2012年2月アーカイブ

南三陸、気仙沼へ

昨日、兵庫県国際交流協会の方々を南三陸町、気仙沼市にご案内しました。

3月末に、同県から20名ほどの海外出身者が両地域を訪れることになっていて、その事前調査にいらしたのです。

久し振りの南三陸と気仙沼。

どちらの地域にも仮設商店街がオープンしているなど、復興への着実な歩みを感じさせる一方、倒壊した建物がそのままの状態になっている箇所も多く、1年という時間の持つ意味を考えさせられます。

マスコミや視察の人たちなど、連日多数の人が訪れている被災地に、こちらも団体でお邪魔するということで、さぞや負担をかけてしまうのではと、少し心配していたのですが、現地でお目にかかった人たちは、皆さんとても受け入れに前向きで、またその溢れるパワーにこちらの不安はすぐに払拭されました。

南三陸町で震災体験を語り継ぐ「語り部」の活動をしているGさんの言葉。

「地震・津波の恐ろしさを全国の人に伝えたい。そして将来起こりうる災害に備えてほしい。それが全国からいただいた支援へのせめてもの恩返しになる」

また、気仙沼市観光課のHさんは、震災後に作った多言語の観光パンフレットを紹介しつつ、こう語ってくれました。

「いろいろな人に来て、気仙沼を見てほしい。そして、気仙沼が頑張っていること、こんなに素晴らしい街だ、ということを世界中に伝えてほしい」

兵庫県国際交流協会のプログラムは、こうした方々の協力をいただいて、きっと素晴らしいものになるでしょう。

神戸からの車中泊付きのバス移動という、なかなかの強行軍のようですが、多くのことを感じていってほしいと思います。

 

阪神淡路大震災を経験している同協会の方々は、東日本大震災後、この派遣プログラムのほか、被災地のためにさまざまな取り組みをされています。

その一環として、ひょうご国際プラザにおいて、MIAの震災後の取組を紹介する写真パネルの展示が、明日(3月1日)から行われます。
詳細は、兵庫県のウェブサイトでご確認ください。

「ひょうご国際プラザにおける東日本大震災関連展示の実施について」

こちらでお送りしたデータをパネル化し、わかり易いキャプションもつけてくれました。

もしこのブログをご覧の方で、同施設の近くにお住いの方がいらしたら、足を運んでいただければ嬉しいです。

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(O.T.) 

日本語講座春コースのおしらせ

 今日で例年より一日多い2月もおしまい。まだまだ寒い日が続いてはおりますが、それでも極寒からは抜け出したような気もします。少なくとも、朝晩の空気は肌を突き刺さなくなってきました。日もだいぶ長くなりましたし。


 2012年4月から始まる当協会の日本語講座を改めてお知らせします。詳しくは以下HP内のチラシにてご確認ください。チラシは、日本語、英語、中国語、ハングルの4言語を準備しています。


MIA日本語講座チラシ掲載HP


 昨日も、東欧のAさんがお申し込みにいらっしゃいました。私からひとしきりご説明をしたところで、Aさんは不安そうな顔でおずおずと質問されました。


「授業は日本語で行われるのですか?」


 日本語が全くお出来にならない方からすれば当然のご質問ですが、答えは「イエス」です。クラスには様々な国の方がいらっしゃいますので、共通言語は日本語しかありません。初級1の最初のころは勉強したごく限られた単語と文法だけで授業が進められます。言うは易く、行うは難し。これはたいへんな技術です。ですので、MIAの日本語講座講師の先生方は日本語教育を専門的に学び、且つ現場の経験が豊富な方々ばかりです。この先生方のもとで数か月学ぶと、いらしたばかりのときは全く日本語がお分かりにならなかった方もどうにかこうにかクラスメートと日本語でやりとりをしています。


 MIAは生活適応支援の一環として日本語講座を開設していますので、毎日勉強したことがすぐに日常生活で活かされます。様々な国の方々と交流しながら楽しく学習できるMIAの日本語講座、只今受講生募集中です。


 お問い合わせも多言語(日本語、英語、中国語、ハングル、タガログ、ポルトガル語)で受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。


とーます

はじめに...

