2012年6月アーカイブ

NO SMO"R"KING

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MIAの交流ラウンジの片隅ににひっそりと掲載されていた禁煙チラシ。

紙の状態からいっておそらく4、5年は掲載されていたのではと思われます。

よくよく見ると何か変ですが、誰も気が付かずにいました。

火曜日の日本語夜間講座のアメリカ人受講生に「スペル間違ってますよ」と指摘されるまでは・・・。

 

"SMORKING" → "R" がよけいでした。

ちなみに英語対応のスタッフに「SMORK」という単語があるのか尋ねたところ、そういう単語はないけれど

クッキーにマシュマロとチョコレートをはさんだ「SMORE」というお菓子をイメージするとのことでした。

MIA日本語講座では、休憩時間にSMOREを食べてもいいですが、NO SMOKINGでお願いします。

(ちぎぃ)

 

 

研修員

 事後報告になりましたが、先週まで当協会にて宮城県海外研修員が日本語研修を受けていました。宮城県が例年中国吉林省から招聘している事業で、今年は6月10日に長春にお住まいで医療分野の方が1名来県されました。日本語の研修は6月12日から22日まで正味2週間足らずの短い期間でしたが、非常に熱心に取り組まれ、充実した研修になりました。

 さて、この研修は座学がベースになるのですが、体験研修という項目があります。これは文字通り、これから日本での研修生活を送るにあたって必要となるであろうことを実際に体験していただくというものですが、来日して間もない方に必要なことということで、公共交通機関の乗り方を「体験」していただきました。

 まずは地下鉄です。

「長春に地下鉄はありますか?」
「はい、あります。3本あります。」
「日本の地下鉄と違いますか?」
「日本の地下鉄はきれいです。」

なんて会話をしながら、切符を買って、改札を通って地下鉄に乗り込みました。この流れは中国とほぼ変わらないようです。

 仙台駅まで出たところで、昼食をとり、それから駅前をちょっとご案内しました。大型書店やエルソーラ仙台を紹介しました。せっかくAERビルに来たのだからと、31階の展望スペースにもご案内しました。あいにくの曇り空でしたが、新幹線を上から見下ろしたりと興味深かったようです。特に、研修員が反応したのは、中山の大観音です。外国人はほぼみなあれに大きな関心を示します。もっと観光スポットとしてアピールしてもいいのではないかと個人的に思います。

 帰り際、仙台駅前で記念写真を撮るために通行人にお願いしましょうか、と最後まで言わないうちに、研修員は通りかかった方にすぐさま声をかけ、写真を撮っていただきました。素晴らしき積極性哉。

 本当はJRの乗り方を最後に経験していただいてこの体験研修を終えるはずだったのですが、あいにく前日の台風一過の影響で仙山線は復旧せず、やむなくバスで帰りました。

 でも、事務所に戻ってから書いた感想文にはたくさんのことがつづられていました。もちろん、大観音のことも。とても面白かったようでした。そして、私も普段とは違う視点の数々にたいへん面白く随行しました。

 今週からは、東北大学病院で研修をされています。11月まで研修は続きます。


とーます

ドタバタ月曜日のお客様

休み明けの月曜日。

期せずして、希少言語の通訳者・サポーターの紹介依頼が複数寄せられ、あちこちに電話連絡をしているうちにあっと言う間に時間が過ぎ、こんな調子では今週はどうなってしまうのだろうかと、軽く眩暈をおぼえているうちに夕方になってしまいました。

