2012年12月アーカイブ

大掃除 中掃除 小掃除

MIAも今日12月28日で仕事納め。

常に整理整頓を心がけているMIAでは(・・・若干の誇張アリ)事務所内で一斉に大掃除、ということはありませんが、スタッフがそれぞれ、身の周りや共用スペースを業務の合間に片づけています。

こちら、きれい好きの女子2人は、文具類などの資料保管場所をきれいに整理してくれました。お疲れさま。
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ワタクシめは、業務の継続性を重視し、整理整頓は年度末に延期することといたしました(笑)。

 

仕事始めは1月4日からです。

みなさん、今年も大変お世話になりました。

来年もMIAとこのブログ「Watching! MIA」を引き続きよろしくお願いいたします。

(OZ)

アルメニアンダンス

 当協会機関紙「倶楽部MIA」の次号2013年2月号(2013年1月末発行予定)では、宮城に住むアルメニア人女性メリネさんを紹介します。先日、そのインタビューを当協会で行いましたが、記事にはならなかった「こぼれ話」をいくつかご紹介します。

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(松島ですかね?)

 アルメニアは旧ソ連から1991年に独立した共和国です。ですが、アルメニア人はその居住地域の地理的な関係もあり、欧州やトルコ、アジア諸国とのつながりが深く、またそれゆえに、大規模な虐殺という哀しい史実もありました。恥ずかしながらそんなことも今回インタビューをする機会を得て、初めて知りました(※アルメニアの歴史等については、ウィキペディアでその概要を知ることができます)。

 現在のアルメニアは、女性がひとりで街を歩いていても全然問題ないくらいにとても治安が良いのだそうです。元旅行社に勤めていた彼女から、世界遺産や観光スポットについて教えてもらいました。日本からだとモスクワ経由で行くのがいちばん安くてポピュラーとのこと。ノアの方舟が行きついたとされるアルメニアとトルコ国境付近のアララト山も一大観光地です。

 全く個人的なことながら、どうしても聞きたくてひとつ質問してしまいました。メリネさん、この曲知ってますか?と差し出したのは、吹奏楽の世界で知らない人はいない名曲、アルフレッド・リード作曲のアルメニアンダンス。

アルメニアンダンスPART1
アルメニアンダンスPART2
 
 数日後にメリネさんから返信メールが届きました。

「この曲は知りませんでしたが、中に入っているいくつかの曲は知ってますよ。とても有名です。アルメニアでとても有名な作曲家コミタスが作曲した曲です。とても楽しめました。」

 子どもの頃合唱をしていたりして、この中の曲を歌ったこともあるとおっしゃっていました。

 剣の舞などで知られるアラム・ハチャトゥリアンはアルメニア人です。この一帯、カフカス(コーカサス)地方は民族音楽の宝庫ということでも広く知られています。

 ちなみに、このハチャトゥリアンという苗字もそうですが、語尾が‐ian(-イアン、-ヤン)ときたら、アルメニア人の可能性が高いということでした。でも、エイドリアンもエイリアンもジャイアンもアルメニア人ではないと思います、たぶん。

 よいお年を!


とーます

クリスマスの贈りもの

MIAの交流事業のひとつに、留学生と県民家庭の皆さんを繋ぐ "MIAフレンドシップファミリープログラム" というものがあります。このプログラムの良いところは、留学生が学生生活を送る間、フレンドシップファミリーと交流を続けられることです。

このプログラムでの交流エピソードには事欠きませんが、実は、東日本大震災の時には、混乱状況にも関わらず、ファミリーの皆さんが留学生に電話やメールで連絡を取り、安否確認をしてくださいました。中には、自分から無事を伝えてきた留学生もいたそうで、そのおかげで、すみやかに全員の安否を確認することができました。

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その時の様子をこれから来日し、このプログラムに参加する留学生にもぜひ知ってもらいたいと考え、留学生のひとりSyahrilさんに、震災当時の行動やファミリーとのやり取りの様子を語ってもらいDVDを作成しました(2012年3月28日のブログ参照)。上映当日、Syahrilさんはすでにマレーシアに帰国したため出席できませんでしたが、上映のことを知ったファミリーのMさんが会場に駆けつけてくださいました。

「とても感動しました。」とおっしゃってくださったMさんが映像に見入る姿や、Syahrilさんとのエピソードからこれまでの心温まる交流の様子を垣間見たような気がしました。

後日、Mさんから以下のようなメールをいただきました。

  ・・・SyahrilへDVDをお送りくださり、ありがとうございます。

  とても喜ぶと思います。

  素敵なクリスマスプレゼントになりますね。(彼はムスリムですが(笑))