この場をおかりして、ご挨拶いたします。

昨年10月より新しくJICA宮城デスクに着任しましたsayur(さゆーる)と申します。

たくさんの人々と出会い、つながりの輪を広げていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今月の11日(土)建国記念日の日、

ぽかぽかあったか日和の中、着任して初のMIAとJICA東北支部共催事業

「国際協力セミナー」を行いました。

場所は、 東松島市ひびき工業団地近くの川下地区センター(元公民館)。

 

今回の目的は、

『震災前とは異なる子育て環境にいる仮設住宅の方々を中心に

子育てに希望の持てるような時間を楽しんでいただく』

というものです。

 

まず、第1部。

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中国内モンゴル出身、ボルジギン・イリナ氏によるモンゴル民謡と民族舞踊。

参加者の方からは、『広い草原がイメージできる』素敵な歌声とのコメントも。

時折、自身の日本へ来た時のこと、震災後にお子さんを出産したお話等を交え、

話、歌、踊りを披露し、参加者を魅了しました。

 

続いては、第2部。

テーマは、「日本の子育て、ネパールの子育て」。

★P2114818.JPG   ★P2114772.JPG

「同じ目線で話したい。」と、

講師である桜井ひろ子さんは写真のようなお姿になり、講話がスタート。

保育士としての日本での経験、また縁あって村落開発支援活動を行っている

ネパールの子育てのお話を主に話され、参加者の方々は話に聞き入っていました。

 

中でも印象的なのは、『人は人を人にする』というメッセージ。

国は違っても子どもは人との触れ合いで成長する!

そのように伝え、

「帰ったら今日聞いたことを試します。」「わかる!まちがってなかったー。よかったー。」

という声があがっていました。

 

「子育て」という視点ではじめた今回のセミナー、

国際協力に対する関心・理解のきっかけとなれば幸いです。

 

□■おまけ□■

 ※第二部と並行して

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   プチ異文化触れ合い        元青年海外協力隊撮影

                      世界の子どもたち写真展示

 

以上、さゆーるでした。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

法律勉強会inファーラ

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去る2月17日にNPO法人国際ボランティアセンター山形(通称IVY:アイビー)主催の法律勉強会に参加してきました。

中国語とタガログ語の相談員さんと、MIAでインターンをしているIさんと一緒に雪の山形に足を踏み入れました。

「豪雪でたいへんなことになっている!」という各方面からの情報により、タガログ語相談員のMさんは、気合の?ピンクの長靴姿でしたが、幸い天候に恵まれ、山形駅から徒歩で会場である山形市男女共同参画センター(通称ファーラ)にたどり着きました。

勉強会は「相続と夫婦財産制」というテーマで、弁護士の先生から相続と離婚の際の財産分与などについて、基礎的なお話を伺いました。

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実際の相談の中でも、相続や財産分与の問題に直面し、難しい専門用語や複雑な法手続きに悩んでいる外国人の方から相談を受けることも少なくありません。複雑な案件はもちろん弁護士さんにおつなぎしますが、今回の勉強会に参加したことにより、基礎的な情報を多言語で説明することが可能になり、今後の相談対応に生かしていけそうです。

 

勉強会の後は、それぞれ、ファーラ内の温泉に浸かる者、地元の野菜を購入する者に分かれ、山形での有意義な勉強会を終えました。

(ちぎぃ)

 

今日は4月からのMIA日本語講座についての講師ミーティングがありました。

新年度からは新たにお二人の方に加わっていただき、11人態勢でのスタートとなります。

明るさとチームワークの良さを誇るMIA日本語講師陣。
少し緊張気味の新顔お二人を交えての自己紹介もこんな感じで進みます。

「私はまだMIAで教え始めてから1年も経ってません」
「そうだった?そんな雰囲気ないよね~」

「私はこの中でいちばん経験が少ないんです」
「え?ウソ。そんなことないはず。ちゃんと数えてる?」
 
「(名札を見せながら)私は○○です。」
「名札小さくて、字見えないから!」

・・・次々に入る容赦ないツッコミ。

文字だけだと、なんだかトゲトゲしいやりとりに思えるかもしれませんが、実際には笑いが絶えない楽しい自己紹介タイムでした。

こうしたざっくばらんなやりとりが出来るのも、互いの信頼関係があるからこそなのでしょう。

そして、言うまでもなく、教えることについては皆さん真剣そのもの。

自己紹介の後は、教科書やたくさんの資料を広げて4月からの授業について熱心に打合せをしたり、前の学期の受講生アンケートの結果を吟味したりしていました。

こんなふうに明るく真面目な(?)講師陣に支えられている日本語講座は、間違いなくMIAの誇る看板事業なのです。

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(O.T.)

