2013年6月アーカイブ

関西は暑いX3

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先日、「外国人スタッフエンパワーメント研修」参加のため、
滋賀県大津市にある『全国市町村国際文化研修所(JIAM)』に行ってきました。

仙台は20度くらい(だったっけかな?)で涼しかったのですが、
関西地方は35度の猛暑(泣)
同じ国なのに、気温差の激しさにびっくりしました。


2日間の研修は大満足でした。

国際業務をしている全国の外国人スタッフ仲間たちと一緒に勉強しつつ、
お互いに業務中の悩みやエピソードなどを話し合う時間を満喫しました。
夜遅くまで情報交換(と書いて、実はただのおしゃべり)をしていたら、
次の朝疲れがとれない悲劇も・・・

全般的に講義の内容もかなり充実していて良かったですし、
学んだ内容を基にこれから自分ができることを一つ一つやっていきたいと思いました。



講義中の写真撮影は禁止だったので、琵琶湖の写真でも共有したいと思います。
※研修所から琵琶湖まで徒歩10分です(自転車レンタルも可)


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湖から海の匂いが・・・
水着持ってくるの忘れて残念です。


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釣り中?



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さくぶん

 MIA日本語講座では、今年度から「書く」ということにも力を入れ、受講生のみなさんにこれまで以上にたくさん作文を書いてもらうようにしています。4月からこれまでの2か月の間に書かれた作文を講師の先生からお借りして、拝見する機会を得ました。この2か月で書く力が確実についてきていることが見て取れますし、お国自慢、ユニークな発想、日本人には思いつかない表現などこちらも読んでいて楽しくなってきます。そんないくつかをおすそ分けします。
※●に続くのは、作文のお題です。漢字、ひらがな、カタカナは原文のままとしています。


●どんなうち/ところにすみたいですか?どうしてですか?
かえるがなくとタイのいえをおもいだすのでいなかにすみたいです。
→よく分かります、その感覚。僕も田んぼが見えない生活はちょっと苦痛です。

●わたしのすんでいるところ
あさからにわとりのこえがきこえます。
→こちらはのどかなおうちにお住まいですね。今時分、夜にはカエルの鳴き声も聞こえるのではないでしょうか?

●私の宝物
ちちからもらったふるいしゃしんです。アメリカがこいしいとき、しゃしんをみます。
→外国での生活は、ときにこういうこともありますね。

●日本語が上手になったら・・・
日本語が上手になったら図書館に行ってさまざまな本を見たいと思っています。
日本人の友達をたくさん作ろうと思っています。
しごとをしたいです。
→大人になってから学ぶ外国語はなかなかたいへんですが、このような明確な目標は、自分で自分の背中を押していけると思います。


 そして、独断と偏見100%濃縮還元果汁でお送りする本日のグランプリは・・・

●未来の・・・
みらいのくすり 100ねんごはくすりをのむとはげあたまがなおるかもしれません。
→100年と言わず、一刻も早い開発を切望します。



とーます


※子どもと一緒にするのも失礼な話ですが、自由な発想と言いますか、慣例に縛られていないからこそできる表現というのはあって、新鮮に響き渡ります。我が愚息が2歳ぐらいのときに、穴の開いた靴下を見て「穴付いてる!」といったことを今だに覚えています。ドーナツには穴があるのかないのか?哲学的です・・・否、でもないです。
※※愚息の「愚」は「息」にかかっているのではなく「私」にかかっているのだそうで、『(愚かな私の)息子』という意味だとか。「愚妻」もしかり。妻が愚なわけがありません・・・ハイ。その一方で、愚夫という言葉が存在しない(あるにはあるようですが聞いたことがありません)のはなぜでしょう?言うまでもないからでせう。

日本語字幕制作ボランティア

 MIA日本語サポーターのKさん。週に1回、当協会の図書資料室で台湾のWさんの日本語学習サポート活動をしていただいています。昨日もいつものようにいらしたKさんとサポート活動についてお話を伺っていたら、ひょんなことからKさんが参加されている別のボランティア活動の話題になりました。

