとぽーと仙台)を訪れたのですが、そこが三居沢の奥に位置していたのでした。バスが早めに着いたので、この一帯を散策しましたです。小さい滝まであって、趣深いところでございましたことよ。
 


前代未聞の(?)MIA日本語夜間講座

今期のMIA日本語夜間講座には「前代未聞」なことがあります。

受講生のなかに小学生のA君がいるのです。

成人向けの講座ですし、夜に子どもが一人で通うのも安全上問題あり、なのですが、保護者のたっての希望で、小学生でも受講OKとしました。

最初は他の受講生も
「子どもがいる!」
と驚いていたようですが(笑)、皆、お兄さん・お姉さん気分で温かく接してくれ、A君本人も楽しく勉強しているようです。

問題はMIAまでの行き帰り。

お父さん曰く、「自宅がMIAのすぐ近くだから大丈夫です」とのことで、確かに徒歩数分の距離なので、私も「問題ないだろう」と当初は考えていました。

でも、担当している講師陣、MIA内部からも心配の声があがりました。

確かにいくら近いとは言え、町外れのMIA事務所周辺は人通りも少なく、よからぬ事件が各地で起きている昨今、安全とは言い切れない。

そこで、企画事業課長の提案で、帰りは同じクラスの「お兄さん・お姉さん」にA君の自宅近くまで送ってもらうよう頼んでみてはどうか、ということになりました。

前回の講座でそのことをお兄さん・お姉さんに説明して
「協力してくれる方いますか?」
と聞いてみたところ、幸いにも全員が「いいですよ!」と手を挙げてくれました。

優しいお兄さん・お姉さんたちです。

A君もちょっと照れくさそうではありましたが、みんなが自分のことを案じてくれているのは嬉しかったと見え、ニコニコしていました。

ということで、「前代未聞」で小学生も学ぶこととなった日本語夜間講座は、みんなの善意のお蔭で、「前例のない」付き添いサービスがつくこととなったのでした。

お兄さん・お姉さんたち、これからよろしくお願いしますね!

P1010533_2.JPG

(OZ)
今週月曜日に「ともだちin名取」さんの日本語教室で、出前型の「防災について学ぶ会」を行ってきました。

「現場」の雰囲気を感じていただくために、今回は写真が多めの記事になりますが、ご容赦ください。

IMG_6678.jpg
会場は今年4月にリニューアルオープンした「名取市市民活動支援センター」。
前の建物は震災で被害を受けて使用不可となったため、新しく建て直されたものです。

まずは、MIAで作成したパワーポイント資料を使って、基本的な防災の知識を伝えました。

bosaippt_11.gif bosaippt_22.gif
bosaippt_33.gif  bosaippt_44.gif
今回は、中国語、英語、タガログ語、日本語のものを使用。

IMG_6683.JPG
一通りお話ししたあとに、チェックリストを使って、それぞれの災害への備えを確認してもらったのですが、中にはチェックがゼロ(=全く備えをしていない)の人も!
ご本人は恥ずかしそうに下を向いていましたが、今からでも遅くないので、少しずつ備えてくださいね。

IMG_6684.JPG
名取市の防災安全課の方からは、大雨・洪水の際の避難の仕方についてアドバイスをいただきました。また、今回視聴した、東日本大震災時の市内の様子を収めたDVDも同課からいただいたものです。

そして、今回は「ともだちin名取」の会員の方々が、本当にたくさんの準備をしてくださいました。

IMG_6690.JPG

IMG_6720.JPG
非常持ち出し品や備蓄品をそれぞれのご家庭から持ち寄って展示。
やはり、絵や写真だけでなく、実際に手に取って見てもらうと、訴える力が違いますね。

IMG_6716.JPG
お役立ちグッズをカメラに収める学習者も。

IMG_6726.JPG
非常食の試食もしました。メニューはドライカレーと五目ご飯。我が家にあるのは白いご飯のみなので、こういう「味のついたもの」もあったほうがいいな、と食べてみて実感。

そして、展示品を用意してくれただけでなく、
IMG_6705.JPG

IMG_6707_2.jpg
このように、それぞれが東日本大震災で得た教訓を事前にメモ書きし・・・

IMG_6717.JPG
その中からいくつか特に大切なことをポストイットに書き出して、他の参加者と共有しました。

それぞれのメモや口頭でのアドバイスは、通常の「防災ハンドブック」には書いていない、実体験に基づいたとても具体的で切実なものがたくさんありました。
例:
・キャンプ用品の水タンクは、新品のままだと匂いがきつくて使えない。
・車から電源を確保できるアダプターを用意していたけれど、置き場所がわからず使えなかった。今は車の中に置いてある。
・車に毛布や食料を積み込んでいる。
・石油ストーブを買っておいたので、暖をとるのに役立った。

