2012年9月アーカイブ

8月の終わりから今日まで、インターンのCさんがMIAのお仕事を手伝ってくれました。

一か月の長期間にわたる実習で、戸惑うこともあったかもしれませんが、我々スタッフとコミュニケーションを図りつつ、一つ一つ丁寧に与えられた業務に取り組んでくれました。

最後に感想をまとめてくれたので、ご紹介します。

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私は情報工学を専攻しており、「ホームページでの広報」や「データベース化作業」といった募集要項の文句にひかれてMIAへインターンシップを申し込みました。

思い返してみれば1ヶ月間の長期インターンシップ中、上記のような作業に関わることは
一切ありませんでしたが、その分ワクワクしっぱなしの一ヶ月になりました。耳にすることも関わることも、私にとっては予想外のことばかりだったからです。

この1ヶ月間で私が学んだことは、問題が表面化していない ≠ 問題が無い、ということです。MIAに様々な相談が寄せられる様子を見て、小さなトラブルを軽んじてはいけないと感じました。

MIAの事業・業務には、正しい情報を与えることで外国籍住民の不安や不利益を軽減することを目的としているものが多く、外国人相談センターのようなトラブルの芽を摘む業務は相談者本人にだけでなく、その周囲の日本人にとっても必要なものです。今回その現場を知ることができ、貴重な経験となりました。自分自身も常に正しい情報を得る努力をしていこうと思います。

貴重な時間を割いて指導してくださったMIAの皆様、ありがとうございました。

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元気の秘訣は?

今週火曜日は「MIA日本語おしゃべりひろば」の日でした。

テーマは「おげんきですか?」。さまざまな健康法やストレス解消法などについておしゃべりをしました。

まずは、コーディネーターの方々が持ってきてくれたいろいろなマッサージ器具の使い方について考えるところからスタート。
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そのあとは、いつものようにグループに分かれてのおしゃべりの時間です。
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初参加の方が多く、最初は「『おしゃべりひろば』っていったい何をするのだろう?」と不安だったようなのですが、いったん始まると、どのグループも時間いっぱいノンストップでおしゃべりを楽しんでいました。

最後は健康に関する〇×クイズを全員で。
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・「青いピーマンと赤いピーマンでは、赤いピーマンのほうがビタミンが多い」
 →「〇」
・「ミルクチョコレートとホワイトチョコレートでは、ミルクチョコレートのほうがカロリーが高い」
 →「×」

・・・などなど、楽しみながら健康に関するトリビアな知識も増やしました。

あと一歩で全問正解だったSさんに、賞品の赤ピーマンが手渡されたところ、
「早速明日の朝ごはんにサラダにして食べます!」
とのことでした。

赤ピーマンでたくさんビタミンを摂って、Sさんは、ますます元気になることでしょう(笑)。

(OZ)

 

JUMINHYO

「Juminhyoってどこで取れますか?」「Juminhyoって在留カードとは違うの??」

先日、県内在住の外国人の方からこのような質問をされました。

 

今年の7月9日から"外国人住民の住民基本台帳制度"が始まり、外国籍住民(中長期在留者)

の皆さんにも住民票が作成されるようになったのですが(MIA多言語かわら版vol.38参照)、

いざ提出を求められると、戸惑う方もいらっしゃるようです。

 

日本人目線だと、住民票=役所・役場で数百円でとれるものと、ごく当たり前のように

思っていますが、そもそも戸籍の概念や住民票が無い国の人からすれば、

「それって何?」「在留カードのことじゃないの??」「どこで手に入れるの???」と

さまざまな疑問を持つようです。

 

それでは、なぜ住民票が必要なのかというと、在留カードの記載情報だけでは現住所や

在留資格などの確認がとれないからです。一緒に住民票を提出することによって、現在の

「国籍・地域」「在留資格・在留期間の満了日」などを証明できるので、運転免許の切替や

住所変更・学校や職場への提出・年金の申請などいろいろな機会に必要になります。

 

日本人と同じといっても、今まで必要の無かった手続きを行うことに戸惑う人も多いようです。

そんな外国籍住民の皆さんのために、今号の「MIA多言語かわら版」では、住民票について

分かりやすく説明しています。

「住民票の写し」の請求方法についても説明していますので、ぜひご一読&ご周知ください!!