 日本語字幕制作ボランティアというボランティア活動があるのだそうです。耳の不自由な方が邦画を楽しめるように字幕をつけていく活動です。

 最初にお話を伺ったときは、単にテープ起こしのような要領でやればいいんじゃないだろうかと思ったのですが、Kさんのお話を伺っているうちにそんなに単純ではないことが分かってきました。

イ 1回の字幕表示で黙読できる字数に限りがあること
ロ 漢字、ひらがな、カタカナの表記の問題
ハ 人のことば以外の音声の問題(音楽、効果音、擬音など)

 確かに、「一筆啓上火之用心宜しゅう御願申上げ候云々カンヌン」みたいな表記は限られた時間の中で読み下すのが難しいでしょうし、ヒールをカツカツと鳴らして歩いたり、ドアがバタンと閉まったり、風がヒューヒュー吹いていたり、そういった音声が映画の中で大事な構成要素になっていることはよくあることで、それも文字で表現しなければならないわけです。難しそうですが、とてもやりがいのあることに思えました。

「生まれた時から聴覚を失っている方に『雨がざあざあ降っています』の『ざあざあ』は果たして伝わるのか、伝わらないのか。考えてみれば、とても難しいことです。」(Kさん)

 Kさんは、ある種日本語のボランティア活動に通じるところがあるかもしれないと仰っていました。伝えるために対象を理解し、必要な要素を掘り下げ、伝え方を吟味する。そして、なにより伝えようとする意思。相手を思い、相手に寄り添う。結局はこれに尽きるのかもしれません。


とーます

英語は難しい

 先日のR騒動でMIAスタッフが数学に強いことを証明してくれた?中国出身の高校生Kくんは、昨日も元気に夜間講座に出席していました。彼は学校が終わった足でMIAに来るので、いつもかなり早く到着します。夜間講座が始まるまでの時間は、早めの夕食(おやつ)を食べたり、仮眠をとったり、学校の勉強をしたりして過ごしているようです。

 昨日は、英語のプリントらしきものを広げて、頭を抱えていたので、声を掛けました。

「どうしたんですか?」
「明日から中間テストです。」
「テストの前の日にも日本語を勉強しにくるなんてすばらしい。テストの準備はばっちりですか?」
「まあまあです。」

 英語のプリントを指さして、
「英語は難しいですか?」
と聞くと、

「難しいです。日本語訳が。」
という答え。

 彼はまだ日本に来てわずか数年。英語の勉強とはいっても、「日本語で」英語を勉強している彼にとっては英語以上に日本語が重くのしかかっているんだなとはたと気づきました。

 加油、Kくん!


とーます


※「加油」は「じゃーよー」と読みますが、中国語で「がんばれ」の意味です。「油を加えろ!」とは言い得て妙です。因みに、車にガソリンをいれる時も「加油」です。決して火に油を注いでいるんじゃありません。
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※※よくこういう場面で「写真はイメージです」という説明がありますが、なかなか奥深い日本語です。これを多言語訳する時はどうすればいいのでしょう?


夏だから

 教室がほんの少しだけ夏仕様になりました。

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 もちろん、教室にもエアコンは入りますが、中央管理で設定温度は28度となっており、教室内はかなり暑くなってしまいますので、扇風機もないよりましです。因みに、まだエアコンは入っていません。

 倉庫から扇風機を出してきたついでに、教室に早めに来ていた初級2クラスのチュニジアのOさん、タイのPさんとBさん、中国広東省出身のCさんと世間話。奇しくもみんな暑い地域の方々。

とーます「暑くなると自分の国の料理食べたくなりませんか?外に食べに行きますか?それとも自分で作りますか?」
O「仙台にはチュニジア人があまりいません。だから、店もありません。食べたいときは自分で作ります。」
と「よく作りますか?」
O「いいえ、日本料理が好きになりましたから、最近は日本料理が多いです。」

B「食べに行かないです。」
P「日本人の口に合うような味になっているからあまり行きません。」
と「でも、タイの方がやっているお店もいくつかありますよね。」
P「そうそう。SとかTとか。」
B「行ったことないです。」
と「SとTのほかに駅前にもありますね。本格的でおいしいと思いますよ。では、家で自分で作りますか?」
P「作ります。家族もタイ料理が好きです。夫(日本人)は辛いのがとっても好きなので」
B「うちは、あまり作りません。夫(こちらも日本人)はあまり好きじゃないです。ですから、夫には日本料理、私の分だけタイ料理ということもあります」

