「外国人の子ども・サポートの会」さんから、文集「虹のつばさ」を寄贈いただきました。

会員さんによる編集会議がMIAで行われていて、作業のご苦労の一端を垣間見ていたので、完成した冊子をお持ちいただいたときは、「ついにできたのですね!」と、こちらも感激しつつ受け取りました。

会の発足からこれまでの活動の歴史、会員の皆さんの作文などがまとめられた、充実の一冊なのですが、今回、特に心に響いたのは、「サポーター会員」の作文です。

サポーター会員、すなわち、子どもたちを支援してきた方々の、それぞれの活動を振り返っての様々な感想が綴られているのですが、その殆どの方が、
 「たくさんの気付きを得た」
 「サポート活動から得た経験は私の財産」
 「互いの気持ちを共有することの嬉しさに気づいた」
 「自分の将来にとっても重要なものになる」
と、サポート活動が、自分にとっても「学びの機会」になっていることを、実感を込めて述べているのです。

サポート活動というものは、一義的には、サポートを受ける側の役に立っているかどうかがポイントですが、それでも、それは決して一方的なものではなくて、サポートする側にも何らかの価値が与えられる、相互作用があるものなのだな、ということが、皆さんの作文からひしひしと伝わってきます。

もしかして、反応がダイレクトに伝わってきやすい、子ども達を対象とした活動だと、「相互作用」的なことがグッと強まるのかもしれないですね。

・・・などど、したり顔で書いてるような、このブログを読むよりも、実際の作文を読んでもらった方が、このことがしっかり伝わると思うので、是非多くの方にこの文集を手に取ってもらいたいです。「外国人の子ども・サポートの会」の活動の意義深さが、改めて感じられる一冊です。

(OZ)

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外国人といっしょに働くためには

 骨太の方針ってフレーズを見るたびにワタクシの頭の中では犬がおいしそうにご飯を食べはじめるんですが、それはさておきその骨太の方針によると外国人の単純労働者の受け入れが事実上解禁になるようです。日本語力や滞在期間などいろいろ条件はあれど、いままでの留学生や技能実習生よりももっとシンプルで建前のない文字通り働く外国人を受け入れるということは間違いない(例えばこの日本経済新聞の記事)。

 介護の技能実習生の話が出てきて以来、外国人労働者の日本語がポイントのひとつになっています。たしかにコミュニケーションがうまくできなければ、利用者さんの安全、スタッフ間の連携、ひいては法人の信用、企業の存続問題にだってなりかねない。

 ですから外国人労働者のみなさん、日本語の勉強がんばって!というのは分からなくもないのですが、元々年限が限られたデカセギ、学習の環境が整備されているわけでも(WEB上で学習教材は整備するようです)そのための補助金が出るわけでもないところで働きながら学んでどれほどの日本語力を獲得できるのか。中学から学んだ英語を使って、我々は英語で介護の仕事が恙なくできるでしょうか?できる気がする人、挙手!

 そこで、角度を変えてもうひとつの可能性を考えてみましょう。外国人は日本語を勉強することで日本人に近づいていこうとしていますが、日本人が外国人に近づいていくことはできないのかということです。半年、1年日本語を学び、N4、N3という日本語力の外国人は、日本人同士のナチュラルな会話はところどころしか理解できないかもしれませんが、頭の中には日本語のストックが確実にあります。いささか乱暴な言い方になりますが、分かる日本語でお話すればコミュニケーションは成立します。

 「欠席の際はご連絡のほどをよろしくお願い申し上げます」と言うと全然伝わらないけれど、「休むときは電話ください」なら分かるかもしれないのです。

 やさしい日本語は災害時の情報伝達の手段としてよく語られますが、昨今の労働者の増加からすると、外国人といっしょに働く現場の日本人にとっても有効な手段ではないかと思われます。役所も然りです。中長期日本に滞在する外国人は社会保障上は日本人と大差なく、健康保険証も持ちますし、年金も払いますし、市県民税も払いますし、出産育児一時金ももらえます。ところが、この手続きでことごとくつまずきます。これらの日本語を支障のないレベルで理解するにはどれほどの学習が必要となるでしょうか?大学まで英語を学びましたが、たぶん英語圏でワタクシは自立して生きてはいけないです。このハードルを下げる努力を払うべきときに来ているように思います。

