角田高校に行ってきました

少し前のことですが、1月25日(金)に、角田高校に行ってきました。その日の午後に体育館で開かれる「平成30年度 『総合的な学習の時間』における課題研究発表会」に出席するためでした。そのときのことを、ブログでご紹介したいと思います。

角田高校では、進路学習の一環として「課題研究」を実施しており、その中には「校外研究(職場訪問)」が含まれます。生徒さん達が進路に関して目標としている、あるいは関係のある企業や機関での体験やインタビューを通じて、課題の発見や研究につなげるものだそうです。当協会も、国際分野に関心がある2年生3名の職場訪問を、昨年9月に受け入れました。「課題研究発表会」はそのご縁で、ご案内を受けたものです。

「課題研究発表会」では、2年生全員が32の班に分かれ、それぞれ設定したテーマに沿って、企業や関係機関で見学やインタビューをした内容を発表しました。班ごとに作成したポスターを掲示し、なぜそのテーマにしたのか、企業や関係機関を訪れて学んだこと、今後の目標などを述べる形で、全ての班が同時に発表を行い、発表中でない生徒さんは関心を持った他の班の発表を見に行く形でした。各班の発表時間は1回9分、それを各班6回行いました。発表を聞くのは、2年生(のうち、発表中でない生徒さん)と1年生全員、その他、職場訪問の受け入れ先の職員などでした。

当協会に職場訪問に来た班は、「グローバル化に対応する取り組み」というテーマで発表しました。当協会の主な事業を紹介した後、県内に住んでいる外国人はどこの国の出身者が多いか、在留資格とは何か、外国人の防災対策といったことのほか、「日本でカルチャーショックを受けたことは何か」、「語学の勉強方法」など当協会内に設置されている「みやぎ外国人相談センター」の外国語相談員さんのお話の一部を紹介し、最後に、「外国の人と相互理解を深める」「視野を広げる」といった抱負を述べました。質疑応答では、発表を聞いていた生徒さんのひとりが、「(ポスターに)グラフが効果的に用いられていて、見やすい」と言っていました。発表した生徒さん達に、発表してみての感想を聞いたところ、大変満足だということでした。

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 当協会に職場訪問に来た生徒さん達が
                 作成したポスター

どんな職場でも、職場訪問の受け入れを担当する者としては、若者が職場訪問で視野を広げ、将来につながる何かをつかむことが何よりの喜びであろうと思います。今回、私は受け入れた生徒さん達の気付きや頑張りを見ることができて嬉しく感じ、出席して良かったと思いました。少し雑談もしましたが、自分達の「ホーム」である学校にいるからでしょうか、生徒さん達は、職場訪問の時よりもリラックスした感じでお話をしてくれました。また、都合により職場訪問に来られなかった生徒さんにも会ったのですが、「(職場訪問に)すごく行きたかったんです」、「楽しみにしていました」と何度も言ってくれて、希望する進路についても生き生きとした表情でお話ししてくれたのも嬉しく思いました。

その他にも、国際的なテーマのものを中心に、(1)公務員、(2)医療・福祉、(3)教育・保育、(4)経済・コンピュータ・技術、(5)美容・栄養・デザイン・ウェディング・他の5つの分野から1班ずつ選び、合計5班の発表を聞きました。どの班のポスターも見応えがありましたが、その中で最もよくまとまったポスターで、発表内容も面白いと感じたのは、(国際的な分野ではありませんでしたが)、「宮城の子どもはなぜ肥満が多いのか?」というテーマで発表した班でした。県内の学校給食センターを訪れて聞いた内容をまとめていましたが、ニュースでよく見聞きする「宮城県は肥満傾向の子どもが多い」ことに関心を持って調べたそうで、地域の環境や生活習慣、食文化などから理由として考えられる点を多く挙げていて、興味深いものがありました。

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 「宮城の子どもはなぜ肥満が多いのか?」
    というテーマで研究した班のポスター

残念ながら、6つの班の発表しか聞けませんでしたので、それ以外の班の研究内容はポスターに書かれていることでしか判断できませんでしたが、「いいな」と思った班はいずれも、着眼点がユニークで、かつ何について学ぶかが明確であるように感じました。ですので、今後の職場訪問の受け入れでは、生徒さん達が国際的な活動の中でも何に特に関心があるかをしっかりと把握し、助言してあげるようにしたら、生徒さん達の学びがより深いものになっていいのではないかと思いました。