さて、当初予定していた仕事に取り掛かろうか、と思っていたところ、明かりが落ちて暗くなった廊下にジャージ姿の人影が。

昨年度までMIAの日本語講座を受講していた、中国出身の中学生Sさんでした。

なんでもご家庭の事情で急に県外に引っ越すことになったので、その前に日本語講座の先生方に挨拶をしたくて、部活が終わってから駆けつけてくれた、というのです。

残念ながら、先生方はいらっしゃらなかったので、私が代わりにお話を聞きました。

日本語講座に来ていたころから、積極的に話をする子だったのですが、中学校に通ってから、日本語が更にグーンと上手になっていて、

  MIAに通っていたころは日本語の勉強って難しいと思ってたけれど、学校での教科の勉強はもっとずっと難しくて大変なこと、
  テストの成績があまり良くなくて、家で叱られてしまったこと、
  中総体で入賞して、引っ越しがなければ県大会に行く予定だったこと、
  将来は福祉の勉強がしたいこと、
  中国と違って男子生徒があまり女子に話しかけてくれない、でもホントは優しくて、重い物を運ぶのを手伝ってくれたりすること

などなど、学校生活についてたくさん教えてくれました。

ゴメンね、Sさん。
ホントは先生方に直接お話ししたかったんだよね。

私から代わって先生方にお伝えしておきますね。

また環境が大きく変わってしまって大変かと思いますが、新しい学校でも、その明るさを失わずにいてくださいね。

(OZ)

ヘンな言葉

火曜日は日本語夜間講座の日でした。

季節外れの台風が近づき、次第に雨の勢いが増すなか、初級2のクラスに一番乗りで現れたLさんは、荷物を置くなり一言

「雨でビショビショ、グチョグチョ!」

それを聞いた講師のTさんと私からは、ずぶ濡れになったLさんをいたわる言葉ではなく、

「おぉ、上手にオノマトペを使ってるじゃない!」

と、「日本語教師目線」の褒め言葉が口をついて出てきました。

 Lさんは中学校で働いているので、オノマトペだけではなく、口語的な表現が得意です。

その日もこんなやりとりがありました。

  私「T先生は、歌が上手なんですよ。今ここで歌ってくれるかも。」

  Lさん「マジで!?

  Tさん「いいえ、私が歌うのは、動詞の変化を教える替え歌を歌うときだけです」

  Lさん「ビビんなよ!!

自分でもあまりきれいな言葉遣いではない、ということはわかっているようで、
「生徒からヘンな言葉をたくさん覚えました」と自慢(?)していました。

「ヘンな言葉」でも、時と場合と相手によっては「自然な言葉」になるでしょうから、MIAの日本語講座でその使い分けも学んでくれると良いですね。

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「英語人と日本語人のための日本語擬態語辞典」(五味太郎 著)より


(OZ)

 

大統領にお会いしたいです!!

突然ですが、クイズです★

下記の項目全てにあてはまる国はどの国でしょうか??

 

 

1)今年2012年は、日本との外交樹立20周年の佳節にあたります!

2)今年、この国の首都が、ユネスコから「世界の本の首都」に選ばれました!

3)この国の方は宮城県にたった一人しかいらっしゃいません(2012年6月現在)

4)6月初頭にこの国の大統領が宮城県を訪問されました。

 

 

???????

 

 

正解は・・・アルメニア共和国です。ちなみに今年の「世界の本の首都」に選ばれたアルメニアの首都はエレバンです。

 

5月の下旬、この宮城県にたった一人という逸材(若い女性)が興奮気味にMIAにやってきました・・

 

 

「もうすぐ私の国の大統領が宮城県に来ます。どうしても大統領にお会いしたいです!通訳がしたいんです!」と流暢な日本語でおっしゃいました。

 

 

同胞の方が県内にいらっしゃらない中で、大統領が宮城県を訪問すると聞き、本当にうれしかったようです。

この後、彼女は幸運にも名取市の仮設住宅や仙台空港を大統領に随行することができ、通訳としても活躍されました。

 

また、彼女が通訳をしている様子が大統領のオフィシャルホームページやアルメニアのニュースにも取り上げられ、

自国のご家族や友人がとても喜んでくださったようです。

 

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大統領に随行中の一コマ 

 

 

彼女はMIAの国際理解教育支援事業でも講師として登録しており、これからどんどん宮城県内の学校を訪問する予定です★

 

 

<ずんだ★>

 

今年は石巻でも!

