2012年3月アーカイブ

交流員の紹介

MIAブログ愛読者の皆様、

 

こんにちは!私はMIAの米国出身国際交流員のキャメロン・ピークです(ブログ名が亀論)。趣味は多数ですが、今はまっているのはブラジリアン柔術と日本語学習です。アメリカ合衆国アリゾナ州出身で、向こうはカウボーイをしていたのに、日本に来てからいつもビジネスです。

 

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カウボーイごっこのアリゾナの私

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ビジネスっぽくなった日本の私

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年に宮城県に来てからの2年半の間、宮城県のあらゆる地域で冒険をしながら、県民と触れ合って交流し、宮城県の素晴らしさを直接肌で感じてきました。これからもいっぱい皆様と交流しながらアメリカのいいところを宮城県の方々にも知っていただきたいです!

 

MIAブログでも皆様の知らないアメリカ文化やアメリカン英語(アメリカ語)を紹介させていただきますので、どうぞ楽しくお読みになってください!o(^ v ^)o

 

亀論

MIAでは毎年、留学生と県内の交流家庭をつなぐ「MIAフレンドシップファミリープログラム」を実施しています。

毎年秋に行う対面会では、来日したての留学生が緊張の面持ちでファミリーと初対面を果たします。そんな留学生の緊張をほぐすため、先輩留学生のSyahrilさんにこれまでの交流についてビデオメッセージで伝えてもらうことにしました。

マレーシア出身のSyahrilさんは東北大学に学部生として入学、3年生のときにこのプログラムに参加しフレンドシップファミリーと出会いました。ファミリーとは一週間に一回くらいのペースで連絡を取り合い、一緒に食事をしたり、ホームステイをしたりして交流を深めてきました。震災の時も、Syahrilさんの安否を心配して連絡をくれたファミリーに、このまま帰国してしまっていいのか悩んでいると相談したところ「一度帰国して家族を安心させてあげたら」とアドバイスをもらったそうです。

一時帰国後、再び仙台に戻ったSyahrilさんは同じマレーシア出身の留学生たちと一緒に避難所へ送る物資の仕分けや炊き出しのボランティアを始めました。連絡をくれたファミリーにそのことを話したところ、炊き出しに同行したいと申し出があり、一緒にボランティア活動を行ったそうです。

日本語がとても上手で、明るく活動的なSyahrilさん、これからも県内でいろんなボランティアを行いたいと考えていましたが、マレーシアでの就職が決まったため4月初めには帰国することが決まっています。もう残っている時間はあまりありませんが、被災地の子どもたちのためにボランティアをしたり帰国準備の合間にファミリーと会ったりしているそうです。

このプログラムに参加してみてどうでしたか?と質問したところ、「マレーシアには本当の家族がいますが、仙台でも本当の家族ができたように感じています。今はマレーシアに帰る嬉しさよりも、仙台の家族と離れることをとても寂しく感じます。」とおっしゃってくれました。

担当者としてもこんな素敵な出会いのお手伝いができたことを、とても嬉しく感じました。

このビデオメッセージは、11月10日(土)に開催予定の対面会で留学生とフレンドシップファミリーに向けてお伝えします。留学生と草の根の交流をしてみたいと考えているご家庭があれば、この機会にフレンドシップファミリーになってみてはいかがでしょうか。

 

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(ちぎぃ)

 

 

今年度もMIA国際理解教育支援事業の一環として行っている学校訪問プログラムは無事終了し、被災地を含む宮城県内全域9市8町の幼稚園・小学校・中学校・高校などで開催した60回のプログラムに、27ヶ国57名の外国人講師が参加することができたのですが、「国別派遣回数ランキング」を制したのはどこの国だったでしょうか?・・・

1位 バングラデシュ 37回

2位 中国      36回

3位 ブラジル    28回

という結果になりました!

