2012年1月アーカイブ

モンゴルより寒い教室!?

今日は日本語夜間講座の日です。

このブログでも何度か同じ愚痴を言っていますが、MIAの事務所が入っている合同庁舎は、夕方には暖房が止まってしまいます。

雪の舞う極寒の本日も例外ではなく、夕方5時過ぎには律儀にスイッチオフとなり、日本語夜間講座の参加者のみなさんには、家庭用の小さなヒーターでしのいでもらわなければなりません。

今日、教室に一番乗りで来たのは、モンゴル出身のEさん。
ダウンジャケットにマフラー、手袋と、防寒対策ばっちりのいでたちです。

比較にならないだろうと思いつつ、母国と仙台の冬の寒さについて尋ねたところ、
「部屋の中は仙台のほうが寒いです。モンゴルは部屋の中はいつでも暖かいですよ。この教室もモンゴルより寒い・・・」
とのことでした。

モンゴルは外の寒さが尋常ではないので、室内はばっちり暖房を効かせているのだそうです。

・・・冬のモンゴルより寒い教室。

文字にしてみると、なんだか、それだけで寒さが5割増しぐらいに感じられます。

実際には、昼間の暖房の名残と小さなヒーター、そして受講者・先生の熱気のおかげで、震えあがるほどでもないのですが、モンゴル出身者にお墨付きを頂いた「冬のモンゴルより寒い教室」で、みなさんは今日も日本語の勉強に励んでいます。

 

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(O.T.)

 

課内制手工業

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 もうすぐ2月ともなれば、年度末、来年度に向けての仕事が徐々に動き出しますが、今日のMIA図書資料室はまさにそんな賑わい。各種資料などの発送作業にスタッフがてんやわんやでございます。

とーます

突如、ぎょぎょっとするタイトルですが、これは今号の『MIA多言語かわら版』のテーマです。前号の『防犯』に続き、女性に特に気を付けて欲しい犯罪被害について取りあげています。

 

今回もいつものように出来あがった日本語原稿の翻訳をそれぞれの言語の担当者にお願いしたところ、なんだかちょっと様子が違います。いつもはスラスラと翻訳してくださる翻訳者の皆さんなのですが・・・

ポルトガル語担当のVさんからは、「ブラジルでは〈ちかん〉なんてあまり聞いたことがないし、そんな人がいたら自分や周りの人と一緒に撃退するよ。〈下着泥棒〉なんてそもそも存在しない!!」ときっぱり言われてしまいました。

そんな訳で〈ちかん〉〈下着泥棒〉に当てはまる言葉が無いため、どうしても翻訳が説明的で長くなってしまい、簡潔な表現に困っているとのことでした。

中国語担当のKさんからは、「〈ちかん〉を〈流氓〉と訳したけれど、〈流氓〉には〈ならずもの〉〈チンピラ〉という意味も含まれて、〈ちかん〉だけを指す言葉はないんだよね。」とのことでした。また、〈不自然なところにあるカメラ・・・・・〉の〈不自然〉は、中国語では〈人工的につくられた〉という意味としてよく使われるので、しっくりくる翻訳に苦労したそうです。

さらに、国によって洗濯物は乾燥機で乾かすのが一般的なところや、黄砂などを防ぐためベランダ部分もサッシになっているところなどがあり、そもそも下着泥棒が不可能なところもあるそうです。

 

このようにお国柄や文化の違いによっても犯罪の種類は異なり、防犯に対する意識にも違いがあるようです。

 

いつもはイラストを入れてもだいたい8ページに収まる原稿が、今回はなんと10ページを超えてしまいました。8ページ内に収めるため、ちょっとぎゅうぎゅうになってしまいましたが、これを読んで在住外国人の皆さんに日本でも気を抜かず防犯意識を高めていただければと思います。

(ちぎぃ)

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2年半ぶりの再会

今日のMIA事務所の午前中は、あまり電話も鳴らず、人も少なめ。

静かに仕事に取りかかっていると、事務所にふらりと見覚えのある顔が現れました。

なんと2年半前に臨時職員として一緒に働いていたIさんが何の前触れもなくやってきたのです!!

