2013年2月アーカイブ

今日は先週よりもだいぶ気温が温かく感じられ、いよいよ年度末だなぁと感じています。

 

宮城県在住の外国人を、国際理解教育の講師として県内の教育機関へ派遣する国際理解教育支援事業も、今年度はおとといの2月26日(火)が最終日でした。今年度は27ケ国46名の講師が、県内の幼稚園、小学校、中学校、高校、その他生涯学習の教育機関など約50校で自国の紹介を行いました。

 

時には調理実習を行い、時には自国のリサイクルの現状についてプレゼンテーションをしたり、また時には七夕会に参加したりと年齢や学校の企画や希望によって千差万別です。

 

パワーポイントを利用して写真を見せることも多いのですが、それと同時にゲームをしたり、ダンスをしたり、実際に民族衣装を着たりする機会もあります。

 

ネパール衣装.jpg

ネパールの民族衣装

 

今年度は宮城県内の9市8町に出向いたのですが、普段仙台市内で生活をしている講師にとっても県内のさまざまな地域を訪れ、地元の方々と交流できることは大変貴重な体験となっているようです。留学生の講師の中には、このプログラムが自分が通う大学以外の「ローカル」な人たちと会える唯一の場だとおっしゃっている方も結構いらっしゃいます。

 

3月2日(土)には講師研修会&ポットラックパーティーの開催を予定しており、今年度プログラムを行った教育機関からいただいたアンケートをもとに、良かった点やより良いものにしていける点(反省点のポジティブバージョン)を話し合い、交流をする予定です。

 

<ずんこ>

手前味噌ですが

もうすぐ桃のお節句、春はすぐそこ!な筈ですが、この真冬の寒さにキーボードを打つ手がかじかんでいます。

MIAでは、県内の外国人住民のみなさんに役立つ生活情報を提供していますが、そのひとつに「生活ガイドブック」があります。

このガイドブックは<ガイド編>と<資料編>に分かれていて、ガイド編は、県内で暮らす際に必要な情報や手続き(住民登録・在留資格・労働・医療制度など)について、分かりやすく説明しています。資料編は、県内の医療機関や行政機関の連絡先、路線図、市町村地図がおさめられてます。

 

現在、<英語版>と<中国語版>を作成中ですが、今回のガイドブックは、内容を大幅に見直し、最低限必要な情報を盛り込みつつ、表やイラストを使って分かりやすく読みやすい内容に仕上がっています。

例えば・・・

緊急連絡先.JPG    

          〈改訂前の緊急連絡先〉 

     

new緊急連絡先.JPG

            〈NEW緊急連絡先〉

 

背表紙.JPG

        〈改訂前の背表紙〉

new背表紙.JPG

          〈NEW背表紙〉

外国人住民の方だけでなく、日本人にとっても「え、そうなの!?」「なるほど!!」がたくさん詰まっていて勉強になります。

画像だとちょっと分かりにくいのですが・・・、

より便利でコンパクトに生まれ変わる生活ガイドブックにご期待ください☆

(ちぎぃ)

 

大地の息吹

 MIA日本語講座では、テキストとして「みんなの日本語」を長年使用してきましたが、当協会のミッションである在住外国人の生活適応支援をより効果的に行っていくために、来年度から「日本語初級1・2大地」を導入することになりました。

 MIA日本語講座講師陣が今日から週1回ぐらいのペースで初級1と初級2のテキストを分析し、コースデザインを行っています。特別コースの授業が終わって人気がなくなりつつある寒々しい教室に、また熱気が帯びています。

大地.jpg

 白熱する議論の中、意を決して「写真を撮らせてください」と申し出たら、

「あら、化粧直しする時間ちょうだい」
「私の顔、こっそりアヤセハ〇カにしておいてね」(すみません、これはこう言ったら面白かったなという僕の妄想です。ほんとうはマエダア〇コでした・・・ウソ)

