2015年4月アーカイブ

ネパール

 ネパールの惨状が日々報道され、被害が少しずつ可視化されています。まだまだ全体が見通せるほどではありませんが、被害は小さくないようです。

  そんな中、東北大学留学生協会TUFSAが早くも動き出しました。街頭募金などを考えているようです。詳細決まりましたら、こちらで続報をお知らせします。

 TUFSAとは、フィリピンの台風のときにも街頭募金から始まってチャリティイベントを協働しました。今回もTUFSAの行動力をバックアップしたいと思います。


とーます

住めば都

今日MIAでは、今年度から着手するALT(外国語指導助手)の支援事業の打ち合わせがありました。県内各地で働くに当たって、よりスムーズに地元に馴染むように支援するための事業です。 

やはり、外国に住むと、精神負担が大きい事があります。しかも、新生活への期待と現実の間に隔たりがあればあるほど、尚更です。そこで、MIAが、来日するALTたちがあまりにも大きいショックを受けないように、地域の同じ国の先輩たちに会わせたり、こちらの生活がどんなものかを説明してあげる事業になっています。

あ、書き忘れるとこでした。これを書いている「私」は外国人です。アメリカからやってきた国際交流員のペレズです。今回もお付き合いを宜しく。

何でも期待しすぎると、結局「よりよいもののハズだったのに」とがっかりするのが落ちです。この人たちがそういう経験をせずに済むように、「思っていたより良いものだ、これで良かったなぁ」というように計画した事業と言えましょう。

私の故郷もそうなんです。映画などによく出るあの言わずと知れたニューヨークなんだけど、「ニューヨークは住んでみりゃそんなに大したことないじゃない?」と私はよく思います。確かに観光客だと、すごい。お金持ちだと住みやすいです。(どこでもそうじゃないか?)。ただ、いくらなんでもさすがに、住んでみれば普通になります(最初はすごく娯がいっぱいあるなぁと感心するけど)。

「住めば都」と言いますけど、これは田舎であれ大都会であれ、同じ、つまり「都」になると思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます。無人島にでも宇宙にでも住めばその内に都になるんじゃないかなぁ。

ペレズ

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ちょっと照れくさいけど、私の「都」の宮城のためなら、こんなポーズだってしちゃいますよ。

買い物はむずかしい

 MIA日本語講座では、受講生に「学生カード」を書いてもらっています。名前、住所、電話番号、メールアドレスなどなど。これまで学習目的を問う欄は、「日常生活」「仕事」「趣味」といった選択肢の中から選んでもらう方式にしておりましたが、学習者ニーズをより深く探ろうと今回から自由記述式にしてみました。

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 結果ですが、「買い物」に関する記述がけっこう多く、いささか意外に感じました。価格の表示があって、値切りの交渉をしたりしない明朗会計じゃぺーんでの買い物の何が難しいのだろうか?と一瞬思ったわけです。ですがすぐにいや待てよと思い直し、MIA内部でのこれまでの見聞を検証しつつあれやこれや推測してみました。

1、表示が分からない
 ひらがな、カタカナ、漢字が読めなければ、それが「ソース」か「醤油」か「コーラ」か「ビール」か分からない可能性はあります。初級の学習者には難しいかもしれません。いちいち振ってみたり、舐めてみたりするわけにもいきませんから。

2、種類が多すぎてどれを買っていいか分からない
 醤油だけでも、内容量の多い少ないは見て分かるとしても、やれ減塩だ、やれ刺身用だ、といくつものメーカーの様々な商品がずらりと並びます。むかし、貿易しょーばいやっていたときのことを思い出します。香港のある製造工場の人が言ってました。「アメリカだと、ひとつのサイズ、ひとつの色で何万個と買ってくれる。日本はSサイズの白が50個、黄色が50個・・・とひとつのサイズに色が12種類、それぞれが小ロットで、なおかつ品質に対してとても厳しい。作る側からしたら断然アメリカの方がやりやすい。日本のバイヤーさんから聞いたけど、日本ではある商品を売るためには全く売れない色と分かっていてもシリーズとしてディスプレイするための『捨て色』があるそうね。でもね、日本は発注が細かいけど、いろいろと勉強になることも多いから・・・アメリカの商売はオーダーが大きいけど、とにかく値段なので、安定しないのよねえ。」
 でも、これって日本語力だけでは立ち行かないかも。日本人だってどれ買っていいか分からない人、存外たくさんいるんじゃないかしら。