MIAで働いたことがきっかけとなり中国に興味を持ったIさんは、現在、上海にある同済大学の4年生だそうです。

「他にどんな国の留学生がいるの?」と尋ねたところ、カザフスタン、アフリカ、北朝鮮などからの留学生たちと机を並べているとのこと。

やはりインターナショナル。

 

大学を卒業した後は、上海で就職をしたいと笑顔で話してくれたIさん。

中国語も堪能になって、今後ますますの活躍を期待しています。

(ちぎぃ)

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皆さま、こんにちは!

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「Watching! MIA」をご覧になっている皆さま、こんにちは!私はルークハップルと申します。

2年前の8月に仙台にきて以来、MIAと宮城県庁で国際交流員(CIR)として出勤しています。

一般イギリス人に聞いても困った顔をして「どこ!?」と答えるというチャンドラスフォードから来ました。

もっと詳しく言えば南イギリスのサウスアンプトン市の近くにあります。趣味は料理、読書、ギターと旅行です。

食べることも大好きで、何かおいしいところが知っていれば、ぜひ教えてください!

(LDKH)

相撲は裸でするもの?

今日は今年最初の「日本語おしゃべりひろば」の日でした。

テーマは「スポーツ」。自分が好きなスポーツ、やってみたいスポーツなどについて、おしゃべりが弾みました。

グループでの活動が終わって、コーディネーターの方が、中国出身のMくんに、ボランティアのKさんとどんな話をしたか聞いたところ、こんな報告をしてくれました。

「すもうの話がおもしろかったです。Kさんは、子どものとき、すもうをしました。日本では、小学生もすもうをすると聞いて、びっくりしました。小学生も、あんなに大きいの?(それに比べたら)僕は幼稚園(笑)」

その前にMくんとKさんのおしゃべりにまぜてもらったときに、私が
「子どものころ、遊びですもうをしました。冬にすもうをすると、暖かくなります」と言ったところ、
「え?うそでしょ!?冬に裸になったら寒いでしょう?」という返事がMくんから返ってきました。

どうやら、Mくんにとって、
「すもう」=「テレビで見るような、巨体の力士が裸でやるもの」
という本格的なもののイメージしかなかったようで、日本では子どももやることがあると聞いて、ちょっとびっくりしたようなのです。

私から「本当のすもうは、服をぬぎます。でも、遊びのときは、服をぬぎません。」と説明したら、「あ、そう。良かった」と納得してくれた模様(笑)。

Mくんは、日本に来てからまだ半年ほどしか経っていないのですが、MIAの日本語講座や「おしゃべりひろば」に積極的に参加してくれ、ぐんぐん日本語が上手になっています。

日本の漫画で覚えたという、非常に口語的な言い回しをして周囲をちょっとびっくりさせることもありますが、率先して発言してくれるので、「おしゃべりひろば」でも良いムードメーカーになっています。

今日は最後に参加者全員で「腕ずもう」の勝ち抜き戦をしたのですが、Mくんが見事一位となり、コーディネーターが用意してくれた優勝商品のオレンジを手にして嬉しそうにしていました。

Mくん、また来週も来てくださいね。

 

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(O.T.)


 

先週の金曜日は、「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス」の打合せでした。

今年度は、10月に例年通り仙台市内で開催したのですが、ぜひ他地域でも、ということになり、3月に石巻市内で「ミニ・進路ガイダンス」を開催する予定となっています。

この進路ガイダンス実行員会には、ボランティアグループ、教員、研究者、個人、国際交流協会など、さまざまな立場の人たちが参画しているのですが、その出身国も多様です。

今回の打合せに参加したメンバーの出身国は、中国、フランス、アルゼンチン、そして日本でした。

毎回、さまざまな立場、考えの人が参加することで、時には議論に時間を要することがあっても、いろいろな視点から問題提起や意見交換が行われ、結果的に、細かな配慮がなされた事業実施につながっていると思います。

日頃、自分の担当業務に取り組む時は、ああでもないこうでもないと、どうしても一人頭の中で考えることが多くなりがちです。

この進路ガイダンスのミーティングはその対極にあるもので、私にとっては、いろいろな人の意見を聞くことの大切さを改めて教えてくれる時間でもあります。


 

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10月に開催された進路ガイダンスの様子

 

(O.T.)

 

MIAファイルができました!!

 

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MIAの事業が一目でわかる情報ファイルができました。

MIAってなに?どんなことをしてるの?参加できる活動は?