などなど、いつも通りの先生方で、ちょっと安心した次第。

 ともあれ、4月からのMIA日本語講座はさらに充実すること間違いなっしんぐであります。


とーます

どんどごび

 昨日、栗原市若柳で栗原市国際交流フェスティバルが開催されました。今年で6回目を迎えるこのイベントは、今年も150人ほどの来場者がありました。仙台でもこれぐらいの参加者を集めるということはたいへんなことですので、栗原市の国際交流協会の日頃からの地道な活動に頭が下がりました。

 地元の海外出身者が登壇する多文化共生シンポジウムに始まり、おにぎり交流会、そして地元の和太鼓グループやカラオケなどのお楽しみ交流と盛りだくさんの内容で会場は終始熱気を帯びておりました。

 今年のゲストは当協会からご紹介したモンゴル人4人組、モリトン・モンゴルでした。長兄、次兄、末妹の三兄妹に末妹の夫の4人で構成されるアンサンブルは流石「家族」だけに馬頭琴、楊琴、ホーミー、横笛などの息もぴったりでした。

 演奏終了後に次号の倶楽部MIAでの巻頭インタビューのための取材をしました。持参したモンゴルの簡易地図をお見せしながら、「どちらのご出身ですか」とお聞きすると、「ここですここです」と指差します。指の先にあったのが「ドンドゴビ県」。なんて強そうな県名。以前、「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」という本が話題になりましたが、まさに!?(怪獣じゃないという前提を忘れてる)ちなみに、お婿さんは「フブスグル県」のご出身とのこと。

 三兄妹の祖父母は遊牧民で、彼らが子どものころは牛、馬、羊、山羊、駱駝など合わせて1000頭以上飼っていたとか5歳のときから馬に乗っていて村で行われた競馬レース(それが距離が10km以上のかなり長距離なのだそうです)に参加していたとか面白いエピソードをたくさん聞かせていただきました。

 次号、4月号は3月末の発行予定です。おたのしみに。


とーます
 日本語講座特別コースが本日をもって終了しました。この寒い中、雪が降る日も少なくありませんでしたが、みなさんほんとうにご苦労さまでした。

 4月からの日本語講座のチラシをもって教室に行くと、受講生それぞれからいろいろな言葉が聞かれました。

「4月からまたMIAに来て勉強します。」
「私は来週国に帰ります。」
「国に帰りますが、また日本に来ます。その時はMIAに遊びに来ます。」
「あなたが明るい顔だから、私はMIAに来るのがうれしいです。」
「これから家の近所でアルバイトをします。MIAで勉強して自信が出ました。」

 受講生のアンケートの結果も概ね上々でした。受講生のみなさんのおかげでときに和やかで、ときに活気あふれる講座となりました。ほんとうにありがとうございました。

 来年度からどのコースも完全2期制となります。4月まで日本語講座はちょっとの間、お休みです。


とーます

あなたは、何号?

「1号、2号、3号 自分が第何号か、わかりましたか???」

 

2月6日に開催されたニューカマーのための生活適応支援プログラムの冒頭。

今回のテーマは「年金」でした。

 

日本人にとっても、複雑なこのしくみ。

日本でずっと暮らしていく外国人住民の皆さんにとっては、さらにハードルの高い問題です。

 

今回は、仙台北年金事務所の方を講師としてお招きし、国民年金のしくみや、加入・受給の

手続きについて説明していただきました。当日になって担当職員の方がインフルエンザでダウン

し急きょ他の職員と交代というハプニングも起こりましたが、丁寧な説明に、皆さん真剣な表情で

聞き入っていました。

チャート図説明.JPG

まずは自分が"第何号被保険者"なのかを確認するところからスタートです。

MIAで作成した"オリジナル多言語年金図(チャートA3.pdf)"を見ながら確認し、

さらに多言語資料と通訳のダブルサポートで、しっかりと理解することができます。

受給の説明.JPG

 受給の説明は特に真剣な表情

 