 

ここで開催校からいただいたプログラムの感想を数件ご紹介いたします:

「他国のこどもたちの食事情を聞き、給食を完食する児童が増えた。」

「それぞれの国についてより深く調べようとしている児童もいて、発展性が見られた。」

「震災後の外国の方々の取り組みの様子がよくわかり、日本の事を考えてくれていた事が嬉しかった。」

「被災地の私たちの激励のために自国からメッセージカードや缶バッジ等を持ってきてくださり、生徒たちも喜んでいました。」

 

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↑トルコから被災地の子供たちへ届いたメッセージカードを気仙沼の幼稚園児に披露するトルコ人講師。

 

 生徒のコメントも数件紹介いたします:

「カザフスタンでは、牛・馬・ラクダの3種類のミルクを日常的に飲んでいることが印象に残った。」

「イタリアではボディコンタクトが大事と知ってびっくり!」

「インドネシアの方と初めて会い、楽しく遊べてうれしかった。」

「バングラデシュの国旗は日本の国旗に似ている!最高!」

「日本語がとても上手でびっくりした!」

「ブラジルに住んでみたい。」

 

★来年度も活躍していただける外国人講師を募集中です!

 

<ずんだっ>

オトナも喜ぶおもちゃたち?

今日宅配便で事務所に届いた荷物。

包みを開けると、スタッフから歓声があがりました。

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お絵かきボードの「せんせい」とマグネット式の福笑いゲームです。

年度末を迎えて忙しさが増しているMIAスタッフが、仕事の手を休めて一息つき、

束の間の癒しを得るために購入・・・したのではもちろんなく、

時おりお母さんに連れられてやって来る、小さなお子さん向けに購入したものです。

お母さんが話をしている間、これまでは、慌ててマーカーと裏紙を用意したり、

時にはスタッフが付きっきりで「にわか保育士」になったりしていたのですが、
(例えばこんな感じ>>2月1日のブログ記事へ

これらのグッズが、うまくお子たちのハートを掴んでくれれば、

以前よりはお母さんたちが落ち着いて相談できるようになる、かな?

(O.T.)


 

「利府日本語ひろば」修了式

先週の日曜日に「利府日本語ひろば」の修了式に参加してきました。

「利府日本語ひろば」は、2008年にMIAが実施したボランティア養成講座の受講生の方々が中心となって立ち上げた講座です。

学習者一人一人の都合に合わせて時間を設定し、一人の学習者につき複数のボランティアがチームを組んで教える、というユニークな方法で、これまで着実に活動を続けてきました。

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まずは学習者のスピーチから。

日本の漢字と中国の漢字の違い、母国の紹介、震災時の経験など、思い思いのテーマでの発表です。

 

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お茶とお菓子を囲んでの懇談。

 

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福笑いやジェスチャーゲームで大盛り上がり。

私もご指名いただき、恥ずかしながら「猫」「うさぎ」「自転車」などのジェスチャーをする羽目に(笑)。みなさん素晴らしく勘が良く、お粗末なジェスチャーでもすぐに当ててくれてホッとしました。 

 

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最後に皆で合唱。

 

スピーチ中の学習者の緊張した表情を除いては、終始笑顔の絶えない、和やかでとても楽しい修了式でした。

こういう、日本語を学ぶことをきっかけとして、外国人と日本人が楽しく交流を深めていくのって、やはりとてもいいものですね。

(O.T.)

クロストーク

3月18日に開催された、MIA合同研修会。

<東日本大震災・・・語学人材はどう活かされたか?>というテーマのもと、第2部のクロストークでは、震災発生後にMIAの語学人材として活躍してくださった方々に活動報告をしていただきました。当時の緊迫した様子が伝わるとても貴重なお話を伺うことができました。

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◆MIA外国人支援通訳サポーター Kさん(中国語)

 震災後は、大使館から依頼を受け、中国人が出国するためのバスの手配を行い、帰国の手伝いを行いました。

 MIAでボランティアをしたのは3月19日か20日ごろで、事務所に到着したとたん相談電話が入り、コートも脱がず、あいさつもしないまま対応を始めました。中国からの安否確認や、津波被害についての問い合わせ・・・電話の向こう側からも不安や焦りが伝わってきて、自分の気持ちを抑えて対応することを心がけました。