そんな疑問に答えるファイルです。

 

事業以外にも宮城県で暮らす外国人の状況や地域の日本語講座の情報が載っています。

相談室に置いてありますので、MIAにお越しの際はぜひご覧ください。

(院汰)

 

日中句読点比較

 現在、隔月発行の「MIA多言語かわら版」の2月号、最終校正段階です。英語の担当者から、こんな質問がありました。

「中国語の文章の中には『,』と『、』が両方あるけれど、これでいいのだろうか?」

ごもっともな疑問ですが、これでいいのです。と、今回はちょっとだけ中国語の薀蓄です。


 日本語の読点は「、」これ一つですが、中国は「,」と「、」を使い分けます。通常の読点にあたるものは「,」を使い、「、」は並列の場合にのみ使います。ですから、

例文1
日本語)私は大阪と京都と奈良に行きたい。
中国語)我想去大阪、京都和奈良。
※英語のandは中国語では「和」です。3つ以上の並列の場合は「A、B和C」のように書きます。

例文2
日本語)彼が行かないなら、私も行きません。
中国語)他不去,我也不去。


 ちなみに、句点は中国語も「。」で全く同じです。


 そういえば、中国語で作文する場合、段落の変わり目は2マス分(文字2個分)空けて書き始めます。こんなことさえも違うと知って衝撃を受けたのは、今からかれこれ10数年前の留学中のこと。


らららー


とーます


追記)こうやって日本語と中国語を並べてみると、、「・・・したい」は「想」で、「行く」は「去」で、「彼」は「他」で、「私」は「我」で・・・と、漢字の扱いが似て非なるものということがよく分かりますね。

大忙しの水曜日

毎週水曜日は、タガログ語のM相談員の勤務日です。

今日のM相談員の午後は大忙しでした。

まずは、テレビ局からの取材。

震災時、自ら被災しながらもフィリピン人の支援を行ったM相談員へのインタビューです。

次は、宮城教育大学の学生が事務所を訪れました。

被災した外国人に直接話を伺いたいという3名の学生さんに

震災直後の生々しい様子を語るM相談員。

被災者ではない3人はどんな風に受け止めたのでしょうか。

そして、学生さんと入れ替わりにやってきた相談者への対応をしていると、

今度はフィリピンのテレビ局から取材依頼の電話が!!!

本当にあわただしい水曜日の午後でした。

(ちぎぃ)

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漢字の教科書作りはイイ感じ?

MIAの事務所の隣には、日本語教材などが設置された図書資料室があり、「日本語サポーター」の活動場所などとして活用してもらっています。

今日の午後、その資料室から、ひときわ賑やかな声が聞こえてきました。

ちょっと覗いてみると、MIAの日本語講座や他の講座の先生方が、漢字学習用の新しいテキスト作りの打合せをしているところでした。

このテキストは、地域に暮らす外国人向けに作られているもので、MIAの日本語講座の漢字クラスでも既にその一部が使われています。

完成までもう間もなくというところまで来ているそうで、今日は、各課の練習問題や「一口メモ」の内容を検討しているところでした。

教材開発のためのミーティングというと、堅苦しい雰囲気のなかで難しい話をアレコレしている場面を思い浮かべてしまいますが、このプロジェクトの場合は全く逆。

いつでも和気藹々と進められ、皆さんとても楽しそうです。(もちろん我々の見えないところで大変な苦労もされているのだと思いますが。)

このように明るいムードの中で作られた教科書は、きっと使っても楽しいものになるはずです。

我々も完成するのを楽しみにしています。

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(O.T.)

 

牡丹雪がふわふわと舞い降る中、「みやぎの国際活動団体 DIRECTORY 2012」が、本日納品されました。

※「みやぎの国際活動団体 DIRECTORY 2012」とは県内の国際活動に携わる団体等の概要を紹介し、団体間のネットワーク化と情報発信を支援するために作成し毎年発行している名鑑です。

編集作業では、ご活躍されている二百数十団体様と連絡を取りながら、情報を頂戴し、
団体様の素晴らしい活動内容の記載に誤植があってはならないと、ずんだリーダーとともに日々編集作業に勤しみました。
熱い思いが織り込まれておりこまれた一冊となりました!
各団体様、お忙しい中ご協力下さり、本当にありがとうございました。

手に取ると、舞い上がる気持ちをクールダウンするかのように、DIRECTORYは外気を含みひんやりとしておりました。

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素敵な若葉色です。
若葉が萌える季節が恋しい気候がまだまだつづきます。今朝、ふわふわしていた雪は、今は吹雪に代わったようです!