 手段はやさしい日本語だけではありません。資料、文書の多言語化が有効な場合もありますし、個別のケースでは母語での相談、通訳対応も必要になるでしょう。ですが、全ての場面に多言語資料が用意できるわけもなく(優先度の高いものは全国で使える汎用性のある多言語資料を用意すべき)、いつも通訳者が派遣できるわけではありません。外国人といっしょに働く我々日本人はなにができるのか、そろそろ国ぐるみで向き合うべきときが来ているのではないか。そして、そういった支援をボランティアまかせ、地方自治体まかせにするのもそろそろ考え時ではないか。そんなことを思う日々です。


とーます

新着図書のご案内

当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

 

この図書資料室に整備した図書を下記の通り、ご紹介します。

 

「レベル別日本語多読ライブラリー にほんご よむよむ文庫 レベル3  vol.1?vol.3

発行:株式会社アスク出版

 

「レベル別日本語多読ライブラリー にほんご よむよむ文庫 レベル4  vol.1?vol.3

発行:株式会社アスク出版

 

「日本語能力試験対策 日本語パワードリル N1文字・語彙」

 「日本語能力試験対策 日本語パワードリル N2文字・語彙」

「日本語能力試験対策 日本語パワードリル N3文字・語彙」

発行:株式会社アスク出版

 

「新完全マスター語彙 日本語能力試験N3 ベトナム語版」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

「新完全マスター聴解 日本語能力試験N4」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

「日本で生活する外国人のためのいろんな書類の書き方」

発行:株式会社アスク出版

 

「日本語教育能力検定試験 分野別用語集」

発行:株式会社翔泳社

 

「平成29年度日本語教育能力検定試験  試験問題」

発行:株式会社凡人社

 

「初心者の間違いから学ぶ 日本語文法を教えるためのポイント30」

発行:株式会社大修館書店

 

「コミュニケーション能力を伸ばす授業づくり」

発行:株式会社スリーエーネットワーク

 

「日本語教師のための 日常会話力がグーンとアップする雑談指導のススメ」

発行:株式会社凡人社

 

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ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。

 

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防災について学ぼう!

こんにちは。新人のヒラリーです。

今日はMIAの防災についての取り組みについてご紹介します。

 

宮城県在住の外国人の方は東日本震災直後に減少したものの、今では震災前の水準を大きく超える2万人となりました。震災後に宮城へ来られた方々の多くは、震災を経験していない方も多く、万一同じような大きな地震が起こったらどう行動したらいいのか、またどういった備えが必要なのかをご存じないのが実情です。また、ある程度日本語がわかる外国の方でも、災害時に使われる言葉はわからないといった、情報的に弱い立場に置かれるという側面もあります。

こういったことを背景とし、MIAでは特に日本にきてあまり時間が経っていない外国人の方々を対象とした、防災について学ぶ場を定期的に設けています。

 

少し時間が経ってしまいましたが、5/12には日本語講座の初級クラスを受講している方々を対象に、防災について学ぶ会を開催しました。当日は仙台市の減災推進課の方をお招きし、地震体験車ぐららで東日本大震災と同じ揺れを実際に体験して、地震の恐ろしさと日ごろの備えの大切さを学んで頂きました。体験車早速会を終えてから、ご紹介した非常食等を買いに行かれた方もいらっしゃったようです。

 

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また、5/29には夜間の日本語講座初級2を受講する方たちが講座の中で地震について学びました。その中で、MIAのスタッフに日本語で地震の時のことについて質問するという時間がありました。みなさん発災直後の書類が散乱したMIAの状況などを写真でその前に見ていたということもあり、積極的に質問して下さったのですが、如何せんあれから7年の月日が経っていたため、細部までの記憶はかなりおぼろげになっており、「服は毎日洗濯しましたか?」などの鋭い質問にはタジタジでした...。

