2013年9月アーカイブ

閉講式とカチューシャ

 4月から始まったMIA日本語講座の初級1・2のクラスは9月20日で全60回のプログラムを終え、翌週の24日には閉講式を行いました。修了された受講生のみなさんひとりひとりに修了証書をお渡ししたあとは、恒例のスピーチ大会です。

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 毎回このスピーチではある種の感慨を覚えます。初級1の受講生Aさんは、4月の段階では「おなまえは?」というこちらの問いかけも伝わらなかったのですが、自分の国のことについてしっかりとスピーチをされていました。同じく初級1のBさんは、開講してから1か月も経ってから全くのゼロレベルで受講を始め、最初は授業に全くついていけず先生方もとても心配していたのに、実に見事にスピーチをされていました。

 初級2の学習者さんのスピーチは、その方のお人柄や観察眼の鋭さ、日本人にはない発想や視点が次々と飛び出します。日本の当り前は世界の当り前ではないこと、この「当り前」に気づかされることしばしです。

 日本語の学習機会を提供する側のニンゲンが言うことではないのかもしれませんが、思いの強さが言葉の正確性を凌駕する場面もこのスピーチではよく見られます。初級2のCさんは、あらかじめ用意していた原稿を読み終えると、「でもね・・・」と原稿なしで自分のMIA日本語講座に対する感想や先生方への感謝を述べられました。原稿の内容だって全然悪くなかったのですが、後段の「スピーチ」は生きている感じがしました。言葉は手段とよく言われますが、思いをのせる器なのかもしれないとも思いました。器に少しぐらいの傷があっても、のせるものがしっかりあれば・・・そんなことを感じたスピーチでした。


 スピーチを終えてホッとしている受講生に、今度は先生方からのごあいさつ。例年だと、先生方それぞれからお祝いのお言葉を頂くのですが、それもマンネリしてきたのでと先生方からお話があり、こんな形に・・・

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 MIAのAKBの登場です(前ブログ「MIAのAKB?」参照)。大きなリボンのカチューシャをつけて、ヘビーローテーションの替え歌を歌う先生方を受講生は大喜びで写真を撮りまくっていましたとさ。

 めでたしめでたし・・・?

つづく・・・(日本語講座は閉講ですが、閉講式は続くのです)


とーます

MIAのAKB?

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これまで事務所ではあまり目にしたことのない、ピカピカ・キラキラ・ヒラヒラしたものを手にしているのは、MIA日本語講座の先生方です。

初級クラスの修了式を盛り上げるべく、何やら一計を案じてくださっている様子。

どうやら歌・踊り系のようなので、

「年季の入ったAKBということですね」

と、こちらとしては、けっこう婉曲させていったつもりだったのですが、

「・・・今のコメントを聞いて、OZさんのポイントが下がった」

と言われてしまいました。

「年季の入った」という表現では、婉曲具合が不十分だったみたいで、お気に召さなかったようです。失礼しました(!)

実際にこのピカピカ・キラキラ・ヒラヒラがどんなふうに使われるのか、どんなAKBが見られるのか、修了式が楽しみです。

(OZ)

 先日、鮮烈デビューを果たしたくまみんブログの後続情報です。

 当日取材に来ていた「助け合いジャパン」さんから、編集が終わったので当日の様子をYoutubeで放映しますとのご連絡がありました。

地域の一員として暮らすために


とーます

※動画の中でMIAのスタッフ(またはそのなりすまし)があれこれ話しておりますが、心が清らかな方には鼻の下に黒い何かが見えるようです。

都会的で知的なネーミング

現在、隔月発行の定期刊行物が編集の最終段階に入っています。

今日は多言語情報紙「かわら版」も、担当職員が苦労して作成した原稿を回覧して、皆で確認しました。

今号では、クレジットカードやプリベイドカード等の説明をすることになっています。

JRの「SUICA」の使い方も紹介されているのですが、その説明の欄に目が留まりました。
「SUICA(Super Urban Intelligent Card)」と書いてあったのです。

・・・ええーっ!?「SUICA」って、「Super Urban Intelligent Card」の略だったの??

調べてみると、確かにそうらしいのですが、全く知りませんでした。

無理やり直訳すると、「超都会的で知的なカード」ということになるでしょうか(笑)。

もちろん「スイスイ」や果物の「すいか」ともかけているようなのですが、予想外のネーミングの由来に、いたく感心しました。

私はJRはあまり乗らないのですが、「超都会的で知的なカード」、いつか使ってみたいものです。

(OZ)

くつはかばんに

 こんにちは。MIAに入って何年目だったか、自分の年は何歳だったか、さっき食べた昼ご飯は何だったか、探し物は何だったかさえも分からないことが多くなってきたとーますです。

 9月に入って日本語講座も再開し、クラスがにぎやかになりました。関係ありませんが、外は外で事務所の向かい側のビル建設が始まり、さらににぎやかです。

 さて、今日のことですが、昼休みの時間に銀行に用足しに行くと、初級のクラスの授業を終えたイラン出身のAさんが僕を見つけて近づいてきました。あいにくの雨でしたので、Aさんは雨合羽を着て自転車に乗っていました。

