2015年2月アーカイブ

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※このチラシデータが最新版です。登壇者が一部変更になっています。


 国連防災世界会議に関するお問い合わせがMIAにもぼつぼつ来るようになってきました。もうすぐ春ですね、ちょっと気取ってみねすか。これが分かるあなたは、げほげほ・・・宮城方言がお分かりですね!じゃなくて・・・

 登壇者3人目は、韓国出身で石巻にお住まいの梶原美佳さんです。現在は、NPO法人国際支援地球村の代表を務められています。

 震災からまだ半年も経たない頃でしたか、梶原さんがある集まりで自己紹介のときに話されたことをいまだに覚えています。

「石巻から来た梶原です。近所の人に会っても『お元気ですか?』と気軽にあいさつするのがためらわれる地域に住んでいます。大川小学校からそんなに遠くないところなのです。」

 そんな梶原さんは、震災直後から韓国の教会などと連携して、支援物資を調達、配布したり、炊き出しをしたり、それがひと段落すると避難所や仮設住宅にお住まいの方々の買い物代行ボランティアを行ったりと精力的な活動を展開されてきました。

 「外国人」=「災害弱者」、「外国人」=「要支援者」、こういったステレオタイプを考え直すというのが明確なコンセプトです。もちろん、そういった要素が全くないなどとは申しません。ですが、そうひとくくりにされて語られることを梶原さんを含めた登壇者、つまりそれは定住している外国出身者がどう感じているのか、ぜひお聞きいただきたいと願っています。


とーます

お札は裏返し

 昨年来、当協会の多言語情報「かわら版」では、「人生の終末」シリーズが続いておりまして、次の4月号で四部作が完結します。その原稿を書いておりまして、あらためて我が非常識っぷりを痛感つーかんしています。

 例えば、焼香は右手で行うとか(左利きなもんですみませぬ・・・)、香典はふくさで包んで持ち運ぶとか(ふくさ持ってない)、法要と法事は意味が違うとか(法事は法要+会食)、とかとかとか。形より心だと嘯いたとて、とてとてとて。
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 英語、中国語、韓国語とポルトガル語の翻訳者に翻訳の依頼をする前に、MIA内部でまずは文書の内容を吟味します。それぞれが気付いたことを指摘する訳ですが、管理課Sさんからもご指摘が入りました。因みに、Sさんはぼくよりずっとお若い女性です。ご指摘は、「不祝儀袋にはお金を裏返して入れるべし」といった内容でした。

 初耳でした。ですが、上述の如くぼくの常識感覚はかなり怪しい、というか全くあてにならないので、周囲のスタッフにこの件を投げかけてみましたところ、一様に分からないと言います。管理課長は「そう言えば、むかしはそんなことを言う人もいたような気がする・・・」と遠い昔のご記憶風情。

 ちょうど銀行に出かけていたSさんが帰ってきたので、おずおずとMIA内の反応をお伝えしたところ、「え゛ー、それって常識じゃなかったんですか?」ってひどく驚かせてしまいました。にわかインターネット調査によれば、たしかに裏返して入れるべしとする向きもあるにはあるようですが、最近はそれほどこだわらないようになっているという解説でした。古式ゆかしいSさん。MIAきっての常識派と思われます。

 さはさりながら、原稿はとりあえずこんぷりーと。翻訳者のみなさま、どうぞよろしくです。ぼくもこれからは右手で焼香をするようにします。


とーます

和敬清寂

 あれやらこれやらの締め切りに追われまくり、めしがのどを通り過ぎてひたすら膨張しそうな今日この頃、逃避モード全開です・・・こんな精神的なゆとりがないときに、これを書くこと自体我ながらおかしいと思いつつ・・・気を取り直して・・・

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 昨日は、MIA日本語講座初級クラス閉講式。受講生の修了スピーチを今回も拝聴しました。「こんにちは!」というぼくにぽかんとしていたAさんが日本語で先生方への感謝を話されたり、Bさんのこれからの壮大な夢を聞くことができたり。当たり前のことですが、受講生それぞれに今日に至る人生があり、また、日本に来られてからの様々な苦労、努力、楽しみ、諦めがあるわけですが、修了スピーチはその一端を伺えるとてもよい機会です。このおしごとの担当者としては、役得以外の何物でもありません。正直に申し上げますと、修了スピーチの最後まで涙腺を緩ませず、眼球の表面張力を保つことが難しくなってきています。歳のせい?イエス。でも、それだけではございません。