  ・・・ところで先週末は、研究員として勤務しているバングラデシュのご夫婦宅へ、

  娘さんの2歳の誕生会でお邪魔しました。

  MIAのFriendship Familyプログラムで数年前に出会った方です。

  いろんな国の方と家族のように親しくお付き合いできて、

  我々にとっても、とても素晴らしいプログラムなんです。

  他の県のメンバーからも、あまり聞かないシステムです。

  いつも本当にありがとうございます。

 

クリスマスにとても素敵なメッセージをいただきました☆

私たちスタッフが知るのは、たくさんのエピソードのほんの一部に過ぎませんが、

これからも留学生がこの宮城で数えきれないほどたくさん素敵な思い出を作ってくれるといいな、

と思っています。

(ちぎぃ)

 

 

大きな勇気と温かい心

「震災後、混乱の中、私は、経験した恐怖と不安で心身共に潰れそうでした。
・・・避難所には、国内・国外からいろいろな救援や物資が届き、医療班が到着しました。
でも、誰かが私のことを探しに来てくれることをずっと待っていました。
避難所では、家族を迎えにきた人達を見ながら、心細い思いをしていました。
そんな時に、MIAの方と日本語教室の清水さんが、避難所を回って安否確認作業を行っていて、私がいた避難所にも来てくれました。
とても嬉しかったです。まるで見えない手から大きな勇気と温かい心をもらったようでした。私は外に出て1時間ほど泣きました・・・。」

先日開催された「日本語学習支援ネットワーク会議」において、津波で自宅を流出するという被害を受けながら、その後、海外出身の仲間が集う居場所作りをするために立ち上がった、石巻市のSさんの発表の一部です。

その話を聞いて、私はとても驚きました。

Sさんが、私たちの訪問について、そんなふうに感じていたとご本人から聞いたのは初めてでした。

実際には、私たちは避難所ではSさんにはお目にかかっていません。

震災後に、被災地を巡回していた際、清水さんに「ここに台湾出身のSさんが避難しているはずだから」と伺って、教えてもらった施設を尋ねたのですが、あいにくSさんは外出中で、息子さんとお話をして、Sさん宛ての伝言を残して帰っただけなのです。

それなのに、Sさんは、私たちの訪問をとても大きなこととして受け止めてくれていた。

そして、そのことがきっかけとなって気持ちが切り替わり、「仲間が集って、心を癒し、交流を深める『居場所』を作ろうと思い至った」とまで言うのです。

何もしていないのに、我々が訪ねて行ったということを、それほどの気持ちで感じていたとは・・・。

でも思うに、孤絶した状況に置かれると、「自分のことを気にかけてくれる人がいる」ということがわかるだけで大きな励みになるということを、多くの人が去年の震災で経験したのではないでしょうか。

自分のことを考えても、先が見えずに不安に襲われていた時、しばらく連絡が途絶えていた友人・知人からもらう電話やメールに、とても励まされました。「自分のことを気にかけてくれているんだな」ということに、「今でもつながっているんだな」という思いに、勇気づけられたことが、確かにありました。

避難所に行っても誰にも会えないときもあり、時には無力感に襲われていた、震災後の私たちの被災地巡回。

ただ訪ねて行ったということだけでも、誰かの支え・力になることもあったのだ、ということをSさんに教えてもらい、たとえそれが私たちを気遣っての言葉だったとしても、こちらが励まされる思いでした。

Sさんの「自分たちの居場所を作りたい」という思いは、周囲のサポートを得ながら実を結び、「ハッピーママの会」として、活動を始めることとなりました。

これまで、多言語で絵本の読み聞かせをする会や、互いの国の文化を教え合う会などを開くなど、お母さんと子どもたちが集う場を提供しています。

今後も「すこしずつ、ひとつひとつ」活動していきたいとのことです。

きっとこれからは、Sさんが「ハッピーママの会」の活動を通して、たくさんの人に「大きな勇気と温かい心」を与えてくれることと思います。


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日本語学習支援ネットワーク会議の様子

(OZ)

日本語講座秋コース修了式

 「日本語が上手になったので同居しているお姑さんと喧嘩ができるようになりました」

 9月から始まった日本語講座の秋コースも12月14日(金)に初級1と初級2のクラス全55回が無事終了し、翌週の18日(火)に修了式を行いました。

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皆勤賞はひとりだけでしたが、なんと白石から毎日通ってこられました。ご苦労さまでした。