「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス」。
今年は石巻市でも開催することになりました。

当初は、子どもたちの進路について関心のあるお母さんたちに集まってもらって情報交換をする、ちょっとした座談会のようなものをイメージしていたのですが、石巻市や、国際サークル友好21の皆さんが多大な協力をしてくれることとなり、仙台会場とほぼ同じ内容で開催できるようになりました。

国際サークル友好21の皆さんのお話だと、石巻の場合は、中学生よりも小学生のお子さんを持つ海外出身のお母さんが多いのだそうです。

そうしたお母さんたちにも、今から日本の教育制度や宮城の高校入試制度について正しく理解してもらうのは大切なことだと思いますので、今回の進路ガイダンスが、その役に立てばいいなと考えています。

 >>「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス2012 石巻 チラシ(PDF)

 

(OZ)

東日本大震災から一年三か月が過ぎました。

MIAでは、7月5日、6日に、岩手県国際交流協会、福島県国際交流協会との共催で、東日本大震災を振り返るシンポジウム・被災地視察「伝える・支える・立ち上がる 未来に繋げ、私たちの経験」を開催します。

初日のシンポジウムでは、被災三県の行政、国際交流協会、NPO等の国際交流・多文化共生の担い手の方々が集まり、あの時に起きた事、それぞれの取組、明らかになった課題などについて振り返り、これからの防災・減災対策、地域の多文化共生について考える機会とします。

二日目は、巨大津波で甚大な被害を受けた南三陸町を訪れます。
この視察では、町の復興策の一つとして企画された「語り部ガイド」プログラムを活用し、被災地の現状と、生活者として地域に暮らす海外出身者が、地域社会の復興にどのように貢献しているか、その様子を見ていただきます。

詳しはMIAのウェブサイト内でご紹介しています。
皆さまのお申込みをお待ちしています。

http://mia-miyagi.jp/frommia.html#symposium

 


 

国旗

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 国際会議や外国要人の表敬訪問などでよく見られる卓上旗や国旗。MIAでは、こうした卓上旗や国旗を取りそろえ、県内の団体に貸し出しています。

 その国旗、日本は変わることなくずっとあの日の丸のままですが、国によっては何らかの理由によりデザインの変更があったり、新しい国が誕生したりということがあり、そのたびに新しいものに買い替えたり、買い足したりしています。

 先日、宮城県にアフガニスタンの要人が表敬訪問でいらっしゃるということで、県からアフガニスタンの国旗の借用オーダーがありました。国旗はあったのですが、なんとなく気になり、調べてみました。予感は的中し、数年前にデザインが変更されていたらしく、慌てて注文しました。

 さあ、そこで問題。90cm×135cmのアフガニスタン国旗の値段はいくらだったでしょう?

 正解は・・・43,000円です。

 ちなみに、この大きさの旗がどこの国でもこの値段というわけではなく、ばらつきがあります。取扱数量やデザインの内容などにより変わるのでしょうか。インターネットなどで調べると、同じ大きさの日本の国旗は数千円で買えたりします。おそらく日本の国旗はたくさん販売されるでしょうから、競争原理が働いているのかもしれません。

 国旗を掲揚したり、卓上旗を設置しただけで、非常に国際的な雰囲気になります。そういったイベントや催しを企画されているみなさま、ぜひご利用くださいませ。貸し出しは無料です。


とーます


※運動会などで見かける「万国旗」はMIAでは取り扱っておりません。あしからず。

海からのSOS

MIAでは医療機関や行政の各種相談窓口からの依頼に応じて、意思疎通のお手伝いをする通訳サポーターを紹介しています。

先日は、海上保安部から、ある言語の通訳者を紹介してほしいという依頼がありました。

航海中の船上で外国籍船員同士のトラブルがあり、その当事者に聴き取りを行うので、至急通訳者に来てほしい、というものです。

同じ国出身のTさんに急いで連絡を入れると、運悪く午後に用事が入っていて何時に終わるか分からない、翌日以降であれば是非協力したい、とのことでした。

海上保安部にその旨お伝えすると、
「1時間でもいいから、どうしても今日中に来てほしい」と、事態は切迫している様子。

再度Tさんに電話をして事情を説明し、無理を言ってその日のうちに現場に駆けつけてもらうことになりました。

実は海上保安部からこのような緊急の要請を受けるのは、今回が初めてではありません。

この通訳サポーター紹介のシステムが立ち上がったときには、このような依頼があるとは考えもしませんでしたが、私たちの知らない色々なところで「国際化」している、ということなのでしょう。

