2015年7月アーカイブ

当協会の機関紙「倶楽部MIA」8月号が完成し、発行となりました。

(※倶楽部MIAは、年に6回発行しており、宮城県内で活躍している外国人の

インタビュー記事や県内の国際団体が主催するイベント情報を掲載しています。)


8月号の巻頭インタビューは、東北大学留学生協会代表シン アンガッディープさんでした。

毎年、同協会が主催しており、今年は5月に行われた「東北大学国際祭り」について、

お話を伺ったのですが、ご自身の経歴もユニークでした。

倶楽部MIAは、当協会で無料配布しているほか、県内の学校、市役所などにも

お送りしておりますので、ぜひご覧ください。

パソコンでご覧になる方は、こちらから。


「インドをいろんな人に知ってほしいから、ご依頼があればお話ししますよ」

とおっしゃっていたので、倶楽部MIAを読んでご興味を持った方は、直接、

ご本人のお話を聞く機会をお持ちいただければ、と思います。


えむ

実践介護塾その壱終了

 定住外国人とともに学ぶ実践介護塾、第一回が先週末25日に終了しました。

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式次第
・自国の介護観、介護の現状について(参加者ディスカッション)

・日本の公的介護制度の概要(MIA)

・介護制度の改正点について(県長寿社会政策課専門監)

・ロコモティブシンドローム予防について(せんだんの丘理事長)

 今回は中国、台湾、フィリピン、ブラジル出身の方にお集まりいただきました。

 介護は家族で行うものという考えは、むかしの日本もそうでしたけど、中国やフィリピンもそうだったということです。「そうだった」といいますのは、例えば中国では一人っ子政策の関係で徐々に子どもひとりに親ふたりという逆三角形状態へと向かっており、そうなれば旧来の考えが機能しなくなるのは必定でして、早晩日本のようなシステムが必要になる、もうすでにその動きが始まりつつあるというおはなしでした。

 台湾の事情も興味深く拝聴しました。施設を利用するのは経済力のない人で、ある程度お金のある人はフィリピン、ベトナム、インドネシアあたりからホームヘルパーを雇って住み込みでケアをしてもらうのだとか。

 中国然り、フィリピン然り、台湾然り、ブラジル然り、介護の沙汰も金次第というのは万国共通のようでした。


 制度の説明は不肖とーますが行いました。前日までパワーポイントの推敲に余念がなかったというのは虚栄ゆえの大ウソで、ほかのことでばたばたしていて、なおかつけっこうたいへんなことなので後回しに後回しを重ね、学生時分の一夜漬けよろしく前日にばたばたと準備をしたというのが事の真相です。進歩しねえな、このおぢさん。とにもかくにも「ポイントを簡潔に!」が信条でしたが、どうでしたか。幸い、アンケートでは目立ったお叱りはなかったので、その夜はそこそこ苦いビールが飲めました。

 県庁の長寿社会政策課の専門監と老人介護保険施設の施設長Sさんにもそれぞれお話しいただきましたが、どちらも好評でした。特に、後者のロコモティブシンドローム予防の体操が殊の外、受けました。

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 このロコモ体操、健康寿命を延ばし、自分で生活できるお年寄りになろうというコンセプトですが、その説明の中でPPK運動ということばが出てきました。PKOとTPPとAKBとTPOを足して2で割って酢醤油で和えたものか何かかと思いきや(思いません)、「ぴんぴんころり運動」のことだそうでして、そういえばうちのチチハハも最近はよくこのようなことを言っております。いえ、そんなに長生きし・・・げほげほ。体操終了後、講師のSさんのところに参加者が数名集まり、ロコモ体操のDVDを所望したり、あるいは自分の地域のコミュニティ活動でロコモ体操を活用したいという打診があったり・・・Sさんにも非常に喜んでいただけました。

 今回は日が悪かったのか参加者は9名にとどまりました。今回は敢えて宣伝活動は空中戦とDMのみにしてみたのですが、昨年のストレスケア教室で充分学んでいた通り、やはり難しいですねえ。2回目、3回目はもう少したくさんの方にご参加いただけそうですが、もう少しテコ入れをしていきます。そんな中、山形県からも3人の方にご参加いただきました。2年前の宮城山形定住外国人エンパワメントカレッジ以来のご縁もあって、旧交を温める様子もちらほらうかがえました。ありがとうございました。