◆みやぎ外国人相談センター相談員 Mさん(タガログ語)

 当時は、大使館や全国各地の教会からの安否確認や支援物資のやりとりなど、様々な連絡がきて寝る暇もないくらいでした。

 その時、(自分自身被災していたが)自分のことを考える暇は全然なく、夫にも「あなたは、よその家のことばかり考えているね。」と言われてしまいましたが、うちのことは何とかなるから、まず他の人に手を差し伸べたいという気持ちでした。

 震災後、県内に暮らすフィリピン人どうし連絡がつかず、安否が分からなかったため、震災時に繋がるネットワークづくりが必要と考え、「フィリピンコミュニティ宮城」を立ち上げました。気仙沼、石巻、南三陸、福島、大船渡、陸前高田の各エリアのリーダー会議も行いました。災害時に自分たちが社会とどうやって関わるか。県内で自分たちの立場をちゃんとできるようにしたいと思いました。

◆災害時通訳ボランティア Kさん(英語)

 続トモダチ作戦(海外の子どもたちからの応援メッセージの翻訳)に参加して、災害時通訳ボランティア活動の重要性をものすごく感じました。

 翻訳作業の中で「My heart goes out to you」というところをうまく表現できない時に、一緒に作業を行っていたネイティブのCIR(国際交流員)が、「悲しみを禁じえません」と訳してくれました。子どもがそんな言葉を使ってメッセージを送ってくれたことに対し嬉しくて、翻訳しながら子どもたちが思いを寄せてくれていることを感じました。こういう優しいお便りがあると悲しみが吹っ飛びます。癒しになって、嬉しくて嬉しくて次から次へと翻訳したいと思いました。ボランティア活動に登録していてよかったと思いました。

 また、自分が日本語を教えているメキシコ人青年から「南三陸に行って瓦礫の片付けのボランティアをしてくるので、今週は日本語の勉強を休みたい。」と言われたことがありました。本来は私が外国人を応援したり手助けするつもりでいたのにも関わらず、逆に助けられていると感じました。

◆MIAスタッフ C(韓国語)

 韓国では、地震がほとんど起こらないため、津波や地震の経験の無い韓国の人たちは、ものすごくパニックになっていました。

 また、中国やフィリピンなどの他の国の人に比べ、同国人どうしのネットワークが無く孤立している人が多いように感じました。

 そのように孤立してしまい、さらに日本語があまりできない人は、テレビやラジオから情報を得ることも困難で、母国からの情報にあおられ余計にパニックになっていたように感じました。

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 今回の研修会は、参加者の3分の1ほどの方が海外出身者でしたが、そんな参加者の方からも感想をいただきました。

◆Mさん

 被災地の外国人を見る場合、支援しようとする人の中には外国人を「個」としてとらえがちだが、私たち自身もいろんなネットワークを持っている。例えば被災した外国人を見たときに、「かわいそう、なにか支援をしなければ!」と思うが、その人が強力な支援者になる場合もあるという二つの側面がある。外国人というだけで支援される対象になるのではなく、「私だっていろんなことをやったんだ」と結果として気づきました。

 参加者、登壇者のみなさんが共通しておっしゃっていたことは、「外国人」=「支援が必要」という考え方は違っているということ。被災しているのは、日本人も外国人もみな同じ。その中で、機動力のある人、自分のネットワークや語学力を生かせる人が、支援する側に回ったというのが、今回の震災から見えた宮城県の現状であり、その現状が今の宮城の多文化共生の現状ともいえるのではないでしょうか。

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(ちぎぃ)

 

 

 

莉々紀子さん

 昨日、エルパーク仙台大研修室にて当協会主催の合同研修会が開催されました。今年は以下の会議を合同で開催する形となりました。

平成23年度
宮城県国際交流推進連絡会議
市町村国際交流協会連絡会
MIA外国人支援通訳サポーター・宮城県災害時通訳ボランティア合同研修会

 今年は、「東日本大震災・・・語学人材はどう活かされたか?」をテーマに2部形式で行われました。このブログではその前半部をご紹介します。

 第1部はリリーズトランサポート主宰で通訳者と活躍されています莉々紀子さんにご登壇いただき、「海外メディア同行通訳として被災地へ 現場で感じた言葉の力と世界のつながり」と題して、基調講演をいただきました。