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(ちぎぃ)

 

 

女性相談センターの会議にて

先日、県の女性相談センターで開催された会議に出席してきました。

県内で女性の保護・支援に関わる活動をしている各種機関の連絡会議です。

MIAは、女性の保護や支援に特化した事業は行っていませんが、「みやぎ外国人相談センター」には、結婚のため来日した女性からたくさんの相談が寄せられていますし、他の支援機関に通訳サポーターを派遣することも行っているので、今回からこの会議のメンバーに加えてもらうこととなりました。

各機関の相談員の方などが多数出席していて、有意義な情報交換ができましたし、MIAの取り組みをきちんと知ってもらう、とても良い機会になったと思います。


ちょっと驚いたことが一つ。

県警の方から、昨年度県警に寄せられたDVの相談件数が1,200件以上という報告があったのですが、これは人口10万人あたりの数にすると、全国で1位なのだとか。

単によその地域に比べて宮城のDVの数が多いということなのか、そうではなく、県警に相談しやすい体制が整っているからなのか、理由は不明ですが(後者だと良いですね)、思いがけない「全国1位」に、意外の感に打たれました。


そして、ほっとしたことも。

保護施設の相談員さんから、以前、夫からのDVのため同施設に保護されていて、MIAにも相談に来ていた方の後日談を伺いました。

本人の希望通りに離婚も成立し、つい先日「落ち着いた生活を送っている」との連絡が本人からあったとのことでした。

MIAはDVの問題に対応する専門機関ではないので、その相談を受けた際に出来たことは、母語で話を伺って気持ちを受け止めたり、施設の方の説明を通訳したり、といったことでしたが、それが、その方が新しい生活を始めることにつながったのであれば、私たちも少しはお役に立てたのかな、と思いました。

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 (OZ)

眩しいほどの輝き

最近MIAで新しくなったモノがふたつあります。

一つは、

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テーブルです。

主に、MIAにほんご講座受講生のみなさんが使用しています。

テーブルはキャスター付きのものに変わり、動かすのがとても楽になりました。

サイドに付いている黄色いハンドルを引くと、テーブルがパタンと畳まれコンパクトに収納できます。

「今どきそんなのあたりまえじゃない!」と思う人もいるかもしれませんが、かなり画期的な感じがします(嬉)

そして何より・・・真っ白です。

前のブログの写真と比較するとよくわかりますが、まるで「壁紙を替えたのでは」、「電球を明るくしたのでは」、

と思わせるくらい、部屋全体を明るくしています。

 

もう一つは、

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MIAの看板です。

今年4月の名称変更にともない、あらゆるところに記載されている名称を変更してきたのですが、

ついに、MIAの象徴ともいえる看板も新しく掛け変わりました。

こちらもロゴの色も鮮やかで、眩しいほどの輝きを放っています。

こう見えて、強力磁石で壁にくっついているので、どこでも持ち運びOKという優れものです。

 

これからは、ふたつを大切に長く使っていきます。

(ちぎぃ)

 

 

 

希望の進路は・・・

一か月の休みを挟んで、先週から日本語夜間講座から再開しました。

一番若い受講生の中国出身の高校生K君。
いつも開始時間より早めに来るので、教室や廊下で少しの間おしゃべりをすることがよくあります。

先日は、高校卒業後の進路についてどう考えているのか尋ねてみたところ、
「大学で医学か生命科学を勉強したい」
とのことでした。
人間の身体の中がどうなっているのか、に興味があるのだそうです。

私とは180度異なる理系マインド。

「じゃあ数学とか理科とか好きなんだ」
と凡庸な質問をすると、
「数学は、あまり・・・。でも、物理や生物は実験があるので好きです」
との返事。

「でも理系の大学に行くなら、数学も大切だよ」
という、これまた月並みなアドバイスに、K君は
「はい、数学は、数学1も数学Aも90点以上でした」
と爽やかに応じてくれたのでした。

