2011年9月アーカイブ

「防犯について学ぶ会」

9月27日(火)に、「ニューカマーのための生活適応支援プログラム」の一環として、
今年度第三弾となる「防犯について学ぶ会」を開催しました。
(ニューカマー事業についてはこちらを、また今年度実施済みのプログラムについて
こちらをご覧ください。)

今回は宮城県警の方々が、「是非防犯を!」とご提案してくださり、生活安全、防犯、
そして交通安全をテーマにご講話いただくことになりました。「防犯」や「警察」という
言葉にはどうしても一般的に「怖い」というイメージが付き纏うと思うのですが、それを
よそに、9カ国22名の方々が参加され、会場であるMIAの交流ラウンジは熱気に包まれました。
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毎回言語ごとのグループに分かれ、1グループ(約4名)に1名のMIA通訳サポータ―
さんがつきます。今回は英語・中国語・ハングルの各言語2グループに分かれました。 
英語グループといっても、参加者の国籍はタイ、インドネシア、モロッコ、メキシコ、
インド、ラオス、コートジボワールとさまざまです。

「震災後の犯罪情勢」、「空き巣」、「乗り物盗難」、「ひったくり」、
「近隣とのトラブル」など講話内容は多岐にわたり、特に女性は「ちかん対策」に熱心
に耳を傾けていました。県警の方の「男性と二人きりでエレベーターに乗らないでくだ
さい!」という呼びかけに、数名の女性参加者から「はい!」と威勢のいい返事が返
ってくるほどでした。

多言語化された10枚ほどの資料に、参加者の方々が講話内容を真剣に書き込む姿は、
「日本で生活していくぞ!」という心の表れのようにも感じました。実際に、当事業
の参加者は比較的に流動性の高い留学生よりも日本人の配偶者の方などが多いのです。
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そして最後に交通安全講話でトリを飾ったのは、5歳(?!)の「けんちゃん」でした。
ても恥ずかしがり屋さんだということで、参加者全員が「けんちゃ〜〜ん」と2回
呼んでやっとの登場でした(演出まで素敵なんです!)大事なお昼寝&おやつの時間返上
で、お目目をパチパチさせながら講話のお手伝いをしてくれました。腹話術の人形とはいえとて
も愛着が沸き、幼稚園帰りの男の子が遊びに来てくれた様でした。

標識の意味や、自転車の交通ルール、また「110」と「119」の違いを知らなかった
方も多く、とても勉強になったようです。けんちゃんありがとうございました!

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この場をお借りして県警の皆さま、そして通訳サポーターの皆さまにお礼申し上げます。
ご協力ありがとうございました!

・・・ちなみにこの方も応援に来てくださいました。
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(ずんだ♪)

MIAでは、日中、仕事等で時間が取れない方のため、夜の日本語講座を開いているのですが、先日、今年度の前期のコースが終わり、閉講式が行われました。

 

仕事や学校のあとでこちらに駆けつけ、夜6時半から勉強をするというのは、週一回のこととはいえ、しっかりした意志がないと続かないことだと思います。みなさん、お疲れ様でした。

 

今回の受講生は、日本語のレベルが高い方が多かったようです。

閉講式のときのスピーチも、「あれ、みなさんホントに初級?」と思わされるような、文法も語彙も構成もよく考えて作文された、見事なものが多かったです。

担当された講師の方も驚かれていました。

 

この夜の日本語講座は、一週間空けて、10月11日(火)から新学期が始まります。

まだまだ受講生募集中ですので、お知り合いの日本語学習希望の方にぜひお知らせください。

http://mia-miyagi.jp/frommia.html

※このページの下のほうに多言語のチラシ(PDF)へのリンクがあります。

 

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スピーチの一コマ。

写真を上手に使って、ご家族の紹介をしてくれました。

 

(O.T.) 

 

 8月にアメリカの副大統領バイデン氏が来日し、名取市の被災地を訪問したことがきっかけとなり、アメリカの小中学生らによるメッセージが名取市に寄せられました。


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 このようなメッセージがファイルにして8冊(ファイル1冊には100から200枚のメッセージが綴じられています、便箋に書かれた長文の手紙から小学校低学年の子たちによるお絵かき付きのメッセージまで心温まるメッセージの数々です)あり、名取市内の仮設住宅内にある集会所に設置されていました。ですが、それをご覧になった名取市民の方から「せっかくのメッセージをいただいたのに、英語で書かれているため意味の分からないところがあって残念です!」という声が上がっていました。そうした相談を名取市役所の職員の方から伺い(前ブログ参照)、今回の「作戦」を決行することになりました。