 一方で、自分で企画しといてこんなこと言うのもアレですが、「外国人のための」行事にも少しばかり違和感が内部で疼いています。今回は通訳などをつけずすべて日本語のみで行う講座ですので、畢竟日本語力が非常に高い外国人が対象になっておりますが、そのような外国人をわざわざ外国人枠にいわば閉じ込めているのではないかという疑問を覚えています。日本人対象の介護のセミナーに参加しても問題なく理解できる方々です。むしろそのような既存の社会活動におつなぎする方がよりあるべき姿ではないのかと思わなくもありません。

 ただ、マイノリティの問題は、多くのマジョリティには理解されず、関心も持たれず、というのが常です。外国人マターも同じです。介護というのは日本人、外国人を問わず必要なことで制度上なんら区別されることではありません。ですが、外国人特有の問題、それは例えばオトナになってから習得した日本語が認知症とともに失われていくこととか、家族観、介護観の違いから日本の介護の在り方に何かしら違和感、疎外感を覚えたりとか・・・こうした差異をつぶさに確認し、配慮していくことが求められると思うのですが、マジョリティの日本社会にそこまでの度量があるやなしや。

 ここまで考えが至ると、今年のこの「外国人のための」介護塾も必要悪かなと少しは自分を慰められそうに思います。この事業の正式名称は「定住外国人と『ともに学ぶ』実践介護塾」で、わたしたちこそ多くを学んでおります。

 というわけで、第2回、第3回もみなさまどうぞよろしくお願いします。


とーます
※ちょいと草臥れましたので、これよりちょいと旅に出ます。

※日本人向けの各種セミナー、勉強会の類い、行政主導のものはあたりはずれが激しいですよね。全く分かりやすくない。別に外国人向けでなくても、分かりやすいことで迷惑する人はいないと思うんですけどねえ。でも、この分かりやすくするということがかなり難しいことも事実。
 7月1日から始まった宮城県海外研修員の日本語研修も先週23日を以て無事終了しました。3週間ほどの研修、雨の日も雪の日(振るわけない)も一日も休まず、そして授業中も超が20個つくほど積極的で予習復習も欠かさなかったBさん。講師の先生方も絶賛でございました。

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 そんなBさんの日本語研修閉講式は、これからのホテル実習に備えて、接客業務のロールプレイを披露しました。日本語講師のS先生がお客さん役で、「予約をしていたSですが・・・」「お待ちしておりました」なんてやりとり。「ごゆっくりおくつろぎください」なんてちょっとした早口言葉みたいな接客敬語もほぼ完璧にこなしていましたが、聞けば最初はほとんどできなかったのだそうでして、この3週間の努力の賜物。

 Bさんは90年代の生まれで、中国では小皇帝・小皇后などと揶揄される世代です。一人っ子で親に甘やかされて育っているといったニュアンス。マスで見ればそういう困ったチャンはよその世代より多いのかもしれませんが、率は率であって、個は個でございます。Bさんはそうした要素皆無、そればかりか笑顔あふれる明るい挨拶で周囲の皆を爽やかな気持ちにしてくれます。これぞホテルウーマンでござい。

 元来のひねくれにプラスして加齢でより黄ばんでいる己が心身が無性に恥ずかしいような気もしつつ、でも爽やかにBさんを次の研修先に送り出すことができました。

 日本語研修おつかれさまでした。先生方もおつかれさまでした。


とーます
※そんなひねくれおぢさんは「酔客」役でロールプレイへの参加を志願しましたが、見事落選しました。自信あったのに・・・

きょうは遠くの山が丸見えですね

 先週は担当するおしごとが現実逃避する余裕を失うほど立て込んでまして、全国1千万の100万分の一のとーますファンのみなさん(そんなにいるのか?)に無沙汰をはたらきましたこと、お詫び申し上げます。すまーそすまーそ。