 受講生のスピーチは冒頭のようなきわどいユーモアも交えつつ、みなさんの日本語の上達が手に取るように分かり、内容もとても心温まるものばかりでした。

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 後半は、日本伝統文化体験の時間。今回は、毎年お世話になっている清野さんと長峰さんにお越しいただきました。

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獅子舞に

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銭太鼓に

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安来節(どじょうすくい)に・・・

受講生は興味津々でカメラをフル稼働していました。

 安来節(どじょうすくいって和製チャップリンのような風情ですね)でたっぷり笑った後は、みなさんとティータイム。最後は先生方と受講生全員で一本締めと最後まで日本を学ぶことに余念がありませんでした。
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 日本語講座はこれでいったん冬休み。来月第3週から日本語講座が再開します。しーゆー。


とーます

韓国料理講座 in 七ヶ浜

みなさん、こんにちは。私は韓国出身の朴(パク)と申します。

 

12月9日(日曜日)七ヶ浜の国際村で宮城県国際化協会と七ヶ浜国際交流協会の主催で韓国料理教室を開催し、私が講師としてキムチとチヂミを参加者の方と作りました。

 

参加者の中には震災で大変な思いをされた方もいらっしゃいましたので、その日はおいしい韓国料理を作って食べながら韓国語も少し教え、また韓国のチマ・チョゴリも着て楽しい一時になるようにと願いながら七ヶ浜の国際村へ出発しました。

 

参加者の皆さんは説明をよく聞きながらキムチやチヂミを作りました。同じ材料と説明でも味はグループごとに少し違いはありましたが、とてもおいしいキムチが出来上がりました。チヂミは自ら焼いたのを食べるように言ったら、皆さん一生懸命作ってくれました。

その間私が韓国のワカメスープを作って料理は完成でした。

 

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一生懸命作ったキムチ、チヂミにワカメスープを食べながらとても盛り上がり、その後に韓国語も少し教えました。簡単な自己紹介を教えたのですが、皆さん発音がとても良く、初めてだとは思えないくらいでした。韓国語の勉強の後はチマ・チョゴリの試着を楽しんでいただきました。

 

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初めは遠慮していた方も、ちょっと時間がたったら"私も着てみたい"と思い始め、皆さんチマ・チョゴリを着て写真を撮ったり笑顔でいっぱいになりました。

 

その明るい笑顔で"また会いましょう!"とお別れをしました。

 

 

ここで参加者の方のアンケートの内容を少し紹介します:

・とても楽しく、おいしかったです。先生の話も面白かったです。

・チマ・チョゴリを初めて着て、若返りました。

・スープは忙しい時にすぐ作れそうですし、チヂミは孫たちとワイワイいいながら作りたいです。

・キムチとチヂミをまた家で作ってみます。

 

みなさんに喜んでいただけて良かったです!

MIAも実行委員会のメンバーとして企画運営に携わっていた「日本語学習支援ネットワーク会議2012in仙台」が先週土曜日に開催され、東北のみならず、東京や名古屋などから86名の方にご参加いただきました。

「ポスト3.11の沿岸被災地の日本語教室の新たな動きとこれからの協働」をテーマとして、県内の日本語教室の方に、震災時の経験や、その後の活動状況等についてお話してもらいました。

午前中のパネルセッション。
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気仙沼市と東京のNGOの協働で行われた被災外国人の就労支援プロジェクト、
石巻の国際サークル友好21の被災外国人の個別支援の取り組み、
その国際サークル友好21の外国人メンバーが、自分たちの「居場所」作りのために奮起したこと、
日本語教室の役割に改めて気付き、南三陸町で震災後に教室の立ち上げに取り組んだ話、

みなさん、自ら被災しながらも、周囲の人、地域のために立ち上がり、素晴らしい取り組みをされています。
どれも大変中身の濃い話でした。


文化庁の事業報告。
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県内の日本語教室でも活用可能な文化庁のプログラムをたくさん紹介してもらいました。


午後のラウンドテーブル。
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3つのグループに分かれて、県内の日本語教室の活動報告を基に、参加者同士で情報交換をしました。

このラウンドテーブルの時間や休憩時間を利用して、ネットワークの輪が広がっていたようで、とても嬉しく思います。


今日で東日本大震災から1年9か月が経ちます。

この震災は、日本語教教室にも大きな影響を与え、いろいろな変化をもたらしました。

この経験を共有する機会を早く設けたいと思っていたので、このネットワーク会議が無事に終わって、少しほっとしています。

(OZ)

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