(K君、スゴイ!そんなに成績優秀だったんだ)

夜間講座でもまだ初級1のクラスなので、学校の勉強にはよほど苦労しているのでは、と勝手に思い込んでいたのですが、どうやら言葉のハンディが少ない教科では、そんなことはない様子です。

聞けば、得意科目のはずの数学があまり好きではないのは、
「頭の中で考えるだけのことが多い教科だから」
なのだとか。

考えたら、ここまでのやり取りを日本語で出来るようになっている、というのも、4月に夜間講座に通い始めた頃に較べたら、かなりの進歩です。

教科学習の語彙は難解なものも多いですが、それを克服したら、K君の希望通りの進路に進むことも夢ではなさそうです。

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(OZ)

ザリガニ・・・食べたことありますか??
 
 
 私はありませんが、幼い頃に捕まえて虫かごで飼ったことならあります。日本では「ザリガニ料理」を食べたことがある方は少ないと思うのですが、フランス、中国、アメリカ、インドネシアなどではよく食されているそうです。
 
 そしてなんとスウェーデンでは、毎夏に伝統的な「ザリガニパーティー」が行われます。このパーティーはザリガニを釣ったり触ったりなどして遊ぶのではなく、塩水で茹で、新鮮なディル(地中海原産のセリ科のハーブ)などの草で風味づけをしておいしくいただくのだそうです。もちろん家族や気の合う仲間たちとスナップス(度数の強い蒸留酒)やビールなどのアルコールを片手にザリガニを味わうとのことです。
 
 *ググって(グーグルで調べて)みたところ、このザリガニパーティーはすでに16世紀ごろから行われているそうです!
 
 そして今回、宮城県在住のスウェーデン人留学生が、東北全土で放映されるテレビ番組でこの「ザリガニパーティー」の紹介をしてくれました!生放送中に実際に調理をし、出演者が味見をしたのですが、「蟹と海老の中間の味」と表現していました。海老も蟹もおいしいので、確実においしいはずです!このようにつやつやと輝くザリガニを見たのは初めてでしたが、とてもおいしそうだったので、虫かごで飼っていた頃のあのザリガニと同じだとはなかなか思えませんでした・・・。
 
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出演者とのツーショット。彼も、自国の文化を紹介できてとても喜んでいたようです。
 
 
<ずんだ★>

9月1日(土)、南三陸町の日本語教室が再開しました。

去年の11月から12月にかけて、ボランティアの養成講座をMIAと町との共催で開催したのですが(以前の記事参照)、その後、町の担当者さんと、台湾出身のKさんたちが、多忙の日々のなか準備を重ね、いよいよ開講の運びとなりました。

Kさんのご挨拶
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「防災情報や生活情報も伝えていきたい。みなさんと一緒に南三陸らしい楽しい教室にしていきたい」
と意気込み述べてくれました。

 

中国、フィリピン出身の学習希望者が集まりました。
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フィリピンの皆さんは「漢字を勉強したい」とのこと。


開講式終了後、ボランティアの皆さんで、今後の進め方について話し合いをしました。

MIA日本語講座スーパーバイザーのSさんからもアドバイス。
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素晴らしいと思ったのは、皆さんのチームワークです。

和気藹々と、でも決めるところはしっかりと決め、2回目以降の活動内容が次々に固まっていきます。

会の後半に設ける「交流の時間」の内容を考えていると、

  「地元の歌を練習するのはどう?」
  「いいかも!わたしコーラスやってるの。ご当地ソング練習しよう!」
  「方言講座は?」
  「それもいいね。二人で掛け合いやっちゃう?」
  「じゃあ、いっそ方言で歌ってみる?」

などなど、楽しいアイディアが次々と出てきます。

このメンバーなら、Kさんの目指す「楽しい教室」が実現できるのではないかな?


大震災を経て、いろいろな人の思いがたくさん詰まって再開の日を迎えた南三陸町の日本語教室。

MIAも出来る限りサポートしていきたいと考えています。

(OZ)

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