このメモ書き、今回だけの活用になるのは勿体ないので、今後の防災・減災の啓発にも使っていただければと思います。

日本人側だけでなく、学習者からも、東日本大震災の体験や、それに基づいて心がけていることなどの紹介があり、日本人・外国人双方にとって、良い学びの場となりました。

ともだちin名取の皆さん、そして名取市さんのご協力のお蔭で、とても充実した内容の研修となりました。深く感謝申し上げます。

それから、私自身も、まだまだ「備え」が不十分なことに気づきました。
取り急ぎ、「味つき」の非常用ご飯を買い、そして車の中にも飲料水を備えておくようにしたいと思います。

※「ともだちin名取」さんのブログにも当日の様子が紹介されています。
(アップの作業も早いですね。さすがです。)

(OZ)


結核はどうやってうつるのか

 物騒なタイトルですみませんが、最近MIAの事務所では「結核」ということばがよく飛び交っています。

 ドラマ「天皇の料理番」で「とくぞう」さんのお兄さんも結核じゃなかったかと思います(妄想だったらごめんなさい)。戦前、戦後の病気というイメージが一般的かと思いますが、けっして根絶した病気ではありません。宮城県内だと今でも1年に200人程度新たな患者が出ているのだそうです。

 そして、その200人のうちには外国人も含まれています。ある方は本国ですでに感染した状態で来日されていたり、またある方は日本で過剰な労働、栄養不足により免疫力を落としたせいで新たに罹患したり。県内の保健所から外国人の結核の検査、治療、指導のために通訳派遣の依頼がときどきございます。

 多言語情報かわら版の次号は12月発行。ちょうどインフルエンザ、ノロウイルスといった感染症が流行する時期だということで、感染症の特集とすることにしました。その中に結核も入れ込むことにしたのですが、改めて資料を読むと結核ってなかなか分かりにくい。結核菌に感染することと結核が発症することは違うなんて言われても、???です。結核菌が体内に入り込むだけでイコール感染ではないし、その結核菌が肺に入り込むことが即ち感染を意味するけれども、結核の発病とはまた別もの。おかげさまで、今回もおしごとしながらとても勉強になりました。

page02_v10_ol_07.gif

 怠惰な担当者ゆえ、いくつかの資料やパンフレットの表現を安易に拝借しがちなのですが、翻訳することを考えると、要点のみをできるだけ平易に書かなければいけないという課題がありまして、ああでもないこおでもないどぶらこどんぶらこ、と船を漕ぎ漕ぎ(寝てません)考えたふりをしております。

 子どもころから、「下手な考え休むに似たり」と教えられ、まして考えたふりは時間の浪費以外のなにものでもなく、書いた原稿を専門家に見ていただくことがあります。今回は、恐れ多くもとある大病院の医師にお願いしました。

 「君きみ、何もわかっとらんねえ。」

とかなんとかなじられることを恐れ、夜は一睡もすることができないことは全くなくぐっすり安眠しておりましたが、翌日の朝、ドクターからの返信がメールボックスに届いておりました。とても丁寧に平易にぼくのようなサルでも納得のご説明をいただき、心底平伏低頭した次第です。真に頭のいい人を見た気がしました。

 というわけで、医師のご指導をいただいた結果、このような解説文が出来上がりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結核は、結核菌を吸い込むことで肺に炎症を起こす感染症です。ただし、結核菌を吸い込んだから必ず感染するというわけではありません。栄養不良や過労があると結核にかかりやすくなります。初期症状は、咳、痰、だるさ、微熱など風邪に似ています。結核菌が混ざりこんだ痰が外部に排出されることにより、周囲の人が空気感染する恐れがあります。ちなみに、昨年宮城県内では209人の結核患者が新たに確認されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 このわずか200字足らずの文章をめぐって、喧々諤々あーだこーだこうだしんの議論が毎度まいどございまして、我が理解力の低下(あるいは慢性的不足)を呪う日々でございます。結核むつかし。


とーます
※結核予防会が発行する「結核の常識」なる啓発パンフレットがありまして、それの2013年版の標語がすごい。「胸に空洞!?失恋ですか?いいえ、結核です。」個人的には、やり過ぎてすべっていると思うのですが、特に社会問題にもなりませんでしたね。
※「君きみ」ということばに「おれは卵じゃない」って返す落語の枕がありましたねえ。

Just call me "Chi"


Magandang Umaga po!


