2011年12月アーカイブ

いつもと違う日本語夜間講座でした

先週の日本語夜間講座の初級2クラスでは、「ビジターセッション」が行われました。

「ビジターセッション」とは、一般の日本人の方にクラスに参加してもらい、学習者が講師以外の人と話をすることで、日本語のコミュニケーション能力を高めたり、日本文化についての理解を深めたりすることを目的としています。

大変寒い中での実施にも関わらず(MIAの事務所が入っている合同庁舎は、午後5時15分には暖房が止まるのです!)、5名のボランティアの方が集まってくださいました。

「冬休みの予定」というテーマでお話をしてもらったのですが、教室にお邪魔して様子を見た時には、どのグループも大変盛り上がっていました。ボランティアの方々が写真などを持ってきていたのも、楽しく会話をするのにとても役立っていたようです。

日本語でたくさん話せたことに満足したのか、学習者からは「またやってほしい!」という感想が聞かれた、と講師のHさんから報告がありました。

また、参加したボランティアの方からも「普段出会う機会のない国の方と話せていい経験になりました」「学習者と話すことを素で楽しんでしまいました」という感想が寄せられました。

ご協力いただいた皆さん、夜遅くまでご協力ありがとうございました。


visitorsession.JPG

(O.T.)

 

日米トモダチコンサート開催報告

 先週、12月20日に「日米トモダチコンサート」が無事終了しました。年末のこの時期、さらに雪が舞っている微妙な天候ともあって来場者数はちょっと少なめでしたが、アットホームな良いコンサートになりました。

岩沼市長とテイラー領事.jpg

公務でご多忙のところ、公演中はどうしてもほかの案件があって難しいとのことでしたが、開演前に岩沼市長井口様がわざわざお見えになり、テイラー領事とあいさつをされていました。

テイラー領事プレゼンテーション.jpg

テイラー領事はトモダチ作戦のことというより、ご自身の3.11についてときに涙ぐみながらプレゼンテーションをなさっているのがたいへん印象的でした。来場されたみなさまも静まり返ってお聞きになっていました。

リグラーさん.jpg

続いては、リグラーさんのフルートコンサート。リグラーさんはフルート奏者でもあり、作曲者でもあります。バッハ、テレマン、ドビュッシーといったクラシック音楽から、私のお気に入りやHave yourself a merry little christmasといったポピュラーまでフルート一本で巧みな演奏を披露されました。フルートを演奏しながらスキャットをフルートの管の中に響かせる奏法はたいへんユニークでしたし、後半は会場のみなさんにも手拍子をしていただいたりと協力していただき会場も盛り上がりました。そして、アンコールはリグラーさんの即興演奏。リグラーさん自ら作曲した曲をベースにした即興の演奏は、息もつかせぬテクニックに我々はただただ圧倒されました。

 ご来場いただきましたみなさん、会場を盛り上げるためにアメリカから届いた応援横断幕をお貸しいただきました大崎市古川国際交流協会、そしてこのコンサートの企画をご提案いただき、共催をしました在札幌米国総領事館にこの場を借りて御礼申し上げます。


とーます

相談員2名と大学にお邪魔しました

先々週、先週と、宮城教育大学で3年生25名ほどを対象に、お話をする機会をいただきました。

2回目は、「東日本大震災と外国人」というテーマで、まずMIAの震災後の取り組みを紹介した後、MIAのなかに設置されている「みやぎ外国人相談センター」の相談員2名に、それぞれの震災体験やその後の支援活動について話してもらいました。

地震が起きているその瞬間に、揺れが収まるのを待ちながら「ボランティア活動をする時が来た」と思い、その後、子どもたちを中国に帰して自らは被災者支援に力を尽くし、「自分には日本と中国の懸け橋になる役割があると思う。これからもそれを意識していきたい」と語ったK相談員。

津波で自宅を流失しながら、昼となく夜となく同国人からの電話相談に応じたことを紹介し、また「地域の人たちとの平穏な暮らしが失われたことがつらい。人と人とのつながりを大切にしてください」と涙を浮かべながら語ったS相談員。

学生たちが被災した外国人やその支援にあたった人の話を聞くのは、初めてのことだったのではないかと思います。二人の話を、おそらくは教員志望だと思われる皆さんは、それぞれの感性で受け止めてくれたようです。

グループごとの話し合いのなかで出てきた感想をいくつかご紹介します。
・自分よりも周りのことを考える精神がすごい。他国で暮らしているからこそ、周りの人に気を配ることができるのだろうか。
・日々の交流・人と人とのつながりが最も重要。
・一番の障害である言葉の面で支援できる方がいるのは心強い。
・二人とも日本の人ではないのにすぐ動けることに感動した。自分は何をしていたのか。

正直に言いますと、学生たちの前に立つまでは、我々の話など身を入れて聞いてくれないのではないかな、と勝手に想像していたのですが(皆さんスイマセン)、実際は、1回目も2回目も、用意した活動にも積極的に参加してくれましたし、話も熱心に聞いてくれ、こちらが姿勢を正す思いでした。
 
2回だけの出講でしたが、学生の皆さんに何かを伝えることが出来たのであれば嬉しいです。

 

P1120172_2.JPG

(O.T.)