3、独特なお店ことば
「当店のほにゃららカードはお持ちですか?」
「今月は超お得なスタンプカードを発行しています。」
「うんちゃらポイントが2億点ございますが、お使いになりますか?」
「禁煙席になさいますか?喫煙席でもよろしかったでしょうか?」
「オーダーがお決まりになりましたら、呼び出しボタンを押してお知らせください。」
「エコバックなど袋はお持ちでしたでしょうか?」
「お箸はお付けいたしましょうか?」
などなど。
こうしてみると、日本のお店では客と店員の自由な対話はあまりないように思いますが、店側からの勧誘、提案、確認、質問のマニュアルチックなことばが始終浴びせかけられます。こういうのは、中級レベルの教科書にだってほとんどないですよね。実地で経験を積んで仕組みを理解していくしかないのでしょうか。それにしても「よろしかったでしょうか」「1万円からお預かりします」「おつり100円になります」は、批判も多々あるのに、一向に衰退しませんねえ。「1万円から・・・」に返す刀で「おれは一万円じゃない、森田だ」と言ったのはタモリさんだったか。

4、べたべたな敬語
「ジュウタンありますか?」
「ございます。」
「ジュウタンありますか?」
「ございます。」
「ゴザじゃなくて、ジュウタンです。」
「ですから、ございます。」
 最後は冗談ですけど、お店はとにかくひたすら激しく丁寧な敬語で固めているので、それは外国人にとってはハードルが高いでしょう。最近、おしごと上「やさしい日本語」を用いることがありますが、あれは慣れないと日本人の普通の感覚としてはとても居心地の悪い日本語です。神様であるお客様に「ないです」とは言えないのが、日本のお店。日本人のお客さんに「ないです」と言ったら、相手が悪いとひとくさり嫌味を言われかねませんからね。

 ほかに、有力な理由はございますでしょうか?全日本外国人の買い物を考える会までご意見、ご感想等お寄せくださいませ。


とーます
※学生時分、イタリアひとりぼっち旅の途上、水を買ったら炭酸水でひたすら困りました。炭酸水というのはおぢさんたちがハイボールを飲むための割り材であって、そのまま飲むものという認識がありませんでした。せっかく買ったのを捨てるのももったいなく、宿に戻ってから前後左右にめったやたらと振り回し、一晩置きました。翌朝、恐る恐る飲んでみたら、炭酸のピリピリはなくなっていましたが、気が抜けた炭酸水のまずいのなんの。この一件で、「ガスなしの水」とイタリア語で言えるようになりましたとさ。そして、時が過ぎ、いまでは喜んで炭酸水をぐびぐび飲むおぢさんになりましたとさ。

技能実習生がいっぱい

小学生X、Y、Zの下校時の会話。

X「こないださあ、うちのお父さんのカイシャにガイコクジンが来たんだって。」

Y「おお、すげえ。ALTのロバート先生みたいな人?」

X「ちがうちがう。ベトナム人って言ってた。」
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Z「Xのおとうさん、何のおしごとしてるの?」

X「てっこんきんくりーとのビル作ったりするカイシャ。」

Y「鉄筋コンクリートだから。」

X「そうそう、てっこ・・・てっこん・・・てつこでございまーす・・・とにかくそれ。」

Z「そのベトナムの人は日本語話せるの?」

X「少し話せるって。あいさつとか、簡単な会話だけ。」

Y「Xのおとうさんは前にベトナムにいたって言ってたよね。ベトナム語できるの?」

X「おとうさんにベトナム語で『こんにちは』ってなんていうのか聞いたら、『しんちゃお』だって言ってた。」

Z「わ、やば。Xのおとうさんベトナム語できるんだ。」

X「じゃあ『仕事』ってどういうのって聞いたら、少し考えて『しーぐぉーと』なんて言ってたから、できないんじゃないかと思ってる。」

Y「まじ、おやじだね。」

Z「いたたた。」

Y「ま、でもさ、そんな日本語があまりできない人たちとおしごとするのってどうなんだろ?」

X「慣れてくればいっぱい働いてくれるんだけど、最初おしえるのはたいへんだって。それから、日本人とは考え方が違うから、それも困るときがあるって言ってた。」

Z「たとえば、どんなこと?」

X「学校だって、日本だと5分前行動なんて言うじゃない。でも、みんなぎりぎりに来たりするんだって。それから、学校のあと、ぼくたちは教室や廊下のお掃除をするけど、工場もお掃除するのね。そのお掃除をベトナムの人にお願いしたら、これも給料がもらえる仕事ですかって訊かれたんだって。」