はじめまして。フィリピン出身のドゥルセです。

"Chi(ちー)"と呼んでください。


本当のあだ名はChingですが、

日本でそれを2回続けて言うと。。。(^ ^;)


日本に来たばかりの頃は、

その言葉の意味が分からなかったんですが、

知ってから、すごく恥ずかしくなりました。

だから自分であだ名を「Chi」に変えました。


今年の4月からタガログ語の相談員になり、

毎週、水曜日にアテンダンスしています。

分からないことがたくさんあるので、

日々勉強をさせてもらってます。


御陰様で楽しく過ごしています。

皆さんとの会話も楽しみにしてます。


今日も周りのスタッフとちょっとおしゃべりをしましたが、

フィリピン人のシークレットについて話したら、みんな笑いました。


どんな話だったかというと、


フィリピン人の女性はほとんど

日焼けするのが嫌!」だということです。

みなさんは、ご存知でしたか?


日本にいるフィリピン人の中には、

冬が大好きな人が多いです。


その一つの理由として、

白い肌を保つことができるからです。

若い女性たちはpeeling solutionや、

ホワイトニングpills like glutathioneを使ったり、飲んだりしています。


151112_01.png




私自身はやる時間も余裕もありませんが、やっぱり気になります。

歳を取ったら肌に出てくるソバカスは嫌です(笑)

将来、「あの時、やっとけば良かった」と思うかもしれません(^^)


2つ目のシークレットは「歌がとても大好き」です!

ストレス解消の仕方はそれぞれですが、

お風呂の中、お皿を洗うとき、掃除するとき、必ず歌を歌います。

ドライブしながらでも歌は欠かせません。

カラオケに行くとマイクは手放さない!!!Lol


3つ目は「踊りが大好き」です!

フィリピン人の性格はとてもフレキシブルです。

初めて会った人とすぐ仲良くできます。

踊ったり、歌ったりして仲良くなります。


その他、

Talented person(才能のある人)もたくさんいること、

食べ物の話、恋愛話に興味深いこと、

料理を作って、みんなにシェアすることが好きです。

1日に5食以上食べたりしますね。

特にお肉料理が大好きです!




Chi

宮城県にただひとり

 群れることを厭う者としては、中国でおしごとしていたときの「日本人会」活動というのは理解できるものではありませんでした。集まってお酒飲んだり、ゴルフに行ったり。外国にいながら日本人だけで集まって、日本人だけでなんかしているというのが気色悪いことのように思っていました。いまとなっては、それにもある種の意味があり、そう毛嫌いするほどのものではなかったと思えるようになりましたが、かといってまたそうした場に身を置くようになっても参加はしないかな。個人的なつながりだけで充分。つきあいは負担です。

 だけど、あべこべに周囲に日本人が全くいない生活はどうかしらと自問してみむ。日本語を話す機会が全くない、日本語を聞くことができない、日本語の活字がない・・・いまのご時勢、インターネットが通っている場所ならば、そこまでの孤立はなかなかないことかも知れませんが、日本語なし生活はけっこうしんどいことだろうとは思います、控えめに言っても。それが先の見えないことであったならなおのこと。

island.jpg

 当協会の日本語講座に通っているVさん。今年来日したばかりのVさんは宮城県内唯一のT国人です。先日、日本語の授業のテーマが「わたしのくに」だったとき、Vさんは涙していたそうです。とてつもない異文化ストレスと格闘中であろうと思います。

 日本語講座の先生もそのことを心配されていて、何か少しでもVさんが元気になれることないですかねえ・・・なんてお話をしているうちに、T国に行っていた青年海外協力隊はいないのかしら?となり、確認したらいらっしゃいました。おずおずと協力隊のOBに事情を説明したところ、「お会いしてみたいです」となり、そのことをVさんにお伝えしたらVさんも大喜び。近くお会いいただくことになりました。

 ときどき母語で話したくなったり、自国の食べものが食べたくなったり、というのは当然の心の求め。せっかく外国にいるんだからとそれらすべてが否定されるものではありません。ぼちぼちいきまっしょい。


とーます

ラジオ体操でブレイク!