 先週水曜日は「MIA日本語サポータービギナー研修会」でした。外国人に日本語を教えるボランティア活動、やってみたいけどどうやればいいのかしら?そんな方々の背中を押すつもりで始めたこの研修会は今年で4年目、年2回開催しておりますので、通算7回目でしたが、今回も16人の参加がありました。このボランティア活動に対する関心の高さがうかがえます。

 講師は、我らがMIA日本語講座スーパーバイザーのSさん。

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 ぼくは担当の役得でSさんのこの講座を7回聞いておりますが、何度聞いてもほんとにおもしろいです。

 本日のブログタイトル「きょうは遠くの山が丸見えです」は、Sさんが講座の中で挙げる外国人学習者の誤用例です。辞書には「よく見えること」とあるから、「まる見え」をこのように使ってしまうというこの例は、ぼくにはとても身につまされるところです。ぼくの中国語もまたこれと同じじゃまいか、と。

 いまだによく分からないで使っている単語、助詞、文法たち・・・子どものころからその言語環境に育ってきた生え抜き母語話者と違い、ある程度の歳になってから外国語としてことばを学ぶとこれは避けがたい事態です。

 外国語の勉強、最初はどんどん進歩していくので成果が目に見えて楽しいのです。今日は「いつ」が言えるようになった、今日は1から10までいえるようになった・・・ところが、ある程度のところまで行くと、進歩がほぼ見えなくなります。ほとんど平らなところを歩いているようなあんばいで、勉強を続けるモチベーションを保つのはなかなかたいへんになっていきます。ですが、「できていない」ことはよく分かります。

 ですから、日本語サポーターさんにはぜひそうした外国人に寄り添っていただければと思います、必ずしも「教える」ではなくて。お話し相手になって、お互いの国のことを話したり聞いたりするだけでまずは充分かと思います。日本語サポーターさんにとっても知らないことをたくさん知る機会となり、外国人もこの過程の中でモチベーションが刺激され、少しずつ少しずつでも着実に高まっていく。

 こうした出会いが日本語サポート活動の肝ではないかと思っています。


とーます

進路ガイダンス2015

先週土曜日、「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス」が開催され、21組33名の方にご参加いただきました。

今年で7回目となる仙台市内でのガイダンス。

実行委員が議論を重ねて毎回試行錯誤を繰り返し、今年もプログラムを少し変更して臨みました。

その結果、全体説明も、質疑応答の時間も、体験談発表も、個別相談も、親同士・子ども同士の情報交換も、どれも今年は大変スムーズに進み、また参加者の満足度も高かったように見え、
「これは仙台の進路ガイダンスの『理想形』になっているのでは?」
と一人で勝手に考えています(笑)。

そして今週末は石巻に場所を移して開かれます。

今回は資料作成の大部分をMIAが担当しているのですが、ボンヤリしていて作業の取りかかりが遅れ、資料の翻訳を担当者(=無償で協力している実行委員)にお願いするのが遅くなってしまいました。

昨晩、恐縮しながらメーリングリストでお願いすると、驚いたことに、それほど時間を置かずに
「翻訳終わりました!」
という返信メールが続々届き、なんと今朝には全言語の翻訳が出来上がっていました。

いやはや、実行委員の熱意に改めて感謝感激です。

このガイダンスはこういう実行委員一人一人の熱い思いと地道な作業に支えられているのです。

石巻会場も、たくさんの人が参加してくれますように・・・。

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頼れる「先輩」としてガイダンスを支えてきた大学生二人と実行委員長のTさん。
大学生二人は、もしかしたら今回でガイダンスを「卒業」になるかもしれないので、記念の一枚を撮りました。

(OZ)

 

日本語教育機関情報交換会

先日、全国日本語学校連合会(JaLSA)主催の、東北地方の日本語学校及び関係機関の情報交換会に出席してきました。

日本語学校に在籍する留学生も、もちろんMIAの各種事業の対象ではありますが、この会議に参加したのは今年が初めて。

県警、SenTIAさん、MIAからそれぞれの取組についての説明の後、各学校で現在課題になっていること等についてお話を伺いました。

多くの学校に共通していたのが、
・ベトナム、ネパールの学生が増えている
・それに伴い、アパート、アルバイトの確保が困難になってきている
・自転車事故が増えている
というお話でした。

