2013年3月アーカイブ

ぎりぎりセーフ!

生活ガイドブックの英語版が納品されました。
印刷業者さんが頑張ってくれたおかげで、予定より一日早い納品です。

ということで、いつものように「図書資料室」という名の「作業室」で発送作業に励むことになりました。

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(このブログ、似たような写真が多いですね。)

MIAに仲間入りしたばかりのKさんが、冊子の山に埋もれそうです。

なんとか年度内に作業が終わってホッとしました。

週明けからは新年度となり、MIAの職員構成も少し変わります。
新しい顔ぶれで良いスタートが切れますように。

(OZ)

だいちのおねえさんといっしょ


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 以前このブログでも紹介しましたが、当協会の日本語講座は来年度から「大地」をテキストとして導入します。講師陣にとっても新たなチャレンジとなるため、テキストを分析し、どのような授業を展開するか講師陣が集まって研究会を重ねています。

 この研究会のことを知った大地の著者山崎先生が本日MIAにお見えになり、研究会に参加されています。

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(中央奥こちら向きに座っているのが山崎先生)

 事務室にはいつもと同じように、否、いつも以上に活気づいた「研究」の声が聞こえてきます。盛り上がってますねえ。

 昼ごろ事務所にごあいさつにみえられた時、山崎先生に敬意を表して「大地の母」と申し上げたところ、「姉ぐらいにしておいてください」とのことでしたので、今日は「おねえさんといっしょ」というわけ。

 ともあれ、気づけば3月もあと一週でおしまい。大地の日本語講座も間もなく始まります。


とーます

3月5日のブログ記事で、鋭意編集作業中であるとご紹介した「みやぎに暮らす外国籍住民のための生活ガイドブック」。

その後、中国語版は一足先に無事に納品となり、今は英語版の編集作業の最終段階となっています。

原稿作成を終えて、印刷業者さんから冊子状になって戻ってきたものを、赤ペンと付箋を手にして校正していきます。

そこそこ内容を整えて原稿を渡したつもりだったのですが、

「あれ、ここ直したつもりだったのに・・・」
「ムム、違う訳語のほうがピッタリくるかも・・・」
「ここレイアウト乱れてるな」
「あれ、こっちも」

とかなんとかやっているうちに、気が付いたら修正箇所を示す付箋だらけとなり、こんな有り様になってしまいました。
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黄色、緑、青、紫、ピンク・・・カラフルできれいですね。
赤の付箋をもっと使えば、更に華やかになったかもなあ。

・・・と呑気なことを言っている場合ではありません。

年度内に完成・送付することを考えたら、既にかなり厳しいスケジュールなのです。
なのに、こんなに修正箇所が出てきてしまいました。

印刷業者さんも驚くことでしょう。

とにかく、一刻も早く校正作業を終わらせなければいけないので、色鮮やかな付箋のフリルに惑わされることなく、目を皿のようにして作業を続けたのでした。

(OZ)

 

(追記)
その後も修正箇所は増え続け、付箋の数は、最終的に写真の倍以上になりました(涙)。

 

テプラさんのささやかな反抗

生き物ではない、機械や物に反抗されたことはありますか?

 

今日の午後2時頃、当協会にある図書資料室の本に貼るラベルシール作成中にそれは起こりました。

 

ラベルシールが作成できる「テプラ」に必要な文字を打ち込み、印刷をしようとしたところ、まずは「字余り」と言われ、それを押し切って印刷ボタンを押したところ・・・・

 

「強行?」

 

と反抗されてしまいました。

その証拠がこの写真です。

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実際に強行的に印刷ボタンを押したところきれいにシールを印刷することができました。

 

わがままを聞いてくれてありがとう、テプラさん。

 

<ずんだ>

 

 

図書資料室マイナーチェンジ

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 当協会の図書資料室がほんの少し様変わりしました。

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 震災ですべての本が落下しました。日本語講座の講師のみなさまにご協力を頂いて本棚に全て戻したのもつかの間、4月7日の余震でまたほとんど落ちました。そんなこともあり、しばらくは段ボールに入れておいたのですが、しばらく経って落ち着いてから本を本棚に戻し、とりあえずビニールのひもで落下防止をしていました。ビニールのひもはほんとうに急場しのぎでいかにも頼りなく、また見た目もうーーーんという感じでしたので、このたびベルトを購入して、設置と相成りました。

 本を取り出す際には「スライド」とプリントされているところから外すことができます。資料室が少しだけ利用しやすくなり、少しだけかっこよくなり、とてもとても安全になりました。

 めでたしめでたし。


とーます


ARCHIVE 3.11

あの日から2年が過ぎましたが、この度、MIAでは震災後の私たちの取組をまとめた「ARCHIVE 3.11 東日本大震災 宮城県国際化協会 20か月の軌跡」を作成しました。