朝から午後までずっと座ったままでいると、腰が少し硬直しちゃう。

3時になるとラジオ体操の音楽が流れてきたので、机を離れて、シュレッダーの前で体を伸ばした。

机に戻ってきたら、
「(事務所の)真ん中で体操してもいいですよ!」
と言われた。

笑いが止まったら腰が痛いのは私だけじゃないことが判明。

着席する前にもう一度体を伸ばしたら、腰痛仲間の34さんが立ってくれて、2人で体操をして痛みと戦った。

↓ これがその時の写真です。
151105.jpg

スティーブ

バスに乗って

 宮城県国際化協会の事務所はJR仙台駅から距離にして3km弱、バスで15分、歩くと30分強、競歩で20分弱、走ると途中で息が切れます。

miamap6languages.jpg
※日本語講座のチラシの裏には多言語の交通案内を載せています。


 路面バスってかなりハードルが高いですよね。なぜか。

1.地名が分からない
 バスって「○○方面××行」といった行き先の表示の仕方をしますが、この「○○」「××」が知らない土地では見当がつきません。地図を見てみても容易に探し出せませんもの。

2.乗り方が分からない
 学生の頃、東京に行ったとき、バスの腹から乗ろうとしたら、周囲が変な空気になりました。間もなく、他の人がバスの前方から乗り込んでくるのを見て、衝撃を受けました。そうか、東京ではバスは前から乗るのだ。そして、乗車券をとるのでもなく、定額を最初に払って、降りるときは腹から降りる。知らんかったよ、田舎もんは。

3.お金の払い方が分からない
 最初に払う?降りるときに払う?バス前方の料金表ってどう見るの?定額?スキップカードってスキップできない人は使っちゃいけないの?イクスカ、行かないよ!ってつまらない?降りるときにお金を払う段でまごまごして、後ろに大勢待っていて余計にどぎまぎしちゃう・・・

 これらに加えて、日本語があまりできないと、「行き先の表示が読めない」「バス停の時刻表の見方が分からない」「車内放送が聞き取れない」「運転手さんに質問ができない」などなど、バスに乗るのは一大事です。よく分からないことだらけの状態で10分も20分もバスに乗っていることの居心地の悪さ、不安感。嗚呼、こんな思いをするくらいなら歩いちゃえ、って気持ちもよく分かります。

 初級1クラスのBさんとLさん。Bさんは仙台より南の町から、Lさんは北の町から、それぞれJR線を利用してMIAに通っています。Lさんは家族にバスの乗り方を教えてもらったので、仙台駅からバスに乗ってきています。Bさんの家族は忙しくてなかなか乗り方を教える時間が確保できず、Bさんは止む無く仙台駅から歩いて通っていました。

 BさんとLさんの共通言語は、ここ1か月ほど勉強した日本語です。ある日の授業で、ふたりは仙台駅を経由しているということが分かりました。その数日後、LさんがBさんを連れて一緒にバスに乗って帰ったのだそうです。それからというもの、朝もふたりは仙台駅で待ち合わせをして、一緒にバスに乗ってきています。

 今日も授業開始の30分前に既にBさんとLさんは教室にいました。10月6日開講以来、ふたりとも1日も休んでいません。バスのなかでは何をお話しているのかな?


とーます
※仙台市営バスの「おしり」にウサギとかイヌとかヒツジとか動物のシールが貼ってあって、前からなんだろなんだろと思っておりました。さっき検索をしてみたら、答えがありました。各営業所のシンボルマークなのだそうです。疑問を長いこと温めていたので、期待値が上がっていたみたいです。
先日、「外国人の子ども・サポートの会」の公開研修会に参加してきました。

会で独自に作ったものや他団体が公開しているものなど、日本語の初期指導の様々な教材を、「文字の教材」「語彙の教材」「話す教材」「文を作る教材」などに分類して、それぞれ、会の代表の田所さんが実際にどんなふうに使ってきたのかを、とても丁寧に紹介してくれました。

会を立ち上げてからの10年の経験に裏打ちされたお話はとても実践的なものでしたし、途中、参加者から出されたアイディアや体験談もとても参考になりました。

そして、紹介された教材のデータをCDに保存して頒布してくれるという、驚きの配慮までされていて、本当にこの研修に参加した人は「得をした」と思います。(田所さんは準備のため前の晩は殆ど寝ていなかったのだとか。その努力と熱意には頭が下がるばかりです。)