 

今ここで申し込んで!

MIAでは4月に開講する日本語講座新学期の受講生を現在募集しています。

先日、かつて受講していたAさんが、お知り合いのOさんを連れていらっしゃいました。

お二人ともとても上手に日本語を話しますが(母語が異なるので二人の会話も日本語)、それでも、Oさんは「これまで自己流の勉強だったから、きちんと勉強をやりなおしたい」ので、受講を希望しているとのことでした。

広報用のチラシを見てもらいつつ、クラスのスケジュールを説明していると、Oさんは「ううん・・・」とちょっと困ったような表情に。

幼稚園に通うお子さんのお迎えの時間に間に合うかどうか微妙なタイミングなのだそうです。

「あと15分早かったらいいんですけど・・・」
申し込みをするかどうか、かなり迷っている様子。

せっかく受講を希望されているのに申し訳ないな、と思いながら、
「今決めなくてもいいですよ。家でよく考えて、あとで申し込みをしても大丈夫ですから。それから、どうしてもこの講座で勉強できないときは、一対一で教えてくれるボランティアを紹介することもできますよ」
とお伝えすると、すかさずAさんが
「今、申し込んで!だめだったら後でキャンセルすればいいでしょう。ここの日本語クラスはとってもいいから、ここで勉強したほうがいいですよ!」
とOさんに強く申し込みを勧めます。

それでも
「お迎えの時間に遅れると幼稚園に迷惑がかかるから・・・」
と、逡巡しているOさん。

もうAさんはじれったくて堪らないという様子で
「私もそうでした。いつも授業のあとは時間がなくて必死で走っていました。みんな大変です。それでも勉強しました。なんとかなるから大丈夫!」
自らの経験談を紹介しながら、Oさんをなんとか説得しようと試みます。

お迎えの時間や移動手段などを確認しつつ、しばらく3人であれこれ話をして、結局、Aさんの熱い思いに根負け(?)したような形で、少し早めにクラスを抜けることになるかも、という条件付きで、申し込みをしてくれることになりました。

Aさんの熱意に少し圧倒もされましたが、それも友人のことを親身に考えてのこと。そして、日本語習得がいかに大切かということがわかっているからであり、また、MIAの日本語講座への期待の大きさの表れでもあるのでしょう。

4月からの新学期は、初級(1、2)、中級、漢字、夜間(1、2)のコースがあります。
お申込み受付中ですので、お知り合いの日本語学習希望者の方に是非お知らせください。

(O.T.)


 

栗原国際交流フェスティバル

 昨日2月19日(日)、第5回栗原市国際交流フェスティバル(主催:栗原市国際交流協会)が開催されました。

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 地域の外国籍住民によるパネルディスカッションなど精力的な「多文化共生」イベントを行ってまいりましたが、今年のメインは石巻専修大のリチャード・ハルバーシュタットさんによる講演でした。日本語の失敗談で会場いっぱいの来場者をあたためながら、石巻での被災体験、郷に入っては郷に従えの実践や間接的国際交流のすすめなど多岐に渡って示唆に富むお話をなさっていました。

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 このフェスティバル、素晴らしいのは地域の一般の方々が多数いらっしゃって、熱心にお話を聞いていることです。この日も120人余りの来場者があり、会場はほぼ満席でした。

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 公演のあとは、恒例のおにぎりとはっとによる交流パーティと和太鼓、踊り、カラオケと芸能大会。みなさん、楽しいひと時を過ごされていました。


とーます

子どもたちの支えとして

先日、「MIA外国籍の子どもサポーター」の派遣に関するミーティングがあったので、仙台市内の小学校にお邪魔しました。

ミーティングのあと、実際に外国籍児童が勉強している様子を見学させてもらったのですが、フィリピン出身のMくんのクラスでは、丁度Mくんが母国についての発表をすることになっていました。