Y「たいへんだね。」

X「でも、おとうさんはこう言ってた。ことばが通じないのはたいへんなことだけど、最近は日本の若い人に働いてもらおうと思ってもなかなか来てくれないし、来てもすぐに辞めてしまう人が多い。それより、外国から来た人たちの方がずっと我慢強いし、よく働いてくれるって。」

Z「Xだって掃除サボるもんな。」

X「あ!?サボってねえよ。」

Y「最近スーパーに行くとさ、日本語じゃないことばで話しながら買い物している人たち、けっこういるよね。」

X「建設会社だけでなく、魚の缶詰を作る工場にもたくさん来ているし、ぼくらが着ている服を作る工場にもたくさんいるんだって。」

Z「そして、もっと増えるって聞いた。」

X「アベノミクスだから。」

Y「あべし、あべし。」

Z「それは北斗の拳。いまどきの小学生はおそらく知らないよ。」

X「コンビニ弁当を作る工場とか老人ホームにも外国人が働きに来るようになるんだって。」

こんな会話してる小学生、いたらMIAまで教えてください。取材に行きます。


とーます
※最近、技能実習に関するお問い合わせが連日MIAに来ています。ひところと違い、外部団体と連携してきちんと技能実習生をサポートしようとしている団体が増えているような気がします。以前は、外部と接触させると余計な知恵をつけてくるから、なんてぶっそーなことをおっしゃる人がいたような・・・

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 昨年度、「外国人のためのストレスケア教室」という在住外国人のメンタルヘルスに関する講座を県内7か所で行いました。これは、当協会のような都道府県や政令指定都市にある地域国際化協会の「総本山」、自治体国際化協会(CLAIR)から助成を受けて実施したものですが、同じ助成枠で今年度は「介護」についての勉強会を行います。とりあえずタイトルだけ決まっています。

「定住外国人とともに学ぶ実践介護塾」

 ざっくり申し上げて、宮城県に住む1万6千人の外国人の3分の1強が日本人と結婚した配偶者です。その9割がたが日本人男性と結婚した外国人女性です。結婚して10年、20年と経ちますと、夫の両親の介護、その次には夫の介護、そしてそれと前後して自分自身の老いという問題が立ち現れてきます。既に介護経験をされた外国人のおはなしもぼちぼち聞くようになりました。日本の介護制度もここ10年ぐらいで急速に変化、発展しておりますので、ここら辺で勉強する機会が必要かなと思ったわけです。

 今年度に入って早々、その仕込みに追われています。プログラミング、講師の依頼、会場の確保、施設見学先の調整などなどなど。「介護」についてぼくの財産は昨年のかわら版の編集ぐらい。祖父が高齢者福祉施設に長いことお世話になりましたが、それがどういうカテゴリーの施設だったかも判然としない程度のど素人です。だからというわけではありませんが、今年度は「ともに学ぶ」が基本姿勢です。

かわら版「介護保険制度について 1」「介護保険制度について 2

 「介護観」も国により、時代により大きく変わっていきます。大家族主義のフィリピン人から見ると、いまの日本の介護は少し冷たく見えるというおはなしも聞いたことがあります。日本だってひと昔、ふた昔前はお年寄りは家族でお世話をするものという観念が根強かった風に思います。その辺りの意識の変遷、お国柄の違いもあぶり出すことができたらいいなと目論んでおります。

 それから、それから。大人になって習得した言葉、母語ではない第二言語は認知症の進行とともに失われていくということもあるのだそうでして、これは配偶者の方々からしたら忌々しき事態です。ですので、認知症という病気のメカニズムについても学び、また日本語を失った外国人の介護を実践している施設の方にもおはなしを伺うこととしています。

 在住外国人の中には介護職に従事している方も少なからずいますので、その方々の経験も還元してもらおうと思っていますし、その結果介護職に新たに興味を持つ、資格取得に向けて動き出す方が出てきたらいいなあとも思っています。

 他方、日本の介護現場に向けても情報発信を行いたいと思っています。介護職に外国人が従事することの意味、意義、難しさ。反対に、外国人が介護サービスを受ける際の困難、問題点など。定住外国人と介護現場が「ともに学ぶ」場とすべく、仕込みを進めてまいります。