でも、田所さん曰く
「教材はあくまでも材料。使う人と子どもとの関係のなかで使い方に違いが出てくる」
とのこと。

確かにそうですね。
万人が万人に同じように使える教材はないですよね。

だからこそ、ある参加者がおっしゃっていたように
「子どもによって反応が違うから、今回のようにいろいろな素材やアイディアをもらえるのは本当に助かる」
のだと思います。

支援する方々にとって、いろいろな個性やニーズを持った子どもに対応できるように、「引き出し」を増やしておくことは大切なことなのでしょう。

年度内に「外国人の子ども・サポートの会」とMIAとの共催で、別の形での研修会を開催する予定です。

そちらのほうも、いろいろな「引き出し」が提供できるような内容になればと思います。

P1010788.JPG
作文の練習をするための日記を書く用紙。「外国人の子ども・サポートの会」オリジナルです。
罫線がカラフルなのは、
「好きな色だと、子どもは喜んで書いてくれるから」
なのだとか。

(OZ)

 「しもつき」です。しもつきの補助金、なんて駄洒落言って喜んでいるおぢさんはどこだ?!ここだ!てやんでえ、こっちはいどっこ(江戸っ子)でい、いいえ、とーほぐずん(東北人)です。江戸ことばでは「ひ」が「し」に転ずるようですが、とーほぐ方言だと、「ひ」と「し」と「す」は全部「す」になるので、「ひひ」「ひし」「しひ」「しし」「すし」「すす」、全部「すす」です。いまじゃ、こんな正統的な訛りを自然に再現する方はほんとうに少なくなりましたけれど。幼少の砌、母の実家に行くと、じさまばさまが話すことばの半分以上がよく分かりませんでした。いま思えば、県内なのにそれはすごいことですね。

 閑話休題。

 来年度のMIA日本語講座講師募集(←詳細はこちら)をしています。

 全国的に日本語学校ではベトナム人とネパール人の受講生が急増しているようですが、当協会の日本語講座はここ数年は「多国籍化」がトレンドです。震災前は、どのクラスも中国、韓国出身者で大多数を占めているような状態でしたが、最近は中韓の方々はだいぶ減り、代わってベトナム、フィリピン、タイといった東南アジアの方々を中心に、いろいろな国の方が集まっています。

 統計を見ると、国際結婚がここ10年一貫して減少傾向です。10年前のピーク時、国際結婚のお相手ベスト3が中国、韓国、フィリピンでしたので、その方々はおよそ日本語の学習期を終えられ多ということと、当協会の受講生の構成の変化はリンクしているように思えます。

 もう一つのトレンドは、今年になって急増している子どもの呼び寄せです。10代の子どもを外国(主に中国、韓国)から呼び寄せるというケースが目立っています。震災後の数年、子どもの呼び寄せはぱったり途絶えておりましたので、震災が一段落したということの一つの証左でありましょうか。18才を過ぎると在留資格を得ることが難しくなりますし、将来を考えれば早めに日本の教育を受けさせたいといった意向もありそうです。MIA日本語講座は基本的に成人向けではありますが、日本の小中学校に転入する前や高校受験の準備をしている未成年も複数来られています。おにいさま、おねえさまの受講生がかわいがってくださっているようです。授業で病院がテーマになったとき、30代のおにいさん受講生2人が16歳の受講生に向かって、「あなたは小児科!」と言っていましたが、16歳も笑っていましたから、とてもいい関係です。その16歳受講生がある方から「MIAの日本語クラスはどう?」と聞かれ、「刺青の人とマッチョの人がいます」とお答えして、質問者の度肝を抜いたとか。ちなみに、さっきのおにいさん受講生たち、ひとりはマッチョでもうひとりは腕にタトゥ保持者なのでした。

 いろんな国から、いろんな立場の方々がいろんな目的を抱えてMIA日本語講座にいらしています。日本語教師にとっても面白い現場でありましょう。奮ってご応募くださいませ。

PA274844.JPG
ある日の初級1クラス。管理課長がけんだまを「指導」。受講生、興味津々です。


とーます
※「ここだ」で思い出しましたけれど、「サマーイン小牛田はここだ」というおまつり、いまもあるのかな。地元民としてはかなり恥ずかしいセンスでしたが、どの口が言う、この「しもつき」やろう。

このアーカイブについて

このページには、2015年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年10月です。

次のアーカイブは2015年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。