また、不法就労を斡旋するブローカーの存在や、結核感染者の問題など、事務所でパソコンに向かっていたのでは入ってこない情報がいろいろと飛び交い、大変勉強になりました。

で、私がいちばん「おおっ」と思ったのが、留学生のアルバイト先の話です。

なんでも、
・某大手コンビニの弁当や総菜を製造する工場
・某流通大手の工場
・仙台名物を供する某飲食店
が日本語学校の留学生のバイト先の定番なのだとか。

つまり、

・いつでも手軽に弁当や惣菜を購入できたり、
・驚きべき短期間で、且つ日時を細かく指定して宅配便を送れたり、
・美味しい仙台名物が食べられたり、
ということが可能なのは、留学生の働きがあるから、ということですね。

技能実習生もそうですが、私たちが日常生活で「便利だな」または「当たり前」と思っている多くのことが、実は外国人の労働にも支えらえれている、ということを意識した方がいいのでは、と改めて感じました。

このことを含めて実に多くのことを教えてもらい、私たち関係者も、そして一般市民も、大学だけではなく日本語学校で学ぶ留学生にももっと関心を寄せていくべきでは、と思わされた今回の会議でした。

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(OZ)

 

 

外国人を何と呼ぶ

 前からずうっと書きたかったトピックだったのですが、なかなか難しい問題をはらんでいるので、しばらくあっためておりました。来週、ちょっと大きなおしごとを抱えていて、はい、そうです、現実逃避です。

 日本人以外を何と呼ぶのかというおはなしです。思いつく呼び方を並べてみます。

外国人
外国人の方
外国の方
外人
外人の方
外国出身の方
外国出身者
外国につながる(こども)
日本語を母語としない(こども)

 「外国人」は最もニュートラルですが、少し突き放したような語感があるのでしょうか。それを中和しようとするのが「外国の方」、「外国出身の方」、「外国人の方」といった「+の方」用法。「外国人の方」は、火事焼けた、頭痛痛い、税金を納税する、汚い汚物、年老いた老女・・・(まずい、だんだん楽しくなってきたけど、適当にしときます)に通じる二重表現でぼくは嫌です。

 非常に評判の悪いのが老舗の「外人」で、よく敬意の反対を表して「ガイジン」とカタカナ表記されたりしますけれど、少なくともぼくが暮らす言語圏ではいまだにかなり普通に流通しています(特に年配者の間)。そこに排他的、侮蔑的なニュアンスがあるかどうか?という問いに、ぼく個人としてはあまりそういうネガティブなニュアンスを帯びていない、限りなく中性的な使われ方をしているように感じていますが、ただ少なくとも「うち⇔そと」の区別で使われていることばですので、受け止める側にはその壁が感じられるのだと思います。ですから、ぼくは使いません。「外人の方」というのは「+の方」でなんとか中和しようとした結果、滑稽さばかりが残ってしまっている事例でしょうか。

 「外国出身者」はことばの響きの上ではニュートラルですが、外国出身でいまは日本国籍という人も含まれます。「外国人」はあくまで「日本国籍以外の方」です。微妙に違います。

 最近、我が業界では「外国につながる(こども)」、「日本語を母語としない(こども)」といった新しい呼び方が使われていますが、「外国出身者」同様、よくよく考えれば一部の日本人も含まれてきます。例えば、生まれも育ちも外国の日本人といった人々ですね。これらの用語は耳馴染みが薄いということがネックになりますが、新しいことばは市民権を得るまで時間を要しますから。

 くだくだと書き連ねましたが、ことほどさようにややこしいです。現時点での個人的な結論はニュートラル路線ですが、いろいろな人々のいろいろな考え方、いろいろな立場を聞きながら、自分も少しずつ軌道を修正していきたいと思っています。

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※フィリピンの方に頂いたおかし。あざす。


とーます
※「フィリピン人」と「フィリピンの方」では、ニュアンスがどう異なるか論述せよ。せよ、なんてとんでもないっす。みなさまの語感をおしえてください。

くらいはら

「わたしはくらいはらに行きましたから日本語のコースに行きませんでした。」

こういうメールが来ました。日本語講座をお休みしましたという連絡は分かりました。くらいはら?ちょっと考えて、答えが見えました。「栗原」です。

 KURIHARAを誤読してしまっているのか、単にAをミスタッチしたのかは分かりません。

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伊豆沼、長沼は間もなく蓮の季節です。栗原よいとこ、いちどはお出で。