 隠れたミッションとしては、日々笑いごとではなくなっている我が健忘の正体を探ること。

 以上。忘れないうちにこのブログを公開してしまおう。やあ。


とーます
※今年度は介護にまつわるブログ記事が増えると思いますが、ぼくのトーンがだんだんほの暗くなっていったら、それは健忘の原因が・・・

病気になるのは、いやだ

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病気になるのはいやだと、言うまでもないよね。

ましてや、それが海外に行っている場合は尚更のことです。
またそれが海外に住んでいる場合はその三倍の嫌さになると言えましょう。

あ、書き忘れるとこでした。これを書いている「私」は外国人です。
アメリカからやってきた国際交流員のペレズです。今回もお付き合いを宜しく。

ここMIAでは、上に書いたように病気になった外国人が
病院に行く際に通訳をする「保健・医療通訳サポーター」の勉強会をやっています。
その英語の勉強会で教壇に立つのは、他でもない「私」です。
授業中に皆の通訳を修正したり、間違いを指摘している私も勉強になります。

「俺もこんな間違いをするんだなぁ、気をつけなきゃ」と。

そしてよくある問題は平たく言えば良いのに難しい英語に訳すことです。
私が考えるには原因が二つあります。

一つは直訳、つまり逐語訳する傾向があることです。
その時は「いくら単語を知っているからといって、のまま訳したって、
ちんぷんかんぷんだよ」となります。

やはり、言われている(この場合はお医者さんに)内容を聞いて理解して、
要点を取り出してから、相手にどう説明すれば分かりやすいかを考えて、英語で伝える事です。
ちょっと難しく感じますよね。

でも、皆さん、普段、人と話しているとき、そうしているのではないですか。
親や教授や友だちや上司や子供に話している時、それぞれに対しての話し方が違いますよね。
ほら、もう無意識に相手に応じて話し方を調節しているではないですか。
ただ、通訳している時にそれをともかく忘れがちです。

もう一つは見せびらかしたがる心の動きです。
参加している方の中に、英語の勉強が大好きでその成果を披露したいらしい方もたまにいます。
ただ、訳すには、つまり、あるメッセージを伝えるには、一番大事なことは、
それが相手に伝わっているかどうかという事です。

その時は、厳密かつ正確な専門用語より分かりやすい単語の方が通じます。
だって、本人の健康が関わっている問題なのです。


という訳で、

素人の聞き手に、正しい専門用語を言っても分からないですよね。
特に聞き手の母国語が英語でないことを考えると尚更ですね。

幼稚園児に話している時は皆さん、話し方を相手に合せますよね。
つまり、この勉強会を通して、コミュニケーション力も身に付きますよ。
外国語習得以前の能力ですけどね。


あ、そういえば、「私」が働くMIAでは、通訳サポーターの登録者を募集しています。

・日時 5月9日(土)14:00-16:00
・場所 エル・ソーラ仙台「大研修室」(仙台市青葉区中央1-3-1 AERビル28F)


英語でなくても、外国語のお出来の方は、ご参加の程をどうぞ宜しくお願いしますね!
ここまで読んでくれてありがとうございます。

この謎めいた「私」も5月9日のイベントにおりますので、是非とも、カーム!

 MIAが「国際交流協会」から「国際化協会」に看板を掛け替えて早3年(当時のブログ「こくさいかきょうかい」、3年前からなんら進歩のないおばかなあたし)。

 発足当時は文字通り「国際交流」がメインのおしごとだったようで、留学生とキャンプをしたり、県民家庭と留学生の草の根交流のお手伝いをしたりと・・・こうして書き出しただけでも明るい歓声が聞こえてきそうなおしごとでした。

 しかし、その明るい歓声が響いていた1980年代当時、国内の農漁村部は過疎、嫁不足が深刻な問題となっており、その解決の一環として外国から花嫁を迎えるという流れが日本全国に静かに遍く浸透していきました。日本語があまりできないままに嫁いできた外国の花嫁さんたちは、夫や舅姑や近所の方々とのコミュニケーションに苦しみ、体調を崩しても医者にそれを訴えることができず、お子さんの定期検診で保健師さんの指示が理解できず、幼稚園からのお手紙が読めず自分の子どもだけお弁当を持ってきていない、などなどあらゆるコミュニケーション不全が発生し、県内の関係機関から徐々に徐々に当協会にヘルプの依頼が来るようになるにつれ、当協会のおしごとも「国際交流」から定住外国人支援となり、それがあるとき「多文化共生」なることばを与えられ、いまに至るというのがこの30年弱の極々大まかな歩みでございます。

