安否確認はまだ続いています

 3.11東日本大震災を境目にして、私たちの仕事は一変しました(詳しくは倶楽部MIA55号同56号をご覧ください)。震災直後から怒涛のように押し寄せた外国人の安否確認の問い合わせを1件ずつ記録に書き留め、宮城県警にお送りし、安否に関する後続情報を待ちました。


 震災後、半年以上が過ぎましたが、いまだに行方不明の方がいらっしゃいます。多くの日本人の場合は、家族、親戚、職場、学校、病院、自治体などの何かしらの情報を辿って安否確認につながることもあるようなのです(これもたいへんな作業です)が、外国人の場合はそうした周辺情報がほぼ全くなく、安否確認を申し出てきた方のメールアドレスが唯一の手がかりだったりするケースもあります。


 先日、宮城県警の担当の方から、ある中国人の安否に関する追確認をしてほしいとの依頼がありました。3月20日に中国から届いた安否確認の一通のメールに記載されていたのは、名前と性別と年齢のみ。どこに住んでいたのか、何をしていたのか、それさえ分からなかったのですが、宮城県警が入国管理局の出国状況を確認し、どうもそれらしい人が3月某日に出国したという記録を見つけられたとのことでした。


 すぐさまメールを中国にお送りしました。「あなたから安否確認の依頼があった某某さんは3月×日に日本を出国されている記録がありますが、間違いないでしょうか?警察の記録上、まだ行方不明者のままになっています。何か情報がありましたら、お知らせください。」


 翌日、返事が返ってきました。「某某は無事帰国しています。みなさまの仕事振りや熱心な態度に敬意を表します、ありがとうございました。」


 先ほど、この内容を宮城県警にお伝えしました。これで、行方不明者のひとりの安全が公式に確認されたことになります。


 こうした確認作業がまだ続いています。


とーます

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このページは、MIAが2011年11月10日 09:13に書いたブログ記事です。

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