 

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いざ大きな災害が発生すると、日本人であっても大きな不安を抱き、様々な問題を周りの人と連携して乗り越えていくことが必要になってくると思います。今回防災を学んだ方々がより多くの方に学んだことを広めて下さり、いざという時に日本人だとか外国人だとかそういうことを抜きにして支え合えるようになっていったらいいですね!

 MIA外国人支援通訳サポーターのうち、保健医療通訳サポーターについては、医療現場での通訳技術の向上を目指して言語ごとに自主学習会を開いています。最近の傾向としては、中国語、韓国語が多くの参加者があって活気があります。インドネシア語は人数は少ないながらも楽しそうです。ところが、英語のグループがこれまで長くかかわってこられたコーディネーターと常連さんが相次いでご都合が悪くなり、断続的な開催になっておりました。

 そこで今回、英語の登録者に改めて自主学習会についてご意見を伺うこととしました。日程、場所、内容など。先週の研修会終了後に有志に残っていただいて、まずはヒアリング。わざわざ残ってくださった方々ですから、基本みなさん自主学習会には参加し大破、じゃなくて参加したい派。ですが、おしごと、ご家庭の関係もありなかなか時間のやりくりが難しい。平日の昼間は難しい、いや土日は返って困る、ご都合はそれぞれです。

 中国語、韓国語の自主学習会と英語ではひとつ大きな違いがあります。中国語、韓国語の学習会の場合、参加者は日本人と外国出身者が半々くらいです。となると、それぞれが母語の強みを活かし、お互いに補い合う、ある種理想的な学習環境となります。ところが、英語の場合、参加者は全員英語が堪能な日本人、ネイティブの視点がありません。そのため、これまでは週1回勤務の国際交流員(アメリカ、イギリス等の出身者)がネイティブ代表として参加していました。ネイティブを求めるのであれば、国際交流員の勤務に合わせる必要があります。

 この点についても伺ったところ、やはりネイティブの存在は重要だと意見はほぼ一致しました。となると、国際交流員が勤務する日、場所はMIAでとなります。

 学習会で取り上げる教材、内容についてもご意見をお聞きしましたが、医療従事者を目指すわけでもないのだから、いたずらに専門用語を追いかけないこと、それから、学習会に参加するために予習が求められないこと、といった意見が出ました。予習しないと出られないというのはハードルが高すぎる、時間ができたらまずは行ってみようと思えるような気軽な雰囲気が望ましいというご発言には深く頷きました。

 このような大まかな条件をもとに、登録者全員にメールにて参加の意思を問うているところです。再開に向けた準備が少しずつ進んでいます。


とーます
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※英語つながりのこじつけ。台湾の特急の中で見た表示ですが、日本語でいうところの和式トイレは、Squat Toiletでいいのかしら?ビリーズブートキャンプ的な絵が脳内をかすめるんだけど。

通訳サポーター研修会終わる

 先週のことになっていまいましたが、23日(水)MIA外国人支援通訳サポーター登録前&スキルアップ研修会が終わりました。「結核現場における通訳」をテーマに県保健福祉部疾病・感染症対策室による基礎講座と昨年度結核現場で活動を行った通訳サポーターおふたりにご報告をいただきました。

 この研修会のためにあらためて資料を整理してみましたが、昨年度の保健医療通訳サポーター派遣全89件のうち結核関連が43件ですから、ほぼ半分に当たります。法定感染症である結核は法律に従って検査、服薬指導などが公費でがっつり行われます。ですが、ルールも難しく、そもそも結核という病気に対する認識、考え方が全く違う外国人がそれを日本語の説明のみで理解することは相当に高いハードルがあり、そこを通訳サポーターがお手伝いしているということですね。