 当協会のMIA外国人支援通訳サポーター(「保健医療通訳サポーター」「生活相談通訳サポーター」「外国籍の子どもサポーター」「災害時通訳サポーター」)の英語登録者のみなさんにお声掛けして、MIAにお集まりいただきました。

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名取メッセージ2.jpg


 募集期間が短かったにもかかわらず、先週の「続!?トモダチ作戦」第1弾には実に13人ものボランティアの方々にご協力いただきました。午後3時間ほどの作業で約0.8冊分ぐらいのメッセージを翻訳していただきました。「生きた英語に触れられてよかった」「感動的なメッセージで私も勇気づけられた」といった感想を作業終了後にボランティアの方々からお伺いしました。ご協力いただいたみなさんにこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。


 さて、本日はこのような台風模様の天候ではありますが、午後から「続!?トモダチ作戦」第2弾を決行します。また、平日の昼間にMIAに来るのは難しいけれど、ぜひお手伝いしたいという声も聞かれましたので、メールを利用した在宅の翻訳ボランティアもお願いしていく予定です。多くのボランティアの方々の協力を得て、翻訳付きの米国からのメッセージを名取のみなさんに順次お届けしていきます。




とーます

 

残暑厳しく西日も厳しい事務所を脱出して、地域の日本語教室に伺いました。
地域の日本語教室のスタッフや自治体の方に直接お会いしお話を伺う大切な訪問です。

伺った地は沿岸部も含むため、復旧作業中であり、まだまだご不便な生活をされているご様子でした。
そのような中、日本語教室のスタッフをはじめ、自治体の方々も
地域にお住まいの学習者さんのために、ご尽力される姿に胸を打たれました。

震災とは関係なく、普段からどのようなお付き合いをされているかがうかがえました。

 

日教室巡回(亘理・山元) 016-2.jpg

震災後は、避難所を廻り、困っている事や、必要なものは何かなど、聞き取りにご尽力され
その要望にできる限りの支援をなさっておられました。

今までお会いした日本語教室のスタッフのみなさまが、本当に親身になって、学習者さんを
支援されているお姿に、あたたかさを感じました。

 

日教室巡回(亘理・山元) 045_2 .jpg

異国に暮らし、また地域に根差すというのは、この様な支援があるからできるのでしょうか。
直接顔の見える関係っていいですね。

 

そんな地域に密着しているタイ出身の奥様が営んでいるタイ料理屋さんでランチをとることになりました。


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私が頂いたのは タイ風焼きそば。(とメニューに書いてありましたが、食通のスタッフずんださんにきいたところパッタイというそうです。)砕いたピーナツがまろやかな味を演出していました。


タイのご家族が栽培している野菜を取り寄せているそうで、それがふんだんに使われている(たぶん「無農薬」とおっしゃっていたと思います。)レモンスープはまた格別です!

 

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奥様の人柄がともなって、やさしい味でした!

地域力を感じた訪問でした。

(Y.K.)

MIAでは、10月から始まる「MIA日本語おしゃべりひろば」の参加者を募集しています。


「MIA日本語おしゃべりひろば」は、外国人と日本人参加者(「MIA日本語サポーター」のみなさん)が、毎回あるテーマに沿った「おしゃべり(対話)」をすることにより、日本語のコミュニケーション能力を高めること、そして、参加者同士の相互理解を深めることを目的としています。

昨年度始めて開催したのですが、「買い物」「スポーツ」「おまつり」といった、毎回設定したテーマからいつの間にか逸れつつも、「おしゃべり」に花が咲くという場面もよく見られました。

多言語版のチラシはMIAウェブサイトの以下のページからダウンロードできますので、お知り合いの外国人の方にお知らせいただければ嬉しいです。

http://mia-miyagi.jp/pdf/h23oshaberi.pdf

 

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昨年度の「MIA日本語おしゃべりひろば」の様子

 

(O.T.)


 

震災から間もなく半年が経ちます。

MIAでは、先週から県内各地の日本語教室や行政の多文化・国際交流担当の方を訪ねて、現在の各地の外国人の状況や日本語教室の運営状況などについてお話を伺っています。

今日お邪魔したのは岩沼市と名取市。

岩沼では、「日本語講座いわぬまアイビー」の日本語教室の会場にお邪魔しました。 

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震災直後は日本語教室の会場として使っていた中央公民館が避難所となっていたため、やむなく休止状態となっていたところ、学習者が「自分の家を使っていいから、ぜひ教室を再開して!」と申し出てくれ、代表の川村さんがしばらく何人かの学習者宅を巡回して日本語を教えていたそうです。