とーます
※アメリカに留学した知人Aのエピソード。八百屋できゅうりを買いたかったんだけど、発音が悪かったのか全然通じなくってさ、くっくんばー、くっくんばーって何度も言ったんだけどな。あとで調べたら読み方違ってやがんの。きゅーかんばーって読むのな。」・・・cucumber Orz

パワーポイント三昧

 ご存知のない方にご説明しますと、「パワーポイント」というのは、パワースポットとは全く関係ありませんでして、「パワーポ」がトンガのことばでおしゃれ、「イント」がねこの意味で、かわいい猫ちゃんぐらいの意味です。

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 もちろん、大ウソです。でも、パワースポットとは全然関係ないです。

 大勢の前で何かを紹介したり発表したりするときに、むかしはOHP(嗚呼懐かしや!)を使ったり、スライド映写機を使ったりしましたが、いまはこのパワーポイントを使うことが主流になっていますかね。デジタルの紙芝居みたいなものです。

 分かったような分からない説明はこれぐらいにして、とにかくいまこのパワーポイントの資料作りが同時並行で3つありまして、全くもってちょうど三昧なのです。因みに、三昧は仏教用語だそうです。さっきのいまですから多くの方が疑いの眼差しで見ていらっしゃるかもしれませんが、こちらはほんとです。

三昧・・・心を一つのものに集中させて,安定した精神状態に入る宗教的な瞑想。また,その境地。

 パワーポイントは写真、グラフ、文字情報をときにアニメーションなども駆使しながら効果的にお見せすることができるので、ビジネスの世界で主流になっていることも大きく頷けますが、これがなかなか難しい。

 画面がやたら殺風景だったり、逆にごちゃごちゃしていたり。そんな画面をちまちま修正したり、ときに丸めてぽいっとするようにシートごと削除したり。ちょっとストレスがたまります。嗚呼ビール飲み・・・職場でこれは言っちゃあいけねえ。

 で、自分のとっちらかりっぷりにいらいらかりかりぎすぎすぐずぐずぶつぶつして、その結果ごくごくしたくなるのですが、なぜそうなのかと思うと、およそ到達点はひとつです。

 頭の中がとっちらかっているから。情報の整理ができていないというか、優先順位が曖昧というか、ことの軽重が見えていないというか、ポイントが絞れていないというか、夕飯のおかずで迷っているというか、夏休みは何をしようかと仕事中に考えてしまったりしているというか・・・

 そんなときにはパソコンから離れて、鉛筆を持って紙の上に字を書いてみることにしています。そうすると、とっちらかりっぷりが少しずつ意識できるようになります。

 基本、アナログ体質なのだろうと思います。いまだに紙の本を読みたいですし、電話よりお便りがいいし、電子煙草よりキセル派だし(すいません、吸いません)。

 そんなおじさんがブログ書くなっつうの!というひとり突っ込みにて今宵は筆を置きとうございます。デジタル、便利は便利です。


とーます
※日本のお寺や神社をパワースポットと言い、おにぎりをソウルフードと言うことにとてつもない違和感があります。霊験あらたかなお寺でいいし、せめておふくろの味とかふるさとの味の方がいいな。
※おにぎりといえば、最近なにかのニュースで見ましたけど、お母さん以外の人が握ったおにぎりは気持ち悪くて食べられないという子どもが相当数いるのだそうです。うち、おとうさん(ぼく)もおにぎりを作ります。子どもは喜んで食べてくれています。

7月12日はペレズの日?