 今回、初めて「阿武隈急行」に乗りました。南角田駅で降り、角田高校に歩いて向かいましたが、その途中で目にしたのどかで美しい田園風景には心を奪われるものがありました。角田高校の生徒さん達は、このような環境の中で多感な時期を過ごし、大人になっていくのだなと考えたことでした。夕方、仙台に戻るために再び南角田駅に歩きながら、わずかなご協力ではありましたが、生徒さん達の成長の過程に関わることができて良かったと思いました。角田高校の生徒の皆さんの今後益々のご活躍をお祈りしております。

M

クイズの正解

前回、このブログで出しました下記のクイズの正解を発表します。

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「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載していますが、この巻頭インタビューにこれまでにご登場いただいた外国人の国籍で最も多かったのは、どこの国でしょうか?
(1)中国
(2)アメリカ
(3)ネパール
(4)韓国
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正解は、「(2)アメリカ」でした。

ちなみに、(1)から(4)の国は、巻頭インタビューにこれまでにご登場いただいた外国人の国籍の上位3位の国々でした。ご登場いただいた方々の人数と順位は下記のようになっています。
(1)中国(9人/2位)
(2)アメリカ(10人/1位)
(3)ネパール(7人/3位)
(4)韓国(7人/3位)

「倶楽部MIA」のバックナンバーを見ながら、ざっと分析してみました。まず、アメリカが1位なのは、宮城県国際交流員のご出身国として多かったことが1番の理由として挙げられます。次に、2位の中国は、県内在住の外国人の中で最も数が多く、文化交流や通訳活動など多方面でご活躍の方が多く、そのために掲載回数が多くなったと見られます。3位の韓国も同じような理由が考えられます。県内在住者が比較的多く、また文化交流など様々な活動を展開していらっしゃる方々がいらっしゃったことで、掲載回数が多くなったようです。最後に、少々意外なのが、韓国と同じく3位のネパールですが、時々紙面でご紹介してきた東北大学留学生協会の会長にネパールの方が何人もいらっしゃったことから上位になったと考えられます。

実は、「倶楽部MIA」の巻頭インタビューでご紹介した方々の国籍やテーマは統計としてとっており、「次にインタビューする方」を決めるときの参考にしています。今後も、巻頭インタビューでは、ご縁があって、世界中から宮城に来られた外国の方々にお話を伺い、珍しい海外の文化や生活習慣、宮城の印象や宮城でどんなことをされているかなどをお伝えしてまいりたいと考えておりますので、これからも「倶楽部MIA」のご愛読をどうぞよろしくお願いします。

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M

おめでとうございます!

当協会機関紙「倶楽部MIA」100号の発行を記念した読者プレゼントの応募締め切りが昨日でしたので、本日、抽選会を行いました。

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     抽選会の様子

多数のご応募をいただきました。

抽選会は厳正に行いました。もともとご用意していたプレゼントの風呂敷は10名の方に、特別賞として1名の方に記念品をお送りする予定ですので、応募用紙の記載事項を見えないようにした状態で11枚の応募用紙を選び、当選者11名を決定しました。来週中に、当選された皆様には、プレゼントをお送りいたします。

それから、ご応募いただいた皆様には、「倶楽部MIA100号の感想」と「今後、取り上げてほしいテーマ」についてもご記載いただきました。ありがとうございます。ご意見、ご感想は今後の参考にさせていただきたいと思います。

さて、せっかくなので、「倶楽部MIA」100号発行記念のクイズをここで行いたいと思います。「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載していますが、この巻頭インタビューにこれまでにご登場いただいた外国人の国籍で最も多かったのは、どこの国でしょうか?


(1)中国

(2)アメリカ

(3)ネパール

(4)韓国


正解は、次回の私のブログ記事の中で発表します。

ちょっと考えてみて下さいね!


M

新着図書のご案内(2019年1月)

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当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

この図書資料室に整備した図書を下記の通り、ご紹介します。

■「初級が終わったら始めよう 新日本語敬語トレーニング」
発行:株式会社アスク出版

■「つなぐにほんご 初級1 ワークブック」
発行:株式会社アスク出版

■「シャドーイングで学ぶ 介護の日本語 場面別声かけ表現集」
発行:株式会社凡人社

■「ことばでおぼえるやさしい漢字ワーク 初級2 ?日本語初級2大地準拠?」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「日本語総まとめ N1語彙 英語・ベトナム語訳」
 「日本語総まとめ N1文法 英語・ベトナム語訳」
発行:株式会社アスク出版