その後、市の協力を得て市内西部の公民館に場所を移し、そしてようやく7月になってから元の会場で本格的に再始動することができたのですが、残念ながら支援者の数が減って、学習者のケアに十分に手が回っていないとのこと。新たな支援者の育成にMIAも協力していきたいと考えています。

 

そしてこちらは名取市での懇談の様子。市のご担当の方もお二人出席してくださいました。

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「国際交流協会ともだちin名取」では、震災直後から、名取市の被災者の支援に大変熱心に取り組まれています。

(その様子はブログで詳しく紹介されていますのでぜひご覧ください。http://blog.canpan.info/tomo_in_natori/

我々も当初活動の中心となっていた避難所に何度かお邪魔したのですが、避難している方々に寄り添うように、まさに「ともだち」のように接していたのがとても印象的でした。

会の事務局、そして日本語教室の会場ともなっていた市のNPO支援施設が地震の被害を受けて使用不可となったため、現在は会員の方が提供してくれた一軒家を使って日本語を教えています。

しかし、その一軒家も取り壊しが決まっているため、その後の場所をどうしようかというのが最大の課題となっているそうです。どこか継続的に使える場所が見つかると良いのですが。

それから、先日アメリカの副大統領が市内の仮設住宅を訪問したことがきっかけとなり、アメリカからたくさんの英文のメッセージ(A4の分厚いファイル8冊分!)が最近届いたというお話も伺いました。

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英文だけではせっかくのメッセージの内容が十分に理解できないでいる、とのことでしたので、MIAの通訳サポーターで翻訳のお手伝いをできないか、と考えているところです。

(O.T.)

MIA事務所の耐震補強工事

 まずは3.11直後の写真を数点。

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MIA事務所入って左側の企画事業課。左奥のキャビネットが倒れたままです。直後はほぼすべてのキャビネットが倒れていました。机の島はほぼ1mほど通路側に揺り動き、中央の通路(俗称「中央通り」)がほぼ「隘路」と化しました。


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事務所右手の管理課側。やはりキャビネットが倒れています。


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図書資料室。棚は壁に固定されていましたが、本がことごとく落ちました。



 これはいかんということでキャビネットの耐震補強を実施することとしました。工事をするにあたり、キャビネットの一部配置替えを行いました。移動するキャビネットの中身をすべていったん取り出し、背の高いキャビネットは壁側へ、低いキャビネットはアコーディオンカーテン側へ。最後に取り出した中身を元通りに入れ直す。スタッフ数名汗だくの作業でした。そして一昨日、背の高いキャビネットの補強工事が無事完了しました。


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キャビネットの上部の壁に幅15cmほどの板を張り付け、その板とキャビネットをL字金具で固定。さらに、となり合うキャビネットも直接ボルトで固定。絶対倒れません。


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L字金具でがっちり固定。


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図書資料棚。今回こちらは工事はしてません(すでに固定済みです)が、地震ですぐに本が落下しないように、ビニールひもを這わせています。


 明日から日本語講座秋コース初級も始まり、受講生をはじめ多くの来客がいらっしゃるかと思いますが、MIAの事務所はより安全になってみなさまをお迎えします(と、なんだかどこぞの温泉旅館女将風・・・!?)

とーます

先週の金曜日、「日本語を母語としない子どもと親のための進路ガイダンス」のミーティングに参加してきました。

この「進路ガイダンス」は、外国出身の中学生とその保護者に、卒業後の進路を考える際に必要な情報を伝えたり、個別の相談に応じたりして、進路決定に役立ててもらおう、という目的で開くものです。

日本の学校制度や高校入試、学科の種類などについて多言語で解説した「進路ガイドブック」を作っていて、それを基に通訳付きで説明が行われます。

子どものサポートをしている団体、通訳支援をしている団体、研究者、教員、団体には属していないけれどこの分野に興味にある方、国際交流協会・・・などが実行委員会のメンバーとなり、定期的に集まって事業の中身を組み立てています。

今年で3回目となるのですが、今年は初めて「保護者からの体験談」を聞く時間を設けることになりました。事業名が「子どもと親のための・・・」となっているように、このガイダンスには、子どもたちだけでなく、保護者もいらっしゃいます。同じ保護者の立場から具体的なお話をしてもらえれば、きっと参考になると思います。

今年のガイダンスは10月1日(土)の開催です。詳細はガイダンス実行委員会のウェブサイトでご覧のうえ、対象となりそうな方にお知らせいただければ嬉しいです。

http://shinro-miyagi.jimdo.com/

 

昨年度のガイダンスの様子

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(O.T.)

 

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