 

(OZ)

仙女再来

 せんにょじゃなくて・・・しつこくてすみません(前回ブログ)。

 仙女ことセンダイガールズプロレスリングの花月さんがまたいらっしゃいました。6月25日(月)のイベント告知をMIA日本語講座の受講生に行ったところ、

「花月さん、こないだ見に行きました!」
「花月さん、かっこよかったです」
「すごく面白かったです」

と、前回4月の公演を観戦した受講生から声が上がりました。花月さんもこれにはにっこり。今回は受講生K君にフェイスロックをかけていただきましたが、K君は午後まで顔が痛いと言っていました。

 6月の公演はゼップ仙台の最終公演だそうです。詳細は、こちら仙女HPをご覧ください。


とーます

先週末、石巻市で新しい在留管理制度の説明会が開催されました。

地元の市民グループ「国際サークル友好21」と石巻市の共催事業です。

参加した外国人は、なんと10か国43名。

市の担当の方も、これほど多くの方が集まるとは予想していなかったとのこと。

やはり皆さんにとって関心の高いテーマだったから、そして国際サークル友好21のネットワーク力が活きた、ということなのではないでしょうか。

 

友好21の会員でもある行政書士の方と、市民課の方が、フリガナ付きの資料を基に制度変更について説明をしてくれました。
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質疑応答の時間には、石巻に暮らして20年以上という方から、
「在留カード発行の手続きをなぜ石巻でしてくれないのか。自分たちはこれまで一生懸命働いて地域に貢献してきたのに、期間を設けて出張窓口を設けるなどの配慮をしてくれてもよいのでは」という訴えがあり、多くの人が賛同の声を上げました。

一定期間は、現在の「外国人登録証」が「在留カード」とみなされるので、慌てて「在留カード」申請の手続きをする必要はないのですが、やはり、通常の在留関係の手続きのためであっても、仙台にある入国管理局に足を運ぶというのは、負担の多いことなのでしょう。

この意見を受けて、友好21事務局のSさんから、
「そういう意見が多いのなら、入管に要望を出すなど、これから一緒に考えていきましょう」という提案がされました。

 

そして、質疑応答が終わると、ポットラック式のランチパーティーの時間に。

0602ishinomaki_2.JPG※写真提供:石巻市

それまでの「お勉強」モードが一変して、テーブルにずらりと並べられた各国料理を囲んで、ワイワイガヤガヤの楽しい交流の時間となりました。

昼食持参ということだったので、私も一応コンビニでおにぎりを買っていったのですが、勿論それには一切手を付けず、餃子、中華風野菜炒め、ベトナムのカレー、韓国風海苔巻、日本のおこわ・・・等々を勧められるままに遠慮なくいたただいてきました。ごちそうさまでした。

友好21の日本語ボランティアの方が、「口の中が多文化だ」と感想を述べていましたが、言い得て妙!ですね。

しっかり勉強して、食べた、とても有意義な研修会でした。

(OZ)

このブログでも何度かご紹介している「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス」のチラシが出来上がりました。
 

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(画像をクリックするとPDFファイルが開きます)
7月8日(日) 13:00-15:00 @仙台市中央市民センター

今年は、県教委の方も参加して、新しい高校入試制度などについて説明してくれる予定です。(これはなかなかに画期的なことです。)

たくさんの方にご参加いただきたいと思いますので、お知り合いの方で、外国出身のお子さん、お母さん・お父さんがいらしたら、お知らせいただけると嬉しいです。

こちらのサイトでは、昨年度のガイダンスの様子などもご覧いただけます。
>>日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス

(OZ)

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