■「一歩進んだ日本語文法の教え方1」
 「一歩進んだ日本語文法の教え方2」
発行:株式会社くろしお出版

■「日本語授業の進め方 生中継」
発行:株式会社アルク

ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。

Sugar ☆

「倶楽部MIA」では毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。101号は、アメリカ・オハイオ州ご出身で、現在は七ヶ浜町で編み物グループ「Yarn Alive(ヤーン アライブ)」を主宰されているテディ・サーカさんです。

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    笑顔がチャーミングなテディさん

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   現在の活動拠点「Yarn Alive House」
 世界中の方々から寄付を受け、2015年に完成

テディさんは、2011年の東日本大震災発生後、七ヶ浜町の仮設住宅で編み物をする活動を始めました。そして、参加者が編んだ作品は国内の被災地や医療機関のほか、フィリピンの台風の被災者やヨルダンのシリア難民など、世界各地に届けています。

そういった活動については、「倶楽部MIA」101号をご覧いただければと思いますので、このブログでは、「倶楽部MIA」には掲載できなかったけれど、インタビュー中に印象に残ったことをいくつかご紹介したいと思います。

1つ目は、テディさんの母方のおばあ様のお話です。スイス出身のおばあ様は、(テディさんのお話によると、時代的におばあ様のような女性達はみんなそうであったという話ですが)、編み物が好きで、1日中、何かを編んでいたそうです。そして、お母様は毎晩、あばあ様が編んだところをチェックして修正するのが日課だったそうです。さらには、お母様ご自身も編み物を教えたり、日本製の編み機を販売していたりした時期もあったとか。「Yarn Alive」の活動について聞いている中で、テディさんは「『あなたはどんなふうに被災したのか』と突然、質問されても誰も答えないでしょう。でも、編み物をしながらだと、そんな話もできるものではないでしょうか」とおっしゃっていたのが印象的でしたが、テディさんご自身が編み物をするというだけでなく、様々な人の「編む」という行為が身近にある人生を送ってこられ、編むことで広がる世界をよくご存じだったことが、「Yarn Alive」の活動につながっていったように感じました。

2つ目は、テディさんの「好きな言葉」について。「根回し」がお好きだそうです。かなり前のことだそうですが、何かの折に、日本人のご高齢の女性から、「どうしてきちんと根回ししておかなかったの」と注意を受けたことがきっかけで、その言葉を知ったそうです。日本滞在が長いテディさんはもちろんその言葉が良くない意味で使われることが多くあることはご存じの上で、「プランを実行する前に、みんなの気持ちを確かめるのは良いことではないでしょうか」というお話でした。ユニークな「好きな言葉」だなと思いました。

テディさんのインタビュー記事が掲載された「倶楽部MIA」101号は、WEB上でもご覧いただけます。2019年2月~3月に宮城県内で開かれる国際的なイベントの情報も掲載しています。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ。

M

新着図書のご案内(2018年12月)

当協会図書資料室は、日本語の学習指導で必要とされる各種教材に特化して整備し、外国人に日本語を教えているボランティアの方々や県内の市町村日本語教室の方々を対象に貸し出しを行っております。

この図書資料室に整備した図書を下記の通り、ご紹介します。

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■「いっぽ にほんご さんぽ 暮らしのにほんご教室 初級3」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「テーマ別 中級から学ぶ日本語 三訂版 準拠 力を伸ばす練習帳」
発行:株式会社研究社

■「どんどん読める! 日本語ショートストーリーズ vol.3」
発行:株式会社アルク

■「にほんご活用マスター」
発行:株式会社アスク出版

■「新完全マスター漢字 日本語能力試験N4」
発行:株式会社スリーエーネットワーク

■「日本語教育の道しるべ 第1巻 ことばのまなび手を知る」 
  「日本語教育の道しるべ 第2巻 ことばのしくみを知る」
  「日本語教育の道しるべ 第3巻 ことばの教え方を知る」
  「日本語教育の道しるべ 第4巻 ことばのみかたを知る」
発行:株式会社凡人社 ご関心のある方は、当協会図書資料室にぜひ足をお運び下さい。

Sugar ☆
機関紙「倶楽部MIA」100号 (2018年12月号)を発行しました。

「倶楽部MIA」は毎号巻頭に、宮城県内で活躍中の外国人/日本人のインタビュー記事を掲載しています。今号は、アメリカ出身で、(一社)気仙沼観光コンベンション協会に勤務されているニシャント・アンヌさんのインタビューです。(「倶楽部MIA」は、WEB上でもご覧いただけます。ご覧になられる方は、こちらからどうぞ)