残念ながら、教室にお邪魔したときには発表そのものは終わっていて、他の子どもたちからの質問と感想の時間となっていたのですが、先生の求めに応じて子どもたちの手が次々に挙がります。

「Mくんは、いつもは日本語があんまり話せないのに、今日はたくさん話していてスゴイと思いました」
「フィリピンにも日本と同じような遊びがあることがわかって、驚きました」
「Mくん、フィリピンのことをたくさん教えてくれてありがとう」などなど。

日本語がまだ十分ではないMくんに、隣に寄り添っている「外国籍の子どもサポーター」のYさんが、子どもたちの発言を通訳して聞かせます。

子どもたちの感想を聞いて、Mくんはちょっと照れくさそうにしつつも、ニコニコと笑顔を浮かべて嬉しそうにしていました。

この日の経験は、Mくんにとって大きな自信と励みになったのではないでしょうか。

質問と感想の時間のあとの、Yさんからの
「Mくんは、まだ日本語がそんなに得意じゃないけど、みんなが短く簡単な言葉で話してくれれば、もっとたくさんおしゃべりできますよ」
というアドバイスを、子どもたちは真剣な表情で聞いていました。

Yさんは、教室での発表のときだけでなく、その準備のときから熱心にサポートしていたようです。

「外国籍の子どもサポーター」は、今年度これまで14校に派遣しています。具体的なサポート内容は、学校やその子の状況によって異なりますが、Yさんのように、サポーターが子どもたちにとって大きな支えとなっていることは、どの場合も共通していると思います。

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(O.T.)
 

宮城県警お墨付き!?のかわら版

 先日ご紹介した「MIA多言語かわら版vol.35」ですが、内容は宮城県警察本部で作成したリーフレットを参考にさせていただき、原稿のチェックもお願いしました。完成したかわら版をお送りしたところ、県警通訳センターの担当者の方から、今回のかわら版を県内の警察署に2部ずつ設置したいという嬉しいご連絡をいただきました。外国人の方が相談に訪れた場合は、このかわら版を利用してアドバイスをしたり相談に乗ったりするそうです。 

 かわら版のテーマを決める際には月に一度行われる課内ミーティングや担当者間でも話し合いをしますが、だいたいは課内で何気なく話している中から "今、在住外国人のみなさんはこんな情報を欲しがっているのでは?" "この情報は役立つかも!" というものを選んでいます。

 テーマが決まったら、内容に沿った資料やパンフレットなどをもとに日本語原稿を書きます。それから、その方面のプロフェッショナルの方にお願いし原稿チェックを行っていただきます。原稿を書くときは、あまり翻訳のことまで気にしないようにしていますが、日本語の言い回しはほかの言語に比べちょっとまわりくどいことが多く、翻訳の段階になってから翻訳者のみなさんを悩ませることになります。

 今回は日本独特の!?とも言える犯罪に、外国人の方々もいつも以上に翻訳に骨が折れたそうです。「MIA多言語かわら版」は県内の市町村の外国人登録窓口や日本語教室、外国人留学生が学ぶ教育機関などに設置されています。もちろんMIAの事務所にも設置されていますし、ホームページからもダウンロード可能です。

(ちぎぃ)

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宮城県のJ・F

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 先週某日、J・F・モリス氏にMIAにお越しいただきました。倶楽部MIA60号(2012年3月末日発行)の取材のためです。間もなく震災から1年の節目を迎えますが、震災と「外国人」県民について総括をお願いしました。

 モリス先生は宮城学院女子大学の教授で専門は日本史ですが、宮城県の多文化共生について様々な立場で活動されており、私たちの事業にも多大なご協力をいただいてきました。そんなモリス先生の幼少のみぎりから話は始まり、留学を経て、今に至るストーリーや本題の震災が私たちにもたらしたことなどなど、2時間半以上ノンストップの「モリス節」でした。

 そんなモリス先生のご趣味は、楽器演奏でバッソン(フランス式のファゴットに非常によく似た楽器です、のだめカンタービレにもちょっと関連するエピソードが出てました)を週末に愛好されているとか。そちらにも興味津々です。