お知らせ済みですが、宮城県国際交流員のペレズ・アンドレが見事入賞を果たした、「第56回外国人による日本語弁論大会」の様子が、この週末テレビで放送されます。

NHK Eテレ
7月12日(日) 15:00 - 16:00

詳しくはこちらで。
http://www4.nhk.or.jp/P3201/

弁論だけでなく、ペレズさんの宮城での暮らしぶりも紹介されるようです。
もしかしたら、MIAで親切な同僚たち(笑)と仕事に励む様子も映るかもしれません。

そして、なんと、同じ日にDate fmにもペレズさんが登場します。

Sunday Morning Wave "GLOBAL TALK"
7月12日(日) 8:25 - 8:55
http://www.datefm.co.jp/bousai/

こちらでは、パーソナリティの板橋恵子さんといっしょに、防災についてお話をすることになっています。

河北新報のペレズさんのインタビュー記事をご覧になった板橋さんのご指名を受け、番組を共同制作している仙台観光国際協会(SenTIA)さん経由で依頼があったものです。

ということで、期せずしてこの日曜日は「ペレズまつり」と相成りますので、皆さんも是非お聞き・ご覧ください。

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(写真提供:SenTIA)
ご存知のことと思いますが、板橋さんは、とっても雰囲気がある魅力的なお声をしていらっしゃいます。
ペレズさんもなかなかの美声の持ち主なので、「いい声対決」になるのではないかな?

(OZ)

 

MIAにほんごこうざのみなさんへ

 MIAのにほんごこうざはきょうでおわります。

 あしたからなつやすみです。なつのにほんをたのしんでください。

 にほんごのべんきょうもわすれないでください。でも、きょうかしょのべんきょうじゃなくてもいいです。にほんじんとたくさんはなしをしましょう。すきなところにいって、にほんのいろいろなところをみてみましょう。みなさんににほんのことをたくさんしってほしいです。

 8がつ25にち、MIAのにほんごこうざがまたはじまります。そのときにみなさんのなつやすみ、おしえてくださいね。たのしみです。

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きょうのしょきゅう1くらす。ほんとにみんななかよしです。

とーます


外国人にPR

 おしごとがら外国人向けのイベントチラシをお持ちいただくことがあります。ぼくは広報やマーケティングのど素人ですが、それでも???と首をひねることも少なくありません。いいえ、いまこうして首をひねっているのは、以前同じような失敗を自らしているからです。それどころか、まだ気づかずにいろいろと失敗しているのだろうと思います。

 現時点でぼくが留意しているポイントを整理してみます。

1.日本語だけ?
 外国人向けといってもルビもなく、漢字の使用の制限もなく、日本人向けと全く同じような内容。もちろん、漢字も問題なく読むことができる外国人だっていますが、そういう人はごく一握りです。話すのが上手だから読めるかと言えばそれはそれです。いわゆる「やさしい日本語」や「ルビ振り」の方がはるかに伝わる範囲が広がります。

2.英語にすれば万事OK?
 対象が英語圏の方、英語が堪能な外国人に限っているのであればそれでけっこう。でも、そうじゃなくて国籍問いません、お近くの方みなさんどうぞというスタンスでしたら、英語だけでは不十分でございます。外国人イコール英語が分かる、ではありませんよ。

3.対象は留学生?
 対象が外国人留学生と書かれているイベントのチラシを見かけますが、別に留学生でなくても充分に対象になるのではないかと思うことがままあります。外国人イコール留学生、この図式に陥っている方もいまだに少なくないように思います。

4.何の集いですか?
 「国際交流をみんなで楽しもう!」なんてことばが盛んに踊っているけれど、結局何をするイベントなのかがチラシから読み取れないことがわりとあります。「分かりやすいことはいいことだ」これは世界共通かと思います。


 気づけば随分とハードルを上げてしまいました。あひゃ。おしごとがら、外国人向けのチラシを作ることがよくありますが、なかなか難しいです。チラシの場合、上記をある程度クリアしていても、デザインがぱっとしないと見栄えがしませんからね。図画工作で3以上をとったことがなく、高校で何が嬉しかったかって美術が選択教科だったことぐらい嬉しいことはなかったぼくにしてみれば、チラシのデザインこそ鬼門中の鬼門。デザインがさっぱりだからこそ、せめて上記ぐらいは及第したいものと思っていますが、はたして。

 ともあれ、そうやって苦心して作ったチラシも対象の目に触れなければただの紙・・・今度はそれをどうやって対象にお届けし、どうやって目を引こうかという大問題があるわけですが、それはまた改めて別の機会に。