インタビューのときに初めてお会いしたニシャントさんは、とても気さくで、明るい方で、面白いお話をたくさん聞かせて下さいました。「倶楽部MIA」の紙面に掲載したこと以外でも、印象に残ったことがいくつかありましたので、ご紹介したいと思います。

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      中央がニシャントさん
  (気仙沼に来られたベルギー人のお友達と)

1つ目は、ニシャントさんの日本語の上手さです。ニシャントさんが、気仙沼に初めて来られたのは、わずか4年前。アメリカでの大学時代に1年半ほど、日本語を勉強したときには、「何もかもが難しく感じたし、成績もあんまり良くなかったから、勉強するのをやめた」そうなのですが、それが嘘か冗談のようなとても自然な日本語でした。気仙沼に来られた当時に住んでいらっしゃったアパートのすぐ近くにあった「復興屋台村 気仙沼横丁」に通ったことが、ずいぶん日本語の勉強になったそうですが、ニシャントさんのとてつもない人懐っこさが、地元の方々を「話しかけてみよう」、「助けてあげよう」という気持ちにさせたところもあるのではないかと思いました。

2つ目は、「港町・気仙沼」の魅力について伺ったときのことです。「気仙沼は特定第3種漁港なので...」と説明をして下さいました。ニシャントさんによると、島国である日本には3,000近い港がありますが、「特定第3種漁港」はその中でも特に重要であると定められた漁港のことで、全国で13しかなく、気仙沼漁港はそのうちのひとつだそうです。知りませんでした。魚市場の屋上から気仙沼湾を臨む景色が1番好きだというニシャントさんは、毎日、いろいろな魚が揚がるそのスケールの大きさや市場の活気のすごさを強調され、「漁業など第一次産業で働いている人は、国の根っこの部分を支えている」、「漁師さんがいないと『和食』は成り立たない。『おいしい和食』のもとを知るために、気仙沼に来てほしい」と熱く語って下さいました。ニシャントさんの気仙沼への深い思いを感じました。

3つ目は、お仕事のやりがいについて聞いたときのことです。ニシャントさんは、ドイツのスローフード協会の方々を地元の牡蠣の養殖業者さんのもとに案内された際に、養殖のプロセスやこだわりなどを英語で通訳したところ、ドイツの方々は熱心にお話を聞いてくれて、「おいしい」とおっしゃって牡蠣を召し上がったそうです。一方、地元の養殖業者さんはそれを見て、とても喜んで下さったそうです。ご自身も旅行が大好きというニシャントさんは、「旅行の1番良いところは、『出会い』ではないでしょうか。年間何千人がその土地に来たとか、どれだけお金を使ってくれたかではなく。私は、自分が担当する仕事を通じて、人と人との『出会い』の架け橋になれることが嬉しいし、やりがいを感じます」とおっしゃっておられました。「観光」や「旅行」というものに対するニシャントさんのしっかりとしたお考え、またお仕事への意気込みを垣間見た気がしました。

インタビューする外国人の方に毎回、お聞きしている「好きな日本語」と「好きな日本の食べ物」も聞いてみました。ニシャントさんの好きな言葉は、気仙沼の方言「はまらいん」だそうです。「仲間に入って」というような意味で、外から来た人を歓迎するような感じが好きだそうです。好きな食べ物は「メカジキのハーモニカの煮付け」で、これは、気仙沼でよく食べられる、メカジキの背びれを煮たものだそうで、とてもおいしいそうです。地元密着の暮らしぶりが伝わってきました!

ニシャントさんは、「ニシャント・ジャパン・ウィークリー」というご自身のブログの中で、気仙沼の様々な魅力を伝えています。写真も、すてきです。ご興味のある方は、こちらからご覧下さい。

M

中学生の職場体験

仙台市立桜丘中学校の2年生4人が、11月13日(火)から15日(木)の3日間、MIAで職場体験活動を行いました。

4人は、「みやぎ外国人相談センター」の韓国語相談員(韓国出身)やタガログ語相談員(フィリピン出身)、宮城県国際交流員(アメリカ出身)から、それぞれの出身国や担当している仕事について話を聞きました。また、「MIA日本語講座」の見学と外国人学習者さんの日本語の会話の練習のお手伝い、来日間もない外国人向けに生活情報を提供する「ニューカマー生活適応支援事業」の「保健・医療について学ぶ会」の準備と当日の進行のお手伝いもしました。協会関係の事業で配布する資料のホチキス止めや貸し出し用の国旗の整備といった事務作業にも取り組みました。