と「Cさんはどうですか?広東料理食べたくなりませんか?」
C「食べたいです。」
と「家で作りますか?」
C「あまり作りません。家族があまり好きじゃないので。ですから、私は日本料理を勉強しています。」
と「残念ですね。広東料理は辛くないし、日本人の口にも合うと思うのですが」
C「そうですよね、とーますさんは広東料理好きですか?」
と「大好きです。むかし、仕事で行っていましたので、広東料理をよく食べました。おいしいですよね。」

B「ところで、とーますさんっていろんなところに行ってますね。質問していいですか?」
と「はい、なんでしょう?」
B「とーますさんってホントに日本人ですか?」
一同どっと笑う。
と「たぶんそうだと思います・・・」



とーます
※ちなみに、僕は無類の辛い物好きです。四川料理、湖南料理(辛さでは四川料理以上と言われていますし、実際そうだと思います)、インドネシア料理、タイ料理、どれも大好きです。そして、たぶん日本人です。

気仙沼行

 先週、気仙沼に行ってきました。倶楽部MIA8月号の取材です。気仙沼の老人福祉施設で働くフィリピン人3人にお話をたっぷり伺ってきました。お三方とも気仙沼在住歴が10年を超えており、気仙語も巧みに操ります。インタビューの内容は8月号の発行をお待ちくださいませ。7月末の発行です。

 さて、お昼は復興商店街に行ってみました。南三陸のさんさん商店街には何度か行きましたが、こちらは初めてです。

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 周囲には津波が直撃した建物がそのまま残っていたりと、2年半という時間を複雑な思いで振り返りましたが、すぐに気を取り直して気仙沼の寿司を味わってきました。


とーます

相談員の山形遠征

先日、山形県国際交流協会で開催された「相談員研修」に参加してきました。

この事業は、本来は山形県内の外国人相談窓口の担当者を対象としたものなのですが、今年度は、MIAと山形県国際交流協会(AIRY)が県域を越えた連携を目指していろいろな事業を共同で行うことになっており、その一環として、MIA職員、相談員、インターンの総勢7名でお邪魔することとなったのです。

ケーススタディやグループに分かれてのディスカッションを通して、さまざまなことを学びましたし、何よりも山形の相談員の方々と顔の見える関係づくりが出来たのが大きな収穫でした。

AIRYのみなさん、お世話になりました。
今度は宮城で研修が開催される際に、みなさんのお越しをお待ちしています。

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AIRYの施設内でチームMIAの記念撮影。
抱えられている「お犬サマ」は、こちらの施設のマスコット?番犬?・・・いやいや、とてもお偉い「所長サマ」とのことでした。

(OZ)

 

R騒動

先日の日本語夜間講座の日、いつも早めに教室に来ている高校生のK君に
「質問があります」と声を掛けられました。

「これ、わかりません。この『r』ってなんですか?」
と開いて見せてくれたのが「数学2」の教科書。

(おっと、数学か・・・)

「超」文系で、微分積分あたりで暗い迷路に入り込んでしまった私が、今さら現役高校生の質問に答えられるはずもないのですが、一応見てみると、

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みたいなことが書いてあり、案の定、何のことやらさっぱり???です。
K君は、この「r」の意味するところが知りたいとのこと。

これは「二項定理」というものらしいですが、甚だ情けないことに、自分がかつて勉強したかどうかも全く覚えていません。

潔く「ええっと、ゴメン、ちょっとわからないなあ」
と告白してすごすごと退散し、とりあえずウェブで検索。

どうやら「r」が「real number(実数)」を意味することはわかったので、教室に戻って何とかそのことだけをK君に伝えました。

「わかりました。ありがとう」と、おそらく納得はしていないと思うのですが、心優しいK君は私を気遣って言ってくれました。

授業終了後に確認したところ、その後、同じクラスの受講生で数学の先生でもあるSさんが懇切丁寧に定理の意味をK君に解説してくれ、彼もしっかり理解していたとのことでした。良かった良かった。

K君、質問に答えられなくてごめんなさい。
教科の質問は、次はできれば国語か英語だったら、もう少しちゃんと答えられると思います。
・・・でも国語は現代文だけにしてくださいね(笑)。