 通訳サポーターおふたりの報告はそれぞれにとても興味深いものでした。ネパール語のAさんは、ことばのお手伝いもさることながら、入院で心細い思いをしている患者に寄り添うことを心がけられているというお話が印象的です。通訳の合間にとにかくネパール語でおしゃべりをしたい患者さんのお話に耳をかしてくださっていること、その際どんな話をしているのかということを周囲の看護師や保健師にお伝えしていること。目の前にいる人々に自分の分からないことばでしばらく会話をされると、ひとは不安になり、不信感を抱くことさえあります。通訳者にはそういう心理が分かり、それを伝える必要が見えるということかと思いました。

 もうひと方、インドネシア語のOさんは、事前準備について実例を挙げて詳しくご説明をいただきました。通訳に行く前にその病気について書かれた資料を読み、多言語資料を探し、自分で単語帳を作り、そうやって自分自身の不安を少しずつ取り払っていくというプロセスに会場のみなさんが感服されていました。

 MIA外国人支援通訳サポーターは公平で正確な通訳活動をお願いしますとガイドライン上ではうたっておりますが、現場においては必ずしもそれだけでは立ち行かず、通訳外の助言、提言、説明、対応が求められることもあります。通訳活動の目指すところが、コミュニケーションの成立、互いの意を伝え相互に理解することだとすれば、お互いの間に溝、壁がある状態ではいくらことばの中継をしても理解が進まないこともあり、通訳者がその溝を埋めたり、壁を壊したりして、ようやく同じ土俵の上にあがることが可能となるわけです。その溝や壁はお互いの文化、習慣を知る通訳者にしか分からないこともよくあります。単に「赤」を「RED」と通訳しただけでは充分じゃないことがあり得るということです。

 司会進行の不手際は相変わらずでしたが、とても示唆に富んだお話がたくさんが伺えました。登壇者並びにご参加いただいたみなさまに感謝申し上げます。

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とーます
※しっかし、1時間半ずっと汗をかきどおしでした。なのに減らないいまいましさよ。
当協会機関紙「倶楽部MIA」97号(2018年6月号)を発行しました。

「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。97号は、ロシア出身で、東北大学留学生協会(TUFSA)代表のオクロープコヴァ・イェヴドキーヤさん(以下、キーヤさん)です。

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        キーヤさん

キーヤさんは、「弾ける笑顔」という表現がぴったりの明るくてすてきな女性でした。そんなキーヤさんがおっしゃっていたことの中で印象的だったことを、いくつかご紹介します。

まずは、「仙台は寒い」とおっしゃっていたことです。どう考えてもこちらより寒い地域から来られた多くの外国の方が言われることではありますが、キーヤさんのご出身は、冬はマイナス30度、40度は普通だというロシアのサハ共和国なのです!キーヤさんによると、「日本は湿度が高いせいか、寒さが体の中にしみる感じがする」そうで、サハ共和国の家に比べ、「壁が薄くて、窓ガラスも2重、3重でないから、家の中も寒いです」とのことでした。

次に、キーヤさんがロシアの大学に在学していた時のお話です。学生組織の代表を務められていらっしゃったそうなのですが、ロシアは学生の立場が強く、キーヤさんは、例えば、大学の寮への入寮を希望している学生の選考や経済的な困難を抱える学生にお金を給付する際の審査、学部長ミーティングへの出席といったこともしていたそうです。「勉強以外にしなければいけないことがいっぱいあって、大変でした」とおっしゃっておられましたが、やりがいがありそうだなと思いました。

今回が2度目の日本留学というキーヤさんの初めての日本留学は、山形大学への1年の留学だったそうです。山形大学では、女子サッカー部に入部し、一生懸命に練習に励んだというキーヤさん。「苦しかった~」と繰り返していらっしゃいましたが、「部活に入ったからこそ、いろんな体験ができて、日本人の友達もできました。大事な思い出です」とのこと。その時のチームメイトは、今でも時々仙台に遊びに来られるそうで、「苦しかった~」という日々の中で築かれた絆は続いているそうです。すてきですね。