4人は3日間で経験したことを通して、多文化共生や国際交流に係る仕事への理解を深め、視野を広げました。4人が書いてくれた感想文と写真を掲載しますので、どうぞご覧下さい。

M

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【感想文】

「外国人と話したい!!」

私はフィリピンに興味があり、行ってみたいと思っていました。この協会には、フィリピン人スタッフがいると聞いた時に、「絶対に行く!」と心の中で決めていました。

「MIA日本語講座」を見学した時に、フィリピン人と話しました。最初は緊張しましたが、お話ができたので、楽しかったです。国や言葉が違っても、行動や心でわかり合えるということを知りました。異文化を勉強したいと思いました。フィリピン人スタッフとの懇談もありました。フィリピンの事を少ししか分からなかったけれど、フィリピン人スタッフの方がくわしく1時間30分もかけて話してくれました。私は、とてもうれしかったです。ますますフィリピンに行きたくなりました。

英語は教科ではなく、外国人とコミュニケーションをとるものだと学びました。これから、外国人と話すときは失敗をおそれずに、ジェスチャーなどをつけて話したいです。

<龍>

「やさしい日本語」

私は、職場体験に来る前、どんな仕事か楽しみにしていました。しかし、やってみると、想像以上に大変で、とても驚きました。

3日間のうち、外国人との交流をたくさんしました。フィリピン人のスタッフや日本語を学びに来ている様々な国の人と交流し、その人たちの国のことや外国人から見た日本について知ることができました。話している中で普段使わない「やさしい日本語」を使ってみて、外国の人と話すことはこんなに大変なんだなと思いました。

この3日間で宮城県がこのように国際化を進めているかや日本に住む外国人は日本をどのように思っているかを知ることができました。これからはもっと外国人に接してみようと思いました。

<Mr.sleepy>

「自分の語学力をupしようと思った」

こんにちは。私は少しだけ韓国語が話せる中学2年生です。韓国語を学ぼうと思ったきっかけは、小学1年生の時からK-POPが好きで、興味を持ったからです。

職場体験という行事の中で、MIAという組織があり、またMIAは多文化共生を中心とした仕事をするところだと知り、私は「外国の文化に触れてみたい」と思いました。他の国の人にあうということは色々な壁があり、少し不安な気持ちで行きました。そして、私が少し話せる韓国語も生かせるかも?!と思って、期待して行きました。

1日目は、MIAはどんな仕事をするところか、宮城県にはどのくらい外国人がいるのかという話を聞きました。そして、フィリピン人のスタッフと話し、フィリピンの文化に触れてみて、自分の知識が上がったように感じました。

2日目は、留学のことについて学びました。そして、私の語学力がつかえるチャンスの韓国人スタッフとの韓国理解講座の自己紹介では、「はじめまして」と韓国語で言うと、「お?。はじめまして」など韓国語で言ってもらい、またチマチョゴリを折り紙で作ってみたり、韓国語を学んでみたりして楽しく過ごし、すごく嬉しかったです。

3日目は、イラン人とベトナム人と保健・医療について学びました。どちらの方も明るく、緊張していた私に優しくしてくれて嬉しかったです。アメリカ理解講座では、クイズを取り入れてくれてとても楽しかったです。

私は、韓国語を学んでいることをむだにしないで、語学力をupして、その語学力を生かした仕事につきたいと改めて思いました。

<テテグク>

「他文化を理解したい」

こんにちは。私はK-POPが好きな中学生です。

日本以外の国に興味があり、英語も好きなので、MIAを職場体験に選ばせてもらいました。他の国の文化について知りたい、直接外国人と話してみたいと思ったのも、MIAに来たいと思ったきっかけです。体験に来る前は、外国人の方とコミュニケーションがとれるか不安でしたが、日本語を話せる方が多く、優しくフォローして下さり、安心しました。

「やさしい日本語」は、自分が思っていたのとはまったくちがいました。「やさしい」と聞くと、幼稚園児でも通じるような言葉かと思っていたのですが、話を聞いていくと、外国人の方にも伝わりやすいように文章を短くきる、難しい日本語は使わない、目上の人に失礼に当たらない日本語だということでした。実際、練習で読んでみると、相手に聞こえやすいように、分かりやすいように、というのは難しかったです。