 というわけで倶楽部MIA60号に、乞うご期待。

とーます

夜のラミネート工場

時間外の資料室からMIAのキャンディーズ(?古いですね)たちの声が聞こえてきます。

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明日に迫った「国際協力セミナーin東松島」の準備に追われているところです。

iphoneからBGMを流してテンションを上げながら、会場内に掲示するたくさんの写真をせっせとラミネート加工しています。

国際協力に関する理解を深めてもらうために、毎年JICA東北との共催で開催してきたこのセミナー。

今年度は東松島市の仮設住宅にて、「子育て」をテーマとして、ネパールの支援をしている保育士さんの講演、母国である中国・内モンゴル自治区の教育支援活動に励む一方、自身も子育て中のイリナさんのコンサート、などの内容で実施します。

震災前とは異なる厳しい環境の中で子育てをしているお母さんたちにも、楽しいひと時を過ごしていただければ、と考えています。

MIAにあるラミネート機は、どうやらスピード感がいま一つのようで、全ての加工が終わるまで、もう少し時間がかかる模様。

夜のラミネート工場の終業時間は何時頃になるのでしょうか。

(O.T.)

 

昨年度から市町村の国際交流協会との共催で、イギリス人国際交流員(CIR)を講師として派遣する「本当はおいしいイギリス料理教室」を行っております。

 

事業名が「本当に」ではなく「本当は」になっている理由は、講師曰く、「日本人はイギリス料理がおいしくないと思っているから、それを覆したい!」とのことです。彼は真剣です。

 

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昨年度は岩出山、亘理、若柳の3ヶ所で開催し、今年度は松島と利府で開催しました。今までフィッシュアンドチップス、ビーフシチュー、手作りパンなどを各地域の皆様と共に楽しく調理をしてきました。同時に、ハラハラさせられる想定外の(しかし心温まる)珍事に遭遇することも多々あります。

 

「ローストディナ―」と呼ばれる、丸鶏、牛肉ブロック、じゃがいもなどをオーブンで焼き、茹で野菜を添える料理を調理した時のこと。調理室には7台も電子レンジ・オーブンがあり、参加者30名分の丸鶏3羽と牛ブロック2キロはちゃんと調理できるだろうと安心していた矢先、その7台をフル稼働させていたところ、「プツッ」という音と共にブレーカーが落ち、一時調理中断となりました。ハラハラしながら皆でオーブンを会議室や研修室などに分散し、やっとのことで電力を確保しました。イギリスではほとんどの家庭にガスオーブンがあり、よく使用されるとのことですが、日本ではたまに電子レンジのオーブン機能を使用する程度だと思います。このギャップがこの想定外の珍事を生みだしましたが、参加者の方々は黄金色に焼けた丸鶏や、普段家庭では調理しないほど大きなローストビーフを堪能されていました。

 

 

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フィッシュアンドチップスの衣作りには香りのいいビールが欠かせないそうなのですが、参加者の方々の中には、衣用のビールを調理前に飲みほしてしまった方や、フィッシュアンドチップスに使用した鱈の粗身を「もったいないから!」と、持参されたねぎと大根で「即興あら汁」を作って下さった方もいらっしゃいました。また、お米、牛乳、砂糖、バニラビーンズを使用して作るライスプディングを「デザート」だと思えず、みじん切りにした野菜を加えてローストビーフと一緒に食されていた方もいらっしゃったようです。その気持ち、分かります★

 

 

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派遣講師も各地域の方々とこのように有意義な時間を過ごすことができ、そして微笑ましい体験を通して触れ合うことができ、本当に嬉しかったようです。次は2月26日(日)に七ヶ浜での開催を予定しております!