 さて、この素敵なセレモニーのあとに、MIAから受講生にプレゼント。日本文化体験の時間をご提供しましたが、今回は初の試み。茶道体験です。

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 MIAの教室がかつてこれだけ雅だったことはありませぬ。茶の心、「和敬清寂」を教えていただきました。

和はお互いに仲良くすること。
敬は尊敬の敬で、お互いに敬いあうこと。
清は清らかという意味。
寂はどんな時も動揺しない心のこと。


 嗚呼自分、不和不敬不清不寂の四冠王じゃないか・・・

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 茶筅を使ってお茶をたてる体験もしました。


 ここからは、ぼくがつべこべ書くのではなく、昨日の修了生のおひとり、カナダ出身のフィルさんが撮った写真をご覧いただくことにします。その方がはるかに昨日の様子をお伝えすることができそうです。フィルさんは映画製作を学ばれた、いわばその道のプロフェッショナルです。

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 茶道体験の先生を快くお引き受けいただいた裏千家の副教授、中野さん、アシスタントを務められた長門さん、ありがとうございました。また、写真を提供いただいたフィルさんにも心より感謝します。


 みなさん、また会いましょう。あでぃおす。


とーます


当協会で毎年発行している「みやぎの国際活動団体DIRECTORY」。
県内で国際的な活動を行っている団体を掲載した名鑑です。
昨年夏から作業を進めてきた2015年版が、ついに完成しました。
ご協力いただいた掲載団体の皆様、ありがとうございました。

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毎年、表紙の色が違い、今年はクリーム色。
上品な雰囲気で、担当者としては気に入っているのですが、いかがでしょうか?

掲載団体は、下記の通り、6つのカテゴリーに分かれています。
( )内は今年の掲載団体の数

1.宮城県および県内市町村国際交流協会等(28)
2.親善交流を主たる目的とする団体(76)
3.特定の国や地域との親善交流を主たる目的とする団体(54)
4.国際協力や支援を主たる目的とする団体(23)
5.在住外国人が主たる会員の活動団体(31)
6.在住外国人相談支援活動団体(18)

新規団体が多かったのが、今年の特徴。
「解散」等で昨年の掲載団体のうち9団体を
掲載することができませんでしたが、
「発足」や「復活」で17の新規団体があり、
全体としては昨年比8増の230団体。
数が多ければよいというものでもないと思いますが、
国際化社会への流れとして力強いものを感じました。

230団体の活動目的や事業内容は、本当にいろいろ。
東日本大震災をきっかけに、在住の外国籍の方々らが設立し、
被災地の子どもたちの異文化交流支援などを行う団体や、
ホストファミリー引き受けといった地道な活動で
長く地域の国際化を担ってきた団体、
珍しい言語の普及を進めている団体など、
県内でこんなにも多様な国際活動が展開されていることに驚きます。

掲載団体や県内各市町村の国際交流担当課あてに、本日、発送しました。
営利目的等でなければ、ご興味のある方に、当協会事務所で無料で差し上げております。
また、送料をご負担いただきますが、宅配便でのご送付もいたします。
地元で何か楽しそうなことをしている団体を見つけたい方や、
ご自分に合ったボランティアグループをお探しの方にも、お勧めです。
たくさんの方に、有効に活用されることを願っております。

えむ

明日のMIAは・・・

 と、まるでサザエさんのノリみたいですけど、現在の教室の一角を撮ってきました。

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 ステキなお茶碗たち。明日は、こちらのみなさまが活躍します。

 ぼくはせめて邪魔をしないように、へまをしないように静かにしておこうと思います。明日は、MIA日本語講座閉講式です。


とーます

外国人だから英語

◆エピソード1

 数年前、外国人の講師派遣でとある小学校を訪れた時のこと。イタリア人の講師に向かってある小学生曰く、
「イタリアの英語を話してみてください!」
ぼくにはちょっとした衝撃でした。