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※先日の「吉林省省民友好訪問団」の歓迎会でご披露いただいた仙台の老舗和菓子屋さんの菓子細工。白松さん、ありがとうございました。本日の話題とは関係ありませんが、お目汚しの文章の目直しということで。


とーます

七夕の願い事

昨日は七夕。

なので、先日の「おしゃべりの時間」では、学習者とボランティアがみんなで短冊に願い事を書きました。

お願いしたいことの内容は、世代によって少し違いがあるようで、10代の青少年たちは、

 「プレイステーションがほしいです」

 「Hey! Say! JUMPのコンサートが見たいです」

と大変に具体的。

サンタクロース向けの願い事のようにも見えますが、「これが欲しい!」という瑞々しい欲求(笑)をそのままぶつけてくるのは、若さの証拠なのかもしれません。

これが彼らの親世代になるとグッと抽象度が増して、

 「家族が元気でいるように」

 「健康がほしい」

という感じで書く人が多かったです。

がしかし、タイのAさんは抽象的ではあってもなかなかに欲張りで、

 「おかね、げんき、しあわせをお願いします」

という3点セットの願い事を書いていました。

確かに、お金も元気も幸せも、全部欲しいですよね(笑)。

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沢山の願いが込められた短冊が飾り付けられて、竹もずっしりと重そうです。

(OZ)

英語ハラスメント

 先週、山形県国際交流協会が主催する「山形県内外国人相談窓口相談員研修会」に参加してきました。みやぎ外国人相談センター相談員ら総勢6名、気づけば山形県内のどの団体よりも参加者が多く、「最大勢力」でございました。

 冒頭の主催者あいさつで、「英語ハラスメント」なることばが出てきました。山形県の国際交流員による造語だそうで、具体例として、ちょっと日本語を話しただけで過剰に「日本語上手ですね」と言われる、顔を見ただけで英語で話しかけられる、まるで練習台のように意味のない英会話の相手をさせられる、などが挙げられました。

 よく聞く話です。この延長線上にある話として、日本国籍を取得した外国人が相変わらず外国人扱いされる例(にしゃんたさんのブログ)などもあります。当協会がお世話になっているオーストラリア出身の大学教授Mさんが「顔面障害」ということばをよくお使いになりますが、これも同一線上のお話。

 山形からの帰りの車中で、この「英語ハラスメント」に対する反応が相談員たちから聞かれました。ぼくは、もっと圧倒的な賛同があるのかと思いきや、そうでもなく。

「『日本語上手ですね!』って言われたら、『ありがとうございます』ってとりあえず言っておけばいいじゃない。ああいうことにいちいち反応するということは、かなりストレスがたまっているんじゃないかしら?」と、ブラジル人相談員Vさん。

 外国人との対話に不慣れな日本人が何をどう話してよいか分からず、とりあえず相手をほめることは悪いことではないからという思いでとりあえず発せられる「日本語上手ですね」。外国人からしたら「はじめまして、とーますと申します」としか話していないのにと思うのも、まあ不思議ではないですかね。

 「日本語上手ですね」を10年も20年も聞かされ続けて苦痛だという方もいます。「日本語上手ですね」ということばを聞くたびに「わたしの日本語はまだまだなのだな」と思うようにしているという方もいます。

 Vさんが言うように、ストレスフルな状態で「日本語上手ですね」を聞かされて、鬱積していたネガティブな感情のトリガーがひかれるということもあるでしょう。

 ただ一方で、この「とりあえず」がかように複雑な心境を生んでいるということも日本人は知っておいてよろしいかと思います。ぼくも「中国語上手ですね」って言われ続けて幾星霜。気持ちは分かります。ぼくの場合、中国語下手ですからいいんですけど・・・いじいじ。

 差別は感じませんが、区別を感じるということなのかと思います。日本語でコミュニケーションできている相手を敢えて外国人と区別する必要がどこにあるのでしょう。

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※庭の香菜(パクチー)に花が咲きました。早く食べなくちゃ。


とーます

世界を感じられる「おもてなし」

昨日、仙台観光国際協会(SenTIA)さんの発足記念イベントに出席してきました。

SenTIAさんの事業概要の説明のあと、宮城出身の金メダリスト、荒川静香さんの講演がありました。

テーマは
「荒川静香さんが語る、世界で感じたおもてなし」
というもので、
「目を合わせて、笑顔でコミュニケーションを」
「日本人は細やかな配慮は得意。でももっとわかり易く歓迎の気持ちを表してもいいのでは」
といった、「おもてなしの心」についてのアドバイスがありました。

で、私にとってのハイライトはここからです。

講演の後、場所を変えての懇親会があったのですが、そのアトラクションの一つとして抽選会があり、な、なんと、見事に当たってしまったのです。

景品は、荒川静香さんのサイン!