「くつはかばんです!」

と言って、背中のデイバックを指差しています。

Aさんの足元を見ると、裸足でした。裸足で自転車に乗っている姿ってあまり見ませんが、きっと靴が濡れるのが嫌だったんでしょうね。

「あし、けがしないでね!」

とお見送りをしつつ、僕には思いつかなかった発想にううむとしばし考え込んでしまったのでした。


とーます

はじめまして、こんにちは。9月よりMIAで働きはじめた、くまみんです。

毎日ガチガチに緊張していますが、素敵なお兄さんたち&お姉さんたちに指導していただいております。これからどうぞよろしくお願いします。

 

さて、8日(日)は5月に行ったニューカマー事業の「防災について学ぶ会」の石巻編でした。

この事業では初の出張開催です。石巻地域で暮らす外国人を対象にした地震・津波防災研修会です。

日は中国、韓国、フィリピンをはじめ様々な国の方にお集まりいただきました。

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講師は、石巻地区広域行政事務組合消防本部予防課の及川様と、5月同様、SONAE仙台防災学習研究所の古橋様です。

及川様からは、3.11で津波に飲まれた石巻地区の映像が紹介され、参加者は食い入るように見ていました。当時の石巻地区の被害状況等もお話くださり、参加者に「緊急時はとにかく逃げて」と投げかけていらっしゃいました。古橋様からは、普段から地震に備えて家庭でできることをご紹介いただきました。また、積極的に近所の人たちと交流をしていってほしいというお話がありました。緊急時には人との繋がりが、自分や自分の大切な人たちを助けてくれるからです。

た、被災時に外国人だからこそできることに手を挙げてほしいというお願いもありました。例えば3.11のときには、避難所掲示板に貼られた食料配給のお知らせや避難所使用の決まりを、外国人住民の方々が自分の言語に翻訳してくれたおかげで多言語での情報提供ができました。外国人住民が「助けられる」立場だけでなく「助ける立場」にもなったということですね。


このような研修会はもっとやってほしい。」

「研修会を通じて地震について改めて考えるようになった。」

「地震・津波についてもっと知識を得たい。」

 

皆さん真剣に話を聞いておられ、中には自分の体験も交えて感想を述べてくださった方もいらっしゃいます。この研修を通して私自身、より深く防災について考えるようになりました。

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及川様、古橋様、また通訳者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

 

くまみん

進路ガイダンス in 登米

日曜日は、「富山の薬売り」スタイル(または出前型、現代風に言うとアウトリーチ?)が身上のMIA本領発揮の日でした。

石巻では外国人向けの防災研修が、登米市では「進路ガイダンス」が地元行政や民間団体との共催で開催され、それぞれ担当スタッフが薬(資料)を担いで現地に出向きました。

まずは進路ガイダンスの報告を。

登米市での開催は初のことだったので、どの程度の方が集まるのか些か不安だったのですが、市教委や「多文化ファミリー会とめ」の方々のご協力もあり、オブザーブの方も含めると、16組32名の方が参加されました。

韓国出身の大学生K君からは、自身の高校受験の体験談の紹介のあと「食事を一緒にとるなど、子どもと積極的にコミュニケーションをとるようにしてください」という保護者へのアドバイスがありましたが、とても大学1年生の口から出るような言葉ではないなあと、またまたK君の成熟ぶりに感心させられました。

また、「親の体験談」として、地元登米市のMさんは、お子さんを中国から呼び寄せてからの、学校や進路の問題にどう対処したかを具体的に紹介しつつ「今日のようなガイダンスが当時もあったら、悩まずに済んだのに」と、話してくれました。

こうした「先輩」のお話は、これから受験を迎える子ども達やその保護者だけでなく、出席していた地元の支援者や、教育委員会、その他オブザーブの方々にも訴えるものが多くあったようで、皆さん、しきりに肯きながらお二人の話を聞いていました。

外国出身の子どもの教育・進路の問題を解決するには、周囲の人たちの理解と協力が大きな役割を果たします。

オブザーブの方々の反応や、終了後の感想を見聞きして、この進路ガイダンスは、当事者に情報提供するだけではなく、行政や周囲の日本人の理解を深めるのにも役立っているのだなあ、ということに、改めて気付かされました。

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(OZ)

勉強しましよう

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MIA日本語講座の受講生であるVさんが学校訪問プログラムに協力してくれるとのことで、
事業の流れについての説明及び講師登録手続きをするために事務室に来てくれました。

私はデスクでフレンドシップファミリープログラムの準備でバタバタしていたんですが、
何だか話があまりにも面白そうだったので、Vさんのところをじっと見つめていたら、

「一緒に聞いたら?」

空から優しい声(実は課長)が聞こえたので、勝手にお邪魔してみました。


Vさんはベトナム出身ですが、ベトナム語はもちろん英語とロシア語もできるスマートな方です。
(ロシアで5年間勉強したそうです)

日本に来てまだ1年も経ってないのに、日本語が凄く上手だなと思いました。
漢字もよく読めますし、「誰かにOOをしてもらう」という表現は
私の場合、日本語勉強し始め2?3年目になった頃教わった表現のはずです。

最近、日本語はもちろん母語でもちゃんと話せないほど
言語能力がどんどん低下している自分を反省します(泣)


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