◆エピソード2

 数日前のこと。ここのところ連呼しております「国連防災世界会議」パブリックフォーラムですが、公式webページで当協会のシンポジウムが「英語のみ」と表示されていましたので、実行委員会にご説明し、修正いただくことにしました。MIAのシンポジウムは英語の通訳が付きますが、あくまで日本語で行います。提出書類の中には「同時通訳の有無」や「逐次通訳の有無」を問われる内容は含まれていましたが、そもそもの使用言語については何も書いていませんでした、そういえば。登壇者5人はすべて外国出身者、オーストラリア人、イギリス人、フィリピン人、韓国人、中国人とこれだけ見て、この5人の共通言語は英語じゃあるまいか?と思われたのかもしれませぬ。こちらはひととなりを存じ上げている5人ですけれど、知らない方から見たら・・・ううむ、なるほど。


◆エピソード3

 ブラジル人Aさんがあるとき、こんなことを言っていました。
「例えば、コンビニエンスストアに行ってお弁当を買うとするじゃない。そうすると、お店の人が、『温めますか?』と日本語で訊かないで『おべんとう・・・ほっと、ほっと?』と英語で訊いてくるんです。たまに意地悪したくなって『わたし、日本語の方が分かります!』って言ってしまうんだけど、どうして外国人の顔を見るとすぐに英語って思うんだろう?」
「同じ話でね、わたしがお弁当を買うと、『箸じゃなくてスプーンがいいですか?』って訊くお店の人もいるのよ。頭に来るじゃない!唐揚げ弁当をどうやってスプーンで食べるのよ!?」



とーます

敏腕繁盛記(?)

このブログでも紹介した「外国人の子ども・サポートの会」の公開研修会に、先日参加してきました。

目的は、一般参加者として、講師の鈴木英子さんの「漢字の教え方」についてのお話を聞くことと、それから漢字テキストの『使って覚える楽しい漢字』を販売することです。

一般参加者としては、指名された際に、以前教えてもらったはずの、ある漢字の字源をきちんと答えらないという無能ぶりをいかんなく発揮して、冷や汗タラリ。

がしかし、販売員としては、鍛えたあげた敏腕(?)を振るいまくり、55冊もお買い求めいただきました。

やはり、テキストを書いた方がその場でその特徴や使い方を説明してくれる、というのが一番のPRになりますね。

研修のほうも、いつもながらの鈴木先生の楽しく且つ実践的なお話があり、それから参加者同士で教え方のアイディアを出し合ったりして、とても充実した内容でした。

「外国人の子ども・サポートの会」の皆さん、お声掛けいただき、ありがとうございました。

=後日談=
この研修、9時から4時までというかなりの長丁場で、鈴木さんはずーっと立ちっぱなしでした。
さぞお疲れになったのではと思いきや、なんと、帰宅してから「クールダウンのためジョギングをした」のだとか(!)
いやはや、鈴木さんの無尽蔵のエネルギー、感服つかまつり候・・・です。

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(OZ)

 

 

 国連防災世界会議パブリックフォーラム、ということばを寿限無の如く、かまずに短時間で素早く話せるようになりつつあるとーますです。「こくぼー会議」と短縮される方もいらっしゃいますが、全然別物に聞こえてしまいそうなので、ぼくは短縮せずフルネームで言っています。「こくれんぼーさいせかいかいぎこくれんぼーさいせかいかいぎ・・・」あと1か月で千回ぐらい言うことになるでしょうか。

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軍司マリヴェルさん(右)、同僚の菅原マリアさん(左)と一緒に。2013年6月撮影

 さて、登壇者お二人目。軍司マリヴェルさん。フィリピンご出身で、現在は気仙沼にお住まいです。マリヴェルさんも震災の前後で人生が大きく変わられた方ですし、なにより凄まじい被災体験をされています。その辺りは、機関紙「倶楽部MIA」のバックナンバーにてご確認くださいませ。

 現在は介護福祉士の資格取得に向け、また新たな勉強を始められたと聞きました。ぼくは1年半ぶりにお会いするのですが、とても楽しみです。


とーます

「新着図書コーナー」完成


今朝から、作業を進めていた「新着図書コーナー」が、完成しました。

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いかがでしょうか?