ところで・・・皆さんは、自分が第何号被保険者かご存知ですか。

実は、私は今回のプログラムにあわせて発行した"多言語かわら版(vol.40&41)"の原稿を作成

するまで、自分が第何号なのか知りませんでした(汗)。

 

自分がどのような年金制度に加入していて、将来どのような年金を受給できるのか。

参加者の皆さんにとっても、通訳者にとっても、その場にいた日本人スタッフにとっても、大変

役立つプログラムでした!! 多言語かわら版(vol.40&41)をぜひご覧ください。

(ちぎぃ)

 

学車

「日本語講座特別コースに参加します!」
と言っていた中国出身のFさんが、開講してもさっぱり現れず、さては予定が変わって一時帰国でもしたのかなあと思っていたら、開講2週間後にようやくMIAにいらっしゃいました。

「どうしていたんですか?」
と聞いたところ、返ってきた中国語の答えがタイトルの「学車」でした。


 お分かりでしょうか?

 車を学ぶですから・・・自動車学校に通っていたということです。


「試験はどうでしたか?」

「実技は一回で受かりましたが・・・」
と口ごもるFさん。

「学科試験は難しいですよね?」
「そうなんです。ほかのみんなは1回で受かったのに、私は何回受けたか覚えていません。」

 日本人でも、あれはけして簡単ではありません。「必ずしも・・・しないものではない」といった二重否定文など、いわゆるひっかけ問題が少なくなくありません。「万点屋」を買って勉強して臨んだ試験から早幾年。すっかり遠い記憶でございます。

 ともあれFさんは晴れて日本の免許を取得され、家族に助手席に乗ってもらいながら運転を楽しんでいるとのこと。来日直後から当協会に通い、一から日本語を学ばれてきたFさんが日本で運転免許を取られたというのは、なんともうれしいお話です。


とーます


※文中の「万点屋」が思い出せず、同僚とあれこれ話していたら、「万点屋」は実は宮城ローカルだったということが分かり、ちょこっとびつくりしましたです。泉区の会社が作っている宮城県の運転免許問題集なのでした。

キムチをもらった気持ち

先週火曜日は「日本語おしゃべりひろば」の日でした。

ボランティアの方々はお休みの人が多かったため、急遽私も「おしゃべり」のお相手を務めることになり、韓国出身のTさんとペアを組みました。

Tさんは滞日年数も長く会話能力が十分ということもあり、時間が経つにつれ、話している内容が今回のテーマの「買い物」から逸れて、2年前の震災のことに。

震災があった時は、ちょうど白菜50個分(!)のキムチを漬け終えたところで、食料不足で困っていた近所の人たちに配り始めたところ、見知らぬ人までそのキムチを求めてTさんの家の前に行列を作ったのだとか。

そして、後日、キムチをもらった人たちが、そのお返しにと野菜や魚などの食材を持ってきてくれたので、震災後でもTさんのお宅では全然食べ物困ることなく、「バーベキュー用のコンロで調理をして、我が家に避難していた友達にも振る舞って毎日パーティーのようだった」のだそうです。

まさに「情けは人のためならず」。
あのときは日本人・外国人関係なく、それぞれが出来ることをして互いに助け合っていたのです。

スーパーでもコンビニでもなかなか買い物が出来ない時に、本場の味のキムチはさぞ喜ばれたことでしょう。

そう言えば、私も地震の翌日に避難所から自宅に戻って初めて食べた食事は、冷蔵庫の中にかろうじて残っていたキムチを非常用コンロで調理した「豚キムチ」でした。

・・・などという話をアレコレしているうちに、あっという間に所定の時間となりました。

Tさん、いろいろ「おしゃべり」してくれてありがとうございました。

P1292657.JPG

最後に、1月ということで皆で「福笑い」をしました。
「右!右!」「左!左!」などなど、皆さん真剣そのもの。

(OZ)

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