「倶楽部MIA」97号では、キーヤさんの魅力をさらにご紹介しています。また、大規模な国際交流イベントである「第33回東北大学国際祭り」など、2018年6月~7月に宮城県内で開かれる国際的なイベントの情報も掲載しています。「倶楽部MIA」97号は、WEB上でもご覧いただけます。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

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アップデート

お久しぶりです、Wです。
今年度も引き続き、国際理解教育支援事業(学校訪問プログラム)を担当しています。どうぞよろしくお願いします。

さて、「アップデート」と言えばパソコン使用中に何度も「アップデートしますか?」「アップデートしますか?」と聞かれ、いざアップデートすると結構な時間がかかりその間何もできないため、なんとなくうっとうしく感じていました。

しかし先日、その「アップデート」に対する気持ちが変わる出来事がありました。
それは学校訪問のベテラン講師VさんがMIAにやって来たときのこと。
事前に「学校訪問で使うマテリアルについて相談したい」と言われていました。
席に着くなりVさんが取り出したのは、たくさんの本や写真集!
しかも、それぞれの本にはこれまたたくさんの付箋が貼ってあります。

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そう、Vさんは、これまで子ども達に母国紹介で見せていた写真等の資料を「アップデート」するためにMIAに相談に来たのです。
聞いたところ、それらの本や写真集はこのために購入したそう。

「この写真と、この写真だったら、どちらがいいですかね?」
「インパクトがあるので、こっちの方がいいと思います!」

「Wさん、これ何だか分かりますか」
「え、ピーマン?ですかね??」
「違います、実はこれは...」
「えー!!知らなかった!」

といった感じで、より子ども達の興味をひきつけそうな写真を選んだり、時には豆知識を教わったりしながら、Vさんの資料づくりのお手伝いをしました。

これまで何十回と学校訪問を経験し、ベテラン講師と呼ばれるようになっても常に情報を更新し、より良いプレゼンテーションを目指して進化を続けるVさんの姿に、感動。
時間がかかっても、面倒くさいと感じても、「アップデート」をし続けることがとても大切なのだと気づかされました。
パワーアップしたVさんの資料に、これから訪問する学校の子ども達がどんな反応をしてくれるのかとても楽しみです。


おしゃべりの時間

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 今月から新しくMIAの一員となりました、ヒラリーと申します。
某国の大統領候補を想起される方もいらっしゃるかと思いますが、実名をもじったあくまでペンネームでございます。私自身は生まれも育ちも正真正銘、純宮城県産のイモ娘です。MIAに入ってからというもの、新しいことに満ち満ちたドキドキ(ヒヤヒヤ)の充実した日々を送っております。

 さて、本日は5/15(火)に行われた、私が担当している日本語講座の活動の一つ「おしゃべりの時間」について
ご紹介したいと思います。そもそも、MIAの日本語教室は県内在住の外国人や海外からの帰国者を中心に、日本語学習を必要とする方を対象にしています。受講生は日本人の配偶者の方、留学生の家族の方、ALTとして来日した方など様々なバックグラウンドをお持ちの方々で、初級・中級・漢字・夜間クラスのクラスに分かれて日々日本語を勉強しています。
おしゃべりの時間はそういった受講生の方々と、日本語を学習したい外国人を個人指導で教え、サポートいただく日本語サポーターとして登録して頂いているボランティアの方々に、文字通りおしゃべりをして頂く時間です。

 今回は初級2というクラスの方々5名と日本語サポーターの方3名(そして私)での開催になりました。毎回テーマを決めてお話ししており、今回は今年度はじめての開催だったため「はじめまして」というテーマ。そのため、いつ日本に来たのか、趣味は何かなど自己紹介にまつわるお話しを受講生の方とサポーターの方がペアもしくは受講生2人に対してサポーターが1人でお話ししました。受講生の方々はロシア、カナダ、韓国からの方々で、時折言葉を確認しながらサポーターの方々といきいきとお話しされていました。