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 震災後、欧米の新聞社やラジオ局の取材に通訳者として随行した経験を語っていただきました。そのエピソードの一つひとつも大変興味深いものでしたが、仙台に数少ないプロの通訳者としての思い、心意気が伝わり、会場いっぱいの来場者も聞き入っていましたし、講演後には熱心な質問が続きました。


とーます



子どもにとって安心できる存在に

今日は「MIA外国籍の子どもサポーター スキルアップ研修会」が開催されました。

講師は「外国人の子ども・サポートの会」代表の田所さんです。
「子ども向け教材の活用法-日本語初期指導のために-」というテーマで、
田所さんが実際にどんな教材を使って、どんなふうに子どもたちに教えているのか、
具体的にお話しいただきました。

実際にサポート活動をしていない私が聞いていても、
「これなら自分でも出来るかも」と思ってしまうような、とてもわかり易いお話だったのですが、
方法論だけでなく、支援者の子どもたちとの関わり方についてのアドバイスにも、
深く肯かされました

「(支援者は)子どもがほっと安心できる存在になってほしい」
「『私はあなたのことがわかっているよ』という思いが子どもの心に届くような関係づくりをしてほしい」

外国出身の子どもの支援というと、特殊なスキルが必要なように思えますが
(もちろんそういう側面もありますが)、まずは、子どもとしっかり向き合って、
温かな信頼関係を結ぶことが大事なのだ、ということに改めて気付かされました。

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こちらは、講義の後の懇親会の様子。

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MIAのライブラリーにある、子ども向けの教材や多言語資料を手に取って見てもらいつつ、
サポーター同士で情報交換・意見交換をしてもらいました。

今回は参加者の半分が中国出身の方だったのですが、初めて会った方々もいらしたようで、
連絡先を交換するなど、ネットワーク作りの場として活用してもらいました。

 

南三陸町から来てくれたお二人です。

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日本語教室開設に向けた参考資料として、たくさんの本を借りていってくれました。
本を入れてずっしり重くなった手提げ袋が、途中で破けしまわなかったか、
ちょっと心配です。

(O.T.)

法律勉強会

東日本大震災から1年が過ぎました。

MIAでは、毎朝、分担して新聞各紙に目を通しているのですが、日曜日の日経新聞に、震災で亡くなった方々一人一人のお名前が掲載されていて、数の大きさだけで捉えてはいけないと思いつつも、15,854人の方が犠牲になったという、あまりに悲惨な事実を改めて突きつけられているようで、紙面を繰る手がしばらく止まってしまいました。

MIAでは、ルーティンの仕事はほぼ通常通りに戻っていますが、被災地に出向いたり、被災した方からの相談を受けたりするたび、まだまだ「震災は続いているのだ」と、痛切に感じています。

それでも、3月11日の後、MIAにとって何か少しでも好ましい変化はなかったかと考えると、スタッフの団結力が更に増したことに加えて、弁護士の方々の協力が得やすくなったということがあげられるでしょうか。

震災直後、何かできることはないかと、MIAに最初にアプローチをしてきたのは、県外の弁護士の方々でした。

有難いお申し出に対して、その後のことも考えて、ぜひ地元の弁護士を紹介してほしいと企画事業課長からお願いをして、その結果、「震災を振り返る会」や、被災外国人からの相談対応の際に、仙台弁護士会の方々に積極的に協力していただくこととなったのです。

以来、より良い連携のあり方を探るために何度か意見交換の場を設けたのですが、その成果の一つとして、一昨日、外国人を対象とした法律勉強会を開催することができました

勉強会のテーマは、ずばり「離婚について」。
結婚移住者が多いこの宮城において、残念なことではありますが、相談されることが最も多い問題です。みやぎ外国人相談センターの相談員や「みやぎ外国籍県民大学」の修了者など15名が参加してくれました。