 

 

今回の大変重要なミッションに参加でき、光栄です。

英語に出会ってから数十年たちますが、今回初めて

『英語という言語の持つパワー』のすごさに圧倒されました。

まだ幼い78歳のお子さんのからのお手紙なのに

訳している自分自身も、本当に勇気づけられたというか、勇気と元気をもらいました。

心から『ありがとう』といいたいです。

貴重な体験をさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

MIA外国人支援通訳サポーター・宮城県災害時通訳ボランティア 平美紀

明日に迫りました

在札幌米国総領事館との共催で実施する、東日本大震災復興支援事業「日米トモダチコンサート」がいよいよ明日に迫りました。

講演で使用するプレゼン用データも届き、MIA企画事業課の「課内制手工業」による、当日配布のプログラムも、ステージ上に掲げる看板もすっかり完成して、あとは開場を待つばかりとなり・・・・・いえ、その前に会場設営がありました。

 

他所では聞けない、米国領事による「トモダチ作戦」の報告、クリスマスにぴったりのフルート・コンサートという二部構成になっています。

会場は、定禅寺通り沿いにある141ビル内の「エル・パーク仙台」ですので、コンサート前後に「SENDAI光のページェント」をご覧になる、というのもいいかもしれません。

皆様のご来場をお待ちしております。

 

※詳しくはチラシをご覧ください(下の画像をクリックすると、PDFファイルが開きます)

tomocon.gif  

(O.T.) 

 

南三陸町での日本語ボランティア養成講座が終了しました。

最終回は、「おしゃべり」をすることによって日本語のコミュニケーション力を伸ばす方法を体験してもらいました。

市販の教材をご紹介するほか、講師のSさんによる手作りの教材も披露。

これがその一つです。
P1120095_2.JPG

日本地図をパズルのようにバラバラにしたものを、皆であれこれ言いながら並べ直してもらい(これが日本人でも意外と難しい!)、そこから、更にいろいろな「おしゃべり」に広げていきます。

今回ご紹介した方法のように、一人一人が「本当に話したいことを話す」ことを繰り返した方が、使える言葉を身に付ける近道なのだと思いますが、そのことを受講生の皆さんにもご理解いただいたようです。


養成講座は終了しましたが、この講座の目的は、震災前から中断していた町の日本語教室再開へとつなげることです。

町役場のUさんのお話によると、町の国際交流協会として、次年度から教室を開催したいとのことで、まずは年明けに養成講座受講生に集まっていただき、どのような教室にするか等、話し合いをすることとなりました。

そのUさん。
講座終了後に「無事に終わって良かったー」と、笑顔で安堵のため息をつかれました。実施前は、受講者が本当に集まるのか等、いろいろと心配をされていたそうです。

復興関係の業務で多忙を極めていて、「国際交流の仕事は10以上ある担当業務の一つ」だけど、「震災後のコミュニティづくりの一つとして、今この事業は必要だと思った。前任のMの願いを引き継ぎたい。」と、今回の養成講座実施に踏み切ってくれた思いを述べてくれました。

そんな頼もしいUさんと、もともとこの講座を南三陸で開きたいと提案してくれたKさん、そして、まだまだ大変な時期に、自分でも何かしたいと集まってくれた受講生の方々。皆さんが力を合わせれば、きっと良い日本語教室を作ることができると思います。


津波で甚大な被害を受けた南三陸町。
その町で、日本語教室の再開に向けて地域の方々が自主的に動き出し、今年度中にボランティアの養成講座が開講できたのは、私たちにとっては嬉しい「想定外」でした。
今回の講座実施に関われたことを感謝しつつ、そして、今後のサポートのあり方についてあれこれ思いを巡らしながら、すっかり暗くなった南三陸町を後にしました。

P1120027_2.JPG

「ゆめ多幸鎮 オクトパス君」再登場。

これは町の総合体育館に飾られているオブジェです。オリジナルサイズの文鎮をそのまま大きくしたのではないかと思えるほどの重さで、手で押してもビクともしませんでした。

(O.T.) 