 えーと、要するに留学生との交流が縁遠くなってきていたということを言いたかったのであります。予算の出所の県が財政難であり、また民間交流も華やかなりし今時分、公金を使って「国際交流」をする意義も薄れつつあると理解しております。

 そんな折に、大崎市で中国語会話サークルを主宰されているOさんから、お電話がありました。Oさんは当協会の外国人支援通訳サポーターにもご登録されている方で、保健医療通訳の自主学習会にも参加されています。「会話サークルで中国人留学生と中国語で交流したいんですが・・・」すぐに当協会の外国人講師派遣事業に協力してくれているLさんと連絡をとりました。快諾をいただき、Lさんと彼の知人のZさんと二人の中国人留学生が大崎市古川へと向かいました。

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 せっかくの機会だということで、MIAの各種事業をご紹介させていただくこととし、ぼくも参加してまいりました。地元ですから自転車りんりんで。参加者は同会話サークルのメンバー10人ほどで、最近加入された新メンバーから学習歴3年ほどの方まで。初めての交流会だったのか、日本人のメンバーのみなさん、硬かったですねえ。中国人留学生LさんとZさんと些かぎこちない交流となっておりましたが、はじめの一歩はこんなものでしょうかね。

 みんな中国語を学んでいるということだったので、ぼくも中国語で少し自己紹介しました。「とーますです。日本に来て40年以上経ちました。あ、日本人です。」みたいな。でも、全然受けなくて・・・留学生ふたりがくすくすいってたからまいっか。

 このようなご縁をお求めのグループの方(個人にはご紹介できないです)、MIAにご相談くださいね。こういった国際交流の後方支援、側面支援は喜んで致します。


とーます

※当日、大崎タイムス社に取材にお越しいただきましたが、そのウェブ記事はこちら(4月14日付け記事)

※語学を学ぶには「鉄面皮」が必要だ、と中国人によく言われましたっけ。この交流会には、柔肌の方ばかりでしたね、ひとりだけギャグが滑っても動じない鉄面皮がいましたけど・・・来日40年以上の御仁です。

開講と回送

 MIA日本語講座が始まりました。今期は、受講生が前学期以上にたくさん集まりました。そして、好例になりつつありますが開講式から楽しい漢字の学習です。

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「ともだち」の「友」は「手」と「手」をつないでいるんですよ。

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「では、ともだちになりましょう!」と、大握手会。先生と受講生、受講生と受講生がみんな「ともだち」。

 こうして今年度も無事、日本語講座が始まりました。



 あ、無事でもないか。この日本語講座の担当とーますは相変わらずいろいろやらかしておりまして・・・この漢字の学習も司会をしていたとーますがすっかり忘れていて、「これで開講式を終わり・・・」ぐらいまで言いかけたのをS先生にたしなめられたり・・・

 この開講式の前日、受講生の名簿を講師のT先生にメールで送り、他の講師への「回送」をお願いしたところ、T先生からは、「葬儀には参列せず送信しました」という謎の返信がありました。身内にご不幸でもあったのだろうかと思いきや、さに非ず。ぼくのメールは「この名簿をほかの講師のみなさまにご会葬いただけませんか」とかなんとか。本日のM.A.P(もーすとあちゃーぱーそん)でしたが、絶賛日々記録更新中です、はい。

 今年度のささやかな目標ですが・・・もう少し柔らかで楽しい誤変換を目指したいと思います。


とーます
※誤変換をテーマにした名作、清水義範「ワープロ爺さん」もお暇なときにお読みください。「永遠のジャック&ベティ」に入っています。

「対話型」がもたらすもの

現在、南三陸町で日本語ボラティア養成のための連続講座を開催中です。

会場は、こちらの「南三陸ポータルセンター」。
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東北産の木材で作られていて、建物内部も温かな木の香りで満たされています。

講座第二回目の様子です。
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今回は「講義」形式ではなく、いつも以上に「考えてもらって意見を出し合う」形式で行われ、

「学習者が日本語を学ぶ目的は?」
「自分が学習者だったら、どんな方法で学びたい?」
「毎回の活動の前に考えておくべきことは?」

といった講師(というより「ファシリテーター」と言った方が今回は相応しい)の鈴木さんの問いかけに、受講者の皆さんは積極的に、そしてとてもいい意見を述べてくれます。

日本語教室での教室活動のあり方の一つとして、参加者同士が対話を重ねる「対話型」の活動の紹介をしたのですが、この養成講座そのものが、まさに「対話型」になっていました。