近くで見ると、写真よりもずっと派手な感じです。

 

これまでは、新しく本が届く度に、必要な処理をしてから、

マガジンラックに差し込んでいたのですが、

?容量が足りない、?目立たない、などの問題があり、

本棚の書籍を移動させて、スペースを作り、コーナーを設けました。

 

器用なインターンの方が、

段ボールで、ブックスタンドを2つ作ってくれました。

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これです。上手ですよね。

 

周囲の桜のお花は、臨時職員さんの作品。

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小っちゃいお花がかわいいです。


一足早く桜の花が咲いた「新着図書コーナー」。

ご利用をお待ちしています。


えむ

交通ルールと同じ

 本日は、仙台観光コンベンション協会と仙台国際交流協会が主催する「イスラム圏からの観光客おもてなしセミナー」に参加してまいりました。

 第一部前半の講師は仙台イスラム文化センターの佐藤登さん。昨年夏に仙台モスクに伺ったときにお話を伺いました(そのときのブログはこちら)。特に興味深かった話は、巡礼のこと。ムスリムはサウジアラビアのメッカに巡礼することが人生の一大目標なわけですが、現状は受け入れキャパシティが200万人/年で、それを2020年までに300万人に引き上げるべく、各種改修、整備が進められているとのことです。世界人口の約25%、18億人がイスラム教徒と聞いて、すごいなあとただただたまげました。

 後半は、留学生など3名のムスリムによるトークセッションでした。お祈りをする場所がないことにも困っているようですが、それ以前に体を清める場所がなくて困るのだそうです。水道のような流水を使って顔や足を洗い清め、それからお祈りというのがあるべき姿なのですが、例えば新幹線で移動してきて、到着した駅でお祈りの時間になりました、さあどこで足を洗いますか?さすがに、トイレの洗面台で足を洗っていたら変な人だと思われますよね?だから、そのときはペットボトルの水を買ってトイレの個室で足を洗いました、なんてエピソードがありました。ムスリムの観光客を呼びたいと思ったら、こういうことを考えなければならないわけです。ハラルの食べもののことばかりが注目されますが、それと並んでこのお祈りマターも考えなくてはなりませんね。

 そういえば、以前ニューカマーのための生活適応支援プログラムの一環で気仙沼にバス旅行したときも、昼食会場に着いたら、バングラデシュの方だったか記憶が定かではありませんが、あるムスリムから「お祈りの場所をどこか貸してほしい」と頼まれ、慌てて施設の方と掛け合って、部屋をお借りしたことがありましたねぇ。

 質問タイムで、「ムスリムでもお酒を飲む人を知っているけれど、あれはどうなんだ?」というちょっと危うい質問がありました。「交通ルールと同じです。」と、登壇者のひとりが答えました。「ルールだから守らなければなりませんが、守らない人もいますよね。宗教のルールもそれと同じで、守らない人も残念ですがいます。私は守っています。」あっぱれ回答でした。

 第二部は、在仙のお店のご提供でハラルフードがふるまわれました。ぼくは、次のおしごとアポイントがあったので、少し焦りつつ豆のカレーを勧められるままにすすっていたら・・・

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微妙にカレー臭なワタクシ。

 このご時勢だからこそしっかりとした理解が肝要と肝に銘じておりましたが、カレー臭だもんなあ・・・次のアポイントでは、ネクタイを微妙に横に流し、カレーの染みを覆い隠していたことは言うまでもありません。



とーます

「交通安全について学ぶ会」続き

こんにちは。また、えむです。

先日、「MIAニューカマー生活適応支援プログラム 交通安全について学ぶ会」

(2月4日実施)の様子をブログに書きました。

 