 

 

<ずんだ>

 昨日、今年度4回目の本吉ツアーを無事終えてきました。


 当協会の国際理解教育支援事業は、外国人講師を地域の小中学校などに派遣し、 世界を知り、日本を再認識するひとつのきっかけとしてご利用いただいています。本吉町国際交流協会(会長山内義夫氏)は旧本吉町(現気仙沼市本吉地区)の 時代から旧町内の各小中学校にこのプログラムを積極的にご紹介いただき、実施をしてまいりました。昨年の震災でこれまで交通手段として利用していたJR気 仙沼線の復旧のめどが立たず、今年度の開催は一時危ぶまれましたが、当協会にお寄せいただいた日本各所からの義援金を利用してレンタカーを借り上げ、当協 会職員(運転手は私)が外国人講師を本吉までダイレクトに送ることで開催にこぎつけました。


 昨日の第4回目はこれまで3回とはちょっと 違って内陸部に位置する学校でしたので、津波の爪痕などが見えませんでしたが、その代わりに?インフルエンザが猛威を振るっており、全校児童33人(なん て素敵な小規模校)の3分の一にあたる11人がお休みでした。その点はちょっと残念でしたが、22人の児童のマスクの中から聞こえてくる声は元気そのもので派遣した 4人の講師と楽しい時間を過ごしました。

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 小学校で給食をいただいた後、午後は同じ地区にある幼稚園に伺いました。ここ は全園児が11人(年少から年長まで3学年でです)。2人が風邪でお休みでしたが、9人の園児は元気いっぱい。講師の自己紹介のあとで、なにせ9人しかい ないということで園児にも一人ひとり自己紹介してもらいました。すると一人目のお子さんが、

「◆◆やのそうた(仮名)です」

と 言うので、外国人講師はもちろんことMIAスタッフも???の状態になりました。園長先生がそんな様子を察知して、「◆◆や」は屋号で、この地域では今で も屋号を名乗るのだと教えてくださいました。外国人講師には「屋号」がいかなるものかあまりうまく理解できていなかったようなので、「家についている名前 のようなものだ」と解説しましたが、これで合っていたのでしょうか?


 続いて、年少の3歳の女の子が、

「たばこやのえり(仮名)です」

というものだから、一同笑いをこらえきれず。だって、3歳の可愛らしい女の子の家が「たばこや」って・・・


こんなこともあり、その後の交流がとても和やかにそして大盛り上がりだったのは言うまでもありません。

馬籠幼.jpg


 外国人講師派遣は地域の国際化を目指す事業ではありますが、実は私たち日本人も含めた日本理解をもときに促します。「たばこや」さん、ありがとう!



とーます



Cultures United in MIYAGI

宮城県主催の多文化共生を考えるイベント「Cultures United in Miyagi - 多文化共生と国際化社会を考える -」が2月17日(金)にせんだいメディアテークにて開催されます。

過日ブログデビューした、ルークハップル率いる外国語指導助手(ALT)たちのバンドによるオープニングアクト、MIAの課長のコーディネートによる海外出身者からの震災体験のお話、ダニエル・カールさんと渡辺真理さんのトークセッション、MONKEY MAJIKからのビデオメッセージという内容です。

MIAも会場内にブース出展をすることになっています。

入場無料となっていますので、お時間のある方はぜひお立ち寄りください。

詳しくはチラシをご覧ください(下の画像をクリックすると、PDFファイルが開きます)

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(O.T.)

 

幼き画伯

廊下から聞こえてきたアンパンマンのテーマ曲のメロディー。
声のする方向に目を向けると、お母さんと小さな女の子が横切っていくのが見えます。

日本語講座の受講生の誰かがお子さんを連れてきたのかな、と思ったら、さにあらず。

韓国出身の方が、何か自分にできることがないかということで、MIAの事務所をお子さんとともに訪ねてくれたのです。

日本語も大変流暢だったので、「外国籍の子どもサポーター」「国際理解教育支援事業」に登録をお願いすることに。

登録制度について説明をしている間、お子さんのAちゃんを退屈させてしまわぬよう、ホワイトボードマーカーを持ってきて、お絵かきをしながら待っててもらうことにしました。

普段使ったことのないマーカーが小さな絵心を刺激したのか、紙に机に壁にと、お絵かきの手が止まりません。

で、できた作品がこれです。

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Aちゃん曰く、この中には「おじいちゃん、おばあちゃん」が描かれているのだそうです。
印象派?抽象派?超現実派?

Aちゃんのように、小さいお子さんたちも時折MIAに来てくれます。
いつもいつもホワイトボードマーカーと裏紙だけでは味気ないので、お絵かき用のボードやおもちゃなど、MIAの事務所にもお子さん向けのグッズを揃えておく必要がありそうです。

(O.T.)


 

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