韓国人のスタッフの方からは、折り紙でのチマチョゴリの作り方を教えて頂き、一緒に作りました。日本とは少しちがう着物ができあがりました。「かわら」など日本と同じ文化のところも多くて、びっくりしました。実際に外国人の方と話していると、急に言葉がでてこなくなったので、コミュニケーション力が大事だと思いました。

3ヵ国の方々から直接その国の文化について聞くことができましたが、日本では考えられない事が多かったです。アメリカの授業のスタイルは日本とは真逆でした。自分が外来語だと思っていた言葉が、実は違うということも学ぶことができました。

日本と他の国との文化を理解することができたので、自分の興味をもった国を調べていきたいです。

<セブチ>

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【写真】

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「みやぎ外国人相談センター」の韓国語相談員
から、韓国の言葉や文化を教えてもらいました

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「みやぎ外国人相談センター」のタガログ語相談員
から、フィリピンの生活や文化について学びました

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      「やさしい日本語」について
     MIAのスタッフから説明を受けました

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     「MIA日本語講座」を見学しました
晴れているのに、突然、雨がパラパラ降ってくる天気雨。

韓国では、この天気雨のことを「狐雨(ヨウビ)」と言います。「狐が嫁ぐ日」とも言います。日本では、「狐の嫁入り」と言います。日本と韓国で似た表現を使っているので、もしかしたら由来も同じかなと思って検索したら、違いました。

韓国では、狐が嫁ぐということは、狐を迎え入れるお相手もいるわけです。その主人公は、「虎」です。それで天気雨を、別名で、「虎の婿入りする日」とも言います。ただ、狐雨とは言いますが、虎雨とは言いません。由来の物語によると、狐に恋をした雲が、狐が虎のお嫁さんになったのがとても悲しくて涙を流し、それが雨になったので「狐雨」と言うそうです。

想像力豊かな物語から生まれてきた「狐雨(ヨウビ)」が、今日もぽたぽたと落ちました。

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ハハホホ

地域の未来を拓くカギ

先日開催された「多文化共生シンポジウムinおおさき」のご報告です。(主催:宮城県/宮城県人権啓発活動ネットワーク協議会、共催:大崎市/MIA/大崎タイムス社/NPO法人大崎タイムス福祉部)

基調講演は、インド出身のブシャン・アケボノさんにお願いしました。
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高校、大学校で農業を学んだあと、美里町で就農し、今や5つの畑を所有する農園主となったアケボノさん。
「『私はこういうことがやりたい!』と口に出すと、サポートする人が現れてくれて、そのお蔭で今がある」とおっしゃっていましたが、きっと明るくて前向きなお人柄が、自然といろんな人を引き寄せるのだと思いますし、サポートを着実に成果につなげるご自身の「努力」があってのことなのでしょう。

今後の抱負として「これまで多くの人に助けてもらったけど、直接のお返しはできない。だから農業に興味を持つ人を増やすことで恩返しをしたい」と述べていましたが、シンポジウムの参加者のなかに、早速「アケボノさんの農園を見学したい」という方がいらしたそうです。「恩返し」、着実にできているみたいですね。

パネルディスカッションでは、介護のお仕事をしている村上永花さん(中国出身・登米市在住)、ジャマイカ料理のお店を経営するリチャーズ・ケビンさん(大崎市在住)、そしてアケボノさんに登壇してもらい、それぞれの「お仕事」の話や、仕事以外の地域活動についてご紹介いただきました。
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それぞれ、仕事だけでなく、料理教室の講師、外国語相談員、セミナーでの講演、交流イベントの企画、地元の市民団体の役員など、実にさまざまな活動に取り組んでいて、ちょっとびっくりです。
永花さんなんて、職場の人に「部活動が多い」と言われているのだとか(笑)・・・あ、でもこれは決して嫌味や皮肉ではなく、快く送り出してくれているそうです。そういう理解のある人に恵まれているのもいいことですね。

今回のシンポジウムのテーマは「地域の未来を拓く外国人市民の力」としましたが、ご登壇いただいた方々は、それぞれ、まず「働く」ことで社会を支える側になっているし、また、仕事以外でも、得意なことや好きなことを活かして、さまざまな形で地域を活性化している人たちだ、ということがよくわかりました。

このように、海外出身者の持っている「力」を十分に発揮してもらうことが、「地域の未来」をより明るい方向に持っていく大切な「鍵」の一つになっているのだと思います。
そのことに改めて気付かされた今回のシンポジウムでした。

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(今年度のシンポジウムでも地元大崎市の市長さんがご登壇くださいました。)

※写真は全て県国際企画課提供。

(OZ)


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