(OZ)

健康のために

 「最近血圧高くってさ・・・」いえいえ、そんな爺むさい話題ではござあません。血圧はいつも平常値のとーますです。血圧「は」と書くと、なんだプリン体か?頭髪異常減少か?と他を疑われてしまうかもしれませんが、とりあえず健康診断に上がるような項目はどこも問題ないはずです。問題は、宝くじが当たらない(買わないから)、愛がほしい、頭髪を増やしたい、など多数ありますが・・・それはさておき。

 MIA日本語講座初級2のクラス担当のY先生が、授業終了後、何か楽しげに作業をしていました。覗いてみたら、これでした。

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 本日の授業で「標語を書こう!」という活動をしたのだそうです。テーマは「健康のために」。「○○しよう(しましょう)!」という文型の練習の一環なのですが、様々な答えが出てきています。


「水をたくさん飲もう」
こう書いたのはタイのおふたり。暑い国ですからね。

「なっとうを食べよう」
納豆と最も縁が遠そうなアメリカ人Tさんがこう書くと、あれこれ妄想してしまいます。奥さんに食べなさいと言われているのかな?

「お肉を食べないようにしよう」
「一日分のカロリーをかんがえよう」
仰る通り。腹任せは厳禁です。

「おさけたくさんのまないようにしよう」
すみません
ああすみません
すみません

「ドラグをやめよう」
世界にはこれが深刻な問題になっているところもありますね。


 タバコ、運動、甘いものなどはどこの国でも共通しますね。いま、この紙が教室に掲示されています。小学校を思い出しました。


とーます

夫と分けます

 日本語講座も折り返し地点に近づいてきました。今期はどのクラスも震災前の水準に戻り、人数が多くてとても活気があります。

 そんなクラスに分け入って様々な「オシゴト」をしている事務方ですが、受講生のみなさんとお話をする絶好の機会でもあります。

 本日、中級クラスの中休みの時間にアンケートの回収に行きました。そうしたところ、旅行に行ってきたという中国人受講生が、菓子箱をみんなに回してお土産を配っていました。

「とーますさんもどうぞ!」

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と、金鯱物語をひとつ頂きました。名古屋ですね。

 そのお菓子を食べながら、ベトナム人と韓国人の受講生が盛り上がっています。

「わたしはこのお菓子を夫と分けます」
「ほんとに?」
「いいえ、ひとりで食べます」
「あはははは」

 夫にも分けてほしいなと思いつつ、僕はいただいたお菓子を家に持ち帰り、子どもに「またお土産」として渡す予定です。妻とは・・・分けないかも。


とーます

打ち合わせ三昧の日

先週のある一日は、私にとっては「打合せ三昧」な日でした。

まずは、石巻市で「日本語を母語としない進路ガイダンス」について話し合い。

昨年度に続いて2回目の開催なので、概ねスムーズに進みましたが、
 ・高校入試の制度は複雑なので、一回聞いただけではわからない。
 ・奨学金の情報や、子育てサークルなどに関する情報もあったらいいのでは。
などなど、いろいろな意見が出て、そうした情報もなるべく資料に盛り込むようにしよう、ということになりました。

続いて、同じく石巻市で今年初めて実施することになっている「外国人向けの防災研修会」について。

これも市側が協力を快諾してくださり一安心。
細かい内容はこれから詰めていくことになりました。

そして、昼食を10分ほどで掻き込むように済ませて再び高速バスに乗り、仙台に戻って県教育委員会の方々と仙台会場の進路ガイダンスについて打合せ。

年度が替わってご担当の先生が代わったので、ガイダンスの目的などを一から説明させていただき、今後も引き続き教育委員会としてご協力をいただくことを了承してもらいました。

慌ただしい一日ではありましたが、カウンターパートとなる人たちと直接お話をすることができ、これから安心感を持ってそれぞれの事業に臨む下準備が出来たと思います。

電話、メール、それから最近はスカイプなどというものもありますが、信頼関係を築くには、やはり直接顔を合わせてお話をすることが大事なのだ、ということを再確認した日でした。

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昨年度の石巻での進路ガイダンスの様子

(OZ)

 

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