金メダリストのサイン!!

ワーオ!!!

きっと、これまでの善き行いの積み重ねを神様がこっそり見ていて、そのご褒美を授けてくれたのでしょう(笑)。

そのサインを手渡ししてくれるとき、荒川さんはしっかり「笑顔」で「目を合わせて」くれました。

講演でお話ししていた「おもてなし」の秘訣をしっかり実践されていたということですね。さすがです。

いただいたサインは、期間限定で(?)MIA事務所に展示していますので、ご覧になりたい方はスタッフに声をかけてくださいね。

そう、これが我々からMIA利用者の方々への「おもてなし」です(笑)

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(OZ)

 

不忘山平和記念公園

 不忘山、そう思ってみれば変わった山の名前である。

 いまから70年前の1945年3月、アメリカの爆撃機B29が一晩で3機この山に墜落した。3機の乗員は総勢34名、墜落死を免れた方も、吹雪のために凍死し、全員が亡くなった。

 それから十有余年、1961年に白石市の有志が不忘会を組織し、恩讐を超えた米将兵の慰霊と人類永遠の平和を願い、山頂付近に不忘の碑を建立した。

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 さらに時は流れ、戦後70年の今年、この碑が見える場所に「不忘山平和記念公園」が開園することになった。開園の式典にはケネディ大使も参加されるとのこと。

 現在、この公園に植樹する桜の木のオーナーを募集しているというニュースもあるので、興味のある方はリンクを参照されたし。

 この3機が墜落したのは1945年3月10日、東京大空襲の日であった。なぜそんな日に3機が東北へ向かい、墜落したのか?諸説あるようだが、いまだによく分かっていないようである。


とーます

宮城県海外研修員

 「『はじめまして、〇〇と申します。 独身です。』って小学生が自己紹介したら受けるぞ!」と小学校4年生の愚息をそそのかし、家族全員から白眼視されたとーますです。因みに、このギャグは大学入学時にぼく自身がやった実績があります。ちょい受けでした。

 もといもとい。

 本日、宮城県海外研修員1名の日本語研修が始まりました。

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 さっそくS先生からテキストが手渡され、勉強開始です。

 宮城県海外研修員受け入れ事業の歴史は古く、昭和の時代にはアジア、アフリカなどからも多くの方を受け入れたいへん賑やかだったそうです(「古文書」と当時の回顧談による)が、ここ数年は宮城県と友好姉妹省県である吉林省政府からの推薦者数名を受け入れています。

 ぼくがMIAにドラフト枠外で非電撃入団したときにはまだ南米からの研修員が数名来ていました。いま思えば、あの方々は日系3世か4世ぐらいの方々だったのだろうと思います。それなのにそれなのに当時のぼくは日系人の歴史をほとんど知らず、当時は興味もあまりなく、淡々と業務をこなすばかり。嗚呼、勿体ないことをしました。まあでもいらしていた方々はぼくに根掘り葉掘り聞かれ、うざい思いをせずに良かったですね。そう思うことにします。

 今年度の研修員は、長春市のホテルに勤務されている方で、ホテル業務についてこれから11月まで研修されます。仙台駅すぐおとなりのホテルでしばらく研修するということですので、見かけた際には激励してくださいませ。


とーます
※大学を卒業し、半年のアルバイト生活を経て中国に留学する際に、それまでお世話になっていた塾の講師のみなさんの前で挨拶をしたのですが、そこでも当然やりました。「実は、ぼくの母方は華僑の家系でおじを頼って中国に留学します。」ぼくのことをよく知っている方々は、「また始まった」って顔をしてましたが、よく知らない人々は「ええ!そうだったの、ふむふむ」って顔をしてました。

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