講師と受講者ひとり一人のお人柄と、もしかしたら建物の癒し効果のお蔭もあってか、皆さん、とてもリラックスして自分の考えや経験を述べ、他の人の意見にもフムフムと耳を傾けていて、ちょっとこれまでの講座ではあまり経験したことのないような、なんとも言えずいい雰囲気でした。

学習者を迎えて日本語教室が再開した後も、この心地よい空気が引き継がれていけばいいなぁ、と思います。

(OZ)

 

ペレズの呟き

 最近、ふっと思ったんです、「日本に住んでいる外国人は大変だなぁとは言えないんだ。」と。だって日本に住んでいる外国人はないんだもん、日本に住んでいるアメリカ人、中国人、インド人、メキシコ人ならいますけど。いや、それもちょっと間違っているよね。一口にアメリカ人と言っても、ロシア系のアメリカ人もいれば、アジア系のアメリカ人、黒人のアメリカ人、またインド系のアメリカ人もいる。しかも、それで、それぞれ経験する「日本」はまた違う。いやだぁ、複雑になって来ちゃったよね...

 あ、書き忘れるところでした。これを書いている「私」はいわゆる「外国人」です。アメリカからやってきた国際交流員のペレズです。今回もお付き合いを宜しく。

 さて、日本の持つアメリカ人のイメージと違う僕は日本語の読書が好きなインドア派で、仲良くないと口数が少ないタチで、「日本人っぽい」とよく言われた時期がありました。(もちろん、この言葉を褒め言葉として受け止めたよ。)ただ、その度に、何だか、その言葉の裏に「アメリカ人らしくない」と言うところがある気がして突っ込みたい自分もありました。当時「正真正銘のアメリカ人のつもりだけど...」と心の中でつぶやいたものです。または、黒髪で小麦色の私はエジプト人か聞かれたこともあります。「なるほど、僕のルックスが日本人を混乱させているんだなぁ」と。後は、なぜか自分がどっか喫茶店などに入ると、急に隣のテーブルの人の話が「どれぐらい英語ができるか」という話になったり、周りの日本人一人が私の存在が気になったのか日本人同士と話していて、「はい」と「いいえ」と答えるところを「YES」と「NO」と答え始めて、日本人の話し相手に「何で急にYESと答えるのか」と突っ込まれた光景も見たことがあります。

 ただ、これも「外国人」によります。例えば、前、中国系のアメリカ人の友だちと話していて、彼の日本での経験が全然違う事が分かりました。彼によると、電車などに乗っている時は、日本人のお爺ちゃんに日本人と間違えられて、しょっちゅう話しかけられていて困っているというのです。こちらは当時どっちかと言うと、もっと日本語を話す機会が欲しくて、英語を練習したがる人にしか会えなくて、羨ましく思っていたぐらいです。
あ、思い出しました!後は嬉しそうに口笛を吹きながら会社に戻ってきた、日本人とアメリカの白人のハーフの同僚に「どうしたんだ、良いことでもあったのか?」と聞いてみると、「いや、またホームで女の子に電話番号を渡されたのさ。日本で俺みたいなハーフはモテるんだ」と答えたのです。それはハーフと関係しているのかそこまでは分かりませんけど...

 後は、日系人もまた別物みたいです。日本語ができると周りの日本人が思いこんでいて、困るというし、後は、私が見た限りでは、日本生まれの日本人と思われたくないらしくて、名字で呼ばれた時に、「名前で呼んでください。」とキッパリと相手を注意します。ジェニファーとか、クリスティナとか。どうやら、アメリカ人または母国の「自分」を守りたいらしいです。(日系人でない僕は逆に職場で初対目の人と同僚に名前で呼ばれるのは正直嫌いです。馴れ馴れしい感じがして嫌で仕方ないのです。「お前に名前で呼ばれる覚えはないぞ、無礼者!!しかも、呼び捨て!!」みたいに。まぁ、人それぞれです。)後は同じ外国人でも、髪の毛を金髪に染めるだけで日本人の反応が変わってくる話も聞いたことがあります。なんと不思議な多面の国だ、この日本というのは!