 

まず、津波被害にあわれたことに対し心からお見舞い申し上げます。

何件か翻訳をした中に「この手紙を読んだことにより、あなた方に何か違いが生ずることを願う」という趣旨のものがありました。翻訳もそのような思いを持ちながら行いました。ただ、手紙の書き手が幼稚園生?から中学生までの年齢範囲におよび、その年齢の違いを考えた翻訳は私の能力ではとても出来ませんでしたので、特に子供が書き手であることを意識しない翻訳になってしまいました。もう一つprayという言葉の訳で、私達の使う「祈る」ということとはかなり違うことであると思い(たとえば毎日の集会の時間に祈りの言葉を声に出す等)、「お祈りをする」というような表現にしました。

宮城県災害時通訳ボランティア H.N

本日、DIRECTORY2012へ掲載するための最後の調査票が届きました。

DIRECTORYとは、県内の国際活動に携わる団体等の概要を紹介し、団体間のネットワーク化と情報発信を支援するために作成し毎年発行している冊子です。

本年度版は、2012年1月下旬の発行をめざしています。

今週末に印刷業者様へ引き渡すため、只今大急ぎで校正作業中です!


PC123932.JPG

やや髪を振り乱しぎみですが・・・

主な事業内容を拝見していますと、やはり震災後しばらくは支援活動に重きを置いた活動をされている団体様、被災されても「みやぎに根ざす地域の方々との交流を継続します!」と、宣言されている団体様、等、様々な団体様のご活躍がうかがえ、大変力強さを感じました。

各団体様、お忙しい中ご協力下さり、本当にありがとうございました。
掲載団体様へは、来年1月下旬から2月上旬にお手元へ届く予定です。
また、MIAのHP上にも新しい情報をアップする予定です。

(y.k)

アメリカみやげ

 と始めから誤解を招く書き方ですが、正確には在札幌アメリカ総領事館から届いた宅配物です。12月20日(火)日米トモダチコンサートで来場されたみなさまにお配りする各種グッズが段ボール2箱届きました。

アメリカみやげ.jpg

 文具や小冊子など。なかなかレアなグッズです。「トモダチ作戦」のプレゼンテーションを聴いて、フルートに癒され、米国総領事館のグッズのおみやげをお持ち帰りいただけます。

 ぜひおこしやす(何故京風?)。


とーます

皆様の熱心なご協力と、アメリカの人々の心遣いにとても心を打たれました。
メッセージを読んだすべての方がとても嬉しく喜ばれると思います。そして元気になったり励みになったり心が救われたりもすると思います。
今回のこういった作業は本当にすばらしいものだと思います。

また何か少しでも皆様のお役に立てることがありましたら参加させていただきたい気持ちでおります。

MIA外国籍の子どもサポーター 齋藤睦

アメリカの子供たちから寄せられたメッセージの(2011,March,15th)という日付を見て驚きました。その頃私達はライフラインの断たれた中で、震災の大きさや被害の正しい状況も分からずに家の片づけに追われていました。世界中でリアルタイムに日本の惨事が映像で伝えられていたのですね。そして、震災直後に私達に心のこもったメッセージを書いてくれていたんですね。どの手紙からも、日本の惨状を驚き悲しみながらも日本の復興を信じて祈っているという熱い思いが伝わってきました。中には、洪水で家族を亡くした経験があるという中学生からのメッセージもありました。その子の"私は生き残ったことで、以前よりも強くなった。""上手くいくと信じなければ!"という言葉がとても印象的で、経験した人の言葉だからこそ私達の心に響き説得力がありますね。このプロジェクトにかかわり、うまく翻訳できずに悩んだりもしましたが、それ以上に多くの事を学びました。そして、私もアメリカの子供たちからたくさんの感動や元気をもらった事を嬉しく思います。

外国籍の子どもサポーター、宮城県災害時通訳ボランティア(白石市 E.K.