その時、講師の方から日本の交通ルールを学ぶ前に、

言語別に分かれてグループディスカッションをしました。

話し合った内容は、

1.母国と日本の交通事情の違い

2.交通事情が違って困ること の主に2つでした。

 参加者の外国籍の方から、いろいろなご意見、ご感想があって、

面白かったので、一部、ご紹介します。

 

【韓国語】

・韓国は、信号が青になったら、すぐに出発しなくてはならない。出発しないと、クラクションを鳴らされる。

・走行車線が、日本と反対。韓国に帰って運転した時、日本にいるつもりで左側車線を走ってしまい、危なかった。

・日本の道路は静か。

 

【ベトナム語】

・韓国と一緒で、車線が日本と逆。日本に来た時、混乱した。

・ベトナムの道路はにぎやか。車のクラクションもすごい。

・ベトナムでは自転車はけっこう好きなように走るので、日本に自転車のルールがあると知ってベトナム人は驚く。

 

【中国語】

・日本の道路は静か。車の「ピッピー」という音が聞こえたりして驚く。

・中国より、日本の方が、自転車のルールを守ると思う。

 

 【英語】*言語は英語ですが、参加者はエジプトとネパールの方でした。

・エジプトで、車の運転免許を取るのはすごく簡単で、1週間くらいで取れると思う。

・エジプトでは、道路を緑(青のことですね)で渡っても、誰にもぶつからないことがある。

 日本は人口密度が高いので、他の人にぶつからないように気をつけないといけない。

・エジプトでは、車のクラクションはコミュニケーションの1つ。友達の車が隣を走っていると、鳴らしたりする。

・ネパールの道路は、人と車、自転車の通る道がはっきりしていないことがある。

・ネパールから日本に来て、整然としている印象を受けた。

 

 いかがでしょうか。

一般の方の自由なお話で、それぞれの国の交通ルールは正確には異なるかもしれませんし、

居住地域によっても違うかもしれません。

その点は、ご理解いただければ嬉しいですが、お国柄も垣間見えて、

興味深いところかなあと思いました。

 

 えむ

 国連防災世界会議パブリックフォーラム「3.11被災地に暮らす外国人住民の声」では、外国出身者5人に登壇いただき、震災後の活動や感じたことなど語っていただくのですが、ご来場を検討されている方々にちょっとだけ「予習」の材料をご提供いたします。

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 まずは、モリスさんから。宮城県の多文化共生の第一人者といってよろしいかと思います。県の多文化共生にかかる条例の立ち上げに尽力され、その後も積極的に発信され続けています。

 当協会との関わりも深く、間もなくできあがる当協会と仙台国際交流協会の協働出版(CLAIR助成事業)にも参画していただいています。

 震災1年後にモリスさんご自身がシンポジウム「外国人の視点から東日本大震災をふりかえる」を主催実施されました。そのときのことを当協会機関紙倶楽部MIA60号で書いていますので、どうぞご覧下さい。

 3月14日のシンポジウムは、実は2年前モリスさんが実施されたシンポジウムが下敷きになっています。「外国人=要支援者」「外国人=災害弱者」といったステレオタイプに対する警鐘、多様な外国人の存在、こうした内容をお届けしたいと考えていますし、こうしたお考えを持つモリスさんに当協会としても共感をしているところです。


とーます

Mr.5号車


こんにちはセヨ。34です。


2月2日(月)は大崎市にあるK小学校に

国際理解教育支援事業(※学校訪問プログラム)視察に行ってまいりました。

私も昨年度講師として石巻の高校に行ったことがあって、今回で2回目です。


(※外国人講師が宮城県の学校に行って、出身国についていろいろ紹介します。

詳しくはMIAのホームページにて)





プログラムは午前中に行われる場合が多いので、

遠いところに行く日は朝早く集合しなければなりませんが、

みんな遅刻しないで来てくれています。(ありがとう)


今回は古川駅まで行かないといけないので、

仙台駅のステンドグラス前で集合して、新幹線でゴーゴー。



駅に着いたら仙台の天気とは全然違って、寒いし、雪も降っていました。

金曜日に大雪だったため、古川は大丈夫かなと心配しましたが、意外と大丈夫。


一緒に行った同い年のヨルダン出身のAさんに「ヨルダンも雪降りますか?」と聞いたら、

「気温も仙台と似てるし、雪もいっぱい降ります。昨年は記録的な大雪でした」と、

雪降らないと思ってた。ごめんね。






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多少余裕を持って行ったので、学校の校長室でしばらく待機。

インド出身のDさんがインドの衣装を着て自慢。







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お、お、、おうじ様!