 本当に国籍でなく、どんな外見の人に分類されるかによって、同じアメリカ人でも、見える「日本」が違います。ですから、私は日本で新しい外国人に会うと、今までの日本での経験はどんなものかが知りたくて聞きます、別な一面の「日本」を知るために。 

 ここまで読んでくれてありがとうございます。本当に同じ日本に住んでいる「外国人」でもいろいろ違うみたいです。日本語で言えば「十人寄れば十国の者」というやつでしょうか、同じ日本でも。

ぺれず

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みやぎ外国人相談センターの中国語相談員小関一絵です。

今年度も引き続きよろしくお願いいたします。


新年度に入り、県内各地で様々なイベントが企画、開催されているところです。

そのような中、私が副会長を務めている宮城華僑華人連合会主催の

無料市民公開講座をご紹介したいと思います。


4月25日に(土)10:00-12:00 東京エレクトンホール宮城(旧県民会館)602会議室にて、

日本の大学で活躍している中国出身の二人の大学教授による

」と「地震」についての講話です。


身近な話から最新の研究まで盛り沢山話してくれますので、

ご興味のある方はぜひ足を運んでいただけたらと思います。



宮城華僑華人連合会は今年2月に設立され、県内7つの華僑華人団体が加盟しています。

宮城県内には約5000人の中国人が住んでおり、多くはすでに地域の一員となり、

各分野で活躍しています。今回のお二人の教授はその一例です。


今回の講演会は設立後初めてのイベントとなりますが、

今後も定期的に多様なイベントを開催する予定ですので、


どうぞお楽しみに♪

先生と呼ばないで

 以下、原文は中国語ですが、それを日本語に翻訳し、適宜改変してお送りします。

Zさん「こんにちは、とーます先生」
とーます「こんにちは」

 中国人女性Zさんからお電話がありました。日本語講座の受講を希望されています。Zさんは県北にお住まいで、どうやって通ったらいいのかなど質問が山とあって、それにひとつひとつお答えしておりました。

Z「ところで、こないだ友人Xさん(※前学期のMIA日本語講座で勉強していた中国人)に聞いたけれど、あなたは日本語の先生じゃないの?」

と「えー?ぼくはここのスタッフです。先生じゃありません。」

Z「てっきりあなたが日本語の先生かと思ってたわよ。あなただったら、中国語でいろいろ説明してくれそうだし、いいなと思っていたんだけど。」

と「うちの日本語の先生はみんなプロフェッショナルです。クラスにはいろんな国籍の人がいるから、共通言語は日本語です。日本語で日本語を教えますが、心配しないで!」

Z「えー、だって日本語がよく分からないときに中国語で教えてもらえたらいいなと思って。だれか、中国語がじょうずな人で日本語を教える人はいないの?」

と「そういう人はほとんどいませんし、日本語を勉強するとき中国語に頼ると返ってよくないと思いますよ。それに、クラスメートがいるから、みんなで助け合えます。とっても楽しいクラスです。」

Z「それもそうなんだけど。ねえ、あなた、わたしの日本語の先生してくれない?」

と「ぼくのレッスン料は高いですよ!あはは、冗談です。さっきも言いましたが、ぼくはここのスタッフであって、日本語を教える技術はありません。」

Z「でも・・・(うんたらかんたらかくかくしかじかなんだりかんだりどーのこーのとひとしきり)」

と「まあ、お気持ちは分かりますが、一度試してみてください。これから日本に長く住むのであれば、絶対通う価値はありますよ。ぼくが保証します。」

Z「分かった。じゃ、来週行きますね、先生!」

と「じゃ、来週会いましょう。それから、ぼくは先生じゃないから。」

 Zさんにもきっとご満足いただけるMIA日本語講座はいよいよ来週から始まります。いまからでもまだ間に合います。素敵な先生方と一緒に日本語を勉強しましょう!そして、ぼくを「センセイ」と呼ばないで。

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※MIA日本語講座は開講式から漢字のお勉強をします。面白いですよ。


とーます
※以下、日本語と中国語のこんがらがっちんをお示しします。
中国語で「先生」というと、大まかに2種類の意味があって、一つは男性の敬称、英語のMr.にあたる言い方。「佐藤先生」と言えば、それは「佐藤さん」の意味。もうひとつは、夫の意味。「我的先生」は私の夫という意味になります。
逆に、日本語の「先生」は中国語では「老師」。若くても「老師」。なので日本語の「佐藤先生」は中国語では「佐藤老師」、若くても「佐藤老師」。