前半は被災地を巡回した際に撮った写真等を、後半はそれぞれの事業の概要がわかる資料等を掲載しています。

特に写真の選択は、膨大な画像データに向き合わないといけないので、否応なく当時の記憶が甦ってきて、心が重たくなる作業でありました。


  凄まじい揺れの中で為すすべなく怯えていたこと、

  殺到する相談電話に必死で対応していたこと、

  沿岸部の光景、そして匂い、

  被災地で奮闘する「MIAの仲間たち」の姿に大いに勇気づけられたこと・・・等々


あれから2年経ったのです。


震災の体験について考えると、ときに思考は内向きなってしまいますが、この冊子を作った目的は、自分たちの活動を振り返るだけでなく、外部に向かって我々の経験を発信し、それぞれの地域での今後の取組に少しでも役立ててもらうことにあります。

いつものごとく殆ど職員の手作業で作っているので、見にくいところも多いかもしれませんが、私たちが夢中で辿った「20か月の軌跡」を、多くの人に共有してもらえればと思います(・・・そのためにデータをPDFにしてウェブに載せようと考えているのですが、まだ作業が追いついていません。もうしばらくお待ちください。)

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(OZ)

「みなさんにお会いしたことで、生徒のこれからの人生や目標に大きな影響を及ぼすこともあるんです。」これは、MIAに登録している外国人講師に対し、宮城県内の国際理解教育に多大な貢献をされた小学校の先生からの言葉です。長年国際理解教育の現場に携わってきた先生の言葉は心を打つものがあり、外国人講師の中にはうるうるしながら耳を傾けている方もいました。

 

先日の3月2日(土)にMIA国際理解教育支援事業外国人講師研修会を開催し、今年度のプログラム内容や学校からのアンケートを振り返りながら、この先生のお話やアドバイスも聞く機会をいただきました。今年度は計54回のプログラムに、宮城県在住の27ケ国46名の外国人講師が参加をし、南は亘理町から北は気仙沼まで、県内各地の幼稚園、小学校、中学校、高校、そして生涯教育の機関などでも自国の紹介をしてきました。皆毎回とても熱心に、そしてクリエイティブに紹介の方法を考えてきてくださいました。

 

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全員集合! 

 

 

そして・・・

実はこの研修会中ずっ?と食欲をそそるいい匂いが漂っていました・・・

というのも、

 

午後からはポットラックパーティーに様変わりし、ラオス、ベトナム、イタリア、チリ、アルゼンチンブラジル、モンゴル中国新疆ウイグル自治区、ペルー、インドネシアなどそれぞれ普段味わうことのできない家庭料理を作ってきてくださったのです!ご講話いただいた先生もふかふかのパンを焼いてきてくださいました!ここからはおいしいお料理に舌鼓しながら楽しい交流会となりました。

 

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外国人講師ひとりひとり料理を紹介してくれました。

 

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Sooo Good!

 

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美しく迫力のある馬頭琴の演奏と感動的なホーミーでした★

 

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最後はプレゼント交換会で締めくくりました★

 

みなさん、来年度もどうぞよろしくお願いします!

 

<ずんこ>

 

足が足りない

 日本語講座の初級や中級のクラスはすでに今期分は終了しているのですが、夜間初級のクラスと漢字のクラスはまだあと何回か残っています。また、大地研究会が週1回程度開催されているので、日本語講座の講師の方々はいつもと変わらぬ頻度でMIAにいらしています。


 ある時、ふと思いました。

「『不足』『満足』『自給自足』などなど、どうして『足(あし)』なんだ?」

 「たす」「たりる」といった意味を「足」という漢字が担っていることは疑いありませんが、でも、なぜ「手」でも「口」でもなく、「足」なのか、考えてみればとっても不思議。
 インターネットでかるーく調べてみましたが、いまひとつ得心がいく回答がない。

 それで、漢字のクラスのS先生にお伺いしました。「なぜですか?」
「ううん、たしかに分かりませんね。ちょっと調べてみますね。」

 あれから1週間。
「こういうことのようですよ」といって1枚の紙を頂きました。
漢字文化資料館」というHPでわざわざ検索をしていただいておりました。

 で、解説。
 「足」の場合、「あし」とは物の本体に継ぎたすものである、そこで「足」に「たす」という意味が生じて、そこから「たりる」へと発展した・・・
 諸説あってそれが定説というわけでもないそうですが、長い時間の中で様々に変遷するのが言葉ですから、分からないことも多いですよね。

 こんな面倒臭い質問にお答えいただきまして、ありがとうございました、S先生。


とーます


※タイトルはただの字面遊びです。足が足りないからって無暗に足を足したら、それは蛇足です。

ガイドブック編集中!