オレンジ色の布は頭にかぶるものらしいですが、巻き方が分からないんだそうです。

(持ってきた意味。。。)







いよいよ時間となり、

最初は学校から「一緒にじゃんけん列車ゲームをしてほしい」というリクエストがあったため、

みんなでゲームをやりました。


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Aさんが私のところに来て、「日本のじゃんけんのやり方が分からない!」と、

日本では「最初はグー、じゃんけんぽん!」と2回目で出しますが、

ヨルダンでは3回目で出すんだそうです。

(ちなみに韓国は1回目です)


見てるだけだとあれなので、私も参加してみましたが、

勝負に強い日なのか勝ち続け、私が先頭になって終了(... )






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次は、国の言葉であいさつを教えました。


長くて覚えられませんでしたが、3ヶ国とも時間によって、

「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」それぞれ違いました。


韓国は「アンニョンハセヨ」1つだけなので、

最初、日本に来たとき、何時まで「おはよう」なのか一瞬悩んだときもあります。







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3、4年生の教室に移動し、

それぞれの国の言葉で「じゃんけん」と「ゲーム」を紹介しました。


ルーマニアでは「じゃんけんぽ」の言葉がすごく長くて、代わりに「1,2,3」と言うことと、

ヨルダンにも「ハンカチ落し」ゲームがあることが分かりました。


韓国では「ハンカチ回し」と言うのですが、

「ハンカチ落し」って世界共通の遊びなんですかね。




今回、教頭先生の車で送迎していただき、車の中でいろいろ話しましたが、


全校生が50人しかいない学校だから、

落し物があると「匂い」で誰のものか分かるくらい仲良しなんだそうです。(いいですね)


それとちょっとびっくりしたのは、街にキツネでもなく、普通に「熊」がいるという。。。

蛇も動物園とペットショップでしか見たことない私には驚きの話です。




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駅に着き、帰りも新幹線です。

やまびこですが、車両が5号系なので、みんなパシャパシャ。


「1-5号車は自由席、ほにゃらら」というアナウンスが流れたら、

なぜかルーマニア出身のFさんが笑いはじめました。


34  「どうしましたか」

Fさん 「ねーねー、5号車っていう発音ね、ルーマニア語で『ドーナツ』という意味なの」




なるほど...

Mr. ごごうしゃ食べたい。(おーい)




34

KANO

 映画を観ました。KANOという台湾映画フォーラム仙台で目下上映中です。

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 台湾が日本の植民地だった時代の史実に基づいています。嘉儀農林学校の弱小野球部(日本人と台湾人の混成チーム)が、日本人鬼監督に鍛え上げられ、甲子園出場を果たし...これ以上書くのは控えますが、こういう内容です。

 当時、日本の植民地だった満州、朝鮮半島、台湾からも甲子園に出場していたという事実をぼくは知りませんでした。昨年度のJICA東北との共催事業「国際協力セミナー」でブラジル移民を学んだことで、「移民」スイッチがピコンと入り、それ以来、日本から外国への移民、移住の歴史に関する本を読み漁っていて、台湾に関する本もいくつか読みました。台湾もまた歴史的には日本との関わりの深い国です。戦争が介在した移民、日本化の歴史ですから、ハワイや中南米などへの移民とはまるで状況が違います。

 台湾はとっても親日です。むかしぼくが貿易屋さんだった時代、台湾から中国に進出していた台湾系企業(台商と呼ばれていました)のみなさんにとてもとてもかわいがっていただきました。ことば(北京語)も酒量も鍛え上げられました。いまとなっては、彼らに台湾語を習っておけばよかったと後悔先立つものは金です・・・?