理屈よりも・・・

今日は火曜日。
MIAの中に設置されている「みやぎ外国人相談センター」では、韓国語対応のH相談員の勤務日となっています。

午後に寄せられた電話相談は、韓国人男性からの、妻の仕事上のトラブルに関するものでした。

H相談員から一通りその相談内容を聞いた後、
「やっぱり奥さん本人から直接話を聞かないと詳しいことはわからないですよね。奥さん自身もいろいろ調べて既にどこかに相談しているかもしれないし・・・」
と述べたところ、
「そうですね。でも、これって韓国人男性特有の優しさかもしれないですね。」
との返事がH相談員から返ってきました。

 H相談員曰く、韓国人男性は、妻(または愛する女性)ために、とにかく何でもしてあげたい、と考える人が多いのだそうです。

今回の男性からの相談も、理屈よりも、そうした「妻のために何かできることをしたい」という止むに止まれぬ思いの表れだったのかもしれません。

相談を受ける場合、アレコレ理詰めで対応する前に、相談してきた人の気持ちに寄り添うことが求められることが多くあります。

しかし、これが時には難しい。

頭ではわかっていても、寄せられた相談にきちんと回答を示さなければと、どうしても理屈に走ってしまうことがあります。(もちろん理屈で対応すべき問題も多いわけですが。)

H相談員からの報告に対して、あまりにクールで通り一遍の意見を述べたことを少し反省しつつ、相談者にどのようなアドバイスをすべきなのか、H相談員と二人で頭を捻ったのでした。

 

PB093502_2 - コピー.JPG

(O.T.)

 

日米トモダチコンサート

 米軍「トモダチ作戦」の知られざる数々のエピソードをふりかえる講演と癒しのフルートコンサート「日米トモダチコンサート」を開催します。みなさんのご来場をお待ちしております。

■日時
2011年12月20日(火)
開演19:00 開場18:30

■場所
エルパーク仙台6F ギャラリーホール
仙台市青葉区一番町4-11-1 141ビル

■プログラム
第1部:講演「トモダチ作戦」をふりかえる
在札幌米国総領事館広報文化交流担当領事 ジョン・テイラー

第2部:日米文化交流親善大使コンサート
出演 ジェーン・リグラーさん(フルート)
演奏曲目(予定)
『アメージンググレイス』
ほか

入場無料
定員200名
※定員となり次第、入場をお断りさせていただきますので、お早めのご来場をお願い申し上げます。



チラシPDF

※当日は米国大使館からちょっとしたプレゼントもあります。お楽しみに。

子供達の手紙をよみながら、精一杯の子供達の励ましと願いは本当に純粋なものだと感じました。これらの言葉を裏切ることなく、個人では限度がありますから、国、県、市は早く義援金を配布し、再び仕事ができるように、普通のくらしができるように支援すべきです。

仙台ボランティア英語通訳ガイド グループGOZAIN 菅原美穂

octopus_kun.JPG

「ゆめ多幸鎮(たこちん) オクトパス君」です。
「日本語ボランティア養成講座」で南三陸町に行った際に入手しました。

もともと、南三陸町の特産品である蛸をキャラクター化して、「蛸=オクトパス」→「置くとパス」ということで合格祈願として人気を集めていました。

3.11の津波で工房、お店とも流失してまったのですが、有志の方々が工房を再開して復興のシンボルとして復活させたもので、売り上げの一部は被災地への支援金となるそうです。

ずんぐりムックリの愛らしい姿と、もともとの人気の由来となった、バイリンガルの(?)斬新なダジャレに心を奪われ、連れて帰ることにしました。

鉄製の「文鎮」なので、心して持たないと落っことしそうになるほどズッシリ重いオクトパス君。
私用で飛行機に乗る際、知人への土産にしようと手荷物に紛れ込ませたところ、X線でその姿を検出されてしまい、危険物かと疑われてしまいました(笑)。

もともと赤と金の2種類だったのが、どうやら最近は更にカラフルに展開している模様です。
MIAの職場でも、なかなか評判が良いようですので、興味のある方は、「南三陸復興ダコの会」のウェブサイトをご覧ください。
http://ms-octopus.jp/



P1120069_2.JPG

「日本語ボランティア養成講座」第三回の様子。
翌日には臨時議会を開くことになっていた、町役場仮庁舎の会議室をお借りしました。

 

(O.T.)


 

MIA多言語かわら版vol.34

12月に入りました!! 

師走初日も暖房が入らなかったMIAの事務所では、おのおの、ひざ掛けをかけたり、ミニ湯たんぽを使ったり、しょうが飴をなめたり・・・

防寒対策をとっています。

 

さて、MIA多言語かわら版vol.34が発行されました。

今回のテーマは「防犯」です。

宮城県警察本部にご協力をいただき、特に、外国人の方に気を付けてほしい内容を取り上げましたので、ぜひご一読ください。

日本語、中国語、ハングル、英語、ポルトガル語で読むことができます。

これから年末に向け、防犯意識を高め、楽しく安全にお過ごしください。

(ちぎぃ)

 

このアーカイブについて

このページには、2011年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年11月です。

次のアーカイブは2012年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。