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この二人、神妙な顔つきで何をしているかと言いますと、「みやぎに暮らす外国籍住民のための生活ガイドブック」の原稿のチェックをしているところです。

このガイドブックには、各種行政機関や相談窓口の連絡先一覧も掲載しているので、その名称、住所等に間違いがないか、二人で読み合わせをしてチェックをしているのです。

実は、このガイドブックの担当職員は、先月一杯でMIAを卒業ということになりました。
6年間、本当にお疲れ様。

ガイドブックの改訂作業にもずいぶん注力していて、使い勝手が良くなるように、レイアウトを工夫したりイラストを増やしたりと、アレコレ知恵を絞っていました。

在職中に完成まで至らなかったことは、本人も心残りかと思いますが、あとは我々が作業を引き継いだので、泥船、じゃなくて大船に乗った気持ちで安心してほしいと思います。

編集・レイアウト等、全て内部でこなさなければいけないので、これからまだそれなりの作業がありますが、年度内にみなさんにお届けできるよう、しっかり取り組むつもりです。
締め切りが迫ってからの泥縄にならないように・・・。

(OZ)

 「はたまた」って漢字で書くと「将又」なんですね。

 全然関係ないところから話が始まりましたが(いつものことです)、タイトルのじょれん、どうぐわ、フレコンって何かご存知でしょうか。僕も初めて知りました。

 水害ボランティア作業マニュアル

 今週、当協会にて災害時通訳ボランティアのみなさんにお集まりいただき、翻訳活動を行うのですが、翻訳していただく資料中に見られる道具の名前です。

 間もなく2年を迎えようとしています東日本大震災。被災された外国人も少なくありませんでしたが、その一方でボランティア活動に参加された外国人もたくさんいたと聞きます。実際、当協会の日本語講座に通っていた受講生や学校に派遣している外国人講師のみなさんからもボランティアしてきましたという声を複数聞きました。

 大災害が発生すると、大きな被害を受けた市町村単位で災害ボランティアセンターが設置され、そこで外部からのボランティアを受け入れ、ニーズとマッチングして派遣するという流れになるのですが、そのことは案外あまり理解されていないのが現状かと思います。外国人の場合、ややもすると口頭説明が充分に伝わらず、配布した資料の理解も不十分だったりすることが懸念されます。いまのところそういったことが原因となり何か起こったという話も聞いていませんが、最悪の場合、事故やトラブルにつながることだって考えられないことではありません。

 そこで、外国人にも安心してボランティア活動に参加していただくためにも、あるいはボランティアセンターが外国人ボランティアを安心して派遣するためにも、こうした資料の翻訳がその一助になるのではないかと考えました。そして、この翻訳活動を通じて、災害時通訳ボランティアのみなさんにも災害ボランティアセンターのことをより深くご理解いただけるようになるのであれば、一石二鳥です。

 3月7日の午後、当協会に災害時通訳ボランティアが集まり、英中韓の三言語に翻訳する予定です。

ちなみに・・・

じょれん→「鋤簾」と書きます。側溝の泥などを掻き出す道具です。
どうぐわ→これは漢字が分かりませんでした。「鍬」の一種で、やはり泥を掻き出すためのもの。
フレコン→フレキシブルコンテナバッグの略称で、大量の泥を詰めることができます。土嚢としても利用されるようです。

 世界は広い。


とーます

一週間前の晩ご飯は?

みなさんは、一週間前の晩ご飯に何を食べたか、憶えていますか?

おそらく、殆どの方の答は「いいえ」でしょう。

しっかり憶えている人は、おそらく、その日は誕生パーティーか何か特別なイベントがあって、それと関連付けて記憶に留めておくことができたから。

・・・これは、先日の「MIA日本語ボランティアセミナー」で、講師の森篤嗣先生(帝塚山大学)がお話ししてくれたことです。

言語の習得についても同じことで、相手と話をしていて「通じた!コミュニケーションが成立した!」という鮮烈な記憶と共に、言語は定着していくものなのだとか。

なので、短期集中的に学習するのではない地域の日本語教室では、文法をコツコツ積み上げていく方法ではなく、どんどん発話してもらう「おしゃべり」型の活動をするほうが、言語習得の点でも有効である、というのが今回の講義の一番のポイントでした。

参加者にとっては、これはとても新鮮な指摘だったようですが、第二言語習得理論に基づいた説得力のあるお話に、フムフムと肯く姿が多く見られました。

「文法」をやっていると、確かにボランティアも学習者も「教えた」「勉強した」という気になりますが、それで実際に「話せる」ようになったのか、よくよく考えてみる必要がありそうです。

ちなみに、MIAの「日本語おしゃべりひろば」は、その名の通り「おしゃべり」型の活動をしていて、文法・文型は気にせず、どんどん参加者に話をしてもらうことを第一に考えています。

先月で「日本語おしゃべりひろば」の今年度の活動は終了しましたが、来年度からちょっと形態を変えて行います。
「通じた!コミュニケーションが成立した!」体験を、次年度も多くの人にしてほしいと考えています。

 

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当日は大雪のなか、45名もの方が参加してくれました。

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後半の懇談の時間は、所属団体の枠を超えて、「おしゃべり」の輪が広がっていました。
松島日本語教室のOさん、差し入れありがとうございました!

(OZ)

 

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