モスクふたたび

 個人的にはいわゆる年中行事というのとは限りなく縁が遠いです。うちにはクリスマスツリーも、お雛様も、こいのぼりも、タケコプターもありません。子どもが幼稚園や小学校で作った(描いた)ものがあるぐらいです。クリスマスにターキーを食べる習慣どころか、正月に餅だって食べないほど無国籍風な生活を送っています。ターキーについては、3日に一回食べてるから、別に改まってその日に食べなくてもねえ・・・といつものオオカミ中年です。


 MIAの日本語講座で、昨年度でしたか、みんなでハンドベルをやってみようということになり、時期が時期だからクリスマスソングにしましょうか、『ジングルベル』はどう?なんてことになったところ、受講生のひとりがちょいと浮かない顔をされていました。バングラデシュのHさん。「クリスマスソングを知らない」と言われ、ようやく意味が分かりました。イスラムの人はクリスマスをやらないのですね。日本は、キリスト教色をほとんど伴わない日本化したそれをいささか無邪気にやってますけど、ああそういえばキリスト教の行事だったよねと気づいたぐらいぼんやりしてました。ハンドベル自体はとても楽しんでおられたので、よかったです。


 先週のことですが、おしごとで大衡村にお伺いする機会がありました。今年の夏に仙台モスク(過去ブログ参照)で「大衡に第二のモスクができた」と聞いていましたので、さっそくアポイントを取って突撃してきました。

 外観は全くの農家のお屋敷。中古物件を購入して、中を大改修したんだそうです。

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※入口には、アラビア語の表示がありました。

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 中は至って普通のモスクです。

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 世界の時刻が表示されるアナログ時計ですね。

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 わざわざこんなお食事まで準備頂きました。ありがとうございます。


 私財を投じてこの大リフォームを行ったパキスタン人のNさん曰く、
「仙台モスクは遠くて不便に感じている人が少なくありませんでした。」
「パキスタン人が安心してお祈りできる場所が欲しかった。」

とのことで、現在では金曜のお祈りの日には約40人のパキスタン人が集まるのだそうです。

「ここは日本だから、私たち外国人は日本のルールを守らなければなりません。当然のことです。」

と登記の書類やドネーションの入金口座まで詳らかにぼくにも見せてくれました。

 当協会にとってもまた新たな心強い協力者を得た思いです。日本語ができるウルドゥ語、パシュトゥーン語の話者はほんとうに限られますから。


とーます

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このページは、MIAが2014年12月25日 17:33に書いたブログ記事です。

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