フリガナつきの資料を用意してくれた講師のF先生の話はとても分かりやすく、皆、メモをとりつつウンウンとうなずきながら耳を傾けていたほか、ポイントをついた質問もどんどん出てきて、大変中身の濃い勉強会となりました。

「弁護士」と聞くと、どうしても敷居が高く感じてしまっていて、MIAでも、これまであまり実質的な連携体制がとれていなかったのですが、震災後は、勝手な物言いですが、だいぶ距離が近く感じられるようになりました。

これからも、震災後の生活再建などに関連して、法律の知識が必要とされる相談が寄せられることが予想されます。法律の専門家である弁護士の方々にバックアップをしてもらうことは、大変に心強いことです。

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(O.T.)

「あたためますか?」

今週火曜日は、日本語夜間講座の閉講式の日でした。

閉講式では、いつも受講生にスピーチをしてもらうのですが、フランス出身のBさんは、
「わたしは日本語を使う機会がありません。研究室で被験者に話すときも、メモを読むだけです。これではいけないと思って、日本語を勉強したいと思いました」と受講の動機を述べてくれました。

式終了後に、講師のHさんに伺ったところ、Bさんは、研究室での会話も英語のみ、日常生活でもコンビニで
 「(弁当を)あたためますか?」
 「はい(いいえ)」
というやりとりをするだけで、殆ど日本語を使うことはないのだそうです。

そんなものなのか、と思いつつ、Hさんと「『あたためますか?』は、サバイバル日本語としては、実は大切なのかもしれない」という話に。

確かに、これだけコンビニが生活に浸透している以上、そこで使われる表現は外国人にとっても学ぶべき優先度は高いはずです。

例えば、
 「おはし(スプーン)をお付けしますか?」
 「シールでよろしいでしょうか?」
などのお決まりのフレーズは、早い段階で、少なくとも聞いて理解できるようになっていたほうが便利かもしれません。

こういう、リアルな日本語は、おそらく教科書にはあまり載っていないのでしょうね。

コンビニ表現に限らず、あまり教科書には載っていないけど、外国人が頻繁に耳にする、または使っている日本語って、実はたくさんあるのかもしれないですね。

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式終了後の茶話会の様子。手作りの菓子や料理を持参してくれた方もいました。

(O.T.)

 

今年度も残りわずか4週間に迫った3月4日(日)、MIAの国際理解教育支援事業に登録している外国人講師を対象に、今年度の学校訪問プログラムを振り返りながら交流を深める研修会・ポットラック交流会を行いました。

 

震災後にもかかわらず、今年度は被災地を含む宮城県内全域9市8町の幼稚園・小学校・中学校・高校などで開催した60回のプログラムに、27ヶ国57名の外国人講師が参加することができました。

 

開催校からの感想やアンケート結果を紹介した後、震災後の宮城県で学校訪問プログラムに参加した感想や、被災地で行ったプログラムから得た体験を参加講師にお話をしてもらいました。出身国のご家族が心配される中、それぞれが県内の子供たちのために試行錯誤でプログラムの内容を考えて準備をし、少しでもそれが子供たちの笑顔に繋がるようにと真剣に考えてくださっていました。震災後、「一体私に何ができるのだろう?」という葛藤と戦いながら、地域のボランティア活動に参加をしたり、一時帰国後出身国から応援のメッセージカードや絵を持ってきてくださった方もいらっしゃいました。

 

 

講師研修会平成23年度 

 

今回はスペシャルゲストとして気仙沼から本吉町国際交流協会の会長にお越しいただきました。今まで気仙沼でプログラムがあると、会長が温かく外国人講師を迎えてくださっていたため、震災後も会長の安否を心配する声が講師の間に広がっていました。今年度はレンタカーを使用して気仙沼の幼稚園・小学校・中学校で9回のプログラムを開催することができ、会長にもこのように研修会に参加していただくことができたことを本当に嬉しく思います。

 