 台湾にはお仕事でもプライベートでも何度か行ったことがありますが、ごはんが安くて美味くて最高です。近い将来、子どもを連れてまた行きたいと思っています。

とーます

※台湾人の結婚式に一度出席したことがありますが、まあどえりゃー乱痴気騒ぎで面白いのなんの。お涙ちょうだいな日本の儀式ははっきり言って苦手です。

※満州系の本は気力をさらに充実させてから読もうかと思っています。帰国者支援交流センターのお話を伺う機会がたびたびありますが、まだまだ現在進行形の歴史だというのと同時に、当時の記憶、思いが確実に色褪せているようでもあります。

※中国はあちこち斑に歩き回りましたが、旧満州地域(大連だけは行ったことがありますけど)と新疆ウイグル自治区は未踏です。まとまった時間を作って行きたいな、いつか。

ケンちゃんといっしょ

こんにちは。

2月4日(水)の「MIA ニューカマーのための生活支援プログラム

交通安全について学ぶ会」のご報告をしたいと思います。

 

直前に、お仕事でキャンセルの方が次々と出て、

参加者は、いつもより少なめの9人

国籍別に分けると、こんな感じ。

韓国、3人。

ベトナム、2人。

中国、インドネシア、ネパール、エジプト、各1人。

 

講師の仙台北警察署交通課の職員の方が、

相棒の「ケンちゃん」(永遠の5歳)とお見えになり、

腹話術を用いた楽しい勉強会となりました。

 

ケンちゃんの写真。

 

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始めは、「道のどこを歩けばいい?」と、講師の方に聞かれて、

「真ん中!真ん中!」と答えていた、困ったケンちゃん。

慣れてくると、

「自転車は車の仲間だよ」など、易しい言葉で、

日本の交通ルールをいろいろ教えてくれて、

参加者はみんな、大喜びでした。

 

えむ

正宗って?

 中国の街を歩くと(といってもぼくの記憶は10年から20年前のことになりますが)、「正宗」という文字をよく見かけます。中国語の「正宗」は、イタチマサムネ(どこかの自動翻訳でこういう小事件がありましたねえ・・・)ではなくて、「本場の」といった意味です。「本場の蘭州ラーメン(正宗蘭州拉麺)」みたいな看板があちらこちらにかかっています、これこのように。

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 T国ご出身で宮城県にお住まいの方と食べものの話をしていました。
「宮城県にはT国の料理屋さんもいくつかあるじゃないですか?」
と水を向けたら、
「ううん、あそこはだめ。本場の味じゃない。」
そちらのお国の方が作っている本格的な料理と思っておりましたが、意外な反応でした。とっても美味しいのに。


 ここのところ、「本場」ということばにとてもひっかかりを覚えています。「本場仕込みの・・・」、「本場で研鑽を積んだ・・・」、日本では、というほど外国の状況を知っているわけではありませんのでよその国でもそうなのかもしれませんが、とりあえず日本では「本場信仰」とでも言いたくなるような言説、プロモーションが多くありませんかね。本場=良きもの、ということなのでしょう。

 たしかに、台湾で食べる小龍包は美味しいし、韓国人が作るキムチは美味しい。しかししかし、非本場=ダメ、よくない、という図式はどうなのでしょう。

 グローバル化というのは、要するに平均化することであって、そういう意味ではローカル性が失われていくことのように思います。ということは、「正宗」性もまた失われていくことになるでしょうし、だからこそ「正宗」の価値が相対的に高くなっていっているのかもしれません。先のT国の方が言下に否定されたのは、ひょっとすると失われつつある我が文化への苛立ちがあったのかもしれません。


とーます

※アメリカのお寿司屋さんでカリフォルニアロールが作られたように、現地化というのは当然のことのように思います。いくら「正宗」でも現地の人に支持されなけなければ意味がありません。

※中国の日本料理屋さんもまたいろいろでした。あれは、日本風情を楽しむ場所という感じでした。

※「本場本場」と言う人に限って、「本場」と付いてさえいればありがたがってませんかね。ハイ、偏見です。

看護専門学校の取り組み

 先週の気仙沼出張は前ブログで書いた外国人の講師派遣事業の送迎ということもあるのですが、学校に送り届けたあとの時間を活用して、ぼくは一路気仙沼市立病院附属看護専門学校に向かいました。丘の上の病院の崖下にある歴史ある学校...病院は数年後に新築されるとニュースで見ましたので、学校も新しくなるのでしょう。