外国人等相談窓口研修会

先日、県国際経済・交流課とMIAとの共催で「外国人等相談窓口研修会」が開催されました。

今回は「仙台弁護士会国際委員会」とガッチリ連携を図り、同会所属の弁護士3名の方にアドバイザーとして来ていただいて、ケーススタディをしました。

どんな「ケース」を取り上げたかと言うと、MIA内にある「みやぎ外国人相談センター」に最近寄せられた

・離婚、再婚を巡る子どもの名字・戸籍の問題
・交通事故に関する問題
・遺産相続の問題

と、どれも深刻、且つ一筋縄ではいかないものばかり。

一つずつ事例を説明して、どんな対応・アドバイスが考えられるかグループ毎に話し合ってもらい、
 ↓
我が相談センターで実際にどんな対応をしたか紹介し、
 ↓
弁護士の方々に法的なアドバイスをもらう、

という流れで進めました。

参加者の中には、もう百戦錬磨のベテランの方もいて、取り上げたケース以上にドロドロでフクザツな事例を紹介してくれるなど、かなり白熱したディスカッションが展開されました。

アンケート結果もなかなかよく、
「専門家のアドバイスが得られて良かった」
というコメントのほか、
「MIAは弁護士との連携体制がとれていて羨ましい」
という感想も聞かれました。

そうそう、本当にそうです。

いつも快くMIAからの相談に応じてくれる先生方は、実に頼もしく、そして有難い存在なのです。

「国際委員会」は今後更にパワーアップするそうなので、ますます頼れる存在になっていただけそうです。

先生方、新年度もよろしくお願いいたします。
(・・・でも本当は、弁護士に相談する必要がないほど、皆さんが心安らかに過ごせたほうがいいのですが。)

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(OZ)

 

哀史、まさに

 前ブログの課内制手工業には恐ろしいエンディングが待っていた。

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 この登録証、よく見たら有効期限が2017年3月31日となっているではないか。これじゃ来年度末までの有効期限だ。OMG。少し生き急ぎすぎました。というわけで、慌てて2016年3月31日に作り直しただよ。

 自分の過ちを横に置いといて言っちゃいますが、平成という元号が外国出身者には分かりにくいだろうと思ってMIAの文書では西暦を使ったりすることがあります。でもでも、年度というのは西暦だといまひとつ馴染まんのですよねえ。言い訳ですけどね・・・いじいじ。

 学校の新学期とか「何月生まれから何月生まれまでを何年生とする」といった学齢の考え方も国によってばらばらなので、国を跨いだ転校はそのズレのせいで様々なドラマが生まれます。1月生まれだと日本は早生まれだけど、よその国ではそうじゃない、みたいなことですね。これってご本人やご家族はもちろんのこと、日本の学校現場や教育委員会だって混乱してしまうことのようです。そして、こういうときに「平成〇〇年生まれ」みたいなことを日本人側で言っちゃうと余計にありゃりゃになってしまいますよねぇ。


とーます

★随時募集中★

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今年も始まります。

国際理解教育支援事業(別名:学校訪問プログラム)


このプログラムで2月大崎市に行ってきたばかりなのに、

あっという間に2ヶ月が経ちました。(視察記はこちら

MIAブログご覧のみなさま、今年度もどうぞよろしくお願いします。


先週、今年度版パンフレットが完成されまして、

今日は各市町村の学校へパンフレットを送付する作業をしてきました。

「ぜひ学校の関係者さんがこれに関心を持てるように」と願ながら、1部ずつ丁寧に←


今年もたくさんの申込があることを期待しています。






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男工哀史

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 女工哀史を検索したら「ブラック企業」という用語が出てきて、ちょいと笑いました。

 新しい年度が始まりました。宮城県国際化協会は今年度より国から認定を受け、スーパー公益財団法人になったことを謹んでご報告します。もちろん、ウソです。普通の公益財団法人のままですが、変わらぬご愛顧、ご贔屓をどうぞよろしくお願いします。

 さて、この写真。ネイルするの忘れた(汚い爪で失敬失敬)。じゃなくて、昨日のじっけんくんのブログに書いたMIA外国人支援通訳サポーター、平成27年度の登録を更新してくださった方々に新しい登録証を作っております。写真は裏面です。名刺大に印刷したものをラミネーターフィルムに挟んで、ラミネートします。ラミネーターは中国語で「過胶機」と言いましたね、そういえば。前職で、この機械のテストを延々と夜中までやったなあ。テストじゃないけど、これから百うん十枚ラミネートし続けます。 

 春のおしごと。別に哀しくないですけど、タイトルはノリです。


とーます

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