「講師のみなさんのおかげで子供たちも笑顔になりました。これからも本吉の子供たちが世界に羽ばたけるように皆さんの力をお貸しください。」震災後に無力感を感じていた外国人講師にとって、この会長の言葉は何よりも嬉しいものだったのではないかと思います。

 

研修会後は乾杯を合図にポットラック交流会が始まり、持ち寄った多国籍料理とライブミュージックを堪能しながら交流を深めました。プレゼント交換も行い、楽しいひと時を過ごしました。

 

ジェフさんとルークさんの演奏 

イギリス人CIR(国際交流員)とアメリカ人ALT(外国語指導助手)カウンセリング担当?の2人による歌とギター演奏。

 

インドネシアの料理

 

ブラジル料理 

 

現在来年度のプログラムに参加していただける外国人講師を募集しております!

 

(ずんだ)

東北大学外国人留学生懇談会

 3月6日(火)、ウェスティンホテル仙台にて「平成23年度東北大学外国人留学生懇談会」が開催されました。当協会も留学生支援団体ということで毎年ご招待を頂いており、今年もMIAスタッフが出席しました。

 今年度で卒業をされる留学生、今年度入学された留学生、会場内のアナウンスでは300人以上が集まったとありましたが、大盛況でした。若者ばかりが300人も集まっているのですから、乾杯からわずか数分で用意された料理はなくなり、「おかわり」が出てくるとそれもまたすぐにシェアされるといった状態でした。

 スピーチに立った3人の留学生もたいへん立派なスピーチをされていました。今回は、特別に「震災体験談」がマレーシアの留学生により語られましたが、特に印象的なスピーチでした。

 MIAの事業の中では「国際理解教育支援事業(外国人講師派遣)」において多くの留学生にご協力いただいています。昨日は、新入生も多数参加されていましたので、同事業のスタッフはその「スカウト」に余念がなかったことは言うまでもありません。


とーます

一昨日、東北中国帰国者支援・交流センターの「日本語学習発表会」に出席してきました。

同センターは、中国からの帰国者(日本に戻られた中国残留邦人)やその家族の自立支援を行っている団体で、年に一度、それまでの学習成果の発表を行っています。

一番前の真ん中の席という特等席に座ったので、発表する方々の表情もよく見えたのですが、皆さん、一様に緊張している様子。

ハラハラドキドキの心臓の鼓動がこちらにも伝わってくるかのようでした。

それでも、センターの職員や講師、同じ立場の仲間たちの温かな視線に見守られ、最後までやりとげた時には、ホッとした、そしてちょっと誇らしげな表情に変わり、見ているこちらも自然に笑顔になりました。

kikokusha_1.JPG緊急時に助けを呼ぶという設定でのロールプレイ

kikokusha_2.JPG方言を巧みに取り入れてのロールプレイ。「今日は何で来たのっしゃ?」「バスで来たのっしゃ」

kikokusha_3.JPGさすがの太極拳の演舞

kikokusha_4.JPG講師のGさんにリードされての軽やかなステップ

高齢となった帰国者の方々にとって、日本語の習得というのは容易なことではありません。

おそらくは、言葉が上達することだけでなく、定期的に集って仲間や支援者と交流を深めること、教室内外での様々な取り組みを通して社会とつながることも、大切なことなのだと思います。

・・・ああ、でもこれは帰国者対象の日本語教室だけでなく、地域の日本語教室全体にもあてはまることですね。

(O.T.)


 

前の記事でご紹介した、ひょうご国際プラザでのMIAの震災後の取組に関するパネル展示ですが、主催の兵庫県国際交流協会の方から、展示の様子を写真に収めたものが届きました。

こんな感じで、県内の被災の様子やMIAの取組が時系列で紹介されています。

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間借り状態のMIAの事務所とは雲泥の差の、たくさんの人が足を運びそうな立派な施設ですね。

パネルもいろいろな人にご覧いただけそうです。

兵庫県国際交流協会の皆さん、このような企画をしていただき、ありがとうございます。

(O.T.)

 

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