 機関紙「倶楽部MIA」巻頭インタビューの取材です。この看護専門学校では1年生の後期に週一回中国語の授業を導入していて、そこでは日本人講師(水上さん)と中国人アシスタントがふたりで授業を行っています。今回巻頭を飾っていただくのは講師アシスタント三上さんなのですが、講師の水上さんや実際に授業を受けている学生さんにも時間を割いていただき、話を伺いました。看護専門学校の板橋先生、たいへんお世話になりました。

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 メインは次号4月号をご覧いただくこととして、今回のブログは学生さんのおはなし。

「中国語の授業」と聞いて、漠然と「にーはお、しえしえ」的な基礎中国語をやっているのかと思っていたら、まるで違いました。「おなかが痛い」「熱がある」といった現場の実践的なことばを学び、また中国の文化や中国人の考え方などもいろいろと教えてもらっているのだそうです。

「Mさんには発音を直していただいていますが、難しいです。」
「使用テキストは三上先生のオリジナルです。」
「中国の風習や行事についても教えてもらっています。」
「水上先生と三上先生が、進め方をめぐって意見が違うときがあって、私たちの前でやりあうのですが、水上先生がけっこうストレートに強く言っても、三上先生は全然引きません。『中国では普通だから』と笑ってました。」
「外国人が患者さんとしていらっしゃることがありうるということに気づきました。」
「私たちから見たら三上先生は充分に流暢な日本語を話されていると思うのですが、日本語をもっと上手になりたいと努力されています。たいへんな努力家だと思いました。」

 こういったお話が学生さんから出ましたよ!ってお伝えしたら、水上先生は頭を書きながら、

「いやあ、ずいぶんとよく見ているもんですねえ。感心しました。」

と、仰っていました。

 お昼休みの貴重な時間を割いてお話を聞かせてくださった学生の皆さんに感謝感謝です。また、水上先生にも気仙沼の技能実習生の黎明期など貴重な話をたくさんお聞きすることができました。同じく非常感謝です。

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※待ち時間にお借りした会議室?をうろうろしていたら、気になるものが・・・何が入っているのだろう?胎児の模型もありました。


とーます

※学生のころ、北京の自然科学博物館だったかな、あそこで見た人体標本の数々には心底やられました。博物館から出てきてしばらく握力がありませんでした。


モフモフする?

先日、日本語夜間講座のT先生が、学習者が書いた作文を見せてくれたのですが、そのなかにあった、私もT先生もあまり使わないような「新しい日本語」に目が留まりました。

Aさん:
「日本の女の子のファッションは、ふつうにすてきです」

おぉ、これはワカモノふうの「ふつうに」の使い方ですね。
「ふつうにおいしい」などとよく聞きます。
がしかし、この場合の「ふつうに」って正確にはどういう意味合いなのでしょうか。

Bさん:
「蔵王きつね村に行って、モフモフをしました。」

この「モフモフ」というオノマトペ、形容詞的に使うのかと思っていましたが、ウェブで調べてみたら、もっとイマドキの用法として「モフモフ(を)する」という動詞的な使い方があるみたいです。

「モフモフする=毛に覆われた柔らかいものを触ること」だそうです。

そう言えば、このまえ見たニュースでも「蔵王きつね村」のことを紹介していて(どうやらけっこうな人気スポットの模様)、インタビューに答えていた外国人観光客が、同じように
「モフモフしましたーー」
と嬉しそうに言っていました。

学習者の新しい表現をキャッチする能力に感嘆すると同時に、自分はどんどんそうした言葉に疎くなっていくのだな(笑)、とも思わされました。

これからは、若者言葉を自然に取り入れる外国人に、新しい日本語の表現を教えてもらうことが増えるのかもしれません。

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日本語夜間講座の教室で使っているヒーター。
夜は建物のエアコンがオフになるので、この小さな熱源に頼っているのです。

(OZ)

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