来週、掲載団体様へ発送する作業に入ります。お手元に届くまで、今しばらくお待ちくださいませ。

また、掲載団体様以外でもご希望があれば、送料はご負担いただきますが、お送りできますのでご連絡ください。直接事務所にお越しいただいてもお渡しできます。

MIAのHP上の情報も更新のため、只今DIRECTORYのデータをPDFに変換中です!

(y.k)

三連休明けの今日から、MIA日本語講座(特別コース)が始まりました。

春コース、秋コースを受講した方々の復習コースなので、受講生はお互い既に顔見知りとなっている人が多く、先生方も交えて、日本語やそれぞれの母語で新年の挨拶をしている姿が大変微笑ましかったです。

そして、初級1のクラスの人たちは、今日の授業担当のSさんに引率されて、MIA事務室まで挨拶に来てくれました。

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」

こちらこそ、よろしくお願いします。
省エネ対策で、教室はちょっと寒いかもしれませんが、今年も頑張りましょう。

 

(O.T.)

これ、何か分かりますか?チーズ?石鹸?チョーク??

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いいえ、これはトルコの痛み止めのお薬です。「セデス」や「バファリン」といったところでしょうか。

保健・医療は、国籍を問わず私たちひとりひとりの生活に欠かせないものですが、ニューカマーの方々にとっては不安が付き纏う分野だと思います。虫さされの塗り薬を歯磨き粉だと思い込んで購入された方や、紹介状なしで総合病院に足を運び、受付をしてもらえなかったなど、ご苦労をされているようです。

そこで、MIAでは今年度で3回目となる「ニューカマーのための保健・医療説明会」を11月29日に開催いたしました。宮城県保健福祉課部健康推進課の方と、仙台市内の多文化共生医療相談室で医師としてご活躍されいるフランス出身の方お二人を講師としてお迎えし、定期健康診断などの保健サービスの受け方や新型インフルエンザの予防、そして病院のかかり方についてご講話いただきました。

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7カ国約20名の方が参加され、健康保険証の利用法や乳がん検診について、そしてお子様の予防接種に関してなど、宮城県在住の生活者としての質問が多かったです。講師の方々も分かりやすく説明をしてくださり、フランス人講師は、ご自分が「ニューカマー」だった頃の体験や苦労したことなどもお話ししてくださいました。現在医師としてご活躍されている姿は、参加者にとっても希望になったのではないかと思います。

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今年度最後のニューカマー事業は、「仕事について学ぶ会」を2月に予定しております。

(ずんだ♪)

 2012年になりました。MIAは1月4日から始動しました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 仕事始めの本日、私たちの事務所はとっても寒いです。年末から1週間ほど全く人気がなかったためにコンクリートの建物がすっかり冷え切ってしまっています。午後になり、ようやく少し暖かくなってきましたが、午前中はみんな手を擦り合わせながら仕事をしていました。まだ明けたばかりですので、電話も少なく、落ち着いた幕開けとなっています。

 さて、そんなMIAですが、来週にはまたにぎやかになるかと思われます。来週火曜日(1月10日)からMIA日本語講座特別コースが開講します。「春コース」「秋コース」で初級1・2、漢字1・2を学習された方々のいわば復習クラスです。日程の詳細は以下、HPにてご確認ください(英語、中国語、ハングルのチラシもあります)。まだまだ受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

MIA日本語講座特別コースについて
http://mia-miyagi.jp/frommia.html#nihongo


とーます(今日はオチなし)
 災害時通訳ボランティアに登録して数年、ないにこしたことはありませんが実際に活動する機会はありませんでした。今回の震災直後は電気水道が止まりガソリンもなく、要請があっても動けない状態が2、3週間続きました。震災に関係ない理由でですが年内に他県へ引っ越すことになり、最後に災害時通訳ボランティアとして人の役にたてた事は自分としてもうれしいです。今回アメリカの小学生からの励ましのメッセージに触れ、改めて当事者被災県民以外の多くの人が気にかけてくれている事を実感し、心が少し軽くなる思いです。避難所や仮設住宅で生活されている方々はまだ落ち着かない日々をお過ごしでしょうが、日々の生活に小さな楽しみを探しながら、元の生活に戻れるまで何とかやり過ごしていけるよう願っています。

宮城県災害時通訳ボランティア 浅野美紀

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