 かく言う私も今回初めての参加で、わかりやすい日本語でどうコミュニケーションを取るのか時折考えつつも、違う国の違った年代の方とお話し、その話を通して異国の風土や食べ物に思いを馳せ、とても楽しい時間を過ごしたとともに、お腹を空かせたりしたのでした。次回は来月、同じテーマで初級1のクラスの方々とおしゃべりの時間が開催されます。さて、どんな楽しい時間になるでしょうか☆彡


東京出張でおさんぽ

 都道府県と政令市のほとんどにはMIAのような多文化共生の推進や在住外国人支援などを行う組織があって、関東、近畿というように近隣の組織がブロックを構成しており、MIAは北海道東北ブロックに所属しています。そして、それらを束ねるいわば総本山のような組織が自治体国際化協会(CLAIR)で、全国の地域国際化協会とCLAIRが一堂に会する会議が年にいちど開かれます。オラ東京さ行ってきただ。総務省、内閣府、外務省から来賓が来て、我々のおしごとに関係のある分野での各省庁の取り組みの報告があったりします。

 会議に遅れるわけにはいかないので、往路は事前の調査のとおり地下鉄に乗り、最寄駅に30分前には着いて万全を期すわけですが、今回は初めての会場で少し道に迷いました。田舎と違って、建物の中や地下道を通らないと向こう側に通り抜けられないことがあり、方向感覚を容易に失います。さすが都会であちこちに現在地を示す周辺地図があるにはありますが、困ったことに北が上を向いていない地図で、さらに方向感覚が狂います。30分も前に着いているので、多少の迷子を楽しむ余裕があってのこととはいえ、初めて行く場所は物理的な時間以上に心理的に遠く、時間がかかるように感じられるのであっという間に余裕をなくします。すこしだけ冷や汗をかきつつ、定刻前にたどり着きました。

 さて、会議が終わり、帰路。予約の新幹線までまだ1時間ちょっと時間があります。また地下鉄に乗って元来た道を戻れば15分ほどで東京駅に行けることは調査済み。だけどそれでは面白くないと心の声が聞こえます。事前の調査で、会議会場からはほぼ一本の道をまっすぐ東に向かえば東京駅のひとつ南の有楽町駅まで行けることは確認しておりました。距離でいうと、3kmほどでしょうか。何の景色もない地下を移動するより、少しの間だけでも東京を見物しようかという気になって、歩くことにしました。途中、皇居のお堀端を通るので眺めもよかろうと。実は、以前も同じようなルートで歩いたことがあります。

 国会議事堂を斜め後方に見つつ、左手は皇居のお堀。左手前方に入口らしきものが見えてきます。桜田門です。外国人観光客が記念撮影をしているところを記念撮影してみました。

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 お堀端はジョギングしている人がたくさんいます。旅行者でしょうか、お住まいの方でしょうか、外国人と思しき方ともたくさんすれ違いました。おぢさんも走らなくちゃと微かに思いましたが、年寄りの冷や水ということばが脳裏をかすめました。長生きをしたいものです。

 お堀端を通り過ぎるとあるホテルが目に留まりました。あれ、ここにこのホテルがあるの...

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 香港の九龍サイドにあるペニンシュラホテルの系列ですね、きっと。20年近く前の記憶が蘇ります。泊まったことこそありませんが、社長さんをお連れして、ここの高いレストランで食事をしたなあ、と。個人的にはこういう高くて美味しいお店より、安くて美味しい店の方が好きです。だって、なんだかとても礼儀正しくってかしこまっていて落ち着かないんだもの。もっとがやがやしてて気軽な店の方がいいなあ。

 その日は東京も真夏日に近い今季最高の温度を記録した日で、小1時間歩いて軽く汗が出ました。帰りの新幹線では疲れたのか早々